18Oct

※記事内にプロモーションが含まれています。
※画像をクリックすると新しいタブで開きます。
週刊チャートナビ554回(2025年10月13日〜10月17日)今週のFX相場(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)を振り返り、トレードで押さえておくべき重要ポイントの解説とケーススタディを行います。
ドル円
今週の見通し
相場の背景
- 高市トレードで7月安値上昇波のN値≒153円まで噴き上げて反落
- 140円ダブルボトム由来の9月安値押し目買いが前回高値を更新
- 今週は首相指名選挙(20日予定)のヘッドラインに注目!高市氏劣勢なら円高、優勢なら円安
- ”高市トレード”の押し目候補→フィボナッチ38.2%=8月高値・50.0%=150円・61.8%=先週安値
- 重要経済指標:米雇用統計(延期中)・米CPI・米小売売上高
ベアの注目
- ”高市トレード”の巻き戻し
- 首班指名、高市氏劣勢なら円高材料
ブルの注目
- 首班指名、高市氏優勢なら”高市トレード”の再開
- 140円ダブルボトム由来の9月安値押し目買いが発生中
- 100日線のサポート
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 先週高値 |
TR中段 | 8月高値と先週安値(押し目買いゾーン) |
TR下段㊦ | 高市トレード安値(窓埋め) |
ベアのシナリオ
政局を伺いつつ”高市トレード”の巻き戻しを売る
ブルのシナリオ
政局を伺いつつ”高市トレード”の再開を買う
毎日の値動き
シナリオとトレード
10/13 月曜
”高市トレード”の巻き戻し中
ベアのシナリオ:①先週高値下降波を8月高値へ戻り売り
ブルのシナリオ:①8月高値付近で押し目を形成すれば2番天井へロング検討
東京時間、先週高値下降波の152.0戻り目が、ロンドン初動に崩れて、H4-SMA21への戻り待ち
10/14 火曜
- ”高市トレード”の巻き戻し中
- 首相指名選挙(20日予定)前の様子見相場
ベアのシナリオ:①先週高値下降波をH4-SMA21+ネックラインの押さえで戻り売り
ブルのシナリオ:①先週高値下降波の売りを受けて、8月高値付近のサポートでロング検討
- 東京時間、H4-SMA21+ネックラインの反発を、4時間足1番陽線で確認して赤1ショート
- ロンドン時間、前日の急騰安値の反発で半決済、その後、H1-SMA21をガードレールに利を伸ばす
- 15日の東京時間、8月高値の到達で1/4決済
- 17日の東京時間、150.0の到達で全決済
【エントリーの根拠】
【背景】
”高市トレード”の巻き戻し
【事実】
先週高値下降波の戻り売りポイント×M15キリサゲ・ポイント×M5キリサゲ
H4-SMA21のグランビル・ポイント
152.5のダマシ
撤退値:前日の急騰安値(=逆三尊右肩)
目標値1:8月高値
目標値2:150.0
損切り:152.5
10/15 水曜 米CPI(延期)
- ”高市トレード”の巻き戻し中、首相指名選挙(20日予定)を控えて動きが悪い
- 先週高値下降波のH4-SMA21のグランビル・ポイントから下落中
ベアのシナリオ:①先週高値下降波の前日高値戻り売りを8月高値へ向けてフォロー
ブルのシナリオ:①8月高値付近のサポートでロング検討
東京時間、前日安値割れ、4時間2番足の陰転で赤1ショート、8月高値の到達でアウト
【エントリーの根拠】
【背景】
”高市トレード”の巻き戻し
【事実】
14日高値下降トレンドの戻り売りポイント×M15キリサゲ
H1-SMA21のグランビル・ポイント
H4-SMA21の押さえ
撤退値:8月高値
目標値1:8月高値
損切り:M15戻り高値
10/16 木曜 米小売売上高(延期)
- ”高市トレード”の巻き戻し中
- H4-SMA21のグランビル・ポイントから下落中
- 8月高値の押し目ポイントに到達(10月安値上昇波のフィボ38.2%)
- 維新と自民党が接近、高市首相誕生にかなり近づいた模様、高市トレード復活に期待したい。
ベアのシナリオ:①8月高値の押し目崩れで150.0へショート
ブルのシナリオ:①8月高値での押し目買いを検討
