16Nov
週刊チャートナビ509回(2024.11.11-2024.11.15)。今週の相場(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)の振り返りと、「今週の深堀り」では、今後のトレードに役立つ情報を、今週の相場からケース・スタディします。
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ドル円
今週の見通し
概要
- 140円からの”強気相場”は大統領選が終わって終了。
- トランプ政権が始まる来年の1月後半まで”調整”による下落が続くかもしれない。
- 11/6開票日の急騰が155円を試したが、手前で反転して利益確定の売りで急落。
- 11/6開票日の上昇波押し目買いVS155円レジスタンス
- 11/6開票日の急騰で10月高値をブレイクしたが”オーバー・シュート(11月足の上髭)”する可能性がある。1
- 重要経済指標:米CPI・米小売売上高
売り手の注目
- 米大統領選終了で、先週高安に天井形成の疑い。
- 10月陽線終値の152円クローズ
買い手の注目
- 米大統領選終了で、先週高安に天井形成の疑い。
- 日足SMA21のサポート
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 先週高値(≒155.00) |
TR中段 | 152.00と先週安値 |
TR下段㊦ | 150.00 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
155円のレジスタンスが背景①152.00から先週安値のサポート崩れで150.00へショート②10月高値を試せば”三尊天井”狙いのショート。
4時間足ブルの視点
11/6上昇波をフォロー①152.00から先週安値のサポートで、10月高値へ押し目買い。
今週の攻略ポイント
米10年債利回りの上昇で155円を突破!
今週の攻略ポイントは、”米10年債利回り”の上昇を受けたドル買いを意識する。
先回の週ナビでお伝えしたが、米10年債の利回り(長期金利)と米ドルは連動することが多い。
今週は、米大統領選挙も終わり、155円のレジスタンス突破は困難と見て、10月高値に”三尊天井の右肩”を形成する可能性も疑っていましたが、米10年債利回りの上昇が止まらず155円も突破されました。
その後、米10年債利回りが前回高値に達すると、ドル円も156円周辺から下落しました。
毎日の値動き
11/11月曜 米休場
- 11/6大陽線の76.4%まで深く押された。
- 155.00レジスタンスVS11/6上昇波の押し目買い
ベアの視点:①152.00付近のサポート崩れで、先週安値へショート。
ブルの視点:①152.00付近のサポートで10月高値へ押し目買い。
- 東京時間、152.00押し目買い、1時間SMA21反発からの7時コマ足高値抜けで青1ロング。
- ロンドン時間、10月高値でアウト。
11/12火曜
- 11/6上昇波の11/8押し目買いで10月高値まで上昇。
- 10月高値に三尊天井右肩を疑う。
ベアの視点:①10月高値ブロック形成から三尊天井を狙ってショート。
ブルの視点:①11/8押し目買いを先週高値へフォロー。
- 東京時間、10月高値にダブル・トップ待ち。
- ロンドン時間、3番4時間陽線が10月高値ダブル・トップを崩したので、154.00反発からの4番4時間足の陽転で青1ロング。
- NY時間、先週高値でアウト。
11/13水曜 米CPI
11/8押し目買いが先週高値(≒155.00目標値)に到達。
ベアの視点:①155.00に2番天井形成を待ってショート。②155.00の強い反発で逆張りショート。
ブルの視点:①11/8押し目買いを155.00へフォロー。
- 東京・ロンドン時間、155.00にダブル・トップ待ち。
- NY時間、”米CPI”下振りからの上昇スパイクで、急落高値を上抜き返したが、黄1ロングは深夜で見送り。
11/14木曜 パウエル議長発言
11/8押し目買いが155.00を更新。
ベアの視点:①11/8上昇波の”押し戻し”を前日安値へショート。
ブルの視点:①11/8上昇波を押し目買い。(押し目≒前日安値と155.00)
東京時間、押し目が浅くノーポジ、4時間チャネル上限+米10年債利回りも前回高値に到達していた。
11/15金曜 米小売売上高
- 4時間チャネル上限+156.00付近で持ち合い。
- 米10年債利回りが前回高値に到達。
ベアの視点:①11/8上昇波の”押し戻しをショート。
ブルの視点:①156.00付近の持ち合い上放れにつく。
- 東京時間、1時間チャネル上限で反発(=ダマシの三尊天井)を確認後、ネックラインへ赤1ショート。
- ロンドン時間、前日安値+3番4時間足のクローズで半決済。
- NY時間、前日安値の押し目崩れ続落、11/13押し安値でアウト。
ユーロドル
今週の見通し
概要
- 11/6開票日の急落が6月安値を試したが、1.0700で反発してクローズ。
- 11/6開票日の下降波戻り売りVS6月安値サポート
- 11/6開票日の急落で10月安値をブレイクしたが”アンダー・シュート”する可能性もある。
- 重要経済指標:米CPI・米小売売上高
売り手の注目
- 先週陰線終値が10月安値をブレイク
- 日足+4時間足+1時間足SMA21が売りのPO成立
買い手の注目
米大統領選終了で、6月安値に底値形成の疑い。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 先週高値 |
TR中段 | 11/7高値と先週安値 |
TR下段㊦ | 4月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
先週の大陰線をフォロー①先週安値のサポート崩れで4月安値へショート。
4時間足ブルの視点
6月安値のサポートが背景①先週安値の底値固めから11/7高値へロング。②4月安値まで下落すればロング検討。
今週の攻略ポイント
米10年債利回りの上昇でサポートラインを突破!
