15Nov

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週刊チャートナビ558回(2025年11月10日〜11月14日)今週のFX相場(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)を振り返り、今後のトレードに必ず役立つ重要ポイントを解説。
ドル円
今週の見通し
相場の背景
- 2025年安値のダブルボトムを起点として、現在は9月安値上昇波の終盤に位置し、155円を試す局面にある。
- 155円台は2022年・2023年の為替介入ゾーンであり、強いレジスタンス帯。ファンダメンタルズの後押しなしに”一気抜け”する可能性は低い。
- 155円を前に上昇の勢いが鈍化し”ダブルトップ”を形成、”高値キリサゲ”と”ネック割れ未遂”を経て、4時間足上昇トレンドのリズムが崩れ始めている。
- 先週高値のダブルトップは、日足レベルでの「価格調整が始まる予兆」とも読み取れる。
- 今週は、先週高値のダブルトップを否定し155円を試すか、ダブルトップが確定し150円へ日足レベルの調整波が始まるかが焦点。
- 先週高値と2週前安値(=ネック)による “三尊天井” の形成も十分想定できる。
- 重要経済指標:米CPI(最大のトリガー候補)
ベアの注目:155円の最強レジに注目
- 155円の最強レジスタンス
- 先週高値のダブルトップ
- 4時間足上昇トレンドのリズム崩れ
- 三尊天井の右肩形成中(=先週安値付近)
ブルの注目:152円の最終防衛ラインに注目
- 152円の最終防衛ライン
- 日足上昇トレンド+4時間足上昇トレンドがまだ崩れていない
- 日足SMA21のサポート
トレーディング・レンジ
| TR上段㊤ | 155.0(最強レジスタンス) |
| TR中段 | 先週高安(天井圏レンジ) |
| TR下段㊦ | 152.0(押し目最終防衛ライン) |
ベアのシナリオ:基本戦略
155円レジスタンスを背景に日足レベルの調整波を売る(目標値:152.0→2週前安値→150円)
ブルのシナリオ
日足上昇トレンド+4時間足上昇トレンド継続を背景に”Tレンジ下段”で押し目を買う
毎日の値動き
シナリオとトレード
11/10 月曜
155円レジスタンスを背景に、先週高値-H1-Mトップを形成(ネック割れは未遂)
ベアのシナリオ:①5日高値下降波を先週安値へ戻り売り
ブルのシナリオ:①5日高値下降波の戻り売りを受けて先週安値の2番底でロング
7日高値に5日高値下降波の戻り目形成を待ったが、先週高値へ電車道で買われてノートレード
11/11 火曜
- 先週安値から先週高値まで電車道で上昇
- 先週高値-H4-Mトップの可能性→2番天井形成のプロセス
ベアのシナリオ:①先週高値にH4-M2番天井を待ってショート
ブルのシナリオ:①7日安値上昇波を先週高値へ押し目買い
- 東京・ロンドン時間、7日安値上昇波の押し目待ち
- NY初動、7日安値上昇波のV字押し目は拾えなかった
11/12 水曜
先週高値にH4+H1マルチトップを形成中
ベアのシナリオ:①先週高値H4+H1マルチトップの”2番天井形成”でショート
ブルのシナリオ:①先週高値H4+H1マルチトップの”2番天井崩れ”で155.00へロング
- 東京序盤、15分足レンジ・ブレイクで青1ロング、先週高値の更新でホールド。
- NY時間、155.00の到達でアウト
【エントリーの根拠】
【背景】
日足上昇トレンド+4時間足上昇トレンドの継続
【事実】
先週高値H4+H1マルチトップの否定狙い×15分足キリアゲ
D1-SMA21+H4-SMA21+H1-SMA21+M15-SMA21の支え
撤退値:先週高値