- 東京時間、4時間1番陰線が8月高値をすんなりブレイク
- ロンドン時間、先週高値下降トレンドの戻り目を形成
- NY時間、8月高値の逆三尊形成を疑ってショートは見送り
10/17 金曜
- ”高市トレード”の巻き戻し中、前日陰線終値が8月高値をブレイク
- 150.0+D1-SMA21の半値押し目ポイントに接近中
ベアのシナリオ:①先週高値下降トレンドを150.0へ戻り売り
ブルのシナリオ:①先週高値下降トレンドの引き戻しをロング
- 東京時間、149.5の反発を4時間3番足の長い下ヒゲで確認、150.0+D1-SMA21サポートの”アンダーシュート”を疑う
- ロンドン時間、16日高値下降波の引き戻しを青1ロング
- NY時間、150.5の反発で半決済、翌朝アウト
【エントリーの根拠】
【背景】
150.0+D1-SMA21のサポート
【事実】
150.0+D1-SMA21のアンダーシュート×M5キリアゲ
D1-SMA21支え
撤退値:直近高値
目標値1:150.5
目標値2:8月高値
損切り:M5押し安値
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:高市トレードの巻き戻しが150円を試す
先週の“高市トレード”の熱狂が収まり、その巻き戻し(利益確定売り)が進行しました。
テクニカル的には10月安値上昇波の半値押し(150円)+D1-SMA21を試す展開。
高市氏の首班指名(21日)を控え、高市トレード再開の「起点」を探る週となりました。
今週の局面整理
序盤:先週高値への上値試し
13日は先週高値を試す陽線でスタート。
高市トレードによる上昇波の「戻り高値候補」を探りました。
中盤:4時間足SMA21でのグランビル売り発動
14日には、4時間足SMA21のグランビル・ポイントに到達。
ここが”戻り売り”の起点となり、以降、上昇の勢いが完全に止まりました。
高値圏でのロングの手仕舞いが進み、下落相場へとシフト。
終盤:8月高値の押し目候補を突破、150円へ続落
15〜17日にかけては、8月高値(=押し目候補)を割り込み、150円(10月安値上昇波の半値押し)へ。
米CPIや小売売上高などの重要指標が延期されたこともあり、ほぼテクニカル主導の下げでした。
今週の狙い目:4時間足グランビルの戻り売り
今週の狙い目は、”高市トレード”の巻き戻し狙い。
エントリーポイントは、14日の4時間足SMA21のグランビル転換ポイント、下値目標はフィボ50.0%=150円でした。
ここは上値試し後の売り転換位置で、心理的にも“ヤレヤレ売り”が出やすいタイミング。
売り方にとってはリスクを抑えながら、トレンド転換初動を取れる理想的な売り場でした。
今週の学び:GC・DCの順張りではなく「試し」を待て
移動平均線のゴールデンクロス(GC)買いやデッドクロス(DC)売りは有名な手法ですが、転換場面では、その直後に含み損を抱えるリスクが高いです。
理由はシンプルで、「ブレイクした移動平均線への試し」が発生するから。
今回もその典型例。10日に4時間足SMA21と1時間足SMA21がDCしましたが、13日に上値試しがあり、14日高値でようやく下落が本格化しました。
つまり、転換場面では「DC=即ショート」ではなく、“ブレイクした移動平均線への上値試し完了を確認してからショート”が鉄則。
投資心理的にも、高値掴みの買いポジションが“ヤレヤレ売り”へ転じるタイミングが、本当の下げ始めです。
ユーロドル
今週の見通し
相場の背景
- 先週は100日線サポート帯を割った
- 現在は2週前高値下降波の引き戻し中
- 重要経済指標:米雇用統計(延期中)・米CPI・米小売売上高
ベアの注目
- 7月高値ダブルトップが意識されている
- 2週前高値下降波の戻り売りに注目
ブルの注目
- 100日線ブレイクの”だまし”を疑う
- 7月安値=7月高値ダブルトップのネックライン
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2週前高値 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 7月安値=7月高値ダブルトップのネックライン |
ベアのシナリオ
