4Jul
週の前半は天国、後半は地獄の一週間でした。前半のイメージのまま後半トレードしてしまうと大きくやられてしまいそうな相場です。
半値という神秘。
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週足だけ見るとユーロ円もドル円も同じような動きをしていました。どちらも窓埋め完成後、しばらくすると不安定な動きになりトレードが難しかったのではないでしょうか。
相場は目的を達成するのに大きなエネルギーを使いきったあと、新たな別のエネルギーが発生しない限り平均を目指します。
よくある、移動平均線やボリンジャーバンドに傾きがないときはトレードを見送るというのも、勢いの無くなった相場は平均に集まるという習性を利用しています。
ライントレード(プライスアクション)にも、半値戻しという概念があり、これはいうなれば値段の平均値ということになり信頼性があります。
勢いの失せた相場は平均に帰すということを知って、平均値付近で、ヨコヨコになった状態でのトレードを控えれば、利大損小のトレードを目指せます。
今週の前半はよく動きましたが、窓を埋めてからは時間稼ぎのレンジをつくり動きが悪くなりました。
ユーロ円、振り子のような動きをした一週間。
週足は一旦135円まで下落、その後窓埋め、戻り売り、レンジで週末となりました。週の前半がおいしかった感じですが、そこで取った利益を週中から返上しないようにできれば最高の一週間だったと思います。
作戦1 下げ止まったら、窓埋めの動きを狙う。
作戦2 窓埋め後の戻り売り。
この2つの作戦は是非やっておきたいです。4時間足の大陽線のあとはハラミ(レンジ)になりましたが、このレンジが決まるまでは、ある程度の上下幅で大きく動いているので狙えます。
作戦1
①135円のサポート+1分足など短期足ダウの反転を確認してロング。目標はフィボナッチ50%、抜ければ61.8%。
②フィボナッチ50%ブレイクでフィボナッチ61.8%を狙う。
③フィボナッチ61.8%ブレイクで窓埋めを狙う。
作戦2
④窓埋めからの戻り売り。
その他の作戦
⑤⑥下から上げてきた波のフィボナッチ61.8%押し目買い。速いので⑤がムリなら切り下げライン抜けの⑥で狙う。
⑦⑧上げきれずにネックラインM30-2をブレイク後、ショート。
M30-1下限とM30-2上限のレンジになりそうなので、これ以降は細かくトレードしていくかノートレード。
大きく上下に振れたあと、振り子のように半値に帰する動きをしました。半値に値が寄りだしてからは扱いにくかったのではなかったでしょうか。
ロートを横倒しにしたように、徐々に波動が弱まった末、細口部分が週末まで続きました。ここをブレイクすれば再び動き出しますが、それまでは要注意ですね。
ドル円は週足ラインを試してから窓埋めした。
週足はコマ足で行って来いでした。
ドル円の場合、週足サポート(W1-1)を試してから窓を埋め始めました。
作戦1 窓埋めの動きを狙う。
①一旦下落しましたが、戻ってきて月曜始値を抜いたらロング。狙いは日足(D1-1)+フィボナッチ61.8%
作戦2 日足(D1-1)+フィボナッチ61.8%からの戻り売り。
②日足(D1-1)レジスタンス+短期足ネックライン抜けショート。
作戦③ 安値更新できないのを確認してロング。
作戦④ レンジブレイクのショート。
作戦⑤ 緑レンジ・ブレイク失敗ショート。
作戦6 窓埋めの動きを狙う。
⑥週足サポート+ダブルボトム+切り下げライン抜けロング、目標は日足レジスタンス(D1-1)
⑦日足レジスタンス(D1-1)抜けロング。
作戦7 窓埋め後のショート。
⑧窓埋めの利確+逆張りを狙ったショート.
今日のまとめ
トレードは相場が動いているときにやって、休んでいるときは、人間も休むのが一番です。エネルギー充電中のトレードは労あって利少ないものです。今週の相場がそれを教えてくれてます。
◆お断り◆
この動画は教育目的で制作されたものです。相場についての個人の見解を過去のチャートから解説したものであり未来の利益を保証するものではありません。売買取引についての判断は一切行っておりませんので、投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分に考慮の上、ご自身でご判断ください。
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コメント
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コメント (11)
いつもとても参考になる動画をありがとうございます。
今週の週刊チャート分析の動画を観る前に、自分できちんとユーロ円のチャートを分析してから、答え合わせをするつもりで動画を観ました。やはり私の分析は的を外しているな、と感じます。
ただ、FXココロの基準のブログの記事にあったように
教えられた答えは、自分の答えではない。
動画の分析は迷晴れさんの分析であって、私の答えではありません。
私が分析した答えが迷晴れさんに近づけるように努力していくのみです。
相場の見方は売りで攻めるか、買いで攻めるかで変わってきます。自分の基準さえもっていればどちらも正解です。
自分の基準がまだまだしっかりと出来上がっていない事を痛感します。大きく窓開けして始まった今週ですが、下げ止まってから窓埋めロングエントリーのシナリオを考えおりましたが、窓埋め後のシナリオまで考えられていませんでした。
ほかの方がコメントでおっしゃっていますが
、私も迷晴れさんの職人技をとにかく真似してパクる、盗むつもりでチャートや動画を見ています。
迷晴れさんに弟子入りした気になっています。私にとって迷晴れさんは師匠です。
いつもお忙しい中、貴重な時間をコメント返信に頂き、ありがとうございます。
いつも内容のある素晴らしい動画を拝見しています。ありがとうございます。
利確について一つ質問があります。
以下の様なケースのとき、マヨ晴れ様はどう対応されますか?
