24Aug
トレードの勝敗は「目線づけ」で決まる。そこで使われるのが「ダウ理論」の押し安値・戻り高値ですが、見極めに迷うことってありませんか?今回はトレードの目線づけの最適解を探っていきます。
ダウ理論と複数波把握(ご質問)
ダウ理論の押し安値・戻り高値で目線を決める人の多くは、複数波の押し安値・戻り高値の見極めに悩まされます。
この記事で、そういったダウ理論と目線づけのお悩みをスッキリ解決できれば幸いです。
それではまず、週ナビ396ブログに寄せられた読者さんのご質問を紹介します(コメント全文はブログをご覧ください)
また、「ダウ理論」をご存じない方は、ダウ理論の解説記事をご覧ください。
波の把握について質問させてください。
ドル円の今週の見通しの売り手の注目に「4時間足ダウは2002年高値135.0割れで下目線。」とありますが、「4時間足ダウは、2022年7月12日の136.5付近割れで下目線。」と感じてしまいます。
もっと言うと日足チャートを見ても「日足ダウも、同値(136.5付近)割れで。下目線。」なのかなと迷っていしまいます。(最後に高値上抜きした安値がラスト押し安値と考えていますので。)
どのように考えると、迷晴れ様のように感じることができるでしょうか?
ブログにコメントする皆様は秀逸なコメントをすると動画内でよくお聞きしますので、もしよろしけれな皆様からもアドバイスいただけたら幸いです。よろしくお願い致します。
ー 中略 ー
長期足(週足、日足)で見ると上昇トレンドであるが、中期足(4H足)を見ると、押し目まで限定的に下目線というのは分かったつもりでいます。
しかし、4H足で今回の押し安値(12日の136.5付近)を、考えない(=2002年高値から7月高値までを1波と考えている)とすると、4H足では、今回の押し安値はノイズとして見えているということなのかな?
もしそうならば、どう考えればノイズとして見えるのかと疑問を持ちました。(何か知識と知識がつながってないと自負しています。)
三浦さん
迷晴れの回答
まず、週ナビ395(02:21辺り)で4時間足ラス押し安値を136.5(7/12押し安値)とお伝えしていて、三浦さんとボクの認識は一致しているのでご安心ください。
翌週の週ナビ396で「4時間足レベルのダウは135.0を下抜いたことで下目線になってる」とお伝えしたのは、7/12押し安値をノイズ扱いしたわけではありません。
おそらく4時間足トレーダーも意識するだろう、2002年高値135.0という分水嶺を割り込んだ事実を強調するためです。
週ナビでは情報過多を防ぐため、意図的に重要なプライスを強調したり、蛇足になりそうな情報を省略することがあります。
週ナビ396の週は、FOMC高値から2002年高値135.0を割った週足陰線500ピプスの情報があればトレードに事足りると思いました。
ちなみに、前週の週ナビ395では2002年高値135.0を割る前なので、7/12安値は見るべき情報といえます。
Hさん
目線についてですが、相場は見ている時間足によって目線が異なります。
場合によっては曖昧ではっきりと目線がつけられない場合も多々あります。
個人的に、目線を白黒はっきりとつけられない時にはわからない、で済ませています笑。
さて、今回4時間レベルのダウという事でしたが、そもそもの前提がドル円の大局は絶賛上昇トレンド中という環境認識が大事になります。
ちなみに、今のドル円相場は週足がわかりやすい形なので週足&日足を基準に自分は少し大きく相場を捉えています。
その中で先週の4時間足は大局の押し目までは下目線という認識が大切です。その中で136.5か135のどちらが妥当か、という事ですが、それよりまずは・・・ネックラインについて検証される事をお勧めします。
そうすると、色々と見えてくるものがあると思います。
ネックラインがなぜできるのか?そこにはどのような売り買いの攻防が見られるのか、どうなったら決着がつくのか?などなど、検証テーマは山盛り見つかります。
