26Mar
FXでもビジネスでも、勝負ごとに強い人は、運気の流れや強さを捉えて、そこに自分を行動を合わせている。
勝負強い人は、どんな思考で行動するのか。
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運とは、その人の意思や努力ではどうしようもない巡り合わせを指しますが、運には運度と流れがあって、勝負強い人は、そういった目には見えないものを感じ取って、うまく活用している気がします。
運そのものは操れないが、運を味方につける行動を選択することならできる。
「運を支配する」というキャッチに惹かれて読んでみたら、トレーダーにも役立つ内容が盛り込まれていた良書でした。桜井氏は麻雀、藤田氏は起業家と、それぞれ畑は違いますが同じ勝負ごとです。
読み終わって思ったのは、トレードも麻雀や起業と同じく勝負の世界、勝負強くなるには、やはり運を味方につけることが大事そうです。自分では操れない運なら、運の流れに沿って自分の選択を変えることぐらいしかできません。
トレードでいうなら確率思考をベースに行動を選択することが、必然的に運を味方につけることにつながります。勝率が50%以下の相場ならなら様子見、80%以上ならリスクを取ってガンガン行く。もちろんエントリーしたあとはどうなるかわかりませんが、最初から何も考えずに運任せでは、ただのギャンブルになってしまいます。
トレードに役立つ7つの金言
photo credit: Seven via photopin (license)
著書「運を支配する」のなかで、特に印象に残った7つのフレーズをご紹介します。
シンプルが一番強い。
僕がプライス・アクションを重要視しているのはシンプルだからです。トレーダーが注目する値段に水平線を引くだけなので、もうこれ以上単純化できません。そして単純だからこそ応用も効きます。スイング、デイトレ、スキャルピング、全てのトレード・スタイルで同様の見方ができますし、エントリーの仕方も変わりません。僕の手法なんて、はっきりいって小学生でも理解できます。
シンプルだから弱いということはありません。逆に相場は複雑に考えると途端に負けだします。正解のない以上、複雑に考えることで精度が上がるものでもありませんし、むしろ下がります。複雑にすればするほど、経験からくる直感の妨げにもなります。シンプルだからこそ直感が働く余地があるのです。
負けの99%は自滅である。
負ける理由はだいたい欲と恐怖です。復讐心からマシンガンを連射しても、飛んで行くのはお金ばかりで、どこにも命中しません。損切りできずに大怪我する人は、技術云々ではなくて、単に自滅しているだけです。
見切りのルールをつくっておく。
事業では撤退、相場では損切りで、同じことです。未練タラタラだと、お金は減る一方、戻ってこいと神頼みしても、そもそも失敗の確定しているポジション(事業)は死んでいます。
絶対ではなく「だいたい」でいい。
全ての条件が揃わないと始められない完璧主義者は行動が遅いです。だから運の流れに乗り遅れます。条件を揃えるよりも、流れに乗ることが大事、歩きながら考えることが必要なので「だいたい」というレベルで行動に移せないとトレードも上達しません。
エントリーも初心者がピンポイントで入るなんてムリですし、学ぶ順番が違います。そういう小難しいことは最後でいいです。方向さえ合っていれば、エントリー時に多少逆行したにしても、少し我慢すれば意図した方向へレートが進むはずです。
悪手で勝つ誘惑を断てるか。
正しく負けることは、勝つこと以上に己を律することが求められます。麻雀や囲碁の世界には「正着」というものがあって「正しい手」という意味だそうです。イレギュラー・バウンドを何とか拾おうとするのは「悪手」であって「正しい手」ではありません。仮に「悪手」で勝ったとしても、それは己を律することができなかった罪になります。
流が悪いときこそ丁寧にやる。
流が悪くイライラし始めたら自滅への入り口です。こういうときこそ基本動作に立ち戻るべきです。一から順番にトレードの手順を踏みましょう。
運のない人ほど保証や確証を求める。
保証や確証は販売者が消費者に対してつけるものであって、いうなればセールスポイントです。相場は事業と同じく、戦う者同士の勝負の場なので、そんなものはついてません。消費者感覚な人ほど保証や確証を求めます。それがトレードの聖杯探しにつながり、実際、消費者としてムダに高い商材を買います。100%保証、リスクなし。そんな言葉に惹かれるような消費者トレーダーは、自然界と同じ弱肉強食の相場の世界では、真っ先に餌にされます。
正しいやり方を繰り返しなさい。
photo credit: DSC_0187 via photopin (license)
藤田氏は著書の中で運は人を選ぶ、選ばれるには正しい行動をすることだと書いている。僕もそう思う。運というのは川の流れみたいなもので、幸運にしろ、不運にしろ、一旦流されると行き着く所までいってしまう感じがある。同じ逆境にあっても、運への作法ひとつで良くなる人も、さらに悪くなる人もいる。
