22Mar

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週刊チャートナビ524回(2025/10/17-2025/03/21)今週のFX為替チャート(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)を振り返り、週トレやデイトレの攻略ポイントを深堀り解説します。来週のトレードにお役立てください。
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ドル円
今週の見通し
相場の背景
トランプ氏の円安牽制発言で急落したが、2月安値の節目を意識して、3月足の2月安値アンダー・シュートを疑う。
- 1月高値下降トレンドと2月安値サポートの攻防
- 現状、日足MA21と4時間足MA21に挟まれたもみ合いゾーン。
- 重要経済指標:日銀金融政策決定会合+植田総裁会見・FOMC・日CPI
ベアの注目
- 1月高値下降トレンドが継続中
- 日足MA21の押さえ
- トランプ氏の円安牽制発言
ブルの注目
- 3月足の2月安値アンダー・シュート期待
- 4時間足MA21の支え
- 先週陽線の強い下値反発
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 3月暫定高値 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 146.00 |
ベアのシナリオ
1月高値下降トレンドの2月安値更新が背景①日足MA21+先週高値の押さえで、9月高値へ戻り売り。
ブルのシナリオ
2月安値のサポートが背景①日足MA21+先週高値の戻り目崩れで、3月暫定高値へ買う。②3月高値下降波の戻り売りを受けて2番底で買う。
毎日の値動き
シナリオとトレード
03/17月曜 米小売売上高
- 現状、日足MA21と4時間足MA21のお見合いゾーン
- 日足MA21+先週高値は、3月暫定高値下降波の戻り売り候補
ベアのシナリオ:①日足MA21+先週高値にM2番天井の形成で、3月暫定高値下降波を戻り売り。
ブルのシナリオ:①日足MA21+先週高値のM2番天井の崩れで、4時間足下降チャネル上限へロング。
日足MA21+先週高値にM2番天井の形成待ち。
03/18火曜
- 日足MA21と4時間足MA21のお見合いゾーン
- 日足MA21+先週高値の3月暫定高値下降波戻り目に、M2番天井を形成中。
ベアのシナリオ:①3月暫定高値下降波を先週高値で戻り売り。先週高値の更新失敗がトリガー
ブルのシナリオ:①先週高値のM2番天井の崩れで、3月高値へロング、4時間足下降チャネル上限に注意。
- 東京時間、先週高値を4時間足1番陽線がブレイク。
- ロンドン・NY時間、先週高値へのプルバック待ち。
03/19水曜 日銀金融政策決定会合+植田総裁会見・FOMC
先週高値のM2番天井が崩れ、先週高値へプルバック。
ベアのシナリオ:①先週高値のレジサポ転換に失敗すれば、1時間足上昇チャネル下限へショート。
ブルのシナリオ:①17日安値上昇波を3月高値へ押し目買い(押し目候補:先週高値のレジサポ転換・1時間足上昇チャネル下限)
- 東京時間、4時間足下降チャネル(修正)の上限が目前で、先週高値の押し目買いは見送り。
- ロンドン初動、トルコ・リラ大暴落の影響で下げたが、すぐに戻した。
- NY時間はFOMC待ち。
03/20木曜
- FOMCは予想通りに据え置きとなったが、市場はスタグフレーションの懸念からドル安で反応、1時間足上昇チャネル下限まで下げた。
- 3月高値下降波の150.00戻り売りVS.2月安値のサポート
ベアのシナリオ:①3月高値下降波の戻り売りをフォロー、150.00Mトップを根拠に転換3波戻り売り。
ブルのシナリオ:①150.00Mトップの”転換3波戻り売り”失敗でロング
- 東京時間、FOMCの急落で下降フラッグが完成(1時間足上昇チャネル下限抜け)
- ロンドン・NY時間、FOMC下降波の引き戻し待ち。
03/21金曜 日CPI
- 3月高値下降波の150.00戻り売りVS.2月安値のサポート
- 1時間足上昇チャネル下限を割って下降フラッグ完成
- 前日足は2月安値で反発して同時線
ベアのシナリオ:①150.00戻り売りをフォロー、FOMC下降波を戻り売り。
ブルのシナリオ:①2月安値のサポートを根拠に、FOMC下降波の戻り売り失敗でロング。
- 東京時間、2月安値の反発、4時間1番足の陽転で青1ロング、先週高値で半決済、4時間足下降チャネル上限でアウト。
- ロンドン時間、戻り目をつくったが、2月安値の切り上げを疑い、戻り売りは見送り。
- NY時間、2月安値まで下落して反発。
2月安値のサポート(前日同時線)