流れが出てしまえば、反対勢力の反撃ポイント周辺までは時間足を落として基本の戻り売りでOKです。
天底で入る必要はないので、コツは自分がわかる値動きになった時に波に乗るという感覚が大事です。
ちなみに、136.5に注目されたという事は7.12の押し目ポイントを重要視されたという事だと思いますが、ここもブレイクした後値はしっかりと走っていますよね?7.22の4時間陰線です。
しかし、もっと大局を動かす分水嶺を考えるとなると、3週(6月下旬から7月上旬)にわたってサポートができた134.5~135辺りを大きく売り買いの勢力が変わるポイントと見る方が世界中の人達も同じように考えるのでは?と思います。(あくまで逆張りですが)
個人的にどこが押し安値で戻り高値かを白黒はっきりつけられるようになる事よりも、どこが売り買いの重要な分水嶺となる値なのかをトレードプランに組み込む事ができるようになるかがもの凄く大事です。
これは相場によって個別具体例が山ほど存在するので抽象的な表現、もしくは場面ごとでの事例でしか示せませんが、コツをつかんでしまえばどの通貨、どの時間足にも応用できる普遍的なスキルとなりますので是非頑張ってみてください。
YuMasukiさん
お疲れ様です。マヨ晴さんのコンテンツを見るにあたり、最も重要で核心的な一文が出ていますね。
Hさん曰く「相場によって個別具体例が山ほど存在するので抽象的な表現、もしくは場面ごとでの事例でしか示せません。」
やっぱり、テクニカルチャート分析というのは、帰納法なんだな、と確信できる一文なのだなと思います。
じゃあ、より多くの事象を集めて平均化し、システムトレーダーになればいいじゃん。
と、あなた方がやっておられることに反論できるのですが、優れたトレーダー達は、そういったシステムトレードを遥かに凌ぐ利回りを叩き出している事実がある。
― 中略 ー
自分の得意なパターンを構築することに努められるべきです。
私は私自身と語らい、そこに行き着いただけです。
mr03911gt1さん
遠くを見た方が良いのはそうなのですが、あまりにも遠いところは気にしない。
今日一日の値動きに影響しそうな範囲にとどめて、今夜で完結する波動を追うのか、それとも、今後数日間影響しそうな波を捕らえて数日間ホールドする予定のポジションを立てるのか。
その違いと思っています。
相場の方向性は何で決まる?
相場の目線付けについて「結論」から申し上げます。
そもそも、相場の方向性ってダウ理論で決まるんでしょうか?
8年前から「ダウ理論」を推奨してきたボクがいうのもなんですが、ダウ理論て「相場という世界樹の根っこ」でしょうか?
ボクも複数時間足の押し安値・戻り高値は把握してますが、
相場の方向性はマーケットのコンセンサス(総意)で決まる。
そう思っていて、8年前から「人の集合意識」に軸足を置いてます。
ダウ理論(エリオット波動論も)は、マーケットのコンセンサスを構成する「既成概念」でしかありません。
そう考える 根拠があります。
ダウ理論は「公式」じゃない。
ダウ理論は法則であって、一定の条件下なら成り立つものです。
もし、ダウ理論が公式なら、複数時間足の押し安値・戻り高値の値さえ正確なら、誰でも勝ててしまうことになります。
そうなったら、もはや聖杯ですよね。
聖杯扱いするから変なバイアスをかけちゃうんです。
相場の方向性はマーケットのコンセンサス(総意)で決まります。
ダウ理論は必ずしもマーケットのコンセンサスとイコールではありません。
たとえば、雇用統計やFOMCが強い数字なら、押し安値や戻り高値なんて容易に崩されてしまいます。
ダウ理論は「抽象概念」なので、統一化されたルールが存在しません。
上図のような単一の上昇波を示す「概念図」なら、現在値Eはラス押し安値Aを割ってないので上目線という説明ができます。
しかしながら、リアル・チャートでは押し安値や戻り高値が曖昧な局面も数多くあります。
この押し安値は何時間足のものだろう?とか。
この戻り高値は、戻り高値として認識されるだろうか?とか。
迷うことってないでしょうか?
