9Aug

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週刊チャートナビ 第544回(2025/08/04〜2025/08/08)一週間の為替チャート(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)を振り返りながら、週トレードやデイトレードにおける攻略ポイントを深掘り解説します。
ドル円
今週の見通し
相場の背景
- 2025年高安の中央付近、150.0の心理的押さえが意識さる局面。
- 夏枯れシーズン到来:夏季休暇で、機関投資家・ファンドの取引が減少するため、大きなトレンドは出にくく、ちょっとした注文でも値が飛びやすいので注意!
- 先週は「日米中銀の金利据え置き」でドル買いが加速するも、「米雇用統計」の結果、9月の利下げ観測が強まったことで、146.0上昇波のフィボ61.8%を下に突き抜け押し戻された。
- 146.0上昇波の押し目買いVS150.0の押さえによる、米雇用統計下降波の戻り売り
- 重要経済指標:特になし
ベアの注目
- 150.0ラウンドナンバーの心理的押さえ
- 先週足弱気のピンバー(先週足終値が5月高値を超えられていない)→5月高値ダブルトップの疑い
ブルの注目
- 7月陽線の終値が5月高値を更新
- 146.0上昇波の押し目ゾーン(147.00がゾーン下限)+D1-SMA21のサポート
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 150.0 |
TR中段 | 5月高値と147.0 |
TR下段㊦ | 146.0 |
ベアのシナリオ
150.0の心理的押さえと「先週足弱気のピンバー」を背景に、5月高値突破分をオーバーシュートとみて、米雇用統計下降波を戻り売り。
ブルのシナリオ
7月陽線の5月高値更新を背景に、146.0上昇波の147.0押し目買い(フィボ61.8%のアンダーシュートを疑う)
毎日の値動き
シナリオとトレード
08/04 月曜
146.0上昇波の押し目ゾーンに到達、147.0をゾーン下限とみる。
ベアのシナリオ:①米雇用統計下降波を戻り売り
ブルのシナリオ:①米雇用統計下降波の”戻り”をロング
- 東京時間、147.0のV字反発から、148.0+H1-SMA21の戻り目ゾーンに到達。
- ロンドン時間、米雇用統計下降波の黄1戻り売りは、147.0のサポートを意識して見送り。
08/05 火曜 米ISM非製造業景況指数
米雇用統計下降波の戻り売りで147.0の2番底を試している。
ベアのシナリオ:①147.0の2番底崩れで146.0へショート
ブルのシナリオ:①147.0の2番底形成で5月高値への戻りをロング
- 東京時間、147.0のアンダーシュートを1本目の4時間足で確認。
- ロンドン初動、米雇用統計下降波の戻りを狙って、147.0の反発で青1ロング。
- NY時間、7/30安値の到達、4本目の4時間足クローズで半決済。
- 翌日のロンドン時間、上値の重い展開から、2本目の4時間足陰転で下値を試す前に撤退。
【エントリーの根拠】
【背景】
146.0のロールリバーサル
【事実】
146.0上昇波の147.0押し目ゾーン×M15キリアゲ
H1-SMA21+M15-SMA21の支え
撤退値:7/30安値
目標値1:7/30安値
目標値2:5月高値
損切り:M5押し安値
08/06 水曜
146.0上昇波の147.0押し目ゾーンで前日足が反発
ベアのシナリオ:①5月高値周辺から下値試しのショート検討
ブルのシナリオ:①147.0押し目買いを5月高値へフォロー
- 東京時間、147.0サポートからの上昇圧力は、7/30安値で失速してレンジを形成。
- ロンドン時間、H4-SMA21の押さえでレンジ上限のブレイクに失敗。
- 日本時間の深夜に147.0で再び反発。
08/07 木曜
147.0周辺で膠着状態が続いている
ベアのシナリオ:①147.0周辺のサポート崩れで146.0へショート
ブルのシナリオ:①147.0周辺のサポートで5月高値へ押し目買い
- 東京時間、米雇用統計下降波を赤1で戻り売り。
- ロンドン時間、M15-SMA21の戻り目崩れで撤退。
【エントリーの根拠】
【背景】
150.0のレジスタンス
【事実】
米雇用統計下降波の戻り目ゾーン×H1ダブルトップへのリテストポイント×M5キリサゲ
H4-SMA21+H1-SMA21の押さえ
