20Sep
よく相場は生き物といいますが、トレードする人間の心理に目標意識があることは、相場にもそれがあることを意味しています。ランダムに動いて見えるのは、そこに目標意識の交錯があるからです。
分足にイチャモンつけられながら、なんだかんだいってA地点からB地点まで進む。
[youtube id=”q_MdnL0TMtw”]
もちろん、A地点からB地点へ一直線に突き進むことはありませんが、相場には目標意識があるように思えます。4時間足クラス以上の時間足を見ると、一週間の中でレジスタンスからサポート、そしてサポートからレジスタンスと、なんだかんだ言いながら目標達成しているのがわかります。
デイトレードは、なんだかんだとイチャモンをつけてくる分足のレジサポを意識しながら、大きな流れの中をトレードするわけです。
ユーロ円は、上は日足ネックラインのレジスタンス、下は4時間足135円&強者の値サポートに注目。
先週、ネックライン(D1-neck2)を下抜き、返ってきた波がネックライン(D1-neck3)でレジスタンスされたところからスタートしました。
どちらにしても、日足はレンジ気味なので4時間足にレジサポで今週動きそうな範囲を想定します。
今週は、日足ネックライン(D1-neck3)から売るというシナリオ。日足は高値、安値を切下げているので、ここでレジスタンスされる可能性が高いです。
日足ネックライン(D1-neck3)からのショートの目標は、4時間足サポートH4-Z1(大陰線強者の値と135円)です。
4時間足サポートH4-Z1の目標到達後は買いが入りますが、日足ネックライン(D1-neck3)の間でレンジなりそうな気配でした。
4時間足は日足ネックライン(D1-neck3)の高値を更新しましたが、RSIを見るとダイバージェンスしています。上ヒゲを見ても上昇の勢いが強くないのがわかります。
①大きな上昇波があったので日足ネックライン(D1-neck3)までの押し目買いをします。
②日足ネックライン(D1-neck3)で下目線切り替えてのショート。
③日足ネックライン(D1-neck3)からの売りを受けての戻り売り。
④4時間足サポート(H4-Z1)から、上目線切り替えてのロング。
⑤③からの売りを受けての戻り売り、安値④を試しに行く動き狙いのショート。
⑥4時間サポート(H4-Z1)安値切上げロング。
※青丸、赤丸はエントリーポイント参考例
⑦4時間サポート(H4-Z1)からの押し目買い、日足ネックライン(D1-neck3)からの下降波と攻防するところなので注意!
⑧日足ネックライン(D1-neck3)到達、今度は下目線に切り替えましたが、下振りフェイクが押し目となり、さらに上昇しました。
⑨日足ネックライン(D1-neck3)を更新しましたが、上昇の勢いは弱いのがわかります。下目線にしてショート。
⑩モミ合い(M15-moni)は⑦で高値を更新させた重要ゾーン、ここを下抜いたのでショート。買いの損切り&新規売りというツインパワーで下落しました。
※青丸、赤丸はエントリーポイント参考例
ユーロドル、上は日足レジスタンス、下は4時間足強者の値サポートに注目。
日足押し目買い候補(D1-N1)からの押し目買いが高値を更新したところからのスタート。
上昇した場合、気になるのは、何度も上値を止められている日足レジスタンス(D1-1)、下は4時間足の強者の値(H4-1)です。
Cエリアは下降波の半値&4時間足レジスタンス(H4-3)と上昇波がぶつかるところ、レンジになりやすいので注意!