そもそも、ダウ理論の押し安値や戻り高値には統一ルールがありません。
これらを感覚的に把握する人もいれば、ロジカルに把握する人もいますが、どちらも、マーケットのコンセンサスとイコールかどうかわかりません。
ロジカルが正解、感覚が不正解というわけでもなく、トレーダーがそう勝手に言ってるだけです。
もし、ダウ理論を公式化するなら、複数時間足の波を明確に定義して、曖昧な押し安値・戻り高値など皆無にしなければなりません。
そうすれば、公式として誰でも正解が得られます。
ダウ理論はダウさんが複数の事象から見つけた抽象概念であって、多くの事象をざっくりまとめると、こういう法則性があるよねってことです。
個別の事象ひとつひとつに、ダウ理論を強引に当てはめるのには無理があるんです。
だからこそ、ベテラン・トレーダーは曖昧なことは曖昧なままにしておきます。
なぜなら、マーケットのコンセンサスが得られないなら「曖昧」こそが最適解だからです。
ボクは8年前から「ダウ理論」の重要性を訴えてきましたが、それは抽象概念として素晴らしいものだからです。
- 高値と安値を切上げてるうちは上昇トレンド、押し安値(高値を更新した安値)を下抜けばトレンド終了。
- 高値と安値を切上げてるうちは下降トレンド、戻り高値(安値を更新した高値)を上に抜けばトレンド終了。
誰でも論理的に理解できるところが「伝統的な法則」として支持されているのでしょう。
マーケットと自己分析。
マーケットのコンセンサスの中身って何でしょう?
先ほど「既成概念」と述べましたが、その観念を成すものは「伝統的な法則性」です。
相場の値動きに法則性があるからこそ、トレーダーなんて職業が成り立つわけです。
そこで、「ジョハリの窓」という自己分析ツールをアレンジして、現在のあなたの立ち位置を視覚化してみました。
勝ちパターンの窓
ベテラン・トレーダーはマーケットの伝統的な法則性を用いてトレードを行っていて、これが「勝ちパターン」や「トレード手法」になります。
勝ちパターンAと勝ちパターンBの攻防に負けることもありますが、トータルで利益が残るなら、勝ちパターンやトレード手法として成立します。
この窓を解放するには、伝統的な法則性を検証して、実行レベルに落とし込むことです。
そういう勝ちパターンが一個あればいいので、実はそう難しくありません。
「わかるところで勝負、わからないところで勝負しない」
勝ちパターンだけを待てるなら、ゴールは意外に近いんです。
負けパターンの窓
この窓を解放するには、伝統的な法則性に沿って正しく負けることです。
トレンド・フォローやレンジ・ブレイクといった伝統的な法則を用いることが大切で、ランダムかつ感情任せにトレードしてる限り、左側になる「勝ちパターンの窓」には移れません。
マーケットが伝統的な法則性を重んじるなら、負ける原因は自分側にあることがわかります。
つまり、伝統的な法則性を用いたトレードに軸足を置くことで、正しく負けられ、かつ、負けパターンも見つけやすいというわけです。
そして、負けパターンをつぶしていけば、必然的に勝ちパターンが完成します。
なぜなら、そもそも、伝統的な勝ちパターン(法則性)をもとに検証しているからです。
妄想の窓
マーケットが知らない独自の法則はトレードで使えません。
マーケットのコンセンサスが得られないからです。
この窓を解放したがる人は「一流トレーダーだけが知る秘匿性の高い手法」などといった広告に刈られます。
そんなものに刈られるくらいなら、ロウソク足の髭に刈られる方がマシです。
神秘の窓
神のみぞ知る未知の法則があるかもしれませんがトレードには無意味です。
我々はお金を稼ぐために相場を研究するのであって、相場の神秘についてお金にならない研究をしたいわけじゃありません。
わからないことがわからない。
この状態の人は「マーケットの知る伝統的な法則性」を知らないだけなので、そこから勉強すべきでしょう。
そうすれば、閉じるべき窓を解放するお金と時間を浪費しなくなります。
まとめ:最強の市場コンセンサス
最後に、マーケットのコンセンサスを知るため、ボクが最重要視する法則性についてお伝えします。
それは、上位足は下位足より強い。ことです。
これは「相場の原則」だと思ってます。
この法則性を軸足にしてる限りチャートの見方がブレません。
この法則を使えば、
今から行うトレードの「背景」がわかります。
何人も目の前の「事象」だけをみて、その本質を決めつけることはできません。
嫌な奴だと思ったが、腹を割って話してみたら、実はいい奴で今は親友、そんなことよくある話ですよね。
起きた事象の背景に何があるのかを把握しないと、テレビのワイドショーみたいに上っ面なことばかり、誤解や曲解のオンパレードになります。
4時間足はラス押し安値136.5(7/12安値)を割ると下目線になりますが、だからといって、20年来の高値である2002年高値135.0という分水嶺が意識されないわけじゃありません。
結果的には、FOMCとGDPで暴落しましたが、4時間足トレーダーが戻り売るなら、おそらく2002年高値を意識するだろうし、4時間足が下目線になったからといって油断できないと考えるはずです。
概念図の上昇トレンド、現在値Fは安値Aを割っているので下目線ですが、上位足サポートが迫っていることで、売りに躊躇する人も多いはず。