7月高値ダブルトップ形成を狙って2週前高値下降波を戻り売り
ブルのシナリオ
2週前高値下降波の引き戻しを買う
毎日の値動き
シナリオとトレード
10/13 月曜
- 100日線サポート帯を突破
- 2週前高値下降波の引き戻し中
ベアのシナリオ:①2週前高値下降トレンドを9日高値付近から先週安値2番底へ戻り売り
ブルのシナリオ:①2週前高値下降波の引き戻しをフォロー、9日高値付近の戻り目崩れでロング
- 東京時間、10日高値仮ネック+100日線の反発を、4時間2番足で確認
- ロンドン時間、2週前高値下降トレンドを赤1戻り売り
- NY時間、急騰安値の到達で半決済
- 翌日の東京時間、急騰安値での2回目の反発、安値キリアゲのリスクから撤退
【エントリーの根拠】
【背景】
7月高値ダブルトップ
【事実】
先週高値下降トレンドの戻り売りポイント×M15二番天井ポイント×M5ネック割れ
H4-SMA21+H1-SMA21+M15-SMA21の押さえ
撤退値:M15ネックライン
目標値1:10日急騰安値
目標値2:先週安値
損切り:10日高値
10/14 火曜
- 7月高値ダブルトップを形成中
- 100日線サポート帯を突破
- 2週前高値下降波の引き戻しに警戒
ベアのシナリオ:①先週安値2番底の崩れでショート
ブルのシナリオ:①先週安値2番底の形成でロング検討
- ロンドン時間、先週安値での2回目反発を、4時間3番+4番足で確認
- NY時間、先週安値2番底を狙って青1ロング
- 翌日のロンドン時間、4時間足レジサポラインの到達で半決済、その後、H1-SMA21をガイドラインに利を伸ばす
- 17日、先週高値の到達でアウト
【エントリーの根拠】
【背景】
2週前高値下降波の引き戻し
【事実】
先週安値の2番底ポイント×M15二番底ポイント×M5キリサゲ
H1-SMA21の支え
撤退値:直近高値
目標値1:4時間足レジサポライン
目標値2:先週高値
損切り:先週安値
10/15 水曜 米CPI(延期)
- 7月高値ダブルトップを形成中
- 先週安値ダブルボトムを形成中
- 100日線の押さえ
ベアのシナリオ:①先週安値ダブルボトム完成後、H4-SMA21への下値試しをショート②ネックラインまで届かなければ先週安値ダブルボトムの崩れを狙ってショート
ブルのシナリオ:①先週安値ダブルボトム完成後、H4-SMA21への下値試しから押し目買い
- 東京時間、レジスタンス帯周辺は静観
- ロンドン・NY時間、H4-SMA21への下押しを待ってノートレ
10/16 木曜 米小売売上高(延期)
- 7月高値ダブルトップを形成中
- 先週安値ダブルボトムが確定
- 100日線+H4レジサポラインに頭を押さえられている
ベアのシナリオ:①2週前高値下降波の戻り売りを検討
ブルのシナリオ:①H4-SMA21への下値試しから押し目買い
H4-SMA21への下押しを待ったが電車道でノートレ
10/17 金曜
- 7月高値ダブルトップを形成中
- 2週前高値下降波のフィボ61.8%戻り売りポイントに到達
- D1-SMA21のグランビル・ポイントVs.100日線サポート(だまし付き)
ベアのシナリオ:①先週安値上昇波の調整による下落をショート
ブルのシナリオ:①4時間足レジサポライン付近まで下げれば2番天井へロング
ロンドン時間、先週高値の反発を4時間3番足の上ヒゲで確認後、5分足がキリサゲたが、4時間足レジサポラインとのリスクリワードを考慮して、黄1ショートは見送り
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:2週前高値下降波を深く引き戻す展開
7月高値ダブルトップの形成過程にありますが、今週は2週前高値下降波の引き戻しが主役。
先週の下落で100日線を一時割り込んだものの、反発圧力で急上昇。
先週の下落分を全部戻す結果となり、戻り売り勢にとっては苦しい週となりました。
反発の背景には、先週足の長い下ヒゲ(買い支え)と100日線サポート意識が強く作用したと見られます。
今週の局面整理
序盤:仮ネック+4時間足SMA21の戻り売り
13〜14日は、10日高値を仮ネックラインとして意識。
ここに重なる4時間足SMA21(グランビルポイント)から先週安値への戻り売りが入りました。
