16Sep
週刊チャートナビ451回(2023.09.11~2023.09.15)は、今週のドル円・ユーロドル・ポンドドルの環境認識と攻略ポイントの解説。「今週の深掘り」ではトレードに役立つケース・スタディをします。
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ドル円
今週の見通し
概要
- 雇用統計の安値が押し目になり、11.10大陰線高値のMトップを崩した。1998年高値で一旦、調整されたが、金曜日の押し目買いで高値更新が目前。
- 重要経済指標:米CPI・米小売売上高
売り手の注目
- 日足上昇チャネル高値周辺のレジスト。
- 1998年高値のレジスト。
買い手の注目
- 前回高値の更新で150.00を目指す上昇相相場が継続。
- 先週陽線の坊主。
- 4時間足上昇チャネルのサポート。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 149.00 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 雇用統計の安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
①1998年高値のMMトップ形成で、4時間足チャネル安値へ下値試しショート。②日足上昇チャネル高値付近の到達でショート検討。
4時間足ブルの視点
上位足の上昇相場背景。①先週高値抜けで149.00周辺へロング。②先週高値で調整後、4時間足上昇チャネル安値への下値試しからロング。
今週の値動き
今週は植田日銀総裁の発言により、窓を下に大きく開けてスタートしましたが、当初のイメージ通りに、1998年高値Mトップ形成の値動きとなりました。
今週の攻略ポイント
1998年高値Mトップをトレース。
大局的には上昇相場、11.10高値を先週の陽線が突破しましたが、1998年高値との対決も想定されました。そのため、植田日銀総裁の発言によってできた、月曜日の安値を仮のネックラインとして、1998年高値Mトップ形成の値動きをトレースしました。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.1998年高値にMトップ形成。
09/11月曜
- 上位足上昇相場背景、11.10高値を更新後、先週高値(≒1998年高値)にアタック中。
- 先週高値MMトップ(仮ネックは11.10高値)のイメージも持っておく。
ベアの視点:先週高値のレジストで147.00へショート。
ブルの視点:①あっさり先週高値を上抜けば流れについていく。②147.00のサポートで、先週高値へ押し目買い。
- 東京時間、週明けのドル円は大きな窓を開けて始まりました。植田日銀総裁のマイナス金利解除示唆発言に市場が反応し、早朝から円高となり、一時145.90円まで下落。
- ロンドン時間、先週安値+4時間足上昇チャネル安値+日足MA21のサポート確認後、15分足MA21と1時間足MA21の乖離を狙って、3本目の4時間足陽転で青1ロング、147.00タッチでアウト。
09/12火曜
昨日は植田日銀総裁発言によって早朝から円高になったが、値動きとしては、週明け早々に4時間足上昇チャネル安値を試す動きになったとみている。
ベアの視点:先週安値+4時間足上昇チャネル安値のサポート崩れで145.00へショート。
ブルの視点:雇用統計安値から先週安値への安値切上げで押し目買い。
4時間足上昇チャネル安値への下値試しが弱く、二番天井へのロングは見送り。
09/13水曜 米CPI
CPI前のポジション調整ぽい動きで、月曜日の戻り高値まで戻された。
ベアの視点:1998高値ブロックの下降3波を、月曜戻り高値から戻り売り。
ブルの視点:4時間足上昇チャネル安値への下値試しを受け、雇用統計安値からの安値切上げで押し目買い。
- 東京・ロンドン時間、米CPI待ち。
- NY時間、米CPIで60ピプスのハラミを形成、ハラミ足の中央で持ち合ってノーポジ。
09/14木曜 米小売売上高
米CPIで先週高値の下に60ピプスのハラミ足を形成。現在はその真ん中で浮動中。
ベアの視点:先週高値付近のレジストで4時間足上昇チャネル安値へショート。
ブルの視点:CPI安値のサポートでCPI高値へロング。
1998年高値に二番天井を待ってノーポジ。
09/15金曜
1998年高値(≒先週高値)に二番天井を形成中。
ベアの視点:CPI高値周辺のレジストで4時間足上昇チャネル安値へショート。
ブルの視点:①4時間足上昇チャネル安値への下値試しからのロング。②二番天井の崩れでロング。
- 東京時間、二番天井の崩れ狙い、147.50の持ち合い上放れで青1ロング。
- ロンドン時間、先週高値手前の持ち合いを確認後、金曜日で上昇の勢いナシとみて、3本目の4時間陽線クローズでアウト。
ユーロドル
今週の見通し
概要