つまり、マーケットの売りコンセンサスを得るのは難しそうです。
その一方、上位足サポートに気づけないショート組を察知したベテラントレーダーは彼等のショート・ポジションを上位足サポートからロングで刈りとり、安値A下の動きがフェイクになって買われていきます。
上位足がつくる相場の背景は、マーケットのコンセンサスを決める最も大きな要因です。
さて、孔子は「もし先生が国を任されたならば、まず初めに何をなされますか」と問われて「まずは名を正す」と答えます。
「名を正す」とは、言葉の意味を定義するってことで、言葉が人を動かすからでしょうね。
相場の言葉を定義してからトレードを始める人はいないでしょうが、だからこそ、単純な抽象と複雑な具象の狭間に落ち悩むのかもしれません。
道に迷ったら「言葉」を定義してみると、解決策がみつかるかもしれません。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (25)
動画・ブログ更新ありがとうございます。
相場の本質に迫る良い話だと思っていたのですがなんかクリティカルな結論無しに終わっていて
最後三浦さんの反応も無かったし、なんでかなと思っていたら
迷晴れさん動画ネタに取っておいたんですね笑
ダウ理論は7割正しい。でも10割じゃない。
高安を超えていなくてもゲームチェンジャーになる波もあれば
ファンダメンタル、ニュースで全てを覆して一気にV字反転することもある。
それは他のインジ・手法を取ってもあまり変わらない割合です。
何を基準にしても良いんだと思うんです。
ダウ理論でもMAでもRSIでもBBでもニュース分析でもなんでも良いけど
何を取っても100%は無いっていうことを知ることが「聖杯」なのかな、と。
究極2次元チャートを見なくてもプライスボードだけでトレード出来ると思います。
それがなかなか難しいから2次元チャートを更にフラクタルに見て
なんか分かったような気になっているだけなんです我々は。
いいですねぇ、プライスボード・トレーダー。
スマホひとつでトレードできちゃうらしいです(^_-)-☆
確実な方法がないなら、なるべく単純化するほうが正しいと思ってます。
「信じる者は救われる」
トレードって「信仰」なのかも。
ちなみにダウ理論って定義に自己言及しているだけだと個人的に思っています。
〇は□にならない限り〇である。
そりゃあそうでしょう、だって貴方がそう決めたんだから。
そして、破綻しかけたら、「いや、更に上位足では…」って感じにね。
じゃあ只の○と□の変数関数じゃん、って感じですね。
今日はGDPまでトレードを控え
自分のデータでGDP前にドル円をロング
イマイチだったので30pipsで利食ってやめました。
こんなのダウ理論でもなんでもありませんネ
為替の値動きの本質ってダウ理論でもインジケーターでも無いし
金利は影響が大きいけどそれだけで決まる訳ではないし
株価の影響は無い訳でもないけどそんなに大きくはない
今日ユーロドルを欧州初動でロングした人いませんか?
それ伸びないって事前に分かってます。エントリーするだけ無駄。
理由は・・が・・だったから。
数字で類推可能です。
迷晴れさんの過去動画で指標トレードの解説がありました。
指標前に上値下値を見積もっておいて、そこに来たら逆張りする
そんな感じだったと思います。
その後ワード系アルゴが急速に進歩したお蔭で
指標トレードの聖杯が変わったように思います。
数字発表系の経済指標では多くの場合初動が正しい方向を指すようになりました。
今日のPCEデフレーターならドル売りです。
パウエルさんの講演まではドル売りで伸びると思います。
なので最大限ハイロット入れました。爆益ですね。
ただ、動いて直ぐに利確が入るので、初動で方向が分かったら
伸びた足が十分縮むまで待つのが我々個人の鉄則です。
縮んだ結果、初動値を超えて反転することが無い事を確認したなら
充分縮んだタイミングで初動の方向にエントリーするだけです。
初動値を超えて反転したら、そっちに乗るか、あるいはトレードを諦めるかです。
初動から一旦縮んでまた初動の方向に進む、そのタイミングは
数秒の事もあれば30分以上かかる事もあるので
それを間違えず、初動の値を超えて反転するかしないか冷静に確認するのが
極めて重要です。
レートが止まる場所はテクニカルで決まるので
そのハードルを超えるかどうかゆっくり見極めるだけです。
これで数字発表系の経済指標で失敗することはかなり少なくなると思います。
良くわかないのは講演系の指標です。
FOMC、ラガルド講演、パウエル講演みたいに時間がかかるやつ。
あれは無視して翌日考えるのが今のところの正解と思っています。
ちなみにこのタイミングは
FT4/5では全く再現できないので
(FT4/5はティックデータをランダムに変換しているので実際の値動きではありません)
過去の指標動画を見るか実際に経験するしかありません。
私もその考えで、137円指値ショートで、たった今OCOで利確。
実効レバレッジ50で50pips。
いやー効率いいね。この後のトレードプランがない事が弱点ですが、この後ジャクソンホールなんでね。
徹夜で見ている投機筋に付き合うつもりはない。
あいつら、相変わらず変わってないね。
恐れ入りました。笑
137円指値ショート。
素晴らしい!!
