8Oct
週刊チャートナビ405回(2022.10.03~2022.10.07)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。
ドル円
今週の見通し
概要
日足は上昇トレンド継続中だが、9月陽線終値が145.0でレジスタンスされた。
- 日銀の為替介入高安のハラミ。
- 日銀セカンド介入に警戒!
- 先週は145.0へ全戻し、その後、上値を固める動きに終始。
- 10.7金曜・米)雇用統計
売り手の注目
- 日銀の為替介入による145.0の壁。
- 9月陽線終値の145.0レジスタンス。
買い手の注目
- 日足上昇トレンド継続中。
- 為替介入でも140.0(4時間ラス押し安値)を崩せなかった。
- 日足SMA21のサポート。
TR上段㊤:1998年高値
TR下段:日銀の為替介入高安
4時間足ベアの視点:145.0レジスタンスに注目。①145.0に引きつけ先週安値へ逆張りショート。②介入高値まで買われれば逆張りショート検討。
4時間足ブルの視点:145.0レジスタンス崩れに注目。①145.0ブロック崩れで介入高値へロング。②145.0ブロックからの下降3波戻り売り失敗でロング。②9.23安値サポートでロング。
今週の値動き
先週に引き続き、日銀為替介入のあった145.0周辺で上値の重い展開。水曜に日足SMA21サポートで買われ始め、金曜の雇用統計で失業率が0.2ポイント改善されたが、日銀会合高値を越えられなかった。
毎日の見通し
10/03月曜 23:00米)ISM製造業景況指数
145.0で上値を固めていて、日足SMA21が下から接近中。
1時間足ベアの視点:145.0の強反発で144.0へ逆張りショート。
1時間足ブルの視点:145.0ブロック上抜けで介入高値へロング。
10/04火曜
前日足はコマ足陰線、145.0の上で「モグラ叩き」があったが、下値の反発も強く方向感なし。
1時間足ベアの視点:145.0に引きつけショート。
1時間足ブルの視点:前日安値に引きつけロング。
10/05水曜 21:15米)9月ADP雇用統計 23:00米)9月ISM非製造業景況指数
145.0高値ブロックが完成(144.0ネックラインまで下落)するも、日足SMA21とのランデブーが近い。
1時間足ベアの視点:145.0高値ブロックからの戻り売り。①前日陰線の戻り売り。②ネックラインを割れば戻り売り。
1時間足ブルの視点:日足SMA21サポート、前日陰線の戻り売り失敗で145.0へロング。
10/06木曜
- 昨日は日足SMA21に反応するも145.0周辺のレンジ相場が継続。
- 明日の雇用統計待ちの相場。
1時間足ベアの視点:145.0Mトップ下降3波戻り売り。前日高値Mトップで日足SMA21へショート。
1時間足ブルの視点:145.0Mトップ下降3波失敗狙い。日足SMA21の2回目サポートでロング。
10/07金曜 21:30 米)9月雇用統計
145.0下のMトップを崩し、前日陽線終値が145.0を更新するも、モグラ叩きに警戒!
1時間足ベアの視点:日銀会合高値、または、日銀介入高値の反発で逆張り。
1時間足ブルの視点:日足SMA21への下値試しからロング。
毎日の値動き
10/03月曜
東京時間、日銀会合高値手前で介入ぽい動きをしたが、すぐに堅調さを取り戻した。
ロンドン時間、145.0上抜け分を「フェイク」とみて様子見。
NY時間、高値切下げ+押し目崩れで赤1ショート、急落安値(前日安値)でアウト。
10/04火曜
東京+ロンドン時間、145.0へ引きつけ。
NY時間、Mトップ+15分キリアゲ下抜けで赤1ショート、前日安値でアウト。
10/05水曜
東京時間、前日陰線戻り売りは、日足SMA21目前で見送り、日足SMA21+日銀会合安値の反発で青1ロング、前回の戻り高値で半決済。
ロンドン時間、逆三尊完成で上昇、144.5の戻り目を突破。
NY時間、前日の下落起点到達で全決済。
10/06木曜
東京+ロンドン時間、前日高値にMトップ待ち。
NY時間、日足SMA21への試しなく、前日高値Mトップが崩れたので、145.0周辺の「モグラ叩き」警戒から黄1ロングは見送り。
10/07金曜
東京+ロンドン時間は雇用統計待ち。
NY時間、雇用統計で失業率が0.2ポイント改善されたため、日銀会合高値での逆張りは見送り。
ユーロドル
今週の見通し
概要
- 0.96月足サポートで強反発、1.005下降波の61.8%まで戻した。
- 1.005下降波起点レジと月足サポート0.96で持ち合うエリア。
- 10.7金曜・米)雇用統計
売り手の注目
- 日足下降トレンド継続、9月陰線終値が1.0パリティをブレイク。
- 日足SMA21レジスタンス。
買い手の注目
月足サポート0.96
TR上段㊤:下降波高値1.005
TR下段:先週高安
4時間足ベアの視点:日足下降トレンドに注目。1.005下降波を戻り目ボックス(先週高値は61.8%の戻り目)から戻り売り。