- 4時間足下降チャネルで下降中だが、5月安値が意識され、日足レベルの底値がつくられてもおかしくない状況。
- 重要経済指標:米CPI・米小売売上高・ECB政策金利+ラガルド会見
売り手の注目
7月安値更新で、日足ダウが下目線になった。
買い手の注目
先週安値と5月安値のサポート帯(日足レベルで底値を固める可能性アリ)
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 雇用統計の高値 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 5月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
①下降トレンドを戻り売り。②TR下段のサポートで、日足の底値固めに移行すれば、仮ネックを設定して底値圏レンジ戦略。
4時間足ブルの視点
①下降トレンドの戻りをロング。②TR下段のサポートで、日足の底値固めに移行すれば、仮ネックを設定して底値圏レンジ戦略。
今週の値動き
8月安値の下に下降フラッグをつくり、木曜日のECB政策金利の発表をきっかけに5月安値まで戻り売られました。
今週の攻略ポイント
下値追いの安値掴みに警戒。
今週はTR下段(先週安値と5月安値の区間)を日足のサポート帯とみて、先週安値Wボトムと5月安値まで戻り売られる2パターンをイメージしました。
火曜日の安値切上げから「下降フラッグ」を疑い始めましたが、テクニカルの売り場とECB政策金利発表のタイミングが重なりチャンスを逃してしまいました。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.先週安値での底値固め。
フェーズ2.下降フラッグの完成。
09/11月曜
4時間足下降チャネルで下落中だが、TR下段をサポートに、日足レベルの底値がつくられてもおかしくない状況。
ベアの視点:金曜高値のレジストで先週安値へ戻り売り検討。
ブルの視点:先週安値付近のサポートで金曜高値へロング。
東京時間、先週安値への「窓埋め」は起きず、一番底からは買えなかった。
09/12火曜
先週安値と8月安値に80ピプス幅のWボトムをイメージ。
ベアの視点:8月安値付近のレジストで、先週安値二番底へ戻り売り。
ブルの視点:8月安値付近の戻り目崩れで、先週高値への全戻しロング検討。
- 東京時間、8月安値裏の強い反発を確認後、戻りネック割れで赤1ショート。
- NY時間、安値を切上げ始めて撤退。この値動きで「フラッグ」を疑い始める。
09/13水曜 米CPI
先週安値と8月安値の80ピプスを底値圏とみる。
ベアの視点:①8月安値裏のレジストで先週安値へ戻り売り。②9.5強者の高値まで買われれば戻り売り検討。
ブルの視点:8月安値付近の戻り目崩れで先週高値へロング(9.5強者の高値に注意)
- 東京・ロンドン時間は米CPI待ち。
- NY時間、米CPIで50ピプスのハラミ足を形成、ハラミ足の中央で持ち合ってノーポジ。
09/14木曜 ECB政策金利+ラガルド会見
米CPIで8月安値の下に50ピプスのハラミを形成、現在はその真ん中で浮動中。
ベアの視点:①CPI安値のサポート崩れで先週安値抜きショート。②CPI高値のレジストでCPI安値へショート。
ブルの視点:①CPI安値のサポートでCPI高値へロング。②CPI高値の崩れで9.5強者の高値へロング。
- 東京・ロンドン時間はECB政策金利の発表待ち。
- NY時間、ECB政策金利発表後、市場予想外の利上げに買いで反応するも1.0750で頭を抑えられて直ぐに反落、利上げでユーロ安になる動きになりショートは見送り。
09/15金曜
昨日のECB下降波で8月安値下に下降フラッグが完成。
ベアの視点:①ECB下降波を5月安値へ戻り売り。②5月安値のサポート崩れでショート。
ブルの視点:5月安値のサポートでECB下降波の戻りをロング。
- 東京時間、ECB下降波戻り目へのロングは、1時間足MA21でレジストされるリスクがあり見送り。
- NY時間、ECB下降波戻り目の先週安値裏に到達。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
日足の押し安値の1.2600を下回り、日足ダウが下目線になったが、200日MAと日足上昇チャネル安値のサポート候補に到達。
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
- 1.2600抜きの先週大陰線と日足上昇チャネル安値+200日移動平均線の攻防でレンジ化するかもしれない。
- 重要経済指標:米CPI・英GDP・ECB政策金利
売り手の注目
先週陰線が日足押し安値の1.2600を完全にブレイク。
買い手の注目
日足上昇チャネル安値と200日MAのサポート。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 先週高値 |