初動から一旦縮んでまた初動の方向に進む
この値動きを「ガイド」と呼んでいます。
例えば短期足の長い上髭をガイドにして、次の足が上に進んでいく。
H1より小さい足でしばしば見かけます。欧州時間ですが。
いつもご教授頂き有難うございます。自分の場合週足、日足の目線付けは割とザックリした感じで見てます。ダウ理論やサイクル理論、そしてファンダ的なものも併せて大体大局はどちらなのかだけを見てます。そしてその中心にあるのは当然米ドルでそれによって全てが決ってきますから、FRBがどう動くかというところだけ常に見てればいいと思ってます。実際トレードに使っていくのは4時間足からなんですがダウとサイクルの両面から上か下かを見極め下位足のセットアップを待つ。そして相場が動く時間帯も毎日大体決まってますので、15:00〜20:00がロンドン、一旦そこで消耗状態になって21:30に指標が発表され動き出してくるのは22:30か23:00くらいで動き出したのを確認してからいくのが大事だと思います。4時間足の流れを頭に入れつつここを割ったら弱い流れ、ここを越えたから強い流れを見る。こうしたザックリとした感じでいいと思います。上に行ったり下に行ったりはっきりしない日もありますかので、そんな日は無理にトレードしなくていいと思います。自分の場合目線付けの判断やエントリーのやり方はそんなに問題ではなく、一番解決しなければならないのはハイロット病だと考えていますのでしっかり治して行きたいです。
おつかれさまです!
「チャートをザックリと観る」
コレホント大事ですよね。
相場の「流れ」を観測できないと「ポイント」にばかり目がいってしまいます。
>そして相場が動く時間帯も毎日大体決まってますので
時間感覚が私もほとんど同じです。
入れる時刻に何も起きなかったら
次の時刻まで風呂入って酒飲んで飯食ってます。
今回も楽しく拝見させて頂きました。
毎月2回のマヨ晴れさんの動画が楽しみで仕方なくなってきています。
こういうマヨ晴れさんの相場解説の動画(具象)から、優れた短期トレーダーの相場観(抽象)を紡ぎ出す行為が楽しくて仕方ありません。
大抵のトレーダーは、概ね早い段階で、ダウ理論や押し目買いと言った抽象概念の学習をすると思います。
これらは抽象的な概念であり、どこで買ったり売ったりするかや、どの様にしてエントリーするかという具体的な事象ではないため、それを知ったところでトレードが上手くいくというものではありません。(運良く宝くじに当たった様なトレードをしない限り)
このことに対しての理解が出来ていなければ、「ダウ理論通りにやったけど上手くいかない」とか「押し目買いや戻り売りが難しい」と言ってばかりになってしまいます。
因みに私は米国株をやっていますが、ダウ平均やS&P500の月足以上は、ダウ理論の「トレンドは明確な反転シグナルが提示されるまで継続する」に対して忠実に動いています。
要はこれは、演繹的な抽象理論に基づき実施される資本家の為の実証実験であり、アダム・スミス以降の資本主義による買い支えです。
難しい言い方をしましたが、簡単に言うと米国株は「資本家の為の集金システム」だという事です。米国株を買うという事はこれに参加する事を意味します。
こういった事を行うにあたり、具体的なエントリー手法は殆ど必要ありませんし、一度参加すると決めたら初期の戦略に従いホールドし続ければいいのです。
抽象的な戦略で上手くいってしまう最も良い例です。
しかしながら、FXトレーダーはこうはいかない。
何故なら通貨市場は「最もトレンドがハッキリした市場」だからです。
要は流動性が極めて高く、止まる所でピッタリ止まり、チャートパターンに法則性を見つけやすい、という事です。
これがある意味でトレーダーを混乱させてしまう。
ピッタリ止まるが故に、私達は止まりそうな所を探してしまうのです。
今回の動画でマヨ晴れさんが仰っている「上位足と下位足の関係」といったことも、過去に観測からパターン化された事であり、確率的にエッジ(優位性)がある検証結果です。
それならば上位足の方向にトレードし続ければ勝ち続ける事が出来るはずなのですが、そうはならない。
なぜなら「上位足」には更に上位の足が、下位足には更に下位の足があるという様に、区別すればいくらでも階層に分けられてしまうからです。
そして厄介なことに、(特にドル円が顕著)メジャー通貨市場は、1分足ですら綺麗なトレンドを描いてしまうほどの流動性もっています。
これがFXトレーダーを混乱させる理由です。
マヨ晴れさんがよく言う「相場はフラクタル」は通貨市場の巨大な流動性がもたらす現象であり、ある上位足とある下位足が常に隣接し合う為、「結果的に止まっているんだけどその中で売買しても狩られる」という事態が起きてしまうのです。
では、我々はどうすれば良いのか?