今週の攻略ポイントは、”米10年債利回り”の上昇を受けたドル買いを意識する。
ドル円の解説でも述べたが、米10年債の利回り(長期金利)とドルは連動することが多い。
今週は、米大統領選挙も終わり、6月安値のサポートを疑っていましたが、米10年債利回りの上昇が止まらず4月安値すらも突破されました。
その後、米10年債利回りが前回高値に達すると、ユーロドルも2023年11月安値付近で持ち合った。
毎日の値動き
11/11月曜 米休場
- 6月安値サポートVS11/6下降波の戻り売り
- 先週陰線終値の10月安値更新で下降トレンド継続。
ベアの視点:①金曜陰線を先週安値へ戻り売り。
ブルの視点:②先週安値の2番底サポートで、11/7高値へロング。
- 東京時間、引き戻し待ち。
- ロンドン時間、先週陰線の10月安値更新を根拠に、1時間SMA21の反発から16時の足で赤1戻り売り、6月安値更新でポジションをホールド。
- 翌日のNY時間、4月安値でアウト。
11/12火曜
11/6下降波の11/7戻り売りが6月安値を更新。
ベアの視点:①11/7戻り売りを4月安値へフォロー。
ブルの視点:①底値形成を待ってロング検討。
- 東京時間、1番4時間足陰線で6月安値の反発を確認後、赤1戻り売り。
- NY時間、4月安値でアウト。
11/13水曜 米CPI
11/6下降波の11/7戻り売りが4月安値(目標値)に到達。
ベアの視点:11/7戻り売りをフォロー①先週安値への引き戻しから戻り売り検討。②4月安値のサポート崩れでショート。
ブルの視点:①4月安値サポートから先週安値へ引き戻しをロング。②4月安値の強い反発で逆張りロング。
- 東京時間、4月安値でダブルボトム待ち。
- ロンドン時間、ダブルボトムからの”引き戻し”を狙った黄1ロングは”米CPI”を控え見送り。
- NY時間、”米CPI”上振りから急落で4月安値を更新。
11/14木曜 欧GDP・パウエル議長発言
11/7戻り売りが4月安値を更新。
ベアの視点:①11/7下降波を戻り売り(戻り目≒前日高値と4月安値)
ブルの視点:①11/7下降波の”引き戻し”を前日高値へロング。
- ロンドン時間、2023年11月安値+4時間チャネル下限を突き抜けたが”ダマシ”を疑う。
- NY時間、4番4時間コマ足で1.0500の反発を確認、ダマシからのV字底を狙った青1ロング。
- 翌朝、建値で撤退アウト。
11/15金曜 米小売売上高
1.0500+4時間チャネル下限で反発を確認。
ベアの視点:①1.0500の2番底崩れでショート。
ブルの視点:①11/7下降波の”引き戻し”を1.0600へロング。
東京時間、2023年11月安値から安値を切り上げてしまったので、黄1の引き戻し狙いロングは見送り。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
100日+200日線サポート由来の上昇波が2023年高値を更新するも、9月高値から”弱気相場”が続き200日線付近まで下落。
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
- 200日線のサポートで先週はコマ足。
- 重要経済指標:米CPI・米小売売上高・英GDP・欧GDP
売り手の注目
- 1.3000の更新で9月高値下降トレンドが発生。
- 日足+4時間+1時間のSMA21が売りのパーフェクト・オーダー。
- 日足SMA21の押さえ
買い手の注目
- 200日線のサポート
- 8月安値のサポート
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2023年高値 |
TR中段 | 先週コマ足高安 |
TR下段㊦ | 8月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
①9月高値下降波の先週高値戻り売りを8月安値へフォロー。
4時間足ブルの視点
①200日線+先週安値のサポートで1.3000抜きのロング。②8月安値の底値固めからロング検討。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
米10年債利回りの上昇で200日線を突破!