例えば、上手くエントリーでき、予測通りに相場が動き、含み益が15pipsあったとします。
利確目標ラインを30pipsの利益と予測している場合、1時間後に重要性が中ランク指標発表があるとします。
指標発表の結果が以下の3つのパターンになると考えたとき
・逆走し含み益が0になる、
・30pipsの利益を確定できる、
・相場に影響なく含み益15pipsのまま、
マヨ晴れ様は利確はどのタイミングにするのでしょうか?
指標発表前の15pipsで利確してしまうか、
あくまで当初の利確目標ライン30pipsをキープするのか、どう対応しますか?
重要性中ランク程度の指標発表前、含み益を抱えた状況では一旦利確してしまうのでしょうか?あるいはあくまで当初の目標利確ラインまで保有しますか?
私は雇用統計や政策金利の発表など重要性が高い発表前はポジションは持たないのですが、上記のような場合は決まったルールをまだ持っていません。
ご教示のほど宜しくお願いします。
僕の場合、発表直前とかならエントリーしませんが、ポジション保有中の中規模指標なら、あまり気にしていません。理由はせっかく良いポジションをとったのに、その辺を気にしちゃうと保有できなくなるからです。むしろ市場オープンの時刻の方を気にする感じです。流れが変わることがあるので。
とてもためになりました。
いやぁ~、名人の相場分析は実に鮮やかで爽快ですね。
大下落→下げ止まり→上昇→窓埋め→戻り売り
→安値切上げ→ろうと相場→ひよこがいっぱい!
起承転結のドラマがありありとわかります。
リアルタイムでこんなにわかりやすい流れを自分でも把握できるように、
まずは、名人芸を徹底的にマネしてパクる、という、型づくりに励みたいですね。
先週FT2を買いました。
ゴルファーが自宅に打放練習場を、
野球選手が自宅にバッティングマシンを、
手に入れたようなつもりで訓練していきたいと思います。
素晴らしい講義をありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
僕よりうまい人はたくさんいると思いますよ(笑)ぜひ、検証を進めていってください。トレーニングでしか辿り着かない答えがあります。打放練習場やバッティングマシンに比べれば安い買い物ですよね。
こんにちは、いつも勉強させていただいております。
先週のユロ円はギリシャ問題があり、素人ながらなんとなく怖くて手が出せませんでした…。(笑)
なのでドル円で自分なりに水平線を引き数回エントリーし、先週はなんとか+25pipsで終えることができました。(ちょっとの利益ですが…笑)
水平線を引いていてちょっと疑問に思ったことがあります。
ドル円で迷晴れさんは週足サポート(W1-1)と週足レベルで引いていますが、私は日足レベルでのサポートで引いてしまっていました。
前回の高値がサポートとなりえる場所なので、どの足(月足、週足、日足、etc…)でも引けてしまう感じがして、どの足レベルで引いてよいか迷ってしまいます。
ネックラインや強者の根などでも、4時間足レベルでも引けるし、1時間足レベルでも引けるし・・・と迷ってしまいます。
ラインの強弱を見極める為にも必要なのかと思い、どの足で引いてよいかコツなどありましたら是非とも参考にさせてください。
週足と日足のどちらの時間足でも引けるということは、それだけ強いという認識です。便宜上、◯◯足という言い方をしていますが、特に決められたルールはないので、そのへんは神経質にならずとも良い部分かと思います。どの時間足のトレーダーが見ても意識されているラインかどうかが大事です。
返信ありがとうございます。
了解しました。神経質にならないようにラインを引いていきたいと思います。
拝見させていただきました。
自分自身の変化として、週間チャート分析のページを読むことに苦労がなくなりました。
相場の解説が日常的なレベルで入ってくるようになったようで何だか嬉しいです。
もっともっと吸収できるように自分を高めていきたいです。
素晴らしい気付きをありがとうございました。