目標値:155.00
損切り:15分足押し安値
11/13 木曜
- 先週高値H4+H1マルチトップが否定され155.00まで買われた
- 155.00レジスタンスから7日安値上昇波の調整で下げる可能性アリ
- 本日の”米CPI”は政府機関の一部閉鎖により見送り
ベアのシナリオ:①155.00のレジスタンスで7日安値上昇波の調整をショート
ブルのシナリオ:①154.00付近で7日安値上昇トレンドを押し目買い
- 東京時間、155.00-H1-M2で赤1逆張りショート
- ロンドン時間、4時間足SMA21で反発
- NY時間、4時間足SMA21の下抜けでホールド
- 翌日のNY時間、11日安値でアウト
【エントリーの根拠】
【背景】
155.00のレジスタンス
【事実】
155.00-H1-M2×16時足の陰転
撤退値:4時間足SMA21
目標値1:154.00
目標値2:11日安値
損切り:155.00
11/14 金曜
- 155.00レジスタンスで1時間波が反転開始
- 日足SMA21の乖離埋めに注目
ベアのシナリオ:①155.00-H1-Mトップを背景に”下降3波”を11日安値へ戻り売り
ブルのシナリオ:①155.00-H1-Mトップの”下降3波の否定(安値キリアゲ)”でロング
- 東京時間、155.00-H1-Mトップ背景の3波戻り売りのセットアップ(M15-Mトップ)待ち
- ロンドン時間、”下降3波”を赤1戻り売り
- NY時間、三尊天井の形成による急落後の大幅なプルバックを想定、11日安値でアウト
【エントリーの根拠】
【背景】
155.00のレジスタンス
【事実】
155.00下降波の戻り売り候補にM15-Mトップ×5分足キリサゲ
撤退値:154.00
目標値1:11日安値
目標値2:先週安値
損切り:15分足戻り高値
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:155円を目前に上昇クライマックスの兆し

今週のドル円は、155円という重要な節目を目前に、上昇の勢いを鈍らせながらも“最後の一段の踏み上げ”を見せました。
4時間足上昇トレンドはリズムが崩れ始め、日足レベルでは “価格調整の入り口” が意識される局面。
「ここから無理に触る必要はない」という、中期的な“様子見優勢”の週でもありました。
来週は、今週の上値の重さが日足調整波へ発展し、150円方向へ向かうのか、FOMCをトリガーに、155円を突破する流れに転じるのかの二択の分岐点に入ります。
今週の局面
序盤:4時間足上昇トレンド押し目買い
10〜12日にかけて、先週安値で押し目買いが入り、価格は155.00へ到達。
しかし、最後の力で押し上げた形。
中盤:155円で調整入り
12〜13日は、155.00のレジスタンスを背景に調整入り。
終盤:155円で反転開始
14日は 155.00で1時間足Mトップが完成 → 下降3波が発動。
しかしながら、11日安値の反発で下落分を全戻し。
今週の狙い目:155円を背景に“日足調整波の初動売り”

今週の基本戦略は、155円上値限界からの日足調整波初動売り。
13日高値で売り始め、14日に1時間波の反転で下降3波を売りましたが”スパイク”で全戻しされてしまいました。
週明けは、14日高値付近で方向待ちです。
今週の相場格言:「熱狂の裏に、終わりの足音」

9月安値を起点とする日足上昇波は、すでに4時間足押し目買いが3回完了しています。
155円の節目を目前に、11日安値起点の急騰はバイイング・クライマックス(上昇最終局面の買い過熱)といえるでしょう。
この過熱感の裏で、すでに上昇エネルギーは枯渇しつつあるように見えます。
バイイング・クライマックスはなぜ起きるのか?