1時間足MA21の支え
撤退の壁:前日高値
目標値1:先週高値
目標値2:4時間足下降チャネル
損切り:2月安値
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:150.00戻り売りvs.2月安値サポート
上位足節目の2月安値を、トランプ氏の円安牽制発言で下抜くも、3月足がアンダーシュートする疑いを持っている。
150.00スーパー・ラウンドナンバー+4時間足下降チャネル上限で戻り売られるも、2月安値で反発、今週終値は2月安値でサポートされ逆三尊を形成中。
今週のエピソード
EP.1 3月高値下降波の引き戻し
3月高値下降波の引き戻しは、先週高値+日足MA21のMトップを崩して150.00へ上昇。
EP.2 3月高値下降波の150.00戻り売り
150.00+4時間足下降チャネル上限から、FOMCをきっかけに戻り売られたが、2月安値のサポートで、下降3波戻り売りに失敗。
今週の狙い目:3月高値下降波の戻り売り
今週は3月高値下降波の戻り売りを狙ったが、150.00の戻り売りは、FOMCと重なりショートできなかった。
今週の学び:チャート分析の目的
チャート分析の目的は、マーケットが注目する価格、もしくは、価格帯を見つけること。
それには、チャートを構成する5大要素である、ローソク足・トレンド・レジスタンスとサポート・チャートパターン・移動平均線といった要素の重複を、上位足を重視しながら複合的に判断することです。
ボクは週明け時点で、150.00スーパー・ラウンド・ナンバー(1000ピプスの節目)を見落としていました。
先週高値+日足MA21は、戻り売り候補ですが、さらに注目度の高い要素が近くにある場合、そちらのほうが機能しやすいです。
また、今週はFOMCを待つトレーダーも多いので、なおさら、先週高値の戻り目が崩れたと解釈できます。
ユーロドル
今週の見通し
相場の背景
- 2週前大陽線のフォローVS.11月高値の押さえ
- 現状、11月高値に頭を押さえられ、高値ブロックを形成中。
- 重要経済指標:FOMC
ベアの注目
- 2024年高値下降波のフィボ76.4%深戻りポイント
- 1.1000ラウンド・ナンバーの押さえ
ブルの注目
- 2週前大陽線のフォロー
- 1月足の底値固め
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1.1000 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 1.0600 |
ベアのシナリオ
2024年高値下降波のフィボ76.4%深戻りポイントを背景に、2週前大陽線の”価格調整”による下落を売る。
ブルのシナリオ
2週前大陽線を背景に、2週前大陽線の押し目買い。
毎日の値動き
シナリオとトレード
03/17月曜 米小売売上高
- 2週前大陽線のフォローVS.11月高値の押さえ
- 11月高値に先週高値2番天井を形成中
ベアのシナリオ:①4時間足MA21のサポレジ転換を狙って、先週安値へショート。
ブルのシナリオ:①4時間足MA21のサポレジ転換失敗で、先週高値抜きのロング
- 東京時間、4時間足MA21周辺の持ち合いを確認。
- ロンドン時間、東京レンジを上方ブレイク。
- NY時間、東京レンジ上限の5分足反発で青1ロング、米CPI高値で半決済。
- 翌日のロンドン時間、先週高値の到達でアウト。
2週前大陽線のフォロー
14日上昇波の押し目買い
1時間足+15分MA21の支え
東京レンジのブレイク
撤退の壁:14日高値
目標値1:米CPI高値
目標値2:先週高値
損切り:東京レンジをブレイクさせた強者の安値
03/18火曜
- 2週前大陽線のフォローVS.11月高値の押さえ
- 11月高値に先週高値2番天井を形成中
- 4時間足MA21のサポレジ転換に失敗
ベアのシナリオ:①11月高値に先週高値2番天井の形成を待ってショート
ブルのシナリオ:①11月高値の先週高値2番天井崩れで1.1000へロング
- ロンドン時間、先週高値の押さえでV反発を確認。
- NY時間、11月高値に先週高値2番天井待ち。
03/19水曜 FOMC
- 2週前大陽線のフォローVS.11月高値の押さえ
- 11月高値に先週高値2番天井を形成中
ベアのシナリオ:①11月高値に先週高値2番天井の形成を待ってショート
ブルのシナリオ:①11月高値の先週高値2番天井崩れで1.1000へロング
- 東京時間、先週高値2番天井のネック割れ、4時間足3番足の陰転で赤1ショート。
- ロンドン時間に急落、4時間足MA21の下抜はアンダーーシュートを疑い、17日強者の安値反発でアウト。
11月高値の押さえ
先週高値2番天井
1時間足MA21と4時間足MA21の乖離埋め