4時間足ブルの視点:月足サポート0.96に注目。①先週安値上昇波を戻り目候補へ押し目買い。②先週安値付近に2番底をつくればロング検討。
今週の値動き
火曜日に先週高値の「戻り目」が崩れて1.0までプルバック、その後、日足下降トレンドで戻り売られた。
毎日の見通し
10/03月曜 23:00米)9月ISM製造業景況指数
- 1.005下降波61.8%の戻り目に到達。
- 日足と4時間のSMA21に挟まれ持ち合うところ。
1時間足ベアの視点:先週高値Mトップから1.005下降波を戻り売り。
1時間足ブルの視点:先週高値Mトップ崩れで1.0目安にロング。
10/04火曜
- 先週高値に戻り目を形成中。
- 日足と4時間SMA21の持ち合い。
1時間足ベアの視点:先週高値レジスタンスで1.005下降波を戻り売り。
1時間足ブルの視点:①先週高値戻り目ブロックの崩れで1.0目安にロング。②前日安値付近へ売られてサポートされれば先週高値へロング。
10/05水曜 21:15米)9月ADP雇用統計 23:00米)9月ISM非製造業景況指数
先週高値戻り目が崩れ1.0まで上昇、1.005下降波がほぼ全戻しされた。
1時間足ベアの視点:1.0周辺に戻り目形成待ち。
1時間足ブルの視点:前日陽線を押し目買い。
10/06木曜
- 1.0パリティの強反発で先週高値まで押し戻された。
- 1.0パリティVS.0.96月足サポートからの上昇トレンド。
1時間足ベアの視点:①先週高値の押し目崩れで火曜安値へスキャル。②1.0まで買われれば2番天井からのショート検討。
1時間足ブルの視点:火曜陽線を1.0へ押し目買い。先週高値、または、火曜安値が押し目候補。
10/07金曜 21:30 米)9月雇用統計
- 1.0パリティの抵抗が強く、高値を切り下げ、火曜大陽線安値を前日陰線終値が更新。
- 0.975は先週安値上昇波の半値押し目周辺。
1時間足ベアの視点:1.0下降波を押し目候補(0.975-0.970)へ戻り売り。
1時間足ブルの視点:1.0下降波の下げ止まりを待って、先週安値上昇波を押し目(0.975-0.970)買い。
毎日の値動き
10/03月曜
東京時間、先週高値に戻り目Mトップ2番天井待ち。
ロンドン時間、先週高値Mトップ2番天井を確認するも、黄1ショートは4時間SMA21サポート警戒から見送り。
10/04火曜
東京時間、先週高値戻り目崩れ狙い。4時間+1時間+15分SMA21パーフェクト・オーダー+三角持ち合い高値ブレイクで青1ロング。
ロンドン時間、15分SMA21の電車道をホールド。
NY時間、1.0パリティでOCOアウト。
10/05水曜
東京時間、1.0パリティで戻り目待ち。
ロンドン時間、1.0でMmトップにならず、ネックラインを割ったので赤1戻り売り。
NY時間、先週高値でアウト。
10/06木曜
東京時間、先週高値サポート+安値キリアゲで青1押し目買い、1.0下降波が強く、4時間足コマ足確定をみて撤退。
ロンドン時間、1.0から東京高値へのキリサゲで赤1戻り売り。
NY時間、前日安値で半決済。
翌日のNY時間、0.975押し目候補で全決済。
10/07金曜
東京+ロンドン時間は戻り待ち。
NY時間の雇用統計、予想より改善されたが、黄1戻り売りは東京安値が気になって見送り。
ユーロ円
今週の見通し
概要
日足は上昇トレンド、6月高値に週足クラスのMトップ形成中の見込み。
売り手の注目
6月高値に週足クラスMトップ2-2番天井を形成中。
買い手の注目
日足の上昇トレンドが継続中。
TR上段㊤:6月高値(手前に介入の高値アリ )
TR中段:先週高値と4週前急騰安値(4時間ラス押し安値)
TR下段:先週安値
4時間足ベアの視点:6月高値、週足クラスMトップ2-2番天井形成の動きをショート。
4時間足ブルの視点:6月高値、週足クラスMトップ2-2番天井形成の動きをロング。
今週の値動き
先週高値の戻り目(三角持ち合い)を火曜陽線がブレイク、その後は、6月高値に2番天井をつくる動きになった。
毎日の見通し
10/03月曜
6月高値へ上昇中だが、先週高値で高値を切り下げる可能性もある。
1時間足ベアの視点:先週高値Mトップで戻り売り。
1時間足ブルの視点:先週高値Mトップ崩れで介入高値へロング。
10/04火曜
6月高値へ上昇中、昨日の動きで先週高値の戻り目は崩れかけ。
1時間足ベアの視点:先週高値レジスタンス+1時間キリアゲ・ライン下抜けで戻り売り。
1時間足ブルの視点:先週高値の戻り目(三角持ち合い)崩れで介入高値へロング。
10/05水曜
目標値の6月高値に到達。2番天井形成モードに入る。
1時間足ベアの視点:6月高値Mトップで前日陽線の押し目候補までショート。
1時間足ブルの視点:前日陽線を押し目買い。
10/06木曜
6月高値に2番天井を形成中。
1時間足ベアの視点:①先週高値の押し目崩れで火曜安値へスキャル。②6月高値への上値試しから、ネックラインへ戻り売り。
1時間足ブルの視点:火曜陽線を6月高値へ押し目買い。先週高値、または、火曜安値が押し目候補。