Cエリアを下抜けば、4時間足大陰線の起点(H4-2)をブレイクさせた4時間足強者の値(H4-1)まで下落します。
4時間足強者の値(H4-1)のサポートを確認してからの上昇、日足レジスタンス(D1-1)まで到達しました。
①強い上昇波があったので押し目買い。15分足では高値を抜けましたが4時間足では上ヒゲ、下降波半値、売り圧力の強さが伺えます。
②下降波半値&4時間足レジスタンス(H4-3)はレジスタンスされたのを確認してからのショート。
③強者の値からのロング、利食い&新規買いのツインパワーで上昇、これは押し目候補までの下落を取るトレードに対しては逆張りになるので伸びたところでもらうようにしましょう。
その後、ダブルボトムが失敗してからのショートは、青丸でのロング損切り&ロング建値逃げ&新規戻り売りのトリプルパワーで力強く下落しました。
④4時間足強者の値(H4-1)サポートから上目線にしてのロング。
※青丸、赤丸はエントリーポイント参考例
⑤4時間足強者の値(H4-1)サポートからの上昇波が日足レジスタンス(D1-1)に到達、目標達成したので、今度は下目線にしてショート。
※青丸、赤丸はエントリーポイント参考例
今日のまとめ
シングルモニターの場合、どのようにチャート表示すればいいかというご質問を頂きました。表示する時間足についてはトレードするスケールにより個人差があり、正解はないのでお答えできませんが、あまり多くの時間足を表示するとチャートの左が見えないので4分割表示位がベターかと思います。
モニターは2枚あると色々便利なので、余裕のある方はデュアルモニター化を強くおすすめします。こちらの記事でご紹介しています。
ちなみにWin10にはマルチデスクトップ機能が標準搭載されているのでWin7,Win8の方は無料アップデートする方法もアリかと。Win10にしたくない方にはシングルモニターを擬似的にマルチモニター化するWindowsPagerというフリーソフトを見つけましたのでシェアします。これを使えば4つのデスクトップ画面を自由に行き来できるので、あたかもモニターが4枚あるような感じになります。切り替えはタスクトレイで操作できます(Ctrl+Windowsキー+左右矢印キーでの切り替えも可能)
上記サイトの下部にある「Free download」をクリックして下さい。
◆お断り◆
この動画は教育目的で制作されたものです。相場についての個人の見解を過去のチャートから解説したものであり未来の利益を保証するものではありません。売買取引についての判断は一切行っておりませんので、投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分に考慮の上、ご自身でご判断ください。
読者の皆様にとって有意義なコメント欄にするためにご協力をよろしくお願いいたします。記事内容に関するご質問やご意見、有り難い応援メッセージは下のコメント欄をご利用ください、頑張って返信させていただきます。記事内容以外のコメントに関してはお答えできないことがございますのでご了承ください。また、FXとは無関係なコメントに関しては掲載いたしませんのでご了承ください。
※コメントを「読者さまの声」としてブログや動画に掲載させていただくことがございます。
関連記事
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (5)
Non様
お世話になります。
先週はEUR/JPYでのダブルボトムのネックラインブレイクし
プルバックを待ってエントリー出来た事や守破離でエントリー出来て良かったと思っていたのですが、動画での解説ではかなりエントリーポイントがあったようですね。
観察不足、注意力不足….全くまだまだでした….
ちょっと分かって来たかな、と思っていた自分が情け無いです。
「複眼で見る」という話しがありましたが、
時間足だけでなく 複数のレジサポ、他の関連通貨の動き、
それらを複数のモニターで確認したほうがわかりやすいということですね。
私はパソコンの他に携帯電話を2つ使っています。1つはエントリー専用ですね。
iPhoneだとパソコンに負けないぐらいの高機能のチャートが見れて便利ですよ。
次はiphoneにしてみます。
拝見させていただきました。
目標というのはよく耳にしていましたが、正直何をもってそう判断するのかピンときませんでした。
上位足の流れ、値動きの指向性、目標となるライン、など微妙な違いがありはっきり区別出来ていません。
まだまだですが、今回のお話しで一歩前進したかなと思います。
差し当たっては相場の転換を値動きから察知できるようになることと、どっちに行きたがっているのか指向性を感じ取ること。
この辺に集中していければと感じています。
素晴らしい気付きをありがとうございました。
>デイトレードは、なんだかんだとイチャモンをつけてくる分足のレジサポを意識しながら、
大きな流れの中をトレードするわけです。
⇒的確な表現でこれに尽きると思いました(笑)
常々意識することでトレードに生かせそうに感じました。