1Aug
ブログの『迷晴れボックス』から投稿された、負けトレードやトレードのモヤモヤを、テクニカル・メンタルの両面から考察します。
負けトレード考察 道を探して 氏
自分の環境認識が大丈夫なのか?不安になり投稿させてもらいます。FXは初めて9ヶ月目になります
ユーロドルの7/10から深夜のチャートです。
上昇トレンドからラス押し安値を割った所でショートで入り、黄色の四角い枠で囲ったゾーンが4時間足の押し目買いポイントなのでそこまでエントリーしました。
次の展開で1.17373ライン【レジサポ】で売るつもりで準備をしていました。
黄色い枠の押し目買いゾーン【添付画像の赤枠で囲っているゾーン】サポートゾーンを抜けないで上に行ったのが気にはなったのですが、レジサポとサポートだからと考えていました。
レジサポライン際でのもみ合いでショートで入ったのですが、逆にブレイクしてしまい直ぐに損切りしました。
心理状態としては、週足のレジサポ【1.17221】で抑えられて下降してきた波だったので余計に目線が下になってました。
1.17012のサポートで押し目買いされた4時間足の足を見ると下ヒゲが出てサポートされてるんだなと認識してたのですが、僕が認識しているレジサポやサポートが実は間違っているのでは?と不安になりました。
僕の認識している水平線はあっているのでしょうか?
また環境認識としては、正しくできているのでしょうか?
ラインの優位性はどう言う基準で強弱を認識しているのか?差し支えなければ教えてもらえないでしょうか?
ブレイク成功と無効化
大きな平行レンジのなかを、オレンジCHLで上昇途中という相場環境。
オレンジCHL上限で反発、緑押し安値を下抜いているが、青サポートから買われもする局面。投稿者さんは、赤1でショートして、緑ラインを上抜けてしまったことで(黄ブロック)で損切りしたと思われます。
投稿者さんの緑安値は、10日の欧州初動にブレイクアウト済なので、戻りを待ってショートできます。
ですが…
そのまま緑ライン反発でサポレジ転換するとは限りません!
ボクなら1.175赤ラインで黄ブロックのような、上げどまり確認後にショ-トします。
投稿者さんは、おそらく、赤1で揉んでる最中にショートしたのではないでしょうか。
ブレイクアウトについてですが、この場合、緑安値を下に抜いたらブレイク成功です。
このブレイクアウトが無効化されるのは、このブレイクの起点である高値(1.175赤高値)を上抜き返したときです。
投稿者さんは、緑ラインを、上抜き返した時点でブレイク失敗と判断しています。
サポートだったレートが、ひっくり返って、そのままレジスタンスになる「レジサポ転換」もありますが、そうならないことも多々あります。
また、上位足レジサポに対し、下位足がブレイクしてもブレイクとみなさないこともあります。
最近のドル円にも好例があります。
青押し安値起点で長期(週足)トレンドラインをブレイクしました。このブレイクという事実が「無効」になるのは、この安値を下抜いたときであって、長期トレンドラインを下抜いたときではありません。
この青押し安値は、ブル派最後の砦なので、買い支えられる可能性が高く、一瞬下ヒゲで抜けるなどすることはあっても、スンナリとは抜けません。
キレイな「サポレジ転換」をしていますが、この場合も、1.180まで上昇したかもしれません。だからこそ、しっかり「止まる」のを確認しないとダメです。
波の転換
青サポートブレイク後、緑〇で高値を試していますが、青サポートブレイクは有効です。
赤レジスタンスで「レジサポ転換」しました。
青サポートや矢印の動きまで戻らず落ちました。このパターンはショートに多くみられます。
レンジブレイク
矢印の動きにはならず「レジサポ転換」しました。
レンジブレイク後、ブレイク起点まで押しました。いわゆる「押し目買い」のカタチであってブレイク失敗ではありません。
ブレイクの防衛
青安値の下方ブレイクは、ブレイク起点である赤高値で守られています。
ここにブレイクの守護者「売りの守り人」がいると思ってください。
このチャートなら、赤高値を上抜くまで売り優勢が続きます。
少しややこしいパターンですが、時系列に、ひとつひとつ理解すれば問題ありません。
東京時間にできた赤ボックスレンジを欧州初動に橙〇でブレイク。青安値を下抜けば、橙〇は「ダマシ」になりなりますが、それまでわかりません。
青安値で「買いの守り人」に守られ、高値を更新したが、緑1で青安値を下方ブレイクしたことで、ヘッドフェイクとなり、ここから先、しばらく売り優勢になる。
おそらく上位足サポート1.165で反発して「5分足戻り高値」を上抜いた、5分足のダウは買い目線になりましたが、赤高値にいる「売りの守り人」の存在を忘れてはなりません。