撤退値:5日安値
目標値1:146.00
損切り:2本目の4時間足暫定高値
08/08 金曜
147.0周辺で膠着状態が続いている
ベアのシナリオ:①147.0周辺のサポート崩れで146.0へショート
ブルのシナリオ:①147.0周辺のサポートで5月高値へ押し目買い
- 東京時間、147.0の反発を確認後、146.0上昇波の青1押し目買い。
- NY時間、7/30安値到達、4本目の4時間足クローズで半決済、翌日の早朝にアウト。
【エントリーの根拠】
【背景】
146.0のロールリバーサル
【事実】
146.0上昇波の147.0押し目ゾーン×M15キリアゲ
H1-SMA21+M15-SMA21の支え
撤退値:7/30安値
目標値1:7/30安値
目標値2:5月高値
損切り:M15押し安値
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:147.0周辺のせめぎ合い
146.0上昇波の147.0押し目買いと米雇用統計下降波の戻り売りが交錯し拮抗状態となった。
150.0の心理的節目を重視する売り手は、米雇用統計下降波を戻り売りたい構え。
一方で、146.0のロールリバーサルを重視する買い手は、147.0で押し目買いを狙っていた。
ブル派とベア派の構造がぶつかり合う中、147.0周辺が「今週の分水嶺」となり、どちらに転んでもおかしく局面だったが、今週足は147.0でサポートされた。
今週の局面整理
フェーズ1.米雇用統計による急落の余波
1日の米雇用統計で7月高値から急落。
週明けもその流れを引き継ぎ、147.0周辺の調整が意識されるスタート。
フェーズ2.147.0周辺の分水嶺で攻防
147.0周辺は、146.0上昇波の押し目候補。一方で、150.0の心理的節目を重視する、雇用統計下降波の戻り売りも有効。
このため、147.0が「今週の分水嶺」となり、5日コマ足の孕み足が継続、上下どちらにも伸びづらい展開。
フェーズ3.147.0周辺の底値固めが完了
複数回に渡り下値を試した後、金曜日は上昇に転じた。
147.0周辺の底堅さが”押し目”と認知されれば、買い手優勢になるが、150.0の節目を重視する見方もあるので、5月高値のレジスタンスに注意したい。
今週の狙い目:147.0周辺の「時間調整」をイメージする
1日の米雇用統計で147.0のサポートラインまで急落したため、今週はまず「調整」局面への移行を想定しました。
この「調整」とは、次のトレンド方向を決定づける“エネルギー充電期間”とも言え、市場参加者の目線が上か下かを見極めるフェーズです。
まずは、5日(月)東京時間に起きた147.0割れのアンダーシュート(下ヒゲ)を根拠に、戻りを期待してロングエントリー。
ターゲットは5月高値でしたが、同日中に高値を更新できず失速。
この段階で、5日高安のはらみ足形成を意識しました。
この「はらみ足の想定」が、調整内のトレードをスムーズに行う前提となります。
その後は、7日(木)東京時間の動きにも注目。
5日高値でのダブルトップへのリテストを確認し、147.0の下抜けを狙って、3波を戻り売り。
しかしながら、5日はらみ足の下抜けは未遂に終わって撤退。
8日(金)、下値へのリテストを確認したところで「もう、下がらない」と判断してロングしました。
今週の学び:レンジ・ブレイクの狙い方
7日(木)のブレイク前ショートは、結果的に失敗に終わりましたが「狙いは悪くなかった」と思ってます。
レンジ・ブレイクのパターンについては、「レンジ・ブレイクの極意」に詳しく書きましたが、結局のところ「ブレイク前に仕込むか、ブレイク後に乗るか」の二択です。
そして、最も重要なのは、レンジの真ん中でポジションを取らないこと。
これを徹底すれば、“ムダな損失”をかなりの確率で回避できます。
7日のショートは「ブレイク前」でのエントリーで、その根拠は以下の通りです。
- 5日・6日と高値を揃えたダブルトップ形成
- 7日の高値が6日高値に届かず、買いの勢いが弱いことを示唆
- 同時に、H4-SMA21との接触=時間調整完了のサイン
これらの条件を満たした段階で、「ブレイク前の準備」が完了したと判断しました。
ボクはブレイク前に仕掛けるのが好きです。
理由は単純で、レンジ内での売買バランスが崩れつつあるサインを見抜ければ、より優位な位置で仕込めるからです。
レンジ・ブレイクの狙い方は「ブレイク後の3波戻り売り(押し目買い)」といわれますが、ブレイク直後は損切り注文が一斉に巻き込まれ、短期的に走りやすいため、乗り遅れるとタイミングが難しくなりがちです。