10/07金曜
6月高値に2番天井を形成中、ネックライン確定後に右の山をつくる見込み。
1時間足ベアの視点:6月高値下降波を押し目候補(ネックライン)へ戻り売り。
1時間足ブルの視点:6月高値下降波の下げ止まり(ネックライン)を待って、6月高値へ押し目買い。
毎日の値動き
10/03月曜
東京時間、先週高値にMトップ待ち。
ロンドン時間、先週高値の反発で赤1逆張りショート。(失敗すればドテン・ロング)
NY時間、141.0を狙ったが安値を切上げ始めて撤退。
10/04火曜
東京時間、先週高値の戻り目(三角持ち合い)高値抜けで青1ロング。
NY時間、日銀介入高値でアウト。
10/05水曜
東京時間、6月高値にMmトップを確認。
ロンドン時間、2番天井ネック割れで赤1戻り売り。
NY時間、142.5+4時間SMA21+1時間キリアゲ・ラインでアウト。
10/06木曜
東京時間、6月高値を狙い、先週高値サポート+安値キリアゲで青1押し目買い、ネッラインでレジスタンス、4時間コマ足確定で撤退。
ロンドン時間、6月高値から東京高値への切下げで赤1戻り売り。
NY時間、先週高値で半決済。
翌日のNY時間、月曜安値で全決済。
10/07金曜
東京+ロンドン時間は戻り待ち。
NY時間の雇用統計、黄1戻り売りは東京安値が気になって見送り。
今週の攻略ポイント
ドル円攻略ポイント
今週の攻略ポイントは、145.0周辺での日銀セカンド介入や「モグラ叩き」に警戒!高値レンジ中央でのトレードを避ける。
日銀セカンド介入の恐れもあるので高値抜けのロングは敬遠、買うなら下値を試してからにしたい。
ロングは日足SMA21へのランデブー(5日)を待ってロング。高値を掴む恐れから6日のロングは敬遠、雇用統計も日足SMA21を試せば買っていた。
ユロドル攻略ポイント
今週の攻略ポイントは、1.005下降波戻り売りを狙いつつ、0.96月足サポートからの買い圧力に警戒。
1.005下降波の半値戻り目付近に黄ブロックを形成、0.96月足サポートの買い圧力を意識できれば、4日は勝ち馬に乗れる。
今週のケース・スタディ
ベア派の注目は、日足下降トレンド+9月陰線終値の1.0パリティ・ブレイク。
ブル派の注目は、0.96月足サポート。
先週、0.96月足サポートがなければ、黄ブロックから戻り売られたかもしれない。
0.96月足サポートからプルバックしてきた波は「ただの調整波」でないことに注目したい。
通常、下降波の半値戻り目では底値からプルバックしてきた波と衝突して持ち合うが、今回のように上位クラスのサポートに当たってると戻りが深くなることがある。
- 日足が下降トレンドという事実。
- 1.0パリティを9月陰線終値が下抜いた事実。
これらの「事実」から戻り売りへの期待が大きいと4日の急騰にやられる。
先週高値に「期待ショート」が集まり、その期待が4日の先週高値抜けで「絶望」に転じれば急騰するからだ。
このベア派の「絶望」を刈り取るのが4日のロングで、短期トレーダーならではのトレードだ。
さて、黄ブロックでは2日半持ち合ったが、このなかでポジポジしてやられてないだろうか?
トレンド相場とレンジ相場は交互に繰り返すので、先週安値からロングで勝っても、このレンジで複数回やられたらチャラになってしまうだろうし、これに、ポジポジ病が加われば、お金が増えるはずない。
レンジは静観、トレンドで利を延ばす。
これを撤退すれば自然にお金は増えるのに…なぜ、レンジに手を出してしまうのか?
それは実体化する前の、レンジの入口判断ができないからだ。
過去の履歴を見返すと、トレンドからレンジへの「移行期」で、かなりやられてないだろうか。
レンジの観測はレンジが実体化する前の「レンジ未満」から始めないと意味がない。
そこで、今回のケースを例に挙げ、トレード初心者でも簡単にできる「レンジ移行期」の見極め方を解説する。
使う道具は、MTF移動平均線。前に複数の移動平均線の乖離を狙う手法をお伝えしたが、その応用になります。
先週の木曜日に4時間SMA21のレジサポ転換が起きて、4時間SMA21から日足SMA21まで押し目買いできるチャンスでした。
実は、このタイミングで黄ブロックのレンジ化を予測できます。
日足SMA21レジスタンスと4時間SMA21サポートの乖離幅が狭まるにつれレンジ化の可能性が高くなるからです。
今週明けの時点では、日足SMA21と4時間SMA21に挟まれたことでカチカチ動くとわかってました。
勿論、相場は移動平均線だけで動いてるわけじゃないですが、複数の移動平均線の乖離幅を見れば、レンジ化する時と場所の「目安」をつけることができます。
このアイデアが参考になれば幸いです。
来週の相場観。
概要
- 日足は上昇トレンド継続中だが、9月陽線終値が145.0でレジスタンスされた。
- 先週陽線終値が145.0を上抜くも、日銀為替介入の高安ハラミのなか、145円周辺の「日銀145.0抵抗帯」が意識される。
- 介入高値周辺での日銀セカンド介入&モグラ叩きに警戒!