しかし、下値更新には至らず、売り圧力の限界を示す動きとなりました。
中盤:先週安値で1時間足ダブルボトム完成
14〜15日にかけて、先週安値に1時間足レベルのダブルボトムが形成。
ここから2週前高値下降波の引き戻しがスタート。
テクニカル的には、100日線に対する”アンダーシュート”からの上昇圧力が発生。
終盤:電車道の上昇で先週陰線を全戻し
15〜17日にかけて、上昇は止まらず、2週前高値下降波のフィボナッチ61.8%ラインも突破。
買い戻しによる“電車道”の上昇が続きました。
戻し幅は想定を超え、戻り売りシナリオは棚上げとなりました。
今週の狙い目:2番底からの逆張り買い
今週の狙い目は、13〜14日に形成された2番底での逆張り買い。
ネックラインを10日高値に仮設定できていれば、2番底での反発確認後にロングしやすい展開でした。
今週の学び:ネックラインの「仮置き」でムダ打ちが激減する
底値から逆張りを狙う際、重要なのは、「どこをネックラインとして仮設定できるか」を事前にイメージしておくこと。
13日の陰線を見て、10日高値をネック候補と見立てておけば、その後の2番底で買えて、ダブルボトム完成時にはすでに含み益を持った状態になります。
また、ダブルボトム完成後(=ネックラインのブレイク)は、押し目を待って上昇3波を買えばいいので、エントリーポイントも明確。結果、辺ぴなところで買わなくなります。
この“仮ネックの設置”こそ、逆張りから順張りへスムーズに乗り換える技術です。
ポンドドル
今週の見通し
相場の背景
- 2022年高値ダブルトップを背景に、8月安値ネックラインを目指す流れ
- 9月高値下降トレンドVS.200日線のサポート
- 重要経済指標:米雇用統計(延期中)・米CPI・米小売売上高
ベアの注目
- 2022年高値ダブルトップを形成中
- 日足チャネル下限のブレイク
ブルの注目
- 先週陰線の下値反発(4時間足ラス押し安値の反発)
- 200日線のサポート
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2週前戻り高値 |
TR中段 | 先週コマ足高安 |
TR下段㊦ | 8月安値 |
ベアのシナリオ
2022年高値ダブルトップ形成を狙って、2週前高値下降波をフォロー
ブルのシナリオ
2週前高値下降波の引き戻しを買う
毎日の値動き
10/14 火曜 2週前高値下降波の引き戻し狙い
- ロンドン時間、先週安値の2番底反発を、4時間3+4番足で確認
- NY時間、先週安値2番底で青1ロング、その後、H1-SMA21をガードレールに利を伸ばす
- 16日の東京時間、D1-SMA21+2024年高値到達で半決済
- 17日、先週高値に届かず失速、4時間3番足の陰転で撤退
【エントリーの根拠】
【背景】
2週前高値下降波の引き戻し
【事実】
先週安値の2番底ポイント×M5キリサゲ抜け
H1-SMA21の支え
撤退値:急落高値
目標値1:D1-SMA21+2024年高値
目標値2:先週高値
損切り:1.325
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:2週前高値下降波を深く引き戻す展開
2022年高値ダブルトップの形成過程にありますが、今週は2週前高値下降波の引き戻しが主役。
先週の下落で4時間足ラス押し安値を一時割り込んだものの、“アンダーシュート”として認識されたのか、反発圧力が急上昇。
先週下落分をほぼすべて戻す結果となり、戻り売りのセットアップには至りませんでした。
この強い上昇の背景には、先週足の長い下ヒゲ(買い支え)と200日線のサポート意識が強く作用したと見られます。
今週の局面整理
序盤:仮ネック+4時間足SMA21の戻り売り
13〜14日は、10日高値を仮ネックラインとして意識。
ここに重なる4時間足SMA21(グランビルポイント)から先週安値への戻り売りが入りました。
しかし、下値更新には至らず、売り圧力の限界を示す動きとなりました。
中盤:先週安値で1時間足ダブルボトム完成
14〜15日にかけて、先週安値に1時間足レベルのダブルボトムが完成。
ここから2週前高値下降波の引き戻しがスタート。