話をまとめると、
- レンジ中央ではポジションを持たない(“ムダな損失”を防ぐ)
- ブレイク前とブレイク後の戦略を区別する
- ブレイク前なら、キリサゲ・キリアゲ・時間調整に注目
- ブレイク後なら、焦らず戻りを待つ
- 皆がブレイクの前兆として“何を待っているか”を読むことがブレイク前エントリーの極意
レンジの終盤では、多くの参加者が「次の材料待ち」になります。
つまり、“何を待っているのか”を読み解くことができれば、ブレイク方向をある程度予測することも可能。
これが分かれば、ブレイク前のトレードは決して難しくありません。
ユーロドル
今週の見通し
相場の背景
- 大局は上昇トレンドだが、7月高値にダブルトップが完成。
- D1-SMA21と100日線の持ち合いゾーン
- 夏枯れシーズン到来
- 米国とEUの貿易交渉合意でユーロ売りが進んだが、7月の米雇用統計が予想を下回ったことで、先週下落分の半分までユーロが買い戻された。
- 7月高値ダブルトップの3波戻り売りVS日足上昇トレンドの7月安値押し目買い(日足チャネル下限のだましを疑う)
- 重要経済指標:特になし
ベアの注目
- 7月高値ダブルトップが完成
- 日足グランビルの「転換売り」ポイント
ブルの注目
- 日足上昇トレンドが継続
- 100日線と日足チャネル下限のサポート
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1.190 |
TR中段 | 先週高安(安値=7月安値) |
TR下段㊦ | 2024年高値 |
ベアのシナリオ
7月高値ダブルトップを背景に、先週高値下降波の3波戻り売り(日足グランビルの転換売りポイント)
ブルのシナリオ
日足上昇トレンドの7月安値押し目買い。7月高値ダブルトップの否定を狙って、先週高値下降波の3波戻り売り失敗を買う。
毎日の値動き
シナリオとトレード
08/04 月曜
- 7月高値ダブルトップの3波戻り売りVS日足上昇トレンドの7月安値押し目買い
- 日足チャネル下限のだましが疑える
ベアのシナリオ:①先週高値下降波をフィボナッチ・ゾーンで戻り売り
ブルのシナリオ:①米雇用統計上昇波を押し目買い(先週高値下降波のフィボ61.8%ポイントまで)
米雇用統計による急騰後の調整でノートレ
08/05 火曜 米ISM非製造業景況指数
- 7月高値ダブルトップの3波戻り売りVS日足上昇トレンドの7月安値押し目買い
- 前日はコマ足、1.160と1.155で横ばい
- 日足チャネル下限の”だまし”を疑う
ベアのシナリオ:①先週高値下降波をフィボナッチ・ゾーンで戻り売り
ブルのシナリオ:①米雇用統計上昇波を1.150と日足チャネル下限の押し目ゾーンで押し目買い
- ロンドン時間、日足チャネル下限の反発を、4本目の4時間同時線で確認。
- NY時間、米雇用統計上昇波を日足チャネル下限の反発で青1押し目買い。
- 翌日、先週高値下降波のD1-SMA21フィボナッチ・ゾーン上限で半決済。
- 7日のロンドン時間、1.17到達でアウト。
【エントリーの根拠】
【背景】
日足上昇トレンドの7月安値押し目買い
【事実】
米雇用統計上昇波の日足チャネル下限押し目ゾーン×M5キリアゲ
H4-SMA21の支え
撤退値:5日暫定高値
目標値1:D1-SMA21
目標値2:1.17
損切り:5本目の4時間足暫定安値
08/06 水曜
- 7月高値ダブルトップの3波戻り売りVS日足上昇トレンドの7月安値押し目買い
- 1.16と日足チャネル下限の攻防
ベアのシナリオ:①先週高値下降波の戻り売り、1.16に2番天井形成でショート。
ブルのシナリオ:①米雇用統計上昇波の日足チャネル下限押し目買いをフォロー
- 東京時間、5日高値とH1-SMA21にレンジを形成。
- ロンドン時間、レンジ上限のブレイクで青1ロング。
- NY時間、先週高値下降波のD1-SMA21フィボナッチ・ゾーン上限で半決済、その後、M15-SMA21をガードレールにポジションをホールド。
- 翌日のロンドン時間、1.17到達でアウト。
【エントリーの根拠】
【背景】
日足上昇トレンドの7月安値押し目買い
【事実】
米雇用統計上昇波の日足チャネル下限の押し目ゾーン×M15キリアゲ(逆三尊天井の完成)
H4-SMA21+H1-SMA21+M15-SMA21の支え
撤退値:D1-SMA21
目標値1:D1-SMA21