実は簡単です。
マヨ晴れさんやHさんが言う通り「抽象概念に基づき個々の事象を一つ一つ検証する」を行えば良いのです。
一見膨大で、大変な困難に見えますが実は簡単です。
一つを切り取り集中して検証すると、他のことも見えてくるんです。
特にマヨ晴れさんはよく、「検証してみてください。ただし一つづつ。」という風に仰っていますね。そして「色んなことに気づく」とも言っておられますね。
「ダウ理論に於ける押し目買い(抽象概念)を幾つかのパターン(それぞれの具象)で検証する。」
これを行うことにより、どのパターンも概ね形は似ているけれどもピッタリと同じ形にならない事がわかるはずです。
これがわかったのなら、「○○円を下抜いたから下目線」とか、「フィボナッチリトレースメント50%より下は買い優勢」といったことは予め断言できないし、ナンセンスだという事がわかるはずなんです。
個々の事象に当てはめたところで、今回はそうだった、というだけです。
この様なフラクタルな相場で生き抜く為には、兎に角テーマを定めて一つづつ検証してゆくしか無いと思います。
そして、その中から相場原理(抽象)に基づいた最も自分の得意なパターンを取得する以外の方法は無いと思います。
「押し目買い」というマーケットの原理は誰でもわかっているのですが、コレを完璧に行う事は出来ません。
もし、ある期間の最安値で買い最高値で売る事が出来たなら、それは奇跡に近い運です。
毎回同じ値にならないのに、どうしてそんな事が出来るのだ。
毎回同じことにならないのに、その方向をイメージできているという事は、我々は既にそれを知っているのです。
「押し目買い」はプラトンの言う「イデア」(存在するがアクセスできない真理)であり私達は別の次元にそれがある事を知っているのです。
これが「聖杯」の正体です。
しかし、手に入りもしない「聖杯」を求めたところでなんの利益にもなりません。
多くの人がこれを求めますが、「聖杯」は私達の世界に直接影響を与えるものではないのです。
私達ができる事は、「聖杯」の存在を認めた上で、個々の事象を研究し、わかったことから具体的な手法を展開するという事です。
「切り離された腕はもはや腕ではない」
アリストテレス「形而上学」より
個々の相場パターンを検証し、その特徴や性質がわかった時、それらが連続するマーケットの流れの一部分である事がわかり、その波の中で利益を取り出すことが出来る様になるのだと思います。
逆説的に抽象概念に合致するのです。
マヨ晴れさんは「花を見ながら花びらを観察する」という風に表現されていましたね。
宗教と信仰は違う。
宗教は法人ごとにユニークな神がいますが、信仰の神は個人ごとにユニークです。
ボクは無宗教ですが、信仰心は持ってます。
自分の外側に神を信じるのが宗教。
自分の内側に神を信じるのが信仰。
トレードは「信仰」です。
トレードは「宗教」ではないので、聖杯を求めたらド壺にハマります。
「一つを切り取り集中して検証すると、他のことも見えてくる。」
これまさに「信じる者は救われる」ってことなんだと思います。
自分で言葉(世界の表象)を定義する。
これが勝ちトレーダーになる為に求められることなんでしょうね。やはり、優れたトレーダー達には独自の世界観がある。
仰る通り。「投資」は「宗教」と言えます。
資本の無限増殖を唯一の目的とし信者(即ち投資家)の資産を増やし続ける。
そして、定命の信者達の口座は死後も増え続け、この宇宙を満たすまで増殖し続ける。
殉教者達は死後も「神の国」に於いてその礎となるのです。
資本主義は立派な「宗教」です。
資本主義は「宗教」を名乗って良いのだ。
迷晴れ様
まさかの動画にしていただきましてありがとございます。うれしくて今後何度も見させていただきます。