① 乗り遅れ組の焦り買い
長期上昇の中、「今度こそは」と高値に群がる。
「円安は止まらない」など、SNSやニュースの強気ムードも熱狂を後押しする。
② 売り手不在による注文の偏り
既存ロング勢のホールド+焦り買いの殺到で一時的に真空状態に。
反転のトリガー
① 大口の手仕舞い
個人投資家の熱狂を見て、大口は静かに売り抜けを始めます。
買いエネルギーが枯渇した瞬間、わずかな売りをきっかけに相場は自重で崩れます。
② 上位足レジスタンスの壁(=155円)
利確・逆張り・調整売りが一気に重なり、ブル → ベア構造へ転換しやすい。
バイイング・クライマックスの立ち回り方
① 上昇トレンドの終盤は利確優先
上ヒゲ・急騰・MA乖離拡大などの“過熱サイン”が出たら、分割利確で利益を守る。
無理に「天井を取りに行かない」ことが、上昇トレンドの最後の一段で、利益を吹き飛ばさないコツです。
そういった意味で、12日のロングは模範的トレードとはいえません。
② 追いかけて買わない、反転シグナル待ち
異常な加速・移動平均線との乖離拡大が見られたら、”追いかけ買い”は避ける。
反転シグナル(高値切り下げ)が出たら売ります。
バイイング・クライマックスは「天井そのもの」ではなく、「天井が近いという警鐘」。
実際の反転にはタイムラグがあり、調整後の再上昇で155円のブレイクもあり得ます。
「熱狂の裏に、終わりの足音」
極端な強気がピークに達した時、相場は静かに転換の準備を始めます。
ユーロドル
今週の見通し
相場の背景

7月高値ダブルトップ完成(=7月安値ネック)への流れを背景に下落基調が継続中
- 4時間足下降トレンドが継続、日足SMA21がレジスタンスとして機能。
- 先週は、1.150+2022年高値のサポートで反発、ショートカバーによる買い戻しが発生。
- 今週は、1.160周辺での戻り売り再開、その後、1.150割れで7月安値を目指す動きも視野に入る。
- 重要経済指標:米CPI(最大のトリガー)
ベアの注目:戻り売り再開のタイミングに注目
- 7月高値ダブルトップの完成→7月安値を目指す流れ
- 4時間足下降トレンドの継続
- 100日線+日足SMA21がレジスタンスとして機能
ブルの注目:1.150の防衛に注目
- 1.150+2022年高値のサポート帯
- 200日線のサポート
- 4時間足下降チャネル下限のサポート
- 先週安値ダブルボトム形成の可能性
トレーディング・レンジ
| TR上段㊤ | 2週前高値(戻り売り上限) |
| TR中段 | 先週高安(攻防ゾーン) |
| TR下段㊦ | 7月安値(ダブルトップのネックライン) |
ベアのシナリオ:基本戦略
7月高値ダブルトップ完成の流れを背景に、4時間足下降トレンドを先週高値付近で7月安値へ戻り売り。
ブルのシナリオ
1.150+2022年高値のサポートが背景①先週高値付近の”戻り売り否定”で2週前高値へ買う②先週安値の2番底形成でロング
毎日の値動き
シナリオとトレード
11/10 月曜
2週前高値下降波の先週高値戻り売り候補(=日足SMA21のグランビル・ポイント)に到達
ベアのシナリオ:①先週高値の”戻り目形成”で先週安値へ戻り売り
ブルのシナリオ:①先週高値の”戻り目崩れ”で2週前高値へロング
先週高値でH1-Mトップの形成待ち
11/11 火曜
- 2週前高値下降波の先週高値戻り売り候補(=日足SMA21のグランビル・ポイント)に先週高値-H1-Mトップを形成
- 2週前高値下降波の先週高値戻り売りと4時間足SMA21のサポートでブルベア攻防中
ベアのシナリオ:①先週高値の”ブルベア攻防の決着”を待って先週安値へ戻り売り
ブルのシナリオ:①先週高値の”戻り目崩れ狙い”で2週前高値へロング
- ロンドン時間、先週高値-H1-Mトップからの下降3波否定を”東京レンジ”のブレイクで確認して青1ロング
- NY時間、1.160到達で半決済
- 翌日ロンドン時間、先週高値の反発で撤退
【エントリーの根拠】
【背景】
1.150+2022年高値のサポート
【事実】
先週高値-H1-Mトップからの下降3波否定×15分足キリアゲ
H4-SMA21+H1-SMA21+M15-SMA21の支え
撤退値:先週高値
目標値1:1.160
目標値2:2週前高値
損切り:1.155
11/12 水曜
- 2週前高値下降波の戻り売り候補(=日足SMA21のグランビル・ポイント)に到達
- NY時間の急騰が先週高値-H1-Mトップを否定したが2週前高値下降波の戻り売り圏内なので注意!