- 13日木曜・米)国9月CPI
ベア派
- 日銀145.0抵抗帯
- 9月陽線終値の145.0レジスタンス。
日銀145.0抵抗帯に注目。①先週高値や介入高値付近から先週安値へ逆張りショート。②先週安値(仮ネック)割れで戻り売り。
ブル派
- 日足上昇トレンド継続中。
- 先週陽線終値の145.0ブレイク。
- 日足SMA21のサポート。
日銀145.0抵抗帯ブレイク狙い。①日足SMA21付近への下値試しから押し目買い。②介入高値ブレイクで1998年高値へロング。
概要
- 日足は下降トレンド継続中。1.0パリティから戻り売られ中。
- 13日木曜・米)国9月CPI
ベア派
- 日足下降トレンド継続、9月陰線終値が1.0パリティをブレイク。
日足下降トレンドに注目。①1.0下降波を戻り売り。②1.0付近を試せばショート検討。
ブル派
- 月足サポート0.96
0.96月足サポートに注目。①2週前安値から先週安値への安値切上げで1.0へロング。②0.96付近に2週前安値の2番底形成でロング。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (19)
動画・ブログ更新ありがとうございます。
クリミア大橋。ウクライナGJですね。昨日までにこれが起きていたら
レートが動いたかもしれません。
今週のユーロドルは迷晴れさんと100%一致している自信がありましたが、
月曜、ノートレード
火曜、青1ロングは同時。しかし、
水曜、少し早くネック抜けショート、
木曜、この日ロングの目線は全く無く、迷晴れさんの利確直後にショート、赤1の少し上
金曜、雇用統計で初動の下髭が十分縮んだ瞬間にショート、ピボットS1で早々に利確。
この辺が私の迷晴れさんとの一致率の限界です。
大分前から気になっていることがいくつかありまして、そのうちの一つについてなのですが
株も為替も債権も、全てのチャートの価格変動はランダムではなくα=1.4のレヴィ分布である
ttps://imgur.com/a/EkCFt4E
ってあったじゃないですか。
ブログの検索ボックスで「レヴィ分布」って入れると出てくるかもしれません。
価格変動がランダムならα=2.0のレヴィ分布イコール正規分布になるはずなのに
実際のレートのデータを取ってプロットするとα=1.4のレヴィ分布になっている、という
1995年にNatureに載った論文が発端でした。
ミリ秒後の価格変動も、1分後1000分後の価格変動もフラクタルに全てα=1.4のレヴィ分布だという結果は
最初の論文を検証して後日発表された別の論文でも実証されています
唯一の例外は人民元/ドルだったかな。
グラフの横軸は一定時間後の価格変動比率(の対数)です。
縦軸は確率密度、要するにそうなる確率と思っていいです。対数とってますが。
驚くべきことにグラフはなんと左右対称です。SP500みたいにずっと上昇していても左右対称です。
つまり、上がるか下がるかは数学的に半々です。
ただ我々はそこはクリアしているから別にどうでも良くて、
そんなことより一番気になっているのは、α=1.4のレヴィ分布は
正規分布より中央が尖っていて高く、「そこから外れると正規分布より低く」、もっと外れると
正規分布より遥かに高いという事です。
つまり現在値から一定時間後のレートは現在値付近にとどまる可能性が「ランダムな」場合より高く
おそらく我々が狙うようなレートに来る確率はランダムな場合より低く(!)
物凄く大きく動く確率はランダムな場合より遥かに高いという事です。
我々は統計学的に正しくないトレードをしてませんか?
このデータに従うならスキャルピングで数pipsを取るか、エントリーしたら放置して
200pips300pips進むまで放っておくほうが、可能性はより高い
ということになりやしませんか? 基準をランダムな場合にとるのがおかしいのかな。
あるいはアルゴリズムが上記の統計学的優位に特化したトレードをしてくるなかで
その裏をかいてまんまと稼いでいるということなのでしょうか?