テクニカル的には、4時間足ラス押し安値に対する”アンダーシュート”から上昇モメンタムが発生。
終盤:電車道の上昇で先週下落分をほぼ戻す
15〜17日にかけて、上昇は止まらず、2週前高値下降波のフィボナッチ61.8%ラインを突破。
買い戻しによる“電車道”の上昇が続きました。
戻し幅は想定を超え、今週の戻り売りシナリオは一時棚上げとなりました。
今週の狙い目:2番底からの逆張り買い
今週の狙い目は、13〜14日に形成された2番底での逆張り買い。
ネックラインを10日高値に仮設定できていれば、2番底での反発確認後にロングしやすい展開でした。
2024年高値付近から、4時間足SMA21への下値試しを想定していたものの、4時間足ラス押し安値割れが“アンダーシュート”と見られたことで、先週高値まで一気に伸びた。
今週の学び:ユーロドルを“ドル軸の羅針盤”として活用する
ポンドドルとユーロドルは、ともに、ドルを相手にした通貨ペア。
したがって、方向感のズレはドルの影響よりも、ユーロとポンドの個別事情による違いを意味します。
つまり、両通貨ペアの”波の整合性”で環境認識の精度アップが可能です。
例えば、ユーロドルとポンドドルの構造が、共に戻り売り局面なら、シナリオの信頼性を二重に強化できます。
今週のように、両者がほぼ同じタイミング・形状で反発しているときは、相場全体が「ドル売り優勢」で動いているサイン。
逆に、どちらか一方だけが強い(または弱い)ときは、その通貨特有の要因(ファンダや指標)が作用していると考えられます。
また、ユーロドルは流動性が高く、ドルのトレンド変化が最初に出やすい。
この特徴を利用して、ポンドドルをトレードする際は、ユーロドルのチャートを「ドル強弱のリトマス試験紙」として活用します。
例えば、17日にユーロドルが先週高値(目標値)に達したタイミングで、ポンドドルも反転(=黄ブロック)しているのがわかります。
これは、ユーロドルが反転警戒にシグナルを発している好例です。
ただし、両通貨ペアのテクニカルの節目が異なることで、全く同じ動きとはならないケースに注意が必要です。
例えば13日、ユーロドルは戻り売りで下げましたが、ポンドドルは「4時間足ラス押し安値」で反発しました。
通常は、ユーロドルが先導(リーダー)し、ポンドドルが後追い(フォロワー)になることが多いですが、テクニカルが影響したり、英国のニュース(例:BOE関連・英指標)などで一時的にポンドが先導する場合もあります。
ポンドドルとユーロドルは「似ている」ことよりも、“微妙に違う”その差にこそヒントがある。
その差を観察しながら、「ドルが主導しているのか」「欧州通貨が主導しているのか」を見極めることで、トレードの確度・タイミング・リスク管理のすべてを洗練させられます。
来週の相場展望
ドル円
相場の背景
- ”高市トレード”の巻き戻しで153円台から、10月安値上昇波の半値押し(150円)+日足SMA21まで反落して反発。
- 140円ダブルボトム由来の9月安値押し目買いが150円+前回高値(8月高値)を更新
- 先週は”高市トレード”の「押し目」を探る動き
- 21日の”首相指名選挙”で、高市首相誕生なら、高市トレード再開
- 重要経済指標:米CPI
ベアの注目
21日の”首班指名選挙”で、高市氏が首相になれなければ、「高市安値」への”全戻し”もありえる
ブルの注目
- 21日の”首班指名選挙”で高市首相誕生なら”高市トレード”再開
- 100日線のサポート
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 高市高値 |
中段 | 先週高安 |
下段㊦ | 高市安値(窓埋め) |
来週のシナリオ
ベアのシナリオ
首班指名選挙の結果、高市首相が誕生しなければ、150円周辺の押し目崩れを「高市安値」へ売る
ブルのシナリオ
首班指名選挙の結果、高市首相誕生なら、10月安値上昇波を150円周辺から押し目買い
ユーロドル
相場の背景
- 7月高値ダブルトップvs.100日線のサポート
- 先週コマ足高安のレンジ相場
- 重要経済指標:米CPI
ベアの注目
- 7月高値ダブルトップ
- 日足SMA21のグランビル・ポイント
ブルの注目
- 100日線のサポート(アンダーシュート)