また、迷晴れ様に動画にしていただけたのもHさん、YuMasukiさん、mr03911gt1さんがコメントしていただけたからだと思っています。本当にありがとうございました。
ダウ理論は「公式」じゃない。相場の方向性はマーケットのコンセンサス(総意)で決まる。
という内容について、「確かに!」と気付かされました。
それと共に[わかるとところで勝負]の意味が分かってきた気がします。(=概念図であれば皆理解しているということもポイントだと感じた。)
今は週ナビ完コピにはまっていて、そちらをメインにやってしまいそうですが、1つの勝ちパターンを習得するための伝統的な法則1つに絞っての練習も両立して頑張ります。この練習についての大切さも他の動画内で何度も聞いておりましたが、私にはこの動画で大切なわけも納得した気がします。
迷晴れ様、
コメントいただいた皆様
今後ともよろしくお願い致します。
三浦さんのご質問のおかげで、内容の濃い動画になりました、ありがとうございます。
今回の内容はトレーダーを目指す上でベースとなる考え方です。
気づけば当たり前のことですが、気づかなければ第一ボタンを掛け違えたままになります。
参考になったら幸いです。
勝ちパターンの獲得、頑張ってください(^_-)-☆
時折、基礎に立ち返って大事な事を紹介されていますよね。基礎基本の考え方こそが奥義、何を拠り所にするかはそれぞれのトレーダーの自由ですが、やはり迷晴れさんの元で磨いた自分のトレードスタイルは勝っても負けても納得度が高いです。おそらく多くのトレーダーはダウ理論を知った時に、どこか戻り高値でどこが押し安値かを必死になって検証はしていくのだと思います。しかし、見る時間足によってそれらは曖昧になってしまう場合もありますし、まったく機能しない場合もあると思います。複数時間足でトレンドを把握できるようになる力は必須ですが、やはり攻守交替の分水嶺の攻防を見て波に乗る、これができるようになるだけで十分なのですよね。そして、大事なのは自分の言葉で定義してインとアウトを繰り返す事ができるようになる事ですよね・・・。とコメントを書いていて、今まで散々似たような事を自分の振り返りも兼ねて迷晴れさんのコメント欄に書かせていただいてきたなぁと思います笑。
ちなみに今週のドル円、月曜黄色1ロング。火曜赤1ショートは自分は137割れでショート。水曜、木曜ロングはまったく同じ場所で入りました。ただ、木曜ロングは寝落ちしてしまい戻ってきてしまいました笑。やはり上昇局面・・・火曜ショートを除いては下から買う方が簡単な相場でしたよね♪
Hさん。
是非毎週コメント欄に書き込んでいただけませんか?
みんなのためになると思うんです。
今週はまあいっかな、なんて思わずに是非
mrさん、ありがとうございます。
いえいえ、自分などはもう十分すぎるほどこれまでにコメントさせてもらってきましたので(;^_^A
迷晴れさんの言われている事を丁寧に、検証&練習する事で今の自分のスタイルが出来上がりました。と言っても、ほとんど迷晴れさんのやられている事で目新しさも何もありません。コメント欄もmrさんやyuさんが盛り上げていただいているので、こっそり拝読させていただいています♪
また、さすらいの旅人のようにふらっと立ち寄らせてもらいますね
スナフキンみたいに、ふらっと立ち寄ってコメント頂ければ嬉しいです(^_-)-☆
そんなこと仰らずに
私と一緒にYuさんに
思いっきり解析されて
みましょうよ!笑
またまた、コメント引用させていただきました(^_-)-☆
ありがとうございます。
「ドル円は上昇局面なので下から買う方が簡単な相場」
チャートの単純化。
これができるかできないかでチャートのわかりやすさが別次元になります。