今週の攻略ポイントは、”米10年債利回り”の上昇を受けたドル買いを意識する。
ドル円の解説でも述べたが、米10年債の利回り(長期金利)とドル買いは連動することが多い。
今週は、米大統領選挙も終わり、200日線のサポートを疑っていましたが、米10年債利回りの上昇が止まらず、日足が連続陰線になり、8月安値すらも突破しました。
毎日の値動き
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
11/11月曜
- 東京時間、引き戻し待ち。
- ロンドン時間、先週高値の戻り売りをフォロー、1時間SMA21の反発から16時の足で赤1戻り売り。
- 翌日のロンドン時間、200日線の反発を3番4時間足で確認してアウト。
11/12火曜
- ロンドン時間、引き戻し待ち。
- NY時間、先週安値の反発から5番4時間足でショート。
- 翌日の東京時間、引き戻される前にアウト。
11/13水曜
- 東京・ロンドン時間、引き戻し待ち。
- NY時間、米CPI発表後、安値キリアゲライン抜けで赤1戻り売り。
- 翌日のロンドン時間、8月安値でアウト。
今週の深堀り
FXでは、誰もやらないことを、あなただけやっても、全く勝てません。
おそらく、負け続ける原因は、誰もやらないことを、ひたすら、やり続けているからでしょう。
FXで勝ち続けるコツは”トレンド”に乗ることです。
なぜなら、”皆”そうするから。
例えば、上昇相場だったとします。
まだ上がる>もう下がる
上昇の期待感が下降の期待感を上回れば、上昇トレンドが継続。
この上昇の期待感の現れであるトレンドと”フレンド”になれば勝てます。
まだ上がる≒もう下がる
上昇の期待感と下降の期待感が等しければ、持ち合って反転パターンを形成。
まだ上がる<もう下がる
下降の期待感が上昇の期待感を上回れば、トレンドが反転。
これら、ブルとベアの持つ期待感をチャートから読み取るのが裁量トレードの醍醐味です。
ちなみに、トレンド・フォローの手法は、押し目買い(戻り売り)とブレイクアウトの2つしかありません。
トレンドを見定めたら、この2つの手法だけ、ひたすらやり続ければいいだけです。
トレンド・フォローは、あらゆる手法の原点にして頂点です。
しかしながら、押し目買いやブレイクアウトといったテクニックを覚えるだけで勝てるなら誰も苦労しません。
テクニックの前に、押さえるべき”基本ポイント”があります。
1.トレンドを確認する
トレンドの確認方法は、主に2つあります。
1つ目は、高値と安値の切り上がり・切り下がりです。
上昇トレンドでは高値と安値が切り上がり、下降トレンドでは切り下がります。
トレンドの発生条件を勘違いしてる人が結構います。
青1のロングは上昇トレンドの押し目買いですか?