って気になったので、今実際のアルゴリズムトレードは具体的にどんなプログラムなのかを
学習しています。
ハッカーの手口を具体的に学ぶようなイメージですネ
超短期、または、中長期の両極端に振り切ったほうがデータ上、トレード優位性が高い。
なるほど…デイトレードは時間軸的に合理的ではないのかも。
エゴを捨てマーケットの意志を感じ取る。
それすらエゴがつくりだす幻想なのかも。
それでも、必要性が創る「それぞれの幻想世界」に生きるしかない。
それが、生きるってことなのかも。
一晩熟睡しながら考えました。
ttps://imgur.com/a/F2Q8UH8
概念図じゃなくてリアルデータのグラフが無いか探してみました。
上海株価指数のものですが為替でも同じだと思います。
横軸はリターンもしくは値幅で、どの時間軸でトレードしても同じ形になるという事実が重要です。
1分で切っても1週間ホールドしても多数回繰り返せば分布は同じです。
ちなみにGaussian distributionガウス分布とは正規分布の事です。
赤のゾーンはリターンは小さいが確率はランダムな場合より高くしかも安定しています。
黄色のゾーンは、多分我々が狙っている値幅ですが、少しリターンの伸ばそうとすると
急激に確率が下がりランダムな場合よりもずっと不利です(縦軸対数目盛に注意してください)
そして緑のゾーンは、そんな値幅が取れる確率は非常に低いものの、確実に存在し
ランダムな場合(正規分布)より遥かに高くしかも比較的安定した確率で起こりえます。
いわゆるファットテールです。
アルゴリズムやHFTで小さいが確実性の高い利益を多数回積み重ねるのが数学的統計的に合理的と考えられるから彼らはそれを実行していて、図の赤のゾーンで小さい値幅を狙ってトレードしています。雇用統計の様な場面ですらジグザグに行ったり来たりしながら徐々に一方向に進むじゃないですか。天底でエントリーしたらほっときゃ良いのにって思いますけど実に細かく細かく利食いする。実はあれは彼らのトレードコストが極小だから出来るんだと思うんです。我々は直接取引する環境も資金量も無いからブローカーを介さないと市場に参加できないので、「ブローカーが提示する」おそらく直接取引よりも不利なスプレッド、現実に起こるスリッページ、そしてブローカーによっては更に手数料を払わなければならない。これらのトレードコストがゼロならスキャルピングで何度も利確するのが良いのかもしれないが実際にそれをやるとトレード回数が増えれば増えるほど不利になる、というジレンマがある。トレードのスタート環境からして既にハンデがある訳です。我々にとっては統計学的優位性よりもトレードコストの方がキラー因子なのでなるべく少ない手数で利益を極大化する方法を選ばざるを得ない。統計的優位性は捨てなくてはならない。
解決方法はあるのでしょうか?
ありました。
既にやっている方がいらっしゃいました。
ハイロット(ハイレバ)の超低頻度スキャルピングと、100pips200pipsを狙った指値トレードの組み合わせ。
前者は高勝率で一回の額面が高く、後者は勝率は低いが確実にたまに起こる。
ええっと確かお名前はYuさんとかいう方だったような・・
黄色のゾーンですら勝てるトレードをしているのなら
赤や緑を狙って行くことはそんなに難しいことではない様に思えます。
何故なら最も難しいゾーンの攻略方法を見つけた力があるので。
スプレッドと確率の揺らぎなんすよ。
話は逸れるが、現代麻雀に於いては確率論が優先され、決められた手牌の中から何を切り出し、どの様な手格好から上がりに持ち込むかと言うことが重要視されています。
でもね、そんなのは大きな確率に収斂されるだけでそれを続けたところで凡庸な成績となり、大きな勝ちや度数分布から離れた成績は残せない訳ですよ。
では、名を残した雀士達はどの様に勝ち抜いたのか。
皆、オカルト的な得意なパターンを追求しつつ、基本に忠実だった。
チートイ王子こと土田 浩翔氏。
麻雀のルールを知るものにとって彼の言っていることは完全なオカルトだが、本人はコレでやっておられる。
ピンフの神様こと飯田正人(故)
他の一切の手は乗らないが、兎に角ピンフ(一番安く、基本的な役)で上がる。
奇策は用いない。
他にも好きな雀士の方は色々いますが、私はこう言った偏った考えで生き続けた人達が好きだ。
当たり前なのだが、彼らは麻雀の基本的なルールは全て押さえている。
自分の追求する形はあれども、流れの中で自然に上がりをつかめるのなら素直に上がる。そこでわざわざ奇策やオカルトを発揮する必要はない。
引いてくる牌とルールに従い、上がりを掴めないことは重罪だ。
麻雀というゲームで説明してしまい、わかりにくくなってしまったかも知れませんが、不確実なゲームに於いては「基本と自分の得意なパターン」を追求すべき、ということが言いたいのです。
もし、私がトレードを初心者に指導するとすれば、先ずは「高値を更新したら少し待ってロングしなさい。損切りは少し大きめに置いて、絶対に後から動かさないこと。」と教えます。
普段、手前がやっていることと逆じゃねーか!と言われてしまいそうですが、それは基本を抑えたうえでやることです。
まずはちゃんと押し目買いしなさい、と指導するべきなのだ。
その上でのオカルトだ。先ずは生き残れ。
仰る通り統計的な大数の法則に従ってトレードすると大きく負けない代わりに市場平均やインデックスを上回る成績を残すことはかなり難しくなるでしょう。
オカルトと仰いますが当人は根拠があってそうしていると思います。
麻雀は1回しかやったことが無いので全然分かりませんが東場チートイツでみんなに驚かれたものの当然その後は負けまくりました。いつもピンフで上がるのはそれが一番早いからですか?