目標値2:1.17
損切り:3本目の4時間足安値
08/07 木曜
- 7月高値ダブルトップの3波戻り売りVS日足上昇トレンドの7月安値押し目買い
- D1-SMA21と先週高値下降波のフィボナッチ・ゾーンを突破→3波戻り売りの失敗を疑う
ベアのシナリオ:①先週高値下降波の深い戻り売り、1.17付近の戻り目形成でショート検討。
ブルのシナリオ:①米雇用統計上昇波の日足チャネル下限押し目買いを先週高値へフォロー
- 東京時間、5日安値上昇波の押し目待ち。
- ロンドン・NY時間、価格調整を受けての押し目待ち。
- 日本時間の深夜に押し目が買われた。
08/08 金曜
- 7月高値ダブルトップの3波戻り売りVS日足上昇トレンドの7月安値押し目買い
- D1-SMA21と先週高値下降波のフィボナッチ・ゾーンを突破→3波戻り売りの失敗を疑う
ベアのシナリオ:①先週高値下降波の深い戻り売り、1.17付近の戻り目形成でショート検討。
ブルのシナリオ:①5日安値上昇波を先週高値へフォロー
ロンドン時間、1.17周辺にダブルトップの2番天井を確認できたが、H4-SMA21の支えで上昇基調なので、黄1ショートは見送り。
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:先週高値下降波の「戻り目崩れ」で急騰
1日の米雇用統計による陽線が30日の大陰線を包む”包み足”となり、日足チャネル下限のブレイクは“アンダーシュート”であった可能性が高まる展開に。
続く5日の同時線からの反発で逆三尊天井が確認され、買いが優勢となりました。
6日には1.16付近の“2番天井”が崩れ、これをきっかけに先週高値を目指す上昇が加速。
先週高値下降波の戻り売り失敗に加え、ショート勢の損切り巻き込みによる上昇圧力も重なったことで、買いに勢いがついた1週間となりました。
来週は1.17の戻り目に警戒しつつ、日足の7月安値押し目買いをフォロー。
今週の局面整理
フェーズ1.日足チャネル下限へのリテストから反転上昇
1日の米雇用統計で急騰。1.15を突破し、先週割れていた日足チャネル下限を再び上抜け。
この下抜けは、5日の日足チャネル下限へのリテストから、結果的にダマシとなり、買い方が勢いを取り戻す。
フェーズ2.先週高値下降波の「戻り目崩れ」で急騰
6日(水)には、1.16付近に形成されていた戻り目の2番天井が崩壊。
これにより、先週高値下降波の戻り売り失敗が確定し、ショート勢のロスカットと新規ロング参入が重なって急騰。
先週高値下降波の戻り目フィボナッチ・ゾーン上限のD1-SMA21も突破して、現在は1.17で調整中。
今週の狙い目:先週高値下降波の「戻り目崩れ」を買う
今週のベストショットは、先週高値下降波の戻り目フィボナッチ・ゾーンのなか、1.16の戻り目2番天井崩れを狙ったロングです。
5日のロングより、6日のロングのほうが、1.16周辺の売りポジションを燃料にできるので、勝率が高いと思います。
今週の学び:ブレイクに飛び乗るべきケース
1.16周辺は、多くのトレーダーが「戻り売り」か「戻り目崩れ」かの見極めに集中しています。
1.16周辺には売り注文が溜まっているため、そこをブレイクした時点で、ショートの損切り(=買い戻し)を巻き込み、売り手不在の状態が一時的に発生します。
そのため、レンジブレイク後の押し目を待つと、ブレイク勢とショート勢の損切りによる短期急騰に乗り遅れることになります。
今週のような局面では、押し目を待つよりも、“ブレイクそのもの”に乗る柔軟さが必要でした。
ポンドドル
今週の見通し
相場の背景
大局は上昇相場だが、2022年高値に「日足レベルの三尊天井」が完成
- 5月押し安値サポートVS2022年の高値三尊天井の戻り売り
- 重要経済指標:BOE政策金利発表(木)
ベアの注目
- 2022年高値に三尊天井完成
- 日足グランビルの反発売りポイント
ブルの注目
- 5月押し安値のサポート
- 日足チャネル下限のサポート
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 5月高値 |
TR中段 | 2024年高値と6月安値の戻り目ゾーン |
TR下段㊦ | 5月安値+日足チャネル下限 |
ベアのシナリオ
2022年高値の三尊天井を背景に、5月高値下降波をTレンジ中段で戻り売り
ブルのシナリオ
5月押し安値のサポートを背景に、5月高値下降波の戻り売りを受けてロング検討。