これは、安値を切り上げ(赤ラインの上抜け)ていないので、トレンド・フォローではありません。
青1のロングは、黒点線の戻り高値を上抜き、下降トレンドが終わってはいますが、まだ、上昇トレンドは発生していません。
青2のロングは、安値と高値を共に切り上げているのでトレンド・フォローの押し目買いです。
2つ目は、移動平均線(長中短期)の傾きと位置です。
例えば、短期(Ex.20SMA)と中期(Ex.50SMA)より価格が上にあって、傾きが上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンドと判断できます。
ちなみにボクは上位足の21SMAを長・中・短期の移動平均線としてマルチ表示させています。
例えば、1時間足チャートなら、1時間SMA21(短期)と4時間SMA21(中期)と日足(長期)でトレンドを確認するようにしています。
今週のユーロドルは、1時間足レベルで美しい下降トレンドが出ていて、日足→4時間足→1時間足のSMA21が下向きに並んでいます。
この並び方は”売りのパーフェクト・オーダー(完璧な序列)”で呼ばれていて、トレンド・フォローがベストな戦略となります。
2.トレードの基準にする”トレンド”を選ぶ
そもそも、どんな値動きを狙うのかをイメージできないと平常心でトレードできません。
トレンド・フォローも一緒で、どのトレンドをフォローするのか決めないと話になりません。
初心者はこの段階で迷ってることが多いです。
厳密なルールはありませんが、目安として、
- スキャルピング(超短期売買):1分足、5分足、15分足
- デイトレード(1日内で売買):5分足、15分足、1時間足
- スイングトレード(数日から数週間):1時間足、4時間足、日足
- ポジショントレード(数か月以上):日足、週足、月足
ボクのスタイルは”デイトレード”なので、1時間足や15分足レベル(※主観的)のトレンドを主にフォローしてます。
また、この”基準トレンド”を固定することで、上位足で環境認識、下位足でエントリータイミングを取ることができます。
例えば、青下降トレンドを基準に売る場合、上位足でオレンジ上昇トレンド発生中なのがわかります。
つまり、青下降トレンドのトレンド・フォローは、オレンジ上昇トレンドの押し目候補までの”逆張り”になります。
また、オレンジ上昇トレンドを基準に買う場合、下位足の青下降トレンドのトレンド崩れを待って①で押し目買いすると勝率が高いです。
慣れると、トレンド発生中の時間足に合わせて、環境認識の時間足と、エントリーの時間足を変更することも可能になります。
今週は、日足・4時間足・1時間足レベルが、全て上昇トレンドでした。
移動平均線(SMA21)も、下から長期日足・中期4時間足・短期1時間足と上抜きに並ぶ”買いのパーフェクトオーダー”でした。
フェンダメンタルズ要因(=米長期金利の上昇)も大きいですが、テクニカル的な支えもあって、青上昇トレンドの11/8押し目買いは、155円のラウンドナンバーを突破しました。
今週は、青上昇トレンドの11/8押し目買いによる片波を155円まで狙いました。
移動平均線のパーフェクト・オーダーに気づいていましたが、大統領選挙も終わり、テクニカル的には、10月高値や155円で”調整”があっても、おかしくないと考え、適時利確するようにしました。
12日の青1ロングは、紫上昇トレンドのブレイクアウトで入ってますが、これは10月高値のレジスタンスを警戒してのことです。
事実、10月高値や155円で持ち合いった形跡があるので、まだ上がる≒もう下がるで拮抗が長引けば、一旦、下値を試す動きになった可能性があります。
また、目標値とした155円より高いところでは、155円の更新は想定外なので、利確を含めた急落を警戒してロングしてません。
3.サポートとレジスタンスを基準に考える
トレンド・フォローを誰が、何を根拠に邪魔するのでしょう?
例えば、どらえもんの”もしもボックス”に入って「ドル円の上昇相場が、永遠に続く世界にして!」と叫んだら、どんな世界になるか?
だれも「トレンドはいずれ終わる」という”期待感”を持たなければ、押し戻しもなく、一直線に上昇するチャートになるでしょうね。
そうはならないのは、サポートやレジスタンスがあるからです。
ブルとベアの期待感が拮抗するとろに、サポートやレジスタンスができます。
しかも、一番の問題は、それが時間足ごとに存在していることです。
例えば、オレンジ上昇トレンドを②ブレイクアウト買うと、マゼンダの前回高値にレジスタンスされて高値を掴むリスクがあります。
上昇の期待感が下降の期待感を遥かに上回るとは言い難い状況で、上位足レジスタンスの存在感により、オレンジ上昇トレンドが”反転”を起こす疑いがあります。
また、下位足のサポートやレジスタンスが、一時的な障害となることもあります。
例えば、オレンジ上昇トレンドの③押し目買いは、青下降トレンドの”ラス戻り高値”にレジスタンスされる可能性があります。
オレンジ上昇トレンドの押し目を確認するには、青下降トレンドが終わった①押し目買いのほうが確かといえます。