私のオカルトもあります。例えばピボットは・・
今回のコメントにほとんど誰もついてきていないのと、
数週間前からの一連の流れと迷晴れさんのコメントの変貌などで
色々学習しました。
簡単に言うと、麻雀とは早く4面子1雀頭を揃えるゲームです。
この面子というものが4つ最も早く揃う可能性が高い役がピンフ(平和)です。
最も期待値が高い役って事ですね。
ここに他の役を載せて点数が上げるのが一般的な手作りの仕方。
因みに七対子は揃う確率が点数の割には低め。
しかしながら、相手の手の内を推察しながら防御的な打ちまわしが出来る、というのが一般的な見解でしょう。
相手の手配は見えない状態で推察を行うという点に於いて、麻雀は不確実なゲームです。
重要なのは、如何に自分が上がるかということより、如何に相手を下ろすかということの方が簡単な点です。
手配を揃えて上がる為には運が必要ですが、相手の心理とやりたい事を読み妨害する事は合理的に出来るのです。
これが勝負事として行われる理由でしょう。
トレーダーとしても、この性質を学ぶ価値は多分にあると思います。
Yuさん前に「他人のポジションを気にするのは不毛」って言ってたじゃないですか。私はNYオプションの配置・数量やチャートパターンから自分以外の市場参加者がどう思ってどうポジションを取っているのかを想定するのは役に立つ気がするんです。
>相手の心理とやりたい事を読み妨害する事は合理的に出来る
まあ為替の場合は妨害は出来ないけど一定の勢力がどう思っているのかは読めると思います。それに乗るとか乗らないとかじゃなくて、例えば途中でニュースがあったりしたときに、ああ、あいつら多分焦ってるな、みたいな妄想が可能になるのです。
今日はポンドドルをH1SMA21タッチのタイミングで1.1100ショート。
BOEの臨時国債買い入れ倍増のニュースで含み益+73pipsから建値まで戻されましたが、その後の市場の反応を観察しているところです。BOEいい加減にしろよ笑
「自分以外の市場参加者がどう思ってどうポジションを取っているのかを想定するのは役に立つ気がする」
いいですね、それ。
私がお伝えしたかったのは、
「自分の信念と、利確ラインと損切りラインに忠実であれ。」という意味で言ったのだと思います。
基本的なパターンを追うことをやめて、自分の得意な形のみに執着すれば、4月の私みたいになってしまいますから。
兎に角、安いところで買おうとするあまり、127円でドル円ショートをしてしまった。
まあ、ああいうこともあります。
確率の揺らぎを故意に起こすことは出来ませんね。
そういう時こそ、他者の声(相手のポジション)耳を傾けるべきなのかも知れません。
いつもご教授頂き有難うございます。自分もレンジに入るのを事前に想定できず、その中でガチャガチャやって余計な負けを量産することがあるので注意したいです。一番大事なことは前のめりにならないということだと思います。そしてレンジになってるのが当たり前という意識を常に持っていきたいです。特に大きく動いた後にプルバックしてくる場合は、その中間あたりでは殆どレンジになってるようですので予め想定しておきたいです。そして昼間の仕事が終わってチャートが見れる時間になったからといってすぐエントリーせずに、ニューヨークのオプションカットが終わるくらいまでずっとチャートを見ていたいです。そうするとレンジであっても今日の高安が見えてきたり、15分足クラスのネックラインができてきたりしますので、それを利用して低いロットで入りパッと伸びたらすかさずもらってその日は終了するように最近はしてます。移動平行線も自分は20、100、200で見てますが特に20と100の中に入るとレンジになりやすいので、そこも見逃さずにトレードしたいです。いずれにせよあまりガツガツせずにゆったりと余裕をもって相場と向き合っていきたいと思います。
レンジは静観、トレンドで利を延ばす。
このルールを守れば、負けようがありません。
これを難しくするのが、レンジとトレンドの移行期(グレーゾーン)なので、「20と100の中」というようにグレーゾーンの判断をするのが大切ですね。
今週もお疲れ様でした。
日銀介入が作り出した145円の心的節目への接近と、金曜日にADP雇用統計と失業率発表が控えているということもあり、今週は全トレードをお休みしました。
雇用統計と失業率を見るに、未だ未だ株は買えないかなという感じを受けました。
早いところバーゲンセールが始まって欲しいのですが、こればっかりは世界の都合がありますので、待つしかないですね。
いやいや、米国の労働者諸君、よく頑張っているではないか。
そうとも、今この状況は労働者が資本家に対して起こす最期の闘争になるかもしれないのだ。
情報化。機械化。無人化。生産の現場でコレらが普遍的になったとき、生身の労働者は“不要”となる。人のいない工場には労働組合も不要だ。
20世紀は労働者の時代だった。
人の手によって造られた工業製品が人々を幸せにし、より良い暮らしを実現した。
目を覆う様なカタストロフも2度ほど起きたが、それでも働くことが人生を良くすることを誰もが疑っていなかった。
しかし、今はどうだろう?安定を得た労働者達は「既得権益」に成り下がり、自らの労働と階級闘争によって社会に変革を起こすことを避けてしまっているではないか。
日本や欧州に於いて「既得権益」に属する人々、即ち日本の「正社員」や年金受給者はこのインフレに怯えている。