TR中段 | 9.6戻りi高値と先週安値 |
TR下段㊦ | 6月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
先週安値での底値固めレンジ戦略。①先週陰線を先週安値へ戻り売り。②先週安値のサポート崩れで6月安値へショート。
4時間足ブルの視点
先週安値での底値固めレンジ戦略。①先週安値のサポートで仮ネックへの戻りをロング。②先週安値に二番底を待ってロング。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
日足上昇チャネル安値+200日移動平均線のサポートの影響で、先週安値に底値を固め始めたが、木曜日のECB利上げによる急落で底値が崩れ、金曜日に6月安値に向けて戻り売られました。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
日足上昇チャネル安値+200日移動平均線のWサポートを注視。
日足の上昇チャネル安値と200日移動平均線が近くに位置していたため、先週安値での底値固めの動きをトレースする戦略を立てました。
6月安値を仮のネックラインとして、先週の大幅下落に対して売りポジションを取り、先週の最安値での反発に対しては買いポジションを取りました。
日足上昇チャネル+200日移動平均線のサポートを注視したため、木曜日のECB利上げによる急落には対応できませんでした。
毎日の攻略ポイント
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
フェーズ1.先週安値での底値固め。
月曜日の早朝、先週安値一番底から6月安値(仮ネック)への戻りは見送り。
火曜日の東京時間、月曜高値からの高値切下げ、戻りネック割れで赤1ショート、先週安値から安値を切上げ始めたので撤退。
水曜日は二番底でのロング。米CPIによる下値試しから、1分足を使って青1ロング、翌日、高値を更新できずに3本目の4時間陰線クローズで撤退。
フェーズ2.先週安値の二番底崩れ。
月曜日の高値から水曜日の高値へと高値を切下げてはいたが、ECB政策金利発表以降のポンド売りに自信が持てずノーポジ。
金曜日に先週安値のレジストで赤1戻り売り、月足MA21に阻まれ6月安値まで持ちきれなかった。
今週の深堀り
複雑なチャート分析を行ったからと言って、勝率が必ず上がるわけではありません。むしろ、トレードを複雑に考えれば考えるほど、勝率は落ち、負けたときの原因追及も難しくなります。
今回はトレードを単純化するコツについて説明していきます。
1.2つの単純さ
2.常に二者択一
3.ケース・スタディ
まとめ
1.2つの単純さ
トレードにおける単純さには、2つの側面があります。一方は「安易な単純さ」であり、もう一方は「本質的な単純さ」です。これら2つの単純さは対照的な性質を持ち、大きく異なります。
FXを始めた初期に、ボクは「安易な単純さ」に引かれ、短期間で利益を出す方法を模索しました。何より、これらの方法を学ぶために基本的な知識が不要で、テクニックを習得し、すぐに実戦投入できる魅力がありました。
ボクが最初に試みたテクニックは、「5分足と1分足のボリンジャーバンド±2σ逆張り戦略」でした。この戦略はレンジ相場では効果があるものの、上位足にトレンドが出ると全く機能せず、含み損が増える一方でした。その後、含み損を回収しようとしてマーチンゲールといったギャンブル的手法に頼ることとなりました。
この失敗経験から学んだことは、全能のトレード手法は存在しないということでした。そして、重要なのはトレード手法ではなく、上位足からの相場環境を見極める能力であるということです。
伝統的な手法の中には、移動平均線の短期と中期のクロスで売買するものがあります。以前のボクは、このような方法で勝てるなら誰も苦労などしないと考えていました。しかし、現在ではこの考え方があまりにも浅はかだったと認識しています。
確かに、移動平均線のクロスごとにポジションを持つことは損失を招くでしょう。しかし、この手法が適している相場環境を選べば、ちゃんと機能します。つまり、トレード手法やテクニックを使用する場合でも、FXの基本的な理解である「複数の時間足を総合的に分析する能力」が不可欠であるということです。
基礎や基本が、初心者向けで簡単だというのは誤った考え方です。実際には、これらを習得するには継続的な練習が必要であり、一度覚えただけでは不十分で、繰り返し徹底的に刷り込む必要があります。ある意味で、本質的な単純さを追求することは、余計な要素を排除し、最も進化した究極に到達することを意味します。
シンプルさは究極の洗練です。
トレードの単純さを求めるこれら2つのアプローチは相容れないものであり、早めに気付いて正しい方向に向かうべきです。
2.常に二者択一
トレードは「売り」と「買い」の二者択一ですが、その選択のタイミングは無限で、トレードを複雑にしています。実際の事象に対して、どのように判断すべきか、どの要素を組み合わせるべきか、選択肢が多すぎて迷ってしまうのです。