ベアのシナリオ:①2週前高値下降波の戻り売り、1.160の反発で先週安値へショート
ブルのシナリオ:①2週前高値下降波の”1.160戻り売り否定”で2週前高値へロング
1.160に2週前高値下降波の戻り売りセットアップ(=H1-Mトップ)待ち
11/13 木曜
- 2週前高値下降波の1.160戻り売り候補(=日足SMA21のグランビル・ポイント)に到達
- 1.160H1Mトップを形成中
- 本日の”米CPI”は政府機関の閉鎖により見送り
ベアのシナリオ:①2週前高値下降波の1.160戻り売り、1.160-H1-M2から先週安値へショート
ブルのシナリオ:①2週前高値下降波の”1.160戻り売り否定”で2週前高値へロング
- 東京終盤、1.160-H1-M2の否定で青1ロング、1.160周辺の売りポジが損切られて急騰。
- ロンドン時間、30日高値付近、18時足の陰転で半決済。
- 翌日のロンドン時間、当日足の陰転でアウト
【エントリーの根拠】
【背景】
1.150+2022年高値のサポート
【事実】
1.160-H1-M2否定×15分足逆三尊
H4-SMA21+H1-SMA21+M15-SMA21の支え
撤退値:4時間足ミドルチャネル
目標値1:30日高値
目標値2:2週前高値
損切り:4時間1番足安値
11/14 金曜
2週前高値下降波の1.160戻り売りが否定されて2週前高値へ上昇中
ベアのシナリオ:①2週前高値に到達後、ロングの利益確定を狙ってショート
ブルのシナリオ:①13日安値上昇トレンドを2週前高値へ押し目買い
- 東京時間、黄1押し目買いは高値を掴むリスクから見送り
- ロンドン時間、4時間足ミドル・チャネルの押し目(V字底)は買えなかった
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:1.150の中長期サポートで猛反発

ユーロドルの大局は、7月高値ダブルトップ形成(=7月安値ネック)を軸とした下落基調が続いています。
しかし今週は、1.150+2022年高値という中長期サポートが強く意識され、想定以上に力強い反発が発生。
その勢いのまま、2週前高値下降波を全戻ししました。
来週は、この1.150の強反発を9月高値下降波のリトレースメントと見るのか、あるいは日足押し目買いの再開と見るのか。
この二つのシナリオを並行して考える相場になります。
今週の局面
序盤:戻り売りゾーンで”売り待ち”の保ち合い
7〜12日は、4時間足SMA21のサポートと、1.160周辺のレジスタンスに挟まれ、先週高値周辺で方向感のない保ち合いが続きました。
中盤: 1.160戻り目崩れで急騰
13日は、1.160戻り売り否定 → 戻り売り組のショート損切り → 急伸、という“戻り目崩れの勝ちパターン”が発生。
この動きによって、価格は一気に2週前高値へ向かいました。
終盤:2週前高値で調整入り
14日は、2週前高値付近で、短期的な調整モードへ移行。
高値圏での揉み合いに入り、来週の方向待ちとなりました。
今週の狙い目:4時間足下降トレンドの“戻り売り”戦略

今週の基本戦略は、日足SMA21+先週高値+1.160の戻り売りゾーンに引きつけて売るというシンプルな戻り売り狙い。
1時間足Mトップ(セットアップ)が現れるのを待っていましたが、13日に2番天井が否定されました。
このタイミングで、戻り売り戦略は崩れ、そのショート損切りを拾う形で2週前高値までロングしました。
これは、典型的な“戻り目崩れの勝ちパターン”です。
今週の相場格言:「動かぬ間に、伏線は張られる」