撤退の壁:1.0900+4時間足MA21
目標値1:1.0900+4時間足MA21
目標値2:17日強者の安値
損切り:11月高値
03/20木曜
- 2週前大陽線のフォローVS.11月高値の押さえ
- 11月高値に先週高値Mトップを形成中
ベアのシナリオ:①先週高値Mトップ完成狙い、前日下降波を先週安値へ戻り売り。
ブルのシナリオ:①先週高値2番天井崩れ狙い、前日下降波の戻り売り失敗で先週高値へロング。
- 東京時間、前日の戻り高値に戻り目を確認。
- ロンドン初動、5分足レベルの高値切下げ、15時コマ足のブレイクで赤1ショート、15分足MA21をガイドにポジションをホールド。
- NY時間、13日安値(=ネックライン)の22時陰線サポートでアウト。
先週高値2番天井
1時間足+15分足MA21の押さえ
撤退の壁:FOMC安値
目標値1:FOMC安値
目標値2:13日安値=ネックライン
損切り:1.0900
03/21金曜
11月高値が意識された先週高値Mトップがネックライン到達で完成
ベアのシナリオ:①先週高値下降トレンドをフォロー
ブルのシナリオ:①先週安値付近のサポートでロング検討
- 東京時間、先週高値下降トレンドの黄1戻り売りは見送って、大き目の引き戻し待ち。
- NY初動、前回高値の戻り売りはV字で対応できなかった。
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:ユーロ急騰後の調整継続
1.1000スーパー・ラウンドナンバー手前、11月高値で反発。
今週のエピソード
EP.1 11月高値にMトップを形成
11月高値2番天井をつけたあと、木曜にネックラインへ売られた。
今週の狙い目:2週前大陽線の調整下落を売る
11月高値2番天井形成後の20日の木曜高値付近から、2週前大陽線の調整下落期待の戻り売りを始めた。
20日高値周辺は、ロングの決済集中で下げ始めるポイント。
今週の学び:鉄板トレード手法
システム・トレードの鉄板手法は、中長期トレンド・フォローと短期トレンド逆張りの併用だそうです。
システム・トレードに限らず、この単純なロジックこそ、数多ある手法の基本型といえるかもしれません。
今週のユーロドルは、2週前大陽線の価格調整による下落を、2番天井から売りました。
ユーロ急騰をガイドした4時間足MA21と、押し目候補の日足MA21の、200ピプス超の乖離埋めが狙いです。
ユーロドルは、2番天井を試す動きで、14日に4時間足MA21を上抜き返していますが、その後、11月高値に頭を押さえられ、再び、4時間足MA21を下抜いたことで下がりやすくなりました。
過去にも「移動平均線の乖離を埋めるトレード」を何度か紹介しましたが、この逆張りロジックは、システムや裁量を問わない鉄板手法かもしれません。
ポンドドル
今週の見通し
相場の背景
- 2週前大陽線のフォローVS.1.3000スーパー・ラウンド・ナンバー(以下SRN)の押さえ
- 重要経済指標:BOE金利発表・FOMC
ベアの注目
1.3000SRNの押さえ
ブルの注目
2週前大陽線
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2023年高値 |
TR中段 | 1.3000と先週安値 |
TR下段㊦ | 2月高値 |
ベアのシナリオ
1.3000SRNの押さえを背景に、2週前大陽線の”価格調整”による下落を売る。
ブルのシナリオ
2週前大陽線の調整下落から押し目買い。
毎日の値動き
今週はノートレード。1.3000のスーパー・ラウンドナンバーに3トップを形成後、金曜日にサゲ始めました。
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:ポンド急騰後の調整継続
ポンド急騰後、1.3000のスーパー・ラウンドナンバーに到達。
今週のエピソード
EP.1 1.3000に3トップを形成
1.3000で上値の重い展開が続き、金曜日に戻り売られた。
今週の狙い目:2週前大陽線の調整下落を売る
ポンドドルは高値を切り上げていたので、ある程度、大きな売りが入るまでショートを見送りました。
今週の学び:スーパー・ラウンドナンバーの注目度は高い
1000ピプス単位の1.3000はスーパー・ラウンド・ナンバーなので強く意識されます。
つまり、1.3000の抵抗で、買いポジションを手仕舞う流れにうまく乗れたら、高いところから売ることができます。
来週の相場観
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コメント
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コメント (8)
お疲れ様です!