そこで、ボクはトレードのタイミングを「ここで売る」と「ここで買う」の二者択一に落しどころを絞ることにしました。それには、現在の相場をけん引している、ブル(買い方)とベア(売り方)、それぞれの「本陣」を見つけることです。
なぜなら、これらの本陣を把握することで、その拠点が守られるか、あるいは破られるかを判断し、勝者側に立つことができるからです。お互いの本陣を把握することで、最前線での戦闘を事前に予測し、適切な行動をとることも可能です。
また、さらに発展させるなら、最前線が本陣から離れている場合、これを利用して勝者の側について相手の本陣に攻め込むこともできます。
ボクの場合、主にこれらの本陣を見極めるために、ダウ理論、移動平均線、ラインの3つのテクニカルツールを活用しています。これらのツールはトレーダーの間で非常に一般的であり、信頼性が高いと感じています。
2.ケーススタディ
ドル円は150円を目指す上昇相場と見ていますが、高値の更新幅が小さく、上値も重い気配があるため、1998年高値(今週の本陣)とするMトップ形成の動きを考慮しました。
4時間足の上昇チャネル安値(今週の本陣)でサポートされ、高値を更新しているため、ダウ理論的に言えば買い優勢です。しかし、4時間足のチャネル安値を下回ると、日足の上昇チャネル安値に向かって下落する可能性が高まるため、注意が必要です。
ユーロドルは週足レベルの戻り売り圧力が強く、7月の安値を下回り、ダウ理論的に売りが優勢であると言えます。
ただし、近くに5月の安値(今週の本陣)がサポートとして存在しており、売りを検討する場合でも、安値掴みのリスクがあることを認識する必要があります。
GBPUSD 4時間足
ポンドドルは、日足の押し安値1.2600を下回り、ダウ理論的には売りが優勢であると言えました。
しかしながら、日足の上昇チャネル安値と200日移動平均線によるサポート(今週の本陣)が考えられる状況です。したがって、日足の上昇チャネル安値と200日移動平均線に達するまでショートし、その後の値動きを注意深く観察することとしました。
まとめ(現実主義と現実主義)
FX初心者は皆、理想主義者(ロマンチスト)です。自分の望む、たったひとつの理想を相場にぶつけてしまって、砕け散ります。これに対して、ベテランは現実主義者(リアリスト)で、現実に即して考えます。
ここで言う現実とは、目の前の出来事の「背景」のことです。つまり、現実主義者(リアリスト)とは、出来事の背後にあるさまざまな立場や考えの違いを理解できる人だと思います。異なる意見を持つ双方が、納得せざるをえない「落しどころ」を見つけ、ポジションを持てば勝ちやすいです。
最近、美しい阿蘇の山肌が真っ黒なソーラーパネルに覆われている画像をニュースで見ました。ソーラー発電のような再エネはCO2を出さず環境に良いとされながら、その環境そのものを破壊している姿を見て、理想と現実のズレを感じました。再エネによる環境改善という理想を求めて、現実は環境を壊しています。
最近、山を歩くようになって改めて感じているのは、日本は狭い国土に四季折々の美しい景観がコンパクトに収まった世界に類を見ない国だということです。円安効果で日本への旅行者が増えていますが、観光地のオーバーツーリズムが問題化していますので、日本各地の文化を、海外の富裕層に知ってもらう体験型のアドベンチャーツアーが盛んになるでしょう。そのとき、美しい山々が太陽光パネルで真っ黒になっていたら、訪れた旅行者はさぞかしガッカリするでしょうね。日本には素晴らしい観光資源があるのだから、もっと現実を見ろ! 現実に即して考えてくれ! と思います。
来週の相場観
ドル円
概要
- 大局は上昇相場だが150円が近づくにつれ、高値更新幅が小さく上値の重い印象。
- 重要経済指標:各国中銀(FOMC・BOE・BOJ)の発表に注目が集まる。
売り手の注目
1998年高値でレジストされれば、下値を試す展開になりやすい。
買い手の注目
- 1998年高値二番天井が崩れかけてる。
- 先週陽線の長い下髭が買い圧力の強さを示唆。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 150.00 |
中段 | 先週高安 |
下段㊦ | 9月安値(雇用統計安値) |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
上値の重さが背景。1998年高値Mトップ×4時間足上昇チャネル安値割れで、先週安値へ下値試しショート。
4時間足ブルの視点
大局の上昇相場が背景。1998高値二番天井崩れで、150.00に向けて上昇波をフォロー。
ユーロドル
概要
- 7月安値を下回り、日足のダウが下目線になったが、週足押し安値の5月安値に到達。
- 5月安値(週足押し安値)のサポートと4時間足下降チャネル内の下降トレンドの攻防。