トレンド・フォローを行うときは、時間足の選び方でトレンドの方向が異なることに注意しないといけません。
そこでボクは、日頃からハラミ(レンジ)を意識しています。
現在地がわからない人を”迷子”といいます。
現在地がわからないから、高いところで買ったり、安いところで売ってしまうわけです。
レンジのトレードは敬遠されがちですが、環境認識としてのレンジは、戦略を立てる基準にできます。
なぜなら、レンジの上限が現在のレジスタンスで、下限が現在のサポートになるので、現在地とのレジサポの関係がわかりやすいのです。
上図はマゼンダ波の高安に孕まれたレンジ相場なことが一目瞭然です。
例えば、マゼンダのボックスレンジが日足なら、オレンジ上昇トレンド①②③のロングは、いずれも、レジスタンス付近での高値切り下げに注意すべきであることがわかります。
あるいは、マゼンダのボックスレンジが4時間足なら、高値を掴む危険性がさらに高いことがわかります。
むしろ、マゼンダのボックスレンジ上限からオレンジ上昇トレンドの反転を狙うほうがベターでしょう。
ユーロドルは2023年高安のレンジ相場で、マゼンダの波に孕まれています。
今週は、6月安値や4月安値といったサポート候補を突き抜け、レンジ下限の2023年安値に迫る勢いでした。
4時間足はオレンジ下降トレンド、1時間足は青下降トレンド発生中で、日足・4時間足・1時間足のSMA21が売りのパーフェクトオーダーでした。
今週は、青下降トレンドの11/7戻り売りによる片波を4月安値まで狙いました。
青下降トレンドの片波を、紫下降トレンドのタイミングで戻り売りました。
トレンド・フォロー手法は至ってシンプルなものです。
しかしながら、その精度を高めるには、トレンドとレンジ、サポートとレジスタンス、複数の波などの見極め力が求められます。
シンプルな道具ほど、それを使う人の技術が求められますが、練習すれば習得できます。
例えるなら、ピアノは誰でも音を出せる楽器ですが、技術がなければ音楽を奏でられないのと同じですね。
参考になれば幸いです!
来週の相場観
ドル円
概要
- 140円起点の”強気相場”は大統領選が終わって終了するだろう。
- トランプ政権が始まる来年の1月後半まで”調整”による下落があるかもしれない。
- 米長期金利の上昇を受け、155円をブレイクしたが、先週陽線終値は155円下でクローズ。
- 11/6上昇波VS日足チャネル上限
- 天井ブロック形成の疑い
- 重要経済指標:日CPI
売り手の注目
- 日足チャネル上限での反発
- 155.00抜けのオーバーシュート疑い
買い手の注目
- 日足上昇チャネル内で上昇相場が継続中
- 日足ミドル・チャネルのサポート
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 先週高値 |
中段 | 11/12安値と11/6大統領選の安値 |
下段㊦ | 150.00 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
①155.00への試しから先週高値下降波を11/12安値へ戻り売り③先週高値ダブルトップでショート検討
4時間足ブルの視点
①11/6上昇波を11/12安値を下限に押し目買い②152.00のサポートでロング検討
ユーロドル
概要
- 8月高値起点の”弱気相場”が、レンジ下限の2023年安値にまもなく到達。
- 米長期金利の上昇を受け、2023年11月安値+日足チャネル下限へ続落。
- 下降相場VS日足レンジ下限
- 11/6下降波VS2023年安値レンジ下限
- 底値ブロック形成の疑い
- 重要経済指標:欧CPI
売り手の注目
日足+4時間足+1時間足SMA21が売りのPO成立
買い手の注目
2023年安値レンジ下限+日足チャネル下限のサポート
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 11/6高値 |
中段 | 11/7高値と先週安値 |
下段㊦ | 2023年安値(=日足レンジ下限) |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
①11/6下降波の引き戻しから戻り売り検討。
4時間足ブルの視点
①先週安値に底値を固めれば、11/6下降波の引き戻しをロング。②2023年安値の反発で利確狙いのロング。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (1)
お疲れ様です!!
今週はすごく簡単なトレードのはずでした!
のはず、なわけで、私は失敗だらけでした。
間違えた要因に、今週はほとんどパソコンの前にいなかったこと。
全体がよく見えてなくて、月曜からのロングを見送ってしまったことを始まりとし、
金曜のショートもロングになっていて。ハロワに行ってたのもあって、そんなときはポジションもつべきではなかったのに。
まるで初心者のような間違いを犯し、自己嫌悪の今です。
こんなので仕事を持ちながらトレードできるんだろうか。。。というのが今の悩みです。