7日+10日の1時間足Mトップは、見た目だけなら”戻り売りのセットアップ”でした。
しかし、ショートを見送ってのは、「形」ではなく「動かぬ理由」 を重視したからです。
見送った理由は2つ。
4時間足SMA21のサポートに加え、13日に米CPIを控えていた(この時点では発表の有無が不明)からです。
テクニカル的に売り圧力が溜まっていても、大きな経済指標や用心発言などのファンダメンタルズを待つことがあります。
その静寂の裏で、ショート溜まり(伏線)がじわじわと積み上がっていました。
結果、米CPIは延期となり、相場は溜め込んだエネルギーを一気に解放し、2週前高値へ上昇。
「動かぬ間に、伏線は張られる」
相場は“動いている時”より、“動かない時こそ次の波が仕込まれている”。
13日のロングは、まさに“動かぬ間に張られた伏線回収の一手でした。
ポンドドル
今週の見通し
相場の背景
- ポンドドルは、2022年高値ダブルトップ完成を背景に4時間足下降トレンドが継続中。
- 2025年安値上昇波の半値押し(=1.300)に差し掛かっており、中長期的には「押し目買い勢力がどこで反応するか」が焦点となっている。
- 1.30周辺は「4時間足下降トレンドと中長期押し目買い」のせめぎ合いゾーンです。
- 4時間足下降トレンドが継続、日足SMA21と100日線がレジスタンスとして機能。
- 1.30周辺が中長期サポートとして機能し、先週後半にかけて反発が見られた。
- 今週は「どこまで戻すか」と「1.300防衛力」を見極める週になりそう。
- 特に日足SMA21+4週前安値は戻り売り圧力が集中しやすいエリア
- 重要経済指標:英GDP速報値(13日木曜)
ベアの注目:戻り売り再開のタイミングに注目
- 2022年高値ダブルトップ完成
- 4時間足下降トレンドの戻り売り再開
- 日足SMA21のレジスタンス
ブルの注目:1.300の防衛に注目
- 1.300の中長期サポート=2025年安値上昇波の半値押しゾーン
- 10月安値サポートによる先週足のアンダーシュート
- 10月安値を肩ラインとする逆三尊天井形成の疑い
トレーディング・レンジ
| TR上段㊤ | 2週前高値(戻り売り上限) |
| TR中段 | 4週前安値と先週高値(戻り売りゾーン) |
| TR下段㊦ | 先週安値(1.30付近の中長期の節目) |
ベアのシナリオ:基本戦略
2022年高値ダブルトップ完成を背景に、4時間足下降トレンドをTレンジ中段+日足SMA21で戻り売り。
ブルのシナリオ
1.300サポート(=2025年安値上昇波の半値押し)が背景①先週高値の”戻り売り否定”で4週前安値へ買う②逆三尊天井を狙って10月安値の反発(=肩ライン)で買う
毎日の値動き
11/13 木曜 逆三尊右肩ロング
- ロンドン時間、10月安値への2回目の試しを受けて青1ロング、先週高値で半決済。
- 翌日の東京時間、4時間1番足の陰転で撤退
【エントリーの根拠】
【背景】
1.300中長期サポート
【事実】
10月安値サポート(=逆三尊天井肩ライン)×M15-W2の強反発
撤退値:M15-Wneck
目標値1:先週高値
目標値2:日足SMA21
損切り:1.310
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:1.300中長期サポートが機能

ポンドドルは、2022年高値ダブルトップ完成を背景にした下落基調(4時間足下降トレンド)が継続中。
一方で、2025年安値上昇波の半値押しゾーン=1.300に到達したことで、”中長期の押し目買い勢力”も意識される局面に入りました。