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 9月高値 |
中段 | 先週高安 |
下段㊦ | 7月安値 |
来週のシナリオ
ベアのシナリオ
7月高値ダブルトップを背景に、日足SMA21+先週高値の押さえで売る
ブルのシナリオ
100日線(だまし安値付き)のサポートを背景に9月高値へ向けて買う
日本人トレーダーの5人に1人が選ぶXM Trading XMは全世界に242万口座の顧客を持つグローバル企業で(2025年現在)、日本人のFXトレーダーのうち、5人に1人がXMユーザーであると言われています。XMは最大888倍のレバレッジと追証なしのゼロカット・システムが魅力です。 こちらの公式サイトから口座開設すると13,000円分(※期間限定)の取引用ボーナスを受け取ることができます。自己資金0円で始められ、もちろん、利益は出金できます。
あわせて読みたい関連記事
◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。
記事へのレビューやご意見はコメント欄をご利用ください。コメントを「読者さまの声」としてブログや動画に掲載させていただくことがございます。
◆著作権について◆
当サイトは無料でご覧頂けますが、著作権は放棄しておりません。動画等のコンテンツを営利目的でお使い頂くことはできません。
詳細はご利用についてをご覧ください。
関連記事
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (10)
お疲れ様です!
今週の、150円までのショートは達成できませんでした💦やはり150円まで落ちましたね💦それを信じられなかったのが私の敗因です。ありえない。。
仕事が終了して家にいて、以前のようにいつでもチャートが見られるとこのありさま。来週はもう一度仕切り直してトレードします!
お疲れさまです!
仕事でチャートから離れていたせいもあるでしょう。仕切り直して、また冷静に“自分の形”で挑んでいきましょう
週ナビの投稿ありがとうございます!
今週は引き戻しの週として、ドル円ショートを火曜日に仕込んで、全ポジションを金曜日の150円までホールドしました。
当然、比較的大きな調整波ですので、15分足などを見れば一時的に50pips程度戻されることもありますが、ビビらずにしっかり保有し続けられた点はgoodでした。
調整波は後半になればなるほど難しくなるため、迷晴れ様とは仕掛けるタイミングが少し異なりましたが、どうせなら早めに仕掛けて下げ止まるまでホールドしようと考えていたため、結果的に良いトレードだったかなと思います。
もし早い段階で入れなければその後の戻しを待ってからエントリーする訳ですが、意外と明確な下降トレンドが発生してからだとエントリーが難しかったりするんですよね…
ついつい15分足や5分足を見続けていると、しっかり戻したと「錯覚」しエントリーしてしまい、あっという間に引き波に捕まるといった経験を痛いほどしてきました。というより、未だにやらかすことがあります(笑)
自分の乗ろうとしている波が「どこから始まったのか」「どのように始まったのか」「どこを目指しているのか」あるいは「どう始まろうとしているのか」を注意深く観察してあげることで、引き波の始まる気配を察知することができますから、やはりトレードは波乗りなのだと改めて痛感いたします。
来週もまたよろしくお願いいたします。
おめでとうございます!良い一週間でしたね。
調整波を「どこから始まり、どこを目指しているのか」という“波の全体像”で捉えられている視点。その視点があるからこそ、短期のノイズに惑わされず、150円までしっかりホールドできたのだと思います。
おっしゃる通り、明確なトレンドが見えてからでは、エントリーは難しくなりますね。波の構成を理解し、「どう始まろうとしているのか」を察知できることが大切です。
