23May
今週のユロ円は先週の上昇分を僅か数時間で直滑降させましたが、これにはもちろん理由があります。
キング日足の力を見くびってはいけない。
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今週のユロ円は日足戻り売り候補までレートが上昇してきたことを意識できていたかどうかが重要ポイントです。日足はキングであって、分足の平民はもちろん、時足の貴族ですらひれ伏す存在です。平民の分際で日足に勝てるわけがないし、もしそうなれば革命であってキングの政権が転覆します。
日足高値ライン+半値という事実
週足は先週分の上昇を全部戻しました。なぜこうなったのか、答えは日足を見るとよくわかります。
日足がフィボナッチ50%と高値ライン(D1-L1)に達しました。ここは日足戻り売りの有力候補であることを意識しておかねばなりません。
キング日足の意向に沿うべし。
先週は8時間足の押し目買いをしていればよかったですが、さすがに今週は日足戻り売り候補に達したので売りを考えてもいい局面になりました。
8時間足はチャネルを描き上昇しましたが、日足戻り売り候補に到達後、トレンドラインを下にブレイクしました。数日かけて上昇してきた流れを僅か数時間でチャラにする盛大な売りが入りました。これがキング日足の力です。
流れの転機は最後の押し安値。
注目すべきはラス押し安値(H1-L2)であり、ここを下にブレイクすることで市場参加者の総意が売りに傾く分水嶺です。そこまでは売りも買いも両方考えられる場面ですし、実際にそうなっています。
このような相場の場合、上昇トレンド継続を狙って②や④でロングするのもいいですし、日足戻り売りを優先して①や③で早々と売るのもありです。
ラス押し安値(H1-L2)をブレイクしてしまえば、次のサポート(H8-L1)までショートできるので⑤は絶好の売りポイントになりました。
8時間足安値(H8-L2)のサポートが破られるまでは日足売りVSオレンジ波買いとで攻防しやすくなるレンジ注意報発令です。
1時間足1本で100ピプスも落ちたため時間調整が必要になりイヤラシイ相場になりましたが、オレンジ波のようにまとめるとキレイな形になるのが相場の不思議なところです。このキレイな波のイメージが大陰線の直後にできていれば、そう慌てなくてもいいはずです。
レンジ内は下からロング、上からショートが基本ですが、このロングはオレンジ波の押し目買い、ショートは日足戻り売りという意識が必要です。わかっていれば⑥からのロングは伸びきったところで欲を出さずに利食いできるし、⑦一発目ショートもテキトーなところで利食えます。⑧のショートは2発目なので保有してみてもいいでしょう。
大陰線の中はハラミ状態になるので、難しければ見送って切上げライン(H1-L5)抜けの⑨でショートしてもいいですね。
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最近よくネットビジネスをしている方やアフィリエイターの方からFXとは無関係の質問を頂きます(笑)おそらく僕のブログや動画を参考にしたいのだと思います。サイトを気持よく、気前よく、継続維持させるために僕のブログにも広告を貼っていますし、この労働に見合った対価を考えていかないといけない想いはありますが、なんせブログも初めて、動画も初めてということで、その手のことは現在、修行中の身です。
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しかし、ネットビジネスやアフィリエイトに興味を持つ人がもの凄くいることも知りましたし、トレーダーの中でもブログなどをやってみたい方もおられるようです。アウトプットすることは大事だと思うので、ブログや動画制作についてのノウハウは、ニーズがあれば別の機会、別のブログで公開したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆お断り◆
この動画は教育目的で制作されたものです。相場についての個人の見解を過去のチャートから解説したものであり未来の利益を保証するものではありません。売買取引についての判断は一切行っておりませんので、投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分に考慮の上、ご自身でご判断ください。
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コメント
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コメント (13)
いつもありがとうございます
今週は日足ロングの方々が目標達成した為、決済を入れてきたので急落したということでしょうか
僕は全く利益がでない週でした(T . T)
利確と新規が重なると大きく動くので、利確の決済注文も含まれてのことでしょう。相場は落ちるのは速いので、ロングよりも思い切りが大切かと思います。
いつも分かり易い情報をありがとうございます。初期のころから見ております。
最初はこの内容でなぜ動画登録者が二けたなんだろうと不思議に思ってましたが、今では凄いですね~。
こちらで勉強したことと自分の手法を合わせてより早くエントリーできるようになりました。
1日50pipaもあまり難しく感じなくなりました。ありがとうございます。
今、自分はFx歴2年半程になります。そして二人のFX初心者に教えています。
そこで、一つ質問なのですが、トレードノートって必要ですか?
