11May
ドル円、ユロ円、ユロドルの3通貨ペアでトレードしてみました。利食いは難しいと言われますが、単純なルールを決めて、それを正解となるのがおすすめです。
感情利食いと勘定利食い。
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後から見ると、シナリオ通り目標に到達しているのに、途中、心が動揺して利食ってしまい後悔する。これは、誰しもが経験することですが、ここで問題なのは、利食いそのものよりも、「後悔」が次のトレードに影響することです。
利食いは自分が決めた通りにできれば正解、それ以上、伸びたとしてもそれはそれです。
感情利食いは、利益が削られそうという「恐れ」や、もっと儲かるかもという「スケベ心」から発動され、残るものは「幸運と不運」だけです。この幸運と不運はトレード技術において、何の肥しにもなりません。
勘定利食いは、事前に決めたルールや検証で培った根拠が存在します。最初はうまくいかなくても「検証のネタ」になります。
今回のトレードではシナリオ通りに利食っていれば、大きな利益となりましたが、途中、利食いのサインが出たので実行しました。
日銀逆サプライズ下降波の半値付近なので、利益を帳消しにするような逆行があったかもしれません。
結果として、シナリオ目標に到達しましたが、それはあくまで結果論、大事なのは事前に決めたことを、決めた通りに実行できるかどうかが、相場の魔力から身を守る方法だと思っています。
ドル円は下降波半値ブレイクから、次のレジスタンスまでを狙う。
日銀逆サプライズ下落が半値まで戻し、モミ合いを上抜けしたところを、次のレジスタンスまで狙いました。半値は抜けても、ここはまだ半値付近ということで、戻り売りを警戒しての買いです。
109円手前やライン付近で、大きな上ヒゲが出現したのを確認して利食いました。しかし、その後、109円をブレイク、目標としていたレジスタンスに到達しましたが、これはこれです。
+21.6pips
ユーロ円はドル円と同期していた。
週足サポートからダブルボトムのネックライン(h4-1)で押して上昇開始。次のレジスタンス(h4-2)まで狙いました。
5分足、逆三尊右肩からのロング、ドル円が109円付近で怪しい動きをしたので、同時に利食いました。ドル円を利食わなければ、ユーロ円も保有したままでした。
+32.4pips
ユーロドルはお試しトレード。
ブロックAを上抜いて高値更新したものの、週足レベル(w1)でレジスタンスされ、4時間足ネックライン(h4)でサポートされたかに見えた場面。
動画録画中も言ってますが、30分足を見る限り、やる気の出るチャートではありません。ドル円とユーロ円で利益が出ている上でのトレード。成功率は低そうなので、もしも、プラスポジションを持ってなければエントリーしていません。
ロンドン市場が開き、動き出すかと思いましたが、結局、直近の高値(キリ番)を更新できませんでしたので逃げました。微益で逃げれるところからのエントリーですが、やはり1.140を抜けてからの方が無難でしたね。
+0.1pips
臨機応変な利食いの判断は、はっきり言って、損切りやエントリーよりも遥かに難しいです。ボクも、まだまだ検証不足だと感じています。
初心者の方に、おすすめなのは、利食いをシンプルにルール化して、その通りに実行することです。ルールを守ることに注視して、余計な感情が湧くのを排除できれば、それを「正解」とすることができます。
検証してない、ルールもない状態では、感情に支配されるので、そのまま続けていても、学びが薄いです。
感情に支配されたトレードは、まさに呪われた状態です。相場の環境認識(テクニカル)と同じくらい、心の環境認識(メンタル)を重んじて、いかに相場の魔力に負けないよう平常心を保つ術を学ぶことが、学びの本質のような気がします。
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コメント
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コメント (7)
こんにちは、
エントリーに関しては、リズムが取れてきたかなという感じで、合わなければ入らなくければ良いのでそれだけのことですし、損切りもきちっとしたエントリーができれば自ずとポイントも決まり頻度も減るのでハードルは高くありませんが、利確に関しては、自分でコントロールできる部分が相当制限されるのと同じエントリーであっても成果の差が天地ほど変わってしまうところが難しいのでしょうね。トレーダーとしての力量の差は利確によって決まるのかもしれません。そう考えるとやはり相場は奥が深いですね。
脱サラして仕事の合間にやろうとしたトレードですが、最近は仕事をあまり入れないようにしてほとんど専業状態になってます。
50歳過ぎから人生やり直すのは難しいと思われていますが、やりたいことをやってると苦しいこともありますが、何とかなっていきます。
おかげさまで、サラリーマンのままで終われば解らなかった世界が見えてきて第二の人生もいいものだなと思います。
PS 最近、テクニカル分析がメインになってますが、たまに雑談、人生観のような記事を取り上げていただければ幸いです。
最近、雑談やってないですね。来週辺りやってみますか。
やっぱりリアルトレードは勉強になります。細かいところの判断がためになります。今後もよろしくお願いします。
一度にたくさんピップス数を稼ぐようにされているのですね。
目下、最少努力で最大効果を目指して研究中です。
迷晴れさんこんばんは。動画拝見致しました。今回のリアルトレード動画にあったエントリーポイントと利食いポイントが同じでびっくりしました(^^;ダブルゼロなかなか抜けずで利食いを行いました。しかし、結局のところ抜けていきましたね。
利食いは難しいですね。最近は感情で利食いしないようにしていたのですが、今日は悪い癖が出てしましました。
今日は東京時間のSの騙しからLで入り欧州まで持ち越し。損切は108.20で行い、利益の決済は109.20まで到達したら手堅く決済をするというシナリオでした。途中の16時からの円高方向には少しビビりましたが1時間足が確定まで様子見することにし何とかドルが買い支えられホッとしました(^^;そのあとがダメでした。108.95で全決済してしまったのです。利確のstopを108.80に置いていたのにも関わらずです。結果的に+55.8pipsでしたので良かったのかも知れませんが、決済してから数分後ブレイクしたので25pips取り逃しでやってしまったという感じです。
今回のブログ、迷晴れさんがいう感情に残るのは「幸運と不運」という言葉がありました通り私は今日、感情で決済してしまったので「不運」に見舞われました。あそこで円が買われてstopの利食いが入ってもシナリオ通りで後悔はしませんし、感情利食いをしなければ利益の取りこぼしがなかったからです。今回のブログおよび動画大変参考になりました。いつもありがとう御座います。
感情で起こした行動には、幸運か不運しか残りませんね。人生なら、それも良しですが、トレードでは感情に別の意味づけをする工夫が必要なんだと思ってます。
拝見させていただきました。
利食いについては「自分のサイズが決まっていれば今頃プラスだった」と思うことしきりです。
たまたま大きく取れるとその記憶がいつまでも影響してしまいます。
多分見ている部分(自分の内面で)が違うみたいです。
いつも素晴らしい気付きを与えていただいてありがとうございます。