19Aug
相場の構造を3次元空間でイメージすると何が大切なのかが見えてきます。
photo credit: Paolo Margari via photopin cc
相場という空間の構造を理解すれば、本当に重要なことが見えてくる。
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相場は縦軸(値段)×横軸(時間)×奥行き(複数時間足)で成り立っています。相場は2次元(平面)ではなく3次元(空間)なのです。特に奥行きには、時間足ごとに人間が存在し、それぞれが売るのか買うのかを考えています。複数時間足において集団心理の意見がそろったところで相場が動き出します。
反応する値段(縦軸)さえ間違わなければ、タイミング(横軸)はさほど問題ではない。
タイミングをマスターするには、かなりの経験が必要なので初心者がうまくいかないのは当たり前です。しかし、タイミングを極めることにばかり気を取られていては、肝心のチャートが読めるようになりません。それは英語の本を読むのに、たったひとつの単語にひっかかり、ちっとも前にススメないのと同じことです。タイミングなど多少合わなかったとしてもトレードの勝敗には影響しません。上図を見れば緑エリアのどこでロングしても勝てることに変わりないのがわかると思います。重要なのは縦軸の青い水平線が引けているかどうかです。
長中短期の3つの時間足を役割分担してトレードプランを立てる。
初心者専用の相場はありません。相場では百戦錬磨のプロと同じ土俵で戦うわけですから、プロのやらないミスを犯してはなりません。プロとアマの違いはプランに基づいたブレない方向感覚を持っているかどうかです。ローソク足の動きに反応しての飛び乗り、チキン損切り、ポジポジ病、これらのミスはトレードプランを持つプロなら犯しません。
僕のトレードプランは3つの時間足を使います。
①戦略:長期足にレジサポラインを引いて相場をゾーンで区切る。
②作戦:中期足でどんな動きを狙うのかを決める。
③戦術:短期足でエントリータイミングをとる。
トレードプランが決まれば、あとはエントリータイミングが来るのを待つだけです。プラン通りエントリーして負けるのであれば、それは負けでもミスでもありません。エントリーは単なる引き金を引く動作にすぎず、大切なのはそこに至るまでの過程(チャートの左側)をどう見るかです。エントリーしてしまえばトレードは基本的に終わりです。その後、損切りラインに到達するか、利確ラインに到達するか、利確ライン未達成で逃げるかは神のみぞ知るとして天にまかせます。
今日のまとめ
FXを学ぶ人達が、木を見て森を見ず状態になるのは、巷に溢れかえるトレードの枝葉部分の情報にどうしても目がいってしまうからだと思います。相場の根っこは地面の下にあって見えませんが、そこにこそ本質があると考えます。本当に大切なことは見えずに、大して大切でないことが誇大に語られる世の中で、カネの成る木を本気で育てたいなら、相場の根っこに注目すべきです。
■投資のリスクについて■この動画、ブログは、相場について個人の見解を解説したものであり、利益を保証するものではありません。投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分ご考慮の上、ご自身でご判断ください。
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コメント
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更新有難うございます。
1hまで水平線を引いた場合 通貨によってはラインだらけになりゾーニングが
頭の中で整理出来なくなり混乱しました。 今回の動画と以前の動画
を見直した結果 納得しました。
週足から4hまでの流れを意識するとトレードが変わるのかもしれない・・・。
レジスタンスラインとサポートラインを重ねて意識する作業なんですね。
現状では 夕べのユーロドルなんかでも4h対1wのラインを下に1wラインをブレイク
ラインはぴったりくるものではないから 30mと1hでチェック そこでもサポートがレジスタ
ンス切り替わり レジスタンスでショートのタイミングだなと思いつつ「いや待てよ。」
確実性を高めるために5mと15mのミドルバンドが下向きになってから仕掛けるか?