いつもご教授頂き有難うございます。今週は高市トレードの巻き戻しでドル売りの継続でスタートしましたが、週後半に自民党、維新連立の可能性が強まり高市トレード再開かと思ったらドル円上昇は限定的で、木曜夜からはアメリカの地銀問題で再度ドル円下落の流れとなり自分も振り回されてしまいました。高市トレードの巻き戻しといっても小泉ショック程のインパクトはなく、日本のよりもアメリカサイドの材料の方が影響が大きいということですね。自分もファンダは毎日さらっとしかチェックしておらずイチイチニュースをチェックしてませんし、いろんな材料を精査してどれが一番相場に影響するのかというところまで分析できる程ファンダの経験もないので、今週のように振り回させるのも仕方ありません。肝心なのはそういう局面もあるということを予め想定して、イマイチ自分の相場観とあっていないような時は無理にトレードせず早めに撤退することだと思います。ユーロドルとポンドドルの連動性も自分は必ず見てます。そしてトレードはしませんがユーロポンドでチャートも必ずチェックしてます。同じ対ドルでも両者の強弱を見て売りと買いを使い分けるのも重要だと思います。相場の世界は一つの局面だけでなくいろんなことを多角的複合的に見なくてはいけないのですが、あまりいろんなものを見過ぎても返って混乱してしまいます。そのサジ加減をどうするのかは経験を積んで身につけていくしかありませんね。
一般的に、トレードで混乱が生じるのは、
「見るべき時間軸が揃っていない」
「判断基準が曖昧なまま情報を増やしている」
その情報を「どう使うか」の目的が定まっていない、といったときが多いです。本来、分析対象を増やす目的は“確信度を高めるため”ですが、整理軸がないと、逆にノイズの中で迷ってしまう。
だからこそ、最初に「自分が何を確認するために見るのか」という“目的ベースの観察”を意識することが大切ですね。
つまり、多角的に見るのはいいが、複雑に考えすぎないこと。相場の本質はシンプルで、「流れ」「位置」「勢い」の3つが噛み合っているかを見極めることに尽きます。
今週もお疲れ様です!
今週はやっと、、ここ2ヶ月ほどレンジ相場及び高市相場でエントリ見送りばかりが続いていた日々でしたが、
ドル円火曜ショート及びユーロドル火曜ロングと、ワントレード100PIPS超えのちゃんと利益を出せるトレードができました。。!
ここ2ヶ月程は自分にとって難易度が高くしんどい展開が続きましたが、お陰様で波構造を適切に把握する感覚が磨かれました。
以前までは押し目候補レートでWボトムなどのトレンドフォローのチャートパターンが出れば仕掛ける、といった今思えば表面的な部分しか見れておらず、
そのまま転換せずにレンジに移行されたりといったミスが多かったのですが、相手方の波の圧力などを意識できるようになってチャートの見え方が大分変わりました。
改めて環境認識が全てだなと再度実感しております。
誰でも分かりやすいトレンド相場でなく、複数の波が入り乱れるレンジ相場で波構造に着目して研究し理解を深める機会が与えられたこの2ヶ月は天の恵だったなと感謝です。
直近の課題としては、波構造を把握した上でリスクを恐れすぎずかつリスクを抑えた適切なシナリオを描くことだと思っているので(今週のチャンスロストレードはシナリオが上手く見出せなかった)、
過去チャートの検証にてしっかり練習していきたいと思います。
いつもご指導いただき本当にありがとうございます。引き続き何卒よろしくお願いいたしますmm
お疲れさまでした!
難しいレンジ相場の中で粘り強く波構造を研究された成果が出ましたね。「波の圧力を意識できるようになった」というのは大きな進化です。
トレンドフォローの“型”から一歩進んで、“波を読む”段階に入られたと思います。
迷晴れさん今週もありがとうございます!
今週自分もドル円ショートで利益は出たのですがそれ以上に1時間3波に絞ると決めてからエントリー回数がとりあえず今週だけですが減って5回だけになりました!
今までずっと最低15回くらいしていたのはやはりアレもコレもしようとしてたんだと再認識しました。
まだ無駄はありますが今までより確実に変わったと思います。
今後も波の複合的解釈を練習しながらやるべき事を絞り鍛錬していきます。
いつも本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします!
お疲れさまでした!
「1時間3波に絞る」という明確な基準を持てたのは大きな成長ですね。
無駄が減るほど、チャートの本質が見えてきます。この調子で“やらない力”を磨いていきましょう!