固定の収入があるということは、収入が安定している反面、極端にインフレに弱くなる。
彼らがここ数年望んだことはデフレであり、通貨の価値が高まることは「既得権益」を盤石にする為にはとても都合が良かったのだ。
これらに対してコロナショックは強烈な揺さぶりをかけた。
極端な緩和は予想外の経済成長をもたらし、人々の通貨への憧景を一変させようとしている。
アメリカの労働者達よ。存分にやるが良い。
まさかマルクスはこの様な事態が起こるとは思ってもいなかった筈だ。労働者によって気づかれた階級を労働者が壊す事になるとは予想外だっただろう。
それも世界で最も資本主義が盛んなアメリカで。
「資本論」は、資本主義の危険性を啓発し労働者の階級闘争を促す為に書かれたが、それは裏を返すと「この仕組みを続けたら資本家だけが豊かになるぞ」と言っているのだ。
つまり、インデックス投資や長期投資の正しさを補完するロジックとして最適なものであると言うことだ。
私達も字が読めたことは、マルクスとエンゲルスにとっての最大の誤算だっただろう。
FRBはインフレ退治に躍起になっているが、このままではハードランディングさせるしかないだろう。
いまや米国企業は、例えリセッションに至った場合においても、容易に解雇や労賃引き下げを行えない状況に追い込まれつつある。
FRBは意図的にハードランディングを起こしてでも、労働者の「階級闘争」を破壊しなければならない。
これに失敗すれば、際限のない労賃上昇、物価上昇、そして更なる金利引き上げというスパイラルが発生することになる。
それは米ドル高(つまり他国通貨安)という形で「インフレの輸出」が行われることを意味する。
世界はインフレ抑制&通貨防衛のための利上げを余儀なくされ、米国ほどの強い経済を持たない各国は、それに耐えられないだろう。
一つ問題があるとするならば、当事者であるアメリカの労働者達が、この「階級闘争」に無自覚であることだろう。
それ故に、無邪気に続けるかもしれないし、飽きればやめるかもしれない。
いずれにせよこの先には「破壊と創造」が待っている。
こんな感じで、妄想していた一週間でした。
さっさとバーゲンセールよろしく。
今週も素敵なコメントをありがとうございます。
「破壊と創造の間には恋人がいる。」
神田昌典氏著『仕事のヒント』より。
破壊を恐れたら、恋人は現れない。
我が国は、もっと壊れないと変われないのかも。
今週もお疲れさまでした。
僕は今週のトレード戦績が全くダメダメで(定期的に起こる空回りドローダウン)、今しがた迷晴れドリルを終えて、さらに気が気じゃなくてすごく久しぶりにFT4回して検証作業をしてましたw
FTまわすのは1年ぶりくらいでしたが、やってみてやはり自分の様なレベルだと野球の素振り的な感じで出来るだけ日常的にやるべきだなぁと。久々にやっても検証だとプロフィットはいきなりやっぱりそこそこ行きましたw
早送りできるからですね。実際の時間経過で余計な事色々考えちゃうからダメなのか?とか論理的に考えちゃいますが僕の結論はやっぱり素振りは素振りで試合は別。関係なくはないけど完全に同じじゃない完全に機械的にはなれないと割り切って
素振りしながらリアルタイムで実現可能な事を引き続き模索していこうと思います。
さて、どうでもいい前置きはさておきw以前から聞いてみたかった質問がありまして先週に引き続きコメントさせて頂きました。
質問⓵
迷晴れさんの動画は恐らくほぼコンプリートしたと思うのですが、迷晴れさん自身、このコンテンツを始めた頃よりもご自身が上達していっているという自覚や手ごたえはありますでしょうか?
というのも週間チャートナビを見てると、相場がどう動こうがこの人は勝ち続けられるんだろうなぁといつも思っているのですが(単純に勝率もとんでもなく高い。。)、それはコンテンツを続けていく中でそこまでに至ったのか? それともある一定の段階移行は概ね今の様な感じなのか?
我々の様な安定しないトレーダーが大して記録や復習が出来てなかったりするのに、プロが毎週この3通貨ペアの解説をこれだけ密に続けるというのは、そのこと自体が実力の違いを永久に広げて行っているのか?とか思ったので聞いてみた次第です。
質問②
質問の趣旨が⓵と若干被るのですが、迷晴れさんはドル円、ユロドル、ユロ円以外は一切トレードしない感じでしょうか?
というのも、今年の様な大相場だと全く問題ないのですが、時期によってはこの3通貨が低ボラグズグズレンジの中、他通貨ペアでボラのある分かりやすいトレンドが出ている事もこれまでに沢山あったと思うからです。
実際そういう時は多かったはず。。
迷晴れさんタイプのピンポイントでエントリーするトレードをするには沢山のチャート監視では不可能だとは思いますし、ずーっと同じ通貨ペアを見る事によって固有の値動きの癖や他の人には見えない繊細な部分が見えるというのもあると思います。意識せずとも相関もシンプルで武器になる。
ですが、迷晴れBOXなどで他通貨ペアの分析や解説をお聞きしていると、それだけの相場観があったら自分だったらその時の主役通貨ペアに絶対浮気してしまうだろうな。。と思うからですw
ちなみにエントリーしたら完全なOCO、どっちかの指値に当たるまで完全放置!みたいな監視しないタイプのスタイルの場合は沢山の通貨ペアを見て、しっかりトレンドが出ている1H足以上のスイングを狙った方が良いだろうなとは思っております。
質問③
もうドローダウン(不調)は無いでしょうか?