- 重要経済指標:各国中銀ウイーク(FOMC)・欧消費者物価指数
売り手の注目
- 日足のダウは下目線。
- 4時間足下降チャネル内に下降トレンド発生中。
買い手の注目
5月安値(週足押し安値)のサポート。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 9月高値(雇用統計高値) |
中段 | 先週高安(安値:5月安値) |
下段㊦ | 1月安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
下降トレンドが背景。①ECB下降波を5月安値へ戻り売り。②5月安値のサポート崩れで、1月安値へショート。
4時間足ブルの視点
5月安値のサポートが背景。①Wボトム、あるいは、逆三尊天井を先週高値へトレース。
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コメント
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コメント (6)
いつもご教授頂き有難うございます。本質的と安易2つの単純化はしっかり気づいてなければならないことだと思いました。3尊出たから売り、ダブルトップのネックを割れたから売り、インジやオシレーターのシグナル等のマニュアルの暗記。映像やラジオ等でのストラテジストの見解を丸飲み、季節や時間帯等によるアノマリーを信じ込む等上げればいくつも出てきます。動画でも解説されてましたように肝心なのはその背景を解ってるかということです。その為には自分自身での検証や深掘りといったものが必要だと思います。トレードは簡単だとよく言われますが実は難しいとも言われます。勝てない人はその難しさをこねくり回してもっとややこしくするためどんどんドツボにハマっていきますし、実績を残せる人は難しいものをきちんと簡略化できるのだと思います。そうなる為には日々研究しかありませんし、その為に迷晴れfxの動画もあると思います。いろんな知識を詰め込みすぎてかえってわからなくなる時期も当然あるかと思いますが、楽をして成功に辿り着く方法はありませんし、諦めずに研究し続けてれば必ずスッキリまとまってくると思います。自分もまだ道半ばですが本質的な単純化をより一層できるよう日々努力していきたいと思います。
おつかれさまです。
井上ひさしさんの言葉。
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」
「むずかしいことをやさしく」
これこそ、モノゴトを好循環させるコツですよね。
今週もお疲れ様でした。
当面ドル一強だろうということで、ユーロドルを1.10から、ポンドドルを1.28からキリ番ショートしてホールドしているのですがいつまで続くのやら。
短期トレードはやりにくい状況じゃないかな、と久々に覗いてみたら流石マヨ晴さん。こういう時にもコンスタントに利益を上げるとはお見事です。
去年の今頃に現在の日本株高を予想できていたらそっちに突っ込んだ方がよかったのになー、と思ったのですが結果的に円安効果で不動産が調子良くなったので結果オーライ。
70年代、2000年代の様な円高は回避されている為、私も資産の目減りは回避できています。つくづく、自分を信用しなくてよかったと思います。現金(日本円)に戻すのはもう少し待とう。
FXをやるようになってからつくづく思うのですが、マヨ晴れさんの言う通り「ややこしくしない」ってのは重要だと実感します。
この「ややこしくしない」ってのは深く考察する価値があると思います。
私も最初、オプション(売りコール)を知ったとき「なんでみんなこれやらないの?」って思いました。
簡単に理屈を言うと…
「常態的に iv(予想ボラティリティ)> hv(実際のボラティリティ)だからカバードコール(売りオプション)を持つことは現物ホールドのみより優位性がある」
ということ。コレをもっともっと分かりやすくいうと…
「人間ってのはリスクを過大評価しがちで、結果相場は上下しがちだから現物ホールドだけじゃなく空売りもやっとけ。」
みたいな感じです。
要するに、マヨ晴れさんをはじめとしたFX短期トレーダーが日々行なっていることをあらゆる相場でやればいいということなのですが、これがまあ大半の投資家、特に株式投資を学んだ者には上手くいかない。何故なら「機会喪失」に耐えられないからです。
大抵経験することですが、プット売りが刺さらず現物があれよあれよと上昇したり(素直に成り行きで買っていれば…)、コール売った瞬間好材料が出て現物がぶっ飛んだりと、株式投資家あるあるをより経験しまくります。FXでもよくあるやつですね。
この現象が起こるのは、昨今の株式市場の様に相場環境が良かったからこそ起こることなのですが”株式ガチホ勢(又はS&P一点張り原理主義者)“からすると「やっちまった〜。追加で買っておけば〜😭」ってなる訳です。やってらんない🥺
こういう状態を回避するにはどうすればいいのか?