と考えつつ 下にドーンとブレイクしていく中 足が速すぎて飛び乗ったころには
尻尾の部分だったとゆう・・・突っ込みどころ満載のトレードをしてしまいました。
他にもあったりしますが 勝ち負けより振り回されていないとゆうか・・・
相場ってこんなに大人しかったっけ? もっと激しくて分かりにくかったような
そのギャップに自分が戸惑っているようにも感じます。
こんな感じでおっしゃられるように今までタイミングばかり追い求めてきましたし今も もっと
タイミングを計れないか考えてしまう自分がいます。
5mで足が早かったら1mで計ったら?なんて思ったりもしますが レジスタンスでショート
を入れて逆に言ったらロスカットする。
そのことだけ繰り返して まず勝てる人間になる方が先なんだと思えてきました。
知らず知らずに物事を一変させてやろうってゆう浅ましい自分に反省です。
有難うございました。
特に下落の場合、長期足レベルの重要な節目をブレイクするとほとんど戻らずにナイアガラ瀑布で落ちていくことがよくあります。全く買われないということは、各時間足を見ているトレーダーの集団心理が売り一辺倒だということです。
相場のエネルギーは基本的には長期足>中期足>短期足なので、長期足のブレイクの場合、短期足のレジサポなどは簡単に突破していきますが、逆に短期足のレジサポをブレイクしても、間近に中長期足のレジサポがあればあっさり止められて反転します。(これをだましという人もいますがチャートをみれば上位足に止められているのがわかります)
僕も、ここを抜ければ誰が見ても下だろうと思うところでショートで飛び乗ることがよくあります。失敗することもありますが、そもそも完璧なチャートなどなくリスクは付き物なのが相場です。大切なのはリスクを受け入れられる位置でエントリーできるかどうかだと思っています。
参考になれば幸いです。
お返事有難うございました。
今回 コチラで勉強させて頂いてからトレードの結果が良くなりました。
しかし やっぱり 突っ込みどころ満載のトレードもしています。
ですが 腑に落ちた部分が大きく今週の成績が良かったため調子に乗って
トレード記録をブログにアップして これから自分用に記録してみようと思い昨日
と今日アップしてみました。
お忙しい中 チェックして頂こうとは思いませんが ありのまま書いていますし
自分だけが分かればいいので普段は非公開にするつもりです。
ですが 一応 成果があったことをお知らせしたくアドレスを載せておきます。
http://masaday.seesaa.net/?1408618491
連続の書き込みにお返事を頂いてありがとうございました。
これからも時々の書き込みと勉強をさせて頂きたく思います。
有難うございました。
とてもためになりました。
まず、
●1 長期戦略足: レジサポ、ゾーニング
●2 中期作戦足: トレード
●3 短期戦術足: タイミング
は、丸暗記、念仏レベルの必須の手順ですね。
これからはチャートを見るときの念仏にします。
そして、
●縦軸が重要
●<ぶっちゃけ>横軸は違っていても縦軸が合っていればOK!
は、画期的なアドバイスでした。
押し目終了、戻し終了をトレンドラインで監視していると、
調整がレンジ化したときに、ブレイクと勘違いする例があります。
これも、水平線、価格重視で見ていればブレないですね。
また、調整の小さなレンジを1分足で拡大して、いつ入るか、いつ入るか、とガン見して
疲れただけで結局何もいいことがなかった、という事例も、
縦軸重視の考え方をしていれば避けられますね。
縦軸を正しく把握して、あとは放置のほうがよっぽどましですね。
素晴らしい講義をありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
余計なことをなるべくやらないようにすると思っても、その最中は余計なことをしているつもりはないわけですよね。
拝見させていただきました。
複数時間の中で大衆心理が一致した時値動きが発生する。
今まで全く気づかなかった考え方でした。
感覚に近いレベルでの気づきをいただきました。
ありがとうございました。
本当に素晴らしい動画でした。
目から鱗。思惑の方向へ行くものの、いつもタイミングが悪いだけと損切りしている自分でしたが
タイミングは難しいのだと少し納得しました。
無駄な損切りが減りそうです。
ただ含み損を持ち続けるのもストレスですので
時間軸のタイミングもしっかり勉強したいと思います。
何度も見直して、誰かに自慢して教えてあげたい動画内容でした。
この動画は我ながら名作だと自画自賛しております(^^♪
お世話になっております。
fxを初めてまだ日が浅いですが
手法云々より資金管理や集団心理などを
しっかり学んでいこうと
改めて再認識しました。
ありがとうございます。
記事数にボリュームがあるので、ゆっくりご覧くださいませ。参考になれば幸いです。