「偶然は準備のできてない人を助けない」というが、正しい努力をして忍耐強く待つことが「運」をつかみ流れにのる唯一の方法なのだろう。
少し前に「草原の椅子」という邦画を見た。クライマックスはパキスタンにあるフンザという秘境で、人の瞳の中に星を見ることができるという105歳の老人と会うシーンだった。「正しいやり方を繰り返しなさい」と言った老人のセリフがとても感慨深く印象に残っている。
大自然とつながって生きている人たちは、保証も確証も正解もないのが当たり前だからこそ、物事の本質を見抜く力をを授かっているのだろう。「正しいことを繰り返す」この言葉に何も足さず、何も引かず、これからも生きてみたい。
今日のまとめ
僕は本や映画や喫茶店でなんとなく聞こえてくる会話との出会いを結構大切にしています。そういった些細な偶然が助けになって良い変化が起こることも結構あります。僕の拙いブログが、あなたに変化をもたらせたら素敵なことだと思っています。
■投資のリスクについて■この動画、ブログは、相場について個人の見解を解説したものであり、利益を保証するものではありません。投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分ご考慮の上、ご自身でご判断ください。
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コメント
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コメント (15)
こんばんは!
『迷晴れ雑談』大好きです…ちなみに自分は完璧主義だと思っています。それを人に誉められようものなら、ニヤニヤしたりして…『おおざっぱな性格じゃなくて良かった!』なんて思ったりしてました。FXを始めるまでは…そうなんです、そのまっすぐすぎるがゆえに大体この辺りといった判断が難しいんです!
不思議ですよね、小学校の時には『整理整頓』…社会に出る為の準備として襟をただし背筋を伸ばす。それを否定することが正解であり肥やしになる…頭が剥げそうです!
『運を支配する』読みたくなりました。
僕も細部にこだわるほうなんで、気持ちわかります。大雑把のほうがいいところと緻密さが求められるところの切り替えが難しいですよね。
こんばんは!いや〰見るたびに頭こんがります‼︎でも楽しいんですよね〰。自分で理解出来ないのが良いのかなぁ〜… 今後も楽しみです!
コメント有難うございます。これからも応援よろしくおねがいします。
いつも素晴らしい動画、ありがとうございます。
私も、この本は日経新聞の広告欄で見つけ、
本屋で立ち読みしました。
ここで紹介されて、嬉しかったです。
その道を極めた人達は、同じような発想をしますね。
また直ぐに、
「完璧な負け組をつくる3つの原因」
この動画も思い浮かびました。
とにかく良く見ていますので。
パレートの法則からすれば、このような発想の人は、
全体の2割ぐらいなのでしょうかね。
単に知識としてではなく、いろいろやった結果として、
このような発想に、その道を極めた人達は、
辿り着くように感じます。
動画のタイトルが出てくるなんて!ホントによく見て頂いてるんですね(涙)感謝です。人間の身体が食べ物でつくられるように、人生は考え方でつくられるのでしょうね。食べ物(目に見えるもの)より考え方(目に見えないもの)のほうが大事だと思ってます。
はじめまして
毎日通勤時に動画拝見させて頂いております
ご紹介の本、早速ダウンロードしました
fxでは思うように結果をだせていませんが、mayohare動画から学んだ事で仕事や、仕事にまつわる問題の本質がクリアに見えるようになりました
ありがとうございます
次回はfxの結果でよい報告をしたいと思います
自分にとっては、このサイトを見つけたことが、最大の幸運であるといえるよう頑張ります
コメント有難うございます。仕事の迷いが晴れたら、次はFXの迷いが晴れる番ですね。
はじめまして。かつおといいます。
迷晴れさんのブログはいつも勉強になります。
本当に高額教材より素晴らしい内容だと思っています。
早速ですが、質問というよりアドバイスをいただけたらと思いコメントさせていただきます。
僕は、リアルトレードを一旦止めて2カ月間勉強期間を作ろうと思うのですが、オススメの勉強法などがあったら教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
その後の利益に直接つながる検証がいいと思います。ダウ理論やレジサポ水平線を基準にトレードルールを決めて100トレードはしてみるといいです。まずは自分の得意パターンがひとつ作るつもりでやるといいかもしれません。前提としては複数時間足が見れないといけないので、僕のブログや動画を参考にしてください。
ありがとうございます。
こんなに丁寧に答えて頂けるなんて…涙
先ずは迷晴れさんの全動画を丸暗記する位見て、それからft2で各時間足を表示して練習したいと思います!