毎日の値動き
先週の米雇用統計による急騰で、すでに5月高値下降波のフィボ38.2%ポイントに達していました。
ユーロドルと比較すると、5日安値での押し目形成が不明瞭だったため、Tレンジ中段の戻り目形成を待ってノートレードでした。
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:5月高値下降波の引き戻しで急騰
今週は、H4-SMA21が下値を支える形で、5月高値下降波の「戻り目ゾーン(Tレンジ中段)」へと一気に引き戻される展開となりました。
ただ、米雇用統計による急騰後というタイミングもあり、6月高値までの上昇余地も限定的だったことから、戻りを積極的に買う戦略は採りませんでした。
今週の局面整理
フェーズ1.米雇用統計急騰波の調整
1日の米雇用統計による急騰のあと、市場はポジション整理に入り、横ばいの時間調整(レンジ)が続きました。
この時間調整は、急騰波で買い遅れた参加者の押し目買いや、利食い勢の売り圧力が交錯していた拮抗ゾーンでもあります。
フェーズ2.5月高値下降波の戻り目ゾーン上限へ急騰
6日(水)に前回高値を更新したことで、5月高値下降波の戻り目ゾーン下限となる6月安値に到達。
ここで、5月高値下降波の戻り目形成を待ちましたが、7日(木)のBOE政策金利の発表で2024年高値へ急騰。
今週の狙い目:5月高値下降波の戻り売り
今週足は200ピプス程の陽線となりましたがノートレードでした。
後からみれば「5日の安値周辺で押し目買いしておけば…」と、残念に思うかもしれませんが、その後悔こそが、明日のミスを招きます。
実際、5日周辺はヒゲの多い不安定なロウソク足が多く、ユーロドルと比べて、「反転のチャートパターン」が不明瞭だったため、H4-SMA21のサポートが崩れる疑いを持ち、ロングは見送りました。
7日(木)の急騰も、BOE政策金利発表によるものなので、不確定要素が大きかったと思います。
今週の学び:見送りも戦略
1日の米雇用統計による急騰で、すでに大きく戻してしまっていたため、上値追いを避け、戻り目の形成をじっくりと待つこととしました。
5月高値下降波の戻り目フィボナッチ・ゾーン(Tレンジ中段)は、日足のD1-SMA21に対するグランビルの法則・反発売りポイントの条件も重なっており、テクニカル的な「戻り売りポイント」と見ていました。
結果として、戻り目の形成が起こらず、ノートレードで終了。
エントリー根拠の乏しい局面では、無駄なリスクを避け、様子見を徹底することが最良の選択肢であることも多いです。
来週の相場展望
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コメント
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コメント (1)
いつもご教授頂き有難うございます。動画内の解説でユーロドルはやり易かったがポンドドルは難しかったとありましたが、今週の通貨強弱を見てるとユーロは大したことなくポンドの強さが目立つという結果になっており、ユーロよりもポンドを選択した方がトレードとしての優位性は高いとの解説をしているYouTuberもいたようですが、実際にチャートをよく見ていくと答えは一目瞭然でユーロの方がやり易かったと思います。やはり最後は実際のチャートで決まると改めて感じました。通貨強弱チャートはあくまでザックリとした環境認識のツールなので、トレードをするためのトリガーとしてまで使っていくのはやめた方がいいかもしれません。サイクル理論も同じで大まかな流れを図るツールとしては有効ですが、サイクル理論専門で分析動画を上げてるYouTuberのようにボトム、トップをつけたからといってそれだけをトリガーにしてバチっと入ってしまうとあまり上手くいかないかもしれません。但しトレードは人それぞれですのでそのやり方で上手く行ってるという人はそのやり方でトレードすればいいと思いますが、少なくとも今の自分には大まかな環境認識だけをトリガーにしたトレードは難しいようです。今週の動画内でもレンジブレイクした後の大衆心理の解説もありましたが、これも同じでこういう場合はこうですと一概にはいえずケースバイケースなので、大まかに判断せずしっかり細かいところを実際のチャートで読み込んでいった方がいいですね。何がどうであろうと最後はチャートで決まるという大原則を軸に、様々な有効ツールも活用しながらトレードしたいと思います。