そのため今週は、先週足ピンバーの下ヒゲを手掛かりに、1.300サポートが意識されて10月安値へ安値を切り上げ、日足SMA21まで戻す動きとなりました。
来週は、4時間足下降トレンドの戻り売り再開を売るのか、10月安値を肩ラインとする逆三尊天井が意識され、その戻り売りが否定され、2週前高値を目指すのか。
4時間足下降トレンドの戻り売りと、1.300サポートの押し目買いの綱引きを見極める週になりそうです。
今週の局面
序盤:4時間足戻り売りが10月安値で失速
10〜11日、先週高値に1時間足Mトップが出現、4時間足下降トレンドの戻り売りが試されました。
しかし、10月安値サポートに阻まれて失速。
この動きで、1.300中長期サポートの防衛力の強さが意識され始めます。
中盤:10月安値が逆三尊天井肩ラインとして意識され始める
12〜13日は、10月安値でサポートされ、逆三尊天井肩ラインとして意識され始めました。
終盤:10月安値と日足SMA21の“板挟み”で乱高下
週末は、10月安値と日足SMA21に挟まれた攻防ゾーンで乱高下。
今週の狙い目:4時間足下降トレンドの“戻り売り”戦略

今週の基本戦略は、4時間足下降トレンドを前提にした先週リトレースメントからの戻り売りでした。
Tレンジ中段(4週前安値〜先週高値)を戻り売りゾーンに設定。
ここに1時間足Mトップを待つ方針でした。
その一方、先週足のピンバーを根拠に、「10月安値を素直に割り込むイメージは薄い」と判断し、10日+11日の1時間足Mトップでは売りませんでした。
結果として、10月安値がサポートとして機能、10日+11日の1時間足Mトップが否定されるタイミングで、戻り売り組のショート損切りを狙ってロング。
これは、“転換3波崩れの勝ちパターン”です。
今週の相場格言:「波の支配を読め」

相場には、常にその時々の支配的な波(支配波)が存在します。
現在のポンドドルを支配しているのは、2022年高値Mトップを背景とした、9月高値からの日足下降波です。
4時間波・1時間波・さらに分波の値動きは、すべてこの日足下降波の影響下にあります。
どの時間軸でエントリーしても、背後には必ず“上位波の意志”が流れているということです。
1.300の中長期サポートで下落が限界を迎えれば、次はこの支配波の調整局面としての買い戻しが発生します。
その場合、半値付近(≒1.337)や2024年高値まで戻すシナリオも視野に入ります。
「波の支配を読め」
トレードの前に、自分はいま、どの支配波のどの一部を抜こうとしているのか。
これを意識するだけで、狙うべき値幅も、許容できる逆行も、自然と整理されます。
なお、波の反転は短期波から始まりますが、それは短期波が中長期波を“ひっくり返している”のではありません。
上位波の伸びに限界が来たサインを、短期波が先に映し出しているだけです。
来週の相場展望
ドル円
相場の背景
- 155円の天井圏
- 2025年安値ダブルボトムから続く上昇基調は、9月安値上昇波の最終局面に差し掛かっている。
- 155円台は過去の為替介入ゾーンであり、極めて強いレジスタンス帯となる。
- ファンダメンタルズの後押しなしでの「155円一気抜け」は期待しにくい
- 上値の重さが日足レベルの調整波へ発展してもおかしくない水準
- 上位足の“節”に到達したことで、マーケットは利確とショートの新規参入が交錯しやすい
- 先週は、155円という節目を目前に最後の一段の踏み上げを見せ、高値をわずかに更新したが、4時間足上昇トレンドのリズムは崩れ始め、RSIがダイバージェンスしている。