というより、買いと売りを繰り返しながら相場から利益を抜き続けるにはどうすれば良いのか?
これにはマーケットを経済や政治情勢に紐づけて演繹的に理解するのではなく、過去の事象から帰納法的に推察して波動予測をするしかないのではないかと思います。
簡単にいうと「見たままに、過去にそうなった通りに類型を推察してベットする」ということです。
これが本当に、言うは易し行うは難しですね。
だってiv(予想ボラティリティ)>hv(実際のボラティリティ)な訳ですから、「私達はリスクを過大評価する≒過去の類型推察を正しく出来ない」という状態に陥り、次に起こる波の形を捉えることを難しくしてしまうのだと思います。
更にここにヒトの心的要素が加われば問題は更に複雑化する。その状態なったらもう勝てない。
利益を上げるために必要なことは極めて単純なことです。
自身のロジカルな思考とヒトの持つギャンブル好きな性質が結びついて利益を取り出し続けることを難しくしてしまっていることに気付いたとき、初めてトレーダーへの道が開けるのだと思います。
マヨ晴さんの言う「複合的に波を見る」だって要素の組み合わせだから、波の性質を複雑に見る(ある波に意味を与えようとする)訳ではないですからね。二次関数も四次関数もどっちも”曲線“には変わりないですから傾きと向かう方向は算出出来ます。
機会喪失が起きても淡々と過去の類型を繰り返す。ある程度身についてはきましたが、繰り返すのは大変だなと思った2、3年でした。
でもやっぱり、株式:米ドル:その他=4:3:3が心地よいという自分の限界も垣間見えます。(あー、今年に入って日本株買っておけばなー)
いつも興味深く拝見しております。
今回のコメントから、自分自身の脳内が短期トレードの発想に占拠されてることに気づかされました。「当面、ドルが強いだろう」との予測に基づいて、ユーロドルを1.10から、ポンドドルを1.28からキリ番でショートしてホールドするという発想はボクにはありませんでした。
過去のコメントでも演繹法と帰納法について触れられてますが、演繹法的なアプローチもまた重要であることを理解しています。これらのアプローチを組み合わせ、より包括的に相場を分析することができれば理想ですが、MTF分析のようにスッキリとはいかなそうです。
迷晴れさん、こんばんは(*^-^*)
大変ご無沙汰してます(;^_^A
動画は毎回視させていただいてます!
自然農法の畑を始めて二年目に突入し、この夏は草刈りばかりしていました。
コメントずっと出来ずだったのですが、迷晴れさんがソーラーパネルのお話をされていたのがとても気になってコメントさせてもらいました(ちょっと遅くなりましたが…)。
うちの山の畑のまわりもソーラーパネルでいっぱいです。
あれ、私も見るたびに心が痛くなります。
迷晴れさんの雑談大好きです。
また聴けたら嬉しいなぁ~(*^-^*)
今年の夏は異常に暑かったですね。
少し秋を感じられるようになってきましたが、まだ暑さも続くかと思いますでお体ご自愛くださいね。
いつも楽しみにしています。
今回も動画をありがとうございましたm(__)m
たぁたさん、お久しぶりです。
自然農法は草刈りや虫取りが大変そうですが、他の野菜と比べて栄養価が非常に高いと言われています。近所のお兄ちゃんが取り組んでいるので、時々、彼から購入しますが、その野菜の味わいが非常に濃厚です。何よりも、作り手から直接購入できることに感謝の気持ちを込めて食べています。
今年の夏は本当に暑かったですね。ただ、今朝は非常に涼しく、秋の訪れを感じています。