とてもためになりました。
私ごとですが、努力や勉強、理解、は得意かも知れません。
勝負事、運、ツキ、といった、ちょっとバンカラなことは、
まだ開発余地があるようです。
トレードという、勝負事の世界で勝って行くために、
その分野の力もつけていきたいと思います。
まずは、ご紹介の本をアマゾンクリックしました。
前回ご紹介頂いた、神田昌典さんの
「非常識な成功法則」も楽しく読ませて頂いています。
よくある成功法則のようでいて、
実は斬新な部分も多く、2回目を読んでいるところです。
読んでなるほど、ではなく、実践が大切だと思います。
人生って面白いですね。(笑)
今後ともよろしくお願い致します。
高晴れさん、しばらくぶりです。神田昌典さんの本はどれも結構面白いですよ。彼の影響でDRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)が世の中で流行って「買ってはいけない◯◯」みたいなチラシや小冊子が量産されました(笑)
拝見させていただきました。
99.9%は自滅
この言葉はこれから何度も思い出すと思います。
今まで私が取り組んで来たことの中で、一番足りなくて一番本質的な考え方かも知れません。
他の言葉は、もともと自分が大切にしている考え方だったり知っているけど出来ないことでした。
以外に自分の考えてきたことと共通点が多くて驚きました。
でも、運については全く考えてなかったです。
それにしても、知っているけど出来ないことというのも何とかしなければですね。
素晴らしい学びをありがとうございました。
マヨさん、こんにちは。
今回のお話、心に染みました。
私は運というものをあまり信じない人間なんですが、ある程度結果を手に入れた人間に強運といわれる共通点があるということは理解できます。引力というか、人とのめぐり合わせや偶然をさらりとキャッチする力があるのです。運に作法があり、正しいやり方を繰り返すことという考え方もユニークです。
私はFXの勉強を始めるときに、トレードで手に入れた自由な時間で何をするのか20年くらい先まで紙に書いて、それを動機にFXの勉強をスタートさせました。ですが、FXの勉強は孤独で何の保証もありません。不安になることも多いのです。
そんなある日に、私は不思議な出来事を経験しました
いつものようにジムでトレーニングを済ませ、ストレッチしていた時です。隣にいたおばあさんが話しかけてきたのです。その方は株主優待券で遊びに来たといっていました。私の反応は全く気にならない様子で一方的に話を続けます。特に私も嫌ではなかったのでなんとなく話を聞いていました。すると、その話の内容は、先日私自身が紙に書いて列挙していた事だったのです。つまり、その方は私が将来実現しようとしていることを既に実行している人だったのです。ちょっと似ている、とかじゃなくてかなり細部までそっくり実行している方でした。唖然として話を聞いていたら30分くらい時間が経過してしまいました。話し終えたおばあさんと挨拶をして帰りました。あとから考えたらどうやって実行したのか聞くべきだったのかもしれませんが、自分が向かっている方向は間違っていないんだという確信が持てた気がしました。
この経験は運と表現していいのかどうかわからないのですが、不思議な縁のようなものを感じました。もし、正しい運の作法があるとするのなら、今私が向かっている方向への歩みを止めてはいけないのではないかと感じます。それが私がFXを勉強し続ける動機になっているのです。