今週も先週に引き続き感が否めない週に感じました💦
ドル円のロングはよくわからなくてできず、ショートもよく分からずできず。fomcでドル円少し売られましたがまた上へ登っていきましたし。。
ユロドルのロングとショートはタイミングを逃し。。
来週はどうにかなりますでしょうかね。。。
金曜日の反発は2月の安値でしたね!
今頃わかりました💦このライン反発だと思いましたが、なんだろう?と思っていましたが💦
今週もおつかれさまでした!
ドル円、ユーロドル、ともに調整中で、面白みのない相場でしたね。
ドル円は2月安値に対する、3月最終週ぽい動きを期待してます。
今週もお疲れ様です!
ブレイク1波で仕掛ける時と抜けを待ってからの3波で仕掛ける際の違いについて、
今週ドル円の火曜の値動きをケースにご質問させてください!
私はこの日先週高値でのMトップ2番天井及び日足SMA崩れのブレイク1波を狙い、
根拠・材料として先週安値からの安値の連続切り上げ、4H、1H、15MSMAの支え、先週高値手前の5時足駒足の孕み確認から高値ブレイクをサインに7時でロングしました。
迷晴さんはここではロングせず、ブレイク確認からプルバックを待たれたのは、
1ブレイクの足場となるクラスタのサイズ感が不十分
2148.500の起点のブレイク波がN波動的に結構伸びてる感があることを懸念した
この二つのどちらかあたりが理由かなと考えたのですがいかがでしょうか。
1波で仕掛けるのか抜けを待って3波で仕掛けるのか、
状況次第でいまだに迷いやすく、より理解を深めるためアドバイス頂けますと大変助かりますmm
おつかれさまです。
先週高値のブレイク1波に飛び乗らなかった理由
1.先週高値+日足SMA21を戻り売り候補とみていたので”ダマシ”を疑った。
2.148.500起点の波が伸びていたこと。
ちなみに、17日深夜、148.50への安値切り上げポイントがベストな買い場でした。
ご回答いただきありがとうございます!
非常に参考になります。
引き続き何卒よろしくお願いいたしますmm
いつもご教授頂き有難うございます。自分は今週もドル円の大きな下落ユーロドルの大きな上昇があった後の調整局面継続と見ていて、特にドルストは戻ったら叩くをひたすら繰り返して結構上手くいった1週間となりました。ドル円は状況に応じて売ったり買ったりしてましたが、ツッコミ売り高値掴みをしないように徹底し少しでも逆行したらすぐにポジションを外して様子見するを繰り返してるだけでもだいぶ成績が違ってくるのを実感しました。そして調整局面であることから一気に大きく動くことは考え難く伸びたところはサッと貰って逃げておくのも調整局面では必須だと思いました。環境分析の段階で調整局面というのは誰でも分かりましすが、そこからどういう戦略で動くかは個人の裁量になってくると思います。調整局面の間は動かずに様子見するのもありですし、短い時間軸に落として細かく取って行くのもありだと思います。自分はスキャルなので短い時間軸に落としてのトレードになりますが1時間足、15分足でダウ高値安値切り上がり、切り下がりが分かりやすく更にグランヒル2、3が重なってくるところは結構取りやすいと思います。そしてもう少し大きめの時間足では日足MACDがドル円、ユーロドルともにクロスしてきましたのである程度調整が長引くかもしれません。ということは暫くの間は4時間、1時間足のドル円の押し目ユーロの戻り目は短い時間時間軸との目線が揃うポイントになるかもしれませんので来週以降注視していきたいと思います。ツッコミ売り高値掴みを止めて多くの人の目線が揃うところはを狙って効率の良いトレードだけしていきたいと思います。
ナイス大局観!自分の主戦場を見極めてのスキャルピング、お見事でした。
スキャル上達のコツは、大局観を前提に、自分の主戦場を限定できること。
スキャルだからこそ、この絞り込みの思考ができることが重要だと感じます。