→日足調整波の入り口に立ちつつある局面 - 今週のテーマは「天井圏での攻防」、155円のレジスタンスを中心に“トレンド継続”か”日足調整入り”の分岐点にある。
- 攻防ゾーン
①155.00 と 2週前押し安値 → 今週の攻防ゾーン
②155.00 と 3週前押し安値 → 日足レベルの天井圏想定 - メインシナリオ
①155円の重さから日足調整波へ発展(150円方向へ)
②FOMCをトリガーとして155円突破→ターゲット156.23 - 重要経済指標:FOMC(最大トリガー)・日CPI
ベアの注目:155円は最強レジスタンス
- 155円のレジスタンス帯
- 4時間足RSIダイバージェンス→買いエネルギーの枯渇
- 4時間足上昇トレンドのリズム崩れ→高値更新の質低下
ブルの注目:2週前安値=仮ネックライン
- 2週前安値がネックラインとして機能
- 4時間足上昇トレンドは辛うじて維持
- 日足SMA21は押し目サポート候補
トレーディング・レンジ
| 上段㊤ | 156.23(2025年高値ネック) |
| 中段 | 155.00と2週前押し安値(今週の攻防ゾーン) |
| 下段㊦ | 3週前押し安値(9月安値上昇波の38.2%戻し=日足天井圏の仮ネック) |
来週のシナリオ
ベアのシナリオ:日足調整波を売る(基本戦略)
155円のレジスタンスを背景に、日足の調整波を売る
目標値:2週前安値→3週前安値→150.00
ブルのシナリオ:上昇トレンドの継続狙い(プランB)
日足上昇トレンド+4時間足上昇トレンド継続を背景に”押し目”を買う。
押し目候補:14日安値・2週前安値→3週前安値、押し目の質でエントリーの可否を判断
ユーロドル
相場の背景
- ユーロドルは 7月高値ダブルトップから、ネックライン(7月安値)を目指す下落基調が継続している。
- 1.150(2022年高値)の中長期サポートで反発
- 先週は、1.150 (2022年高値)中長期サポートが強く機能、3週前戻り高値まで反発→9月高値下降波のリトレースメント
- 今週は1.150(2022年高値)中長期サポートの反発を、9月高値下降波のリトレースメントと見るか、日足押し目買い再開の序章と見るかが焦点。
- 先週高値と2週前安値は日足レベルの底値圏候補
- 重要経済指標:FOMC(=最大トリガー)
ベアの注目:4時間足下降トレンド戻り売りの再開
- 7月高値ダブルトップ→7月安値を目指す流れ→先週高値付近で戻り売り再開
- 4時間足下降トレンドの維持
- 100日線のレジスタンス
ブルの注目:日足レベルの底値圏形成の可能性
- 先週高値と2週前安値に日足レベルの底値圏形成
- 1.150(2022年高値)の中長期サポート
- 200日線が下支えとして機能
トレーディング・レンジ
| 上段㊤ | 5週前高値(9月高値下降波のフィボ61.8%) |
| 中段 | 先週高安(今週の攻防ゾーン) |
| 下段㊦ | 2週前安値(1.150・2022年高値の中長期サポート・ゾーン) |
来週のシナリオ
ベアのシナリオ:4時間足下降トレンドのフォロー(基本戦略)
7月高値ダブルトップ完成の流れを背景に、4時間足下降トレンドを先週高値付近で戻り売り
エントリー根拠:4時間足ラス戻り高値+100日線+9月高値下降波のフィボ38.2%
ターゲット:先週安値→1.150→7月安値ネックライン
ブルのシナリオ
1.150(2022年高値)の中長期サポートが背景①先週高値付近の”戻り売り否定”で5週前高値へ買う②再び、1.150周辺へ売られれば2回目の反発確認後に買う
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今週もお疲れ様です!