迷晴れ様はノートをつけてますか?自分はノートはつけてなく、自分のトレード検証は履歴を見て確認してました。
ネット情報や書籍には必ずと言っていいほど書かれてますよね。ノートをつけないと勝てない的なことを、みんながそういうなら、自分はやらないでおこうと思い、結局1年半程でプラスになりました。たまたまかもしれませんが…。
一日50ピプスということは月に1000ピプスですよ、凄いじゃないですか!もうお教えできることは何もない感じですが、ノートでなくても、何らかの形で記録を残すのは良いことだと思っています。でも大切なのは、その記録を見返しているかどうかです。僕は記憶力が人より劣っているので必要なものでした。自分の弱点を確定するのに役立ちました。
いつもためになる記事をありがとうございます。
毎週のトレードをした後、週末に答え合わせのつもりで週刊チャート分析を見ています。
#結果的にユロ円がメインの通貨ペアになりました
今週の答え合わせ結果、自分はまだ俯瞰した分析が浅いなと思いました。
ラス押し安値後の大陰線はアタマから真ん中辺りまで取ることが出来ましたが、単に大陰線アタマの辺りに切り上げラインを引いていただけで、日足戻り売りも意識出来ていなければ、ラス押し安値割りポイントだということも認識できていませんでした。
今週は結果的にはプラス収支でしたが、自分のトレードには根拠が薄い部分が多々あると認識したので、毎週毎日の値動きをもっとポイントを押さえた見方が出来るよう努力したいと思います。
切上げ切下げラインは水平線での分析があって、それより、少し早めにエントリーするために使うものです。単なるテクニックとして使うと負ける可能性もあるのでご注意ください。
ご指摘ありがとうございます。
自分でも、どうチャートを見ていけばよいか考えていました。
今回の記事で気づいたのは、
・波動そのものを追う→波の線を引いてみる
・波動の傾向を読む→トレンドライン、チャネルライン、切り上げ切り下げラインなどを引いてみる
・ローソク足の節目を読む→レジサポラインを引いてみる
この3点を抜けなく行うことが必要ではないかということです。
プロトレーダーの方からこのように声をかけて頂けるのは、本当にありがたいです。
今後もそうして頂けるよう、nonさんに少しでも実益が入るよう、今後は広告の方にも目を向けていこうと思います。
#感謝の気持ちを少しのクリック追加で表現したい、という意味です
#少しでも支えになれれば…と思って
波を意識するのはとても大事だと思います。広告リンクは興味のある方が見ていただければいいものなので、気にされなくて大丈夫です(笑)
とてもためになりました。
たった一週間の相場に、これほどのドラマと学びがあるのは驚きです。
よく動き、メリハリのある期間だったということですね。
私としては下記の2点を超重要項目として習得したいとおもいます。
●日足はキングであって、分足の平民(笑)はもちろん、時間足の貴族(笑)ですら
ひれ伏す存在です。 身分の違いをしっかりわきまえることが重要ですね。
●分水嶺である、「最後の押し安値」を割るとダウトレンドが逆転し、相場の流れが大きく変わる。
2つといいつつ、もう一つ!
●大動きの後は、しばらくもみ合うのであわてない。
(個人的には、自分がその大動きに乗れなかった時はさらに要注意!)
その後の動きでは大きな波形を考える。
ということで、今週も素晴らしい講義をありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
「個人的には、自分がその大動きに乗れなかった時はさらに要注意!」これ、確かに大事ですね。
前回、少し相場を離れてみます…とコメントしました。
FXとよばれる、底無し沼の底を見てきます!
しばしのお別れです。勿論、迷晴れFXの全てをリュックに詰めて…
生還できたらコメントします…でわ、行ってきます!
意味深ですね…
拝見させていただきました。
日足から関連付けて時間足の動きの解説が素晴らしかったです。
今回のお話しで複数時間足による環境認識について、お陰様でやっと腑に落ちてきました。
それでもまだ少しずつですが、我ながら飲み込みの悪さを実感せざるえません。
もう一つの気づきとしては、今回の動画で初めて売り買いの攻防が目に見えた感覚がありました。
今まで意味はわかっているつもりでしたが全く見えていませんでした。
頭でわかった感覚ではなく、見えたという感じでした。
週間チャート分析は毎回重点的なテーマがおありのようですね。
最初のうちはマインドばかり学んで避けていましたが、意を決して視聴し始めてみると学びの宝庫でした。
個人的には迷晴れ雑談のような完結型の独立コンテンツが好きだったのですが、食わず嫌いせずに見てみるとどちらも大切なのだとよく理解できました。
今回も素晴らしい気付きをありがとうござました。