ついでに聞いた感じの③が一番気になるかもw
お忙しいところ恐縮ですがご回答頂ければ幸いです。
おつかれさまです。
Ans.①
「情けは人のためならず」
ご推察の通りです。
自分自身のスキルアップ目的もあって情報発信を始めました。
思考・言語化・口述。これは最強の「トレード日誌」であり、ボクの航海日誌です。
Ans.②
主要3通貨に限定しているのは「パターン認識」の深さを掘り下げるためです。
相関性のある3通貨を観察し続けることで、その領域においては、職人のように感覚を研ぎ澄ませると考えています。
Aiが機械学習するように、ボクは週ナビを続けることでディープ・ラーニングしています。
その影響を受け、視聴者も学んでいただける「門前の小僧」作戦です。
Ans.③
裁量トレードのデメリットは、チャートに縛られること、メンタルの影響を受けやすいこと。
メリットはドローダウンと無縁なことだと思ってます。
今日は調子悪いなぁと感じることはありますが、長くは続きません。
ご回答ありがとうございます!
③裁量トレードのメリットはドローダウンと無縁。。
今後はこれをスローガンにする事にしましたw
定期的にドローダウン食らってる場合じゃない!!
ありがとうございました!
余計な情報を一切入れず、見たままに解釈して行動し、それを延々と続ける。
通貨市場オンリーで、ファンダメンタルズなしでここまでやれるのか、といつも感嘆しております。
マヨ晴れさんの考えって東洋的、仏教的なんだと思うのです。
やっておられることって一言で言うなら「経典」のやり方なんですよ。
延々と同じことを言い続ける。
私達もお経をや説法(ブディズム)を聞いたとき、「いや、もうそんなことわかっているよ」となってしまいがちなんですが、そもそも私達の脳が知覚し解釈出来る世界は既に制限されていて、その中でしか我々は何かを語ることが出来ない。
だから、繰り返すこと、繰り返し聞くことが語る者と聞く者の双方にとって「修行」となる。
真理、即ち相場に於ける「聖杯」を既に私達は手にしているのだがその実態が掴めずにいる。
だから、覆い隠されたそれを違う角度から延々と語る事になる。
三角錐は横から二次元の画像として見れば三角形だが、上から見れば四角形だ。
実在の三角錐を私達はついつい見落としがちだが、実在(そう仮定した)は変わらない。
マヨ晴れさん的に言えば「ここは押し目買いで取れますが、売りの抵抗帯が近づくと戻り売りが入ってきちゃいますよね」みたいな事ですね。
マーケットって要はこれの繰り返し。思想や哲学の世界も何ら変わりはありません。
だから数千年前にブッダは「宇宙の総量や構成は変わったりしない。色が変わるだけだ。」と述べられたのだと思います。
見たものをありのままに解釈し、色のない世界を求め続ける信念と勇気がマーケットで生きる為には重要なのだと思います。
ニュースやファンダメンタルズは好き勝手、言うならばそうあって欲しい解釈と物語を提供するだけですからね。
別にインジケーターオンリーの売買でもやっていけると思います。
てゆうか、ローソク足ってインジケーターです。
それだけで、それオンリーでやれば「マヨ晴れ的」になり得るでしょう。
移動平均線だけ、MACDだけ、RSIだけ、それだけに注視してやり続ければ、その指標を通して見えて来る世界があります。
ただし、その境地に至るためには「それだけ」を長い期間続ける必要があります。
迷晴れさんの金言同様、非常に納得させられました!
つまりそういう事ですね、、麻雀の例しかり、
なるほど!!と良い気付きをありがとうございます!
ちなみに私は麻雀の経験はそこまで無いですが、あれがヤバいゲームだという事は知っております。
何がヤバいかって身の程がばれるからです。
あれほど『足りてない所』が露呈するゲームは他に無いと思います。
将棋もすごいが4人というのがさらに凄い。
足りてない所が回数重ねれば絶対に露呈するゲーム、、
トレードじゃないかw
麻雀もそうですが
トレードって将棋に似てるなぁと感じる事があります。
王手一回で詰む事は絶対に無く、
しかし何十手先を読めるプロの攻防では、素人では分からないレベルで何度目かの王手で『参りました』となる。
そこで損切り出来ればな良い負けかなと。
なので1回目の『王手』でエントリーしてはいけない。のに、やりがち。
『参りました』でエントリーでも遅い、というかRRが悪い。
買うか売るかの二択なのに本当に奥が深いですね。
今週も週ナビの作成ありがとうございます。
報告が遅れてすみません。
今週は全体で-101.1 pipsの損失。
内訳は以下の通り
ドル円: -63.9pips 「0(勝ち)/4(負け)/2(撤退)」
ユーロドル: -37.2pips 「3(勝ち)/5(負け)/1(撤退)」
負けの要因ズバリメンタル(気の緩み)です。
9/26週にやっと資金の損失(-6万)を微益(+1万)に転じることができ、自分の中のマイルストーンをクリアし、
これからは稼ぐ段階に移行できると思って気持ちが高揚し、気が緩みました。
生活習慣の乱れからメンタルの乱れになってトレードに影響を及ぼし、先週は100pipsの損失。
今週は生活習慣からメンタルまでを整えてからトレードに取り組んでいきます。
「勝って兜の緒を締めよ」の諺が身に沁みます。
今回のメンタルの乱れようは文字に記録して、次回気が緩んだ時に見返して防止策にしようと思います。
おつかれさまです。
ドル円は145円の壁でレンジ相場。
消去法で「得意パターン」に持ち込めば、おそらく勝ち越せると思います。