今週はちょっとの判断の掛け違いの連続でノートレード、本当に自分何やってんだって感じです。。
以下アウトプットとさせてください。。
「ユーロドル火曜ロング」
1HMトップ崩れでの仕掛けを狙っていたにも関わらず、15分レンジ部分を自分はただの安値切り上げの波で描画、
そのためMトップ2番天井起点下降波の戻り目崩れと見なせずMトップから高安縮小レンジに移行したと判断してしまいチャンスロス
「ユーロドル木曜ロング」
先週高値での1HMトップ2番天井崩れのシナリオで構えていたにも関わらず、
1HMトップ2番天井部分での15分足のレンジ部分をただの安値切り上げの波で描画したため、
2番天井崩れと見做せず普通に切り上げで更新されてしまったと判断、修正波の高値抜け飛び乗り1波は騙しリスクが高いと見てしまいチャンスロス
「ポンドドル木曜ロング」
1.300中長期サポート4Hオレンジ上昇波の10月安値(F50)での押し目買い狙っていたにも関わらず、
ここは同時に2週前高値起点4Hオレンジ下降波の先週高値(F50)戻り売りを受ける波構造、
1HMトップNC抜下降3波の失敗判定には、1HWボトム2番底か15分Wwボトムが必要と見立てるも、
ヒゲ強反発となった部分を紫波wボトムではなくまとめて一波と捉えてもう一山待ってしまいチャンスロス
上記全部同じようなチャンスの逃し方です。
レートの更新で仕掛けるにしても、それが普通に抵抗なくスポッと抜けたのか、相手の波の攻めを受けてから、戻り目やMWを作ろうとして抜けたのかで仕掛けられるかが変わりますが、
それを適切に判断するには波の描画を適切にできていることがマスト。
いくらシナリオが適切でも、そのセットアップの波を、Wボトムと捉えるのか一つの塊の波で見るのかで、その後の構造判断及び意思決定が変わってしまうため、波の描画精度の向上が自分の最重要課題です。。
自分の場合、特に15分足や5分足はチャートは、上位重要節目をチャートの上下に収まるよう表示させる(短期足振り回され防止)ためチャートの縦縮尺が圧縮されがちで、
それによって戻り幅やSMAの角度が平たく見えて適切に描画できてなかったり、
また波が鈍化しレンジ気味でグズグズになってきた時、孕みとみて一つにまとめるのか分割して描画するのかとかルールが曖昧な部分がありミスしやすいです。。
本当に今週は自分の無力感がすごく悔しすぎますが、、後少しのズレを修正できれば見える世界が変わると信じて、めげずにまた積み上げていきます。
長文アウトプット大変失礼いたしました。
引き続き何卒よろしくお願いいたしますmm
丁寧な振り返りありがとうございます。
今回のチャンスロスは、すべて 「波の描画がほんの少しズレた」 ことが原因ですね。
シナリオも環境認識も合っているだけに、本当に“あと一歩”の段階です。
今週の悔しさは、次につながる“良い痛み”です。
引き続き淡々と積み上げていきましょう!
いつもご教授頂き有難うございます。今週のドル円は正に熱狂の裏に終わりの足音ありで155.000のレジスタンスは硬かったですね。かと言って安値の切り上げも続いており売っていくのも早すぎるようで自分も今週は全く乗れませんでした。先月の高市トレードに比べると今週のドル円は明らかに難しいとわかりますし、大相場で熱狂した後は暫く充電期間に入るということですね。ポンドドルも同様で1.30000という心理的節目に到達したことでほぼやり切った感があり暫く調整に入るかもしれません。よく次の材料待ちと言われますがテクニカル的に十分ポジションが溜まり、そこにインパクトのあるファンダ要因がマッチングしないと相場は大きく動かないですね。今後はアメリカの政府機関再開により雇用統計等の未発表指標も順次発表されそれなりに相場を動かす要因にはなると思いますが、アメリカの感謝祭も近く大口のスケジューリング的にも今年はもう終わりに近づいてますので大きな動きは来年に持ち越しとなるかもしれませんね。そうした大局を踏まえるとあまり積極的に追いかけてトレードしない方がいいかもしれません。やるにしてもあまりロットを張らないとか損切をタイトにする等しっかりガードを固めてトレードしたいと思います。
丁寧な考察ありがとうございます。
まさに今週のドル円は「熱狂の裏に休憩あり」の難しい局面でしたね。
動きのエネルギーが一度使い切られた相場の典型だったと思います。
材料待ちとはよく言いますが、実際には、”テクニカルで溜まった圧力 × インパクトあるファンダ”この組み合わせが揃わないと、大きな波にはなりませんよね。
冷静に大局を見ながら、淡々と守る姿勢が素晴らしいです。