ボクのような個人トレーダーと、機関投資家(大口の中長期トレーダー)やヘッジファンド投機筋(大口の短期トレーダー)を比べたら、銀玉鉄砲とデススターほどの差があるでしょう。
にもかかわらず、ボクらは、デススターと同じ土俵に立っています。
なので、彼らの存在を意識せざるをえません。
デイトレードやスキャルピングといった短期売買なら、とくに、投機筋への警戒が必要です。なぜなら、彼らは、個人トレーダーをいい意味でも、悪い意味でも、利用している節があるからです。
相場には、彼らのような強者と、ぼくらのような弱者がいます。
弱者は、コバンザメのように、強者であるクジラの腹にくっついて、上がったり下がったりするのが生きる道です。
今回のテーマである、売りの守り人・買いの守り人も、
これまさに、弱者必勝の戦略で、強者にレートを守ってもらい、それにくっついていく戦法です。
チャートは嘘をつけません。
機関投資家だろうが、ヘッジファンドだろうが、やったことはすべてチャートに具象化されますし、そうでなければ彼らも困ります。
彼らは、満々と水をたたえた水面に一石を投じることができ、個人トレーダーは、その波紋をつなげていくの一役買ってます。
まるで、イソギンチャクとクマノミの「共生関係」のようです。
彼らは、ぼくらにとって、悪鬼になりうる存在ですが、同時に、守護天使にもなりえます。
そうやって世界は動いているんですね。
ちなみに、下の写真は、ボクが人生のどん底にいたころ、茶臼山の山頂に朝日を見に行ったときのもので、今でもお守りにしています。
守護天使にみえませんか?
◆お断り◆
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コメント
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コメント (6)
ありがとうございます
動画を見て思わず笑っちゃいました^^
怖いぐらい解説していただいた通りです
見ながら
【そうです!そうです!】って言っちゃいました
ゾーンですね
ゾーンで見てれば良かった感じだったんだなと改めて思いました
嬉しかったのは環境認識が全然違ったのではなかったのが良かったです
FXは誰かに聞いて間違いを正せる事が難しいジャンルなので大変助かりました
ありがとうございます
迷晴さんが他の動画でも何度も伝えてくれてる
ゾーンが自分のものに出来ていなかったんだなと今回の動画で改めて気づくことが出来ました
本当にありがとうございます
m( _ _ )m
PS:
今年一番の怖さでした^^
解説してたのが全て僕が考えていた事です
ご投稿有難うございました。大衆を扇動する人たちの心理。その辺りのことを意識すると「ゾーン」の意味がより一層深く理解できると思います。
いつもご教授頂きありがとうございます。トレンドの転換は私も苦戦しています。反転を確認して戻り、押しでエントリーしても逆行というにはよくあります。マヨハレ先生の動画を何回も見ながら経験を重ねて行くしかないと思ってます。
相場は波乗りと似ているので。トレンド転換は、さしずめ、波の立ち上がりに挑戦する感じですね。決まると気持ちいいですが、崩れることもある。でも、中途半端なところで乗るより個人的には好きです。
これから日が昇る。
太陽は誰に対してもその力強い光を与えてくれる。
だから僕は私は守られている。
大丈夫だ。
と、思えるかですね。
そして、この当たり前の恵を祈り感謝することですね。
今日はたまたまショートを狙った場面で、狙いの値よりやや下について難しいかなと思っていましたが、買ってくれた人がいたので狙い通りのエントリーができました。
そして思わず、「ありがとう」と言葉が出ました。
しばらくするとその値はスルスルッと下がり始めました。
買った人がどこの誰だか、新規なのか撤退なのか狙ったエグジットなのかもわかりません。
当然その人の特定もほぼ不可能でしょう。
でも、買ってくれる人がいるから、売ることができる。売ってくれる人がいるから買うことができる。
また私のエントリーも決済も必ず誰かの役にたってます。
世の中そうなってます。
明日も「誰かが私のために買うなり売るなりしてくれる」と祈り、
そしてそうなれば、感謝したいと思います。
相場はゼロサムゲームの形で結果としてもそうなりますが、
実はそうではない。
そう考えることができれば無敵だと思います。
究極奥義 無双転生ですかね(笑)
おっしゃる通り、「謙虚さ」って大事ですね。謙虚さは感謝の源だし、感謝はプラスのエネルギーを生みます。若いころは全く意識できませんでしたが、この年になって、そーいうことが一番大切なんじゃないかと思ってます。