28Oct
週刊チャートナビ457回(2023.10.23~2023.10.27)は、今週のドル円・ユーロドル・ポンドドルの環境認識と攻略ポイントの解説。「今週の深掘り」ではトレードに役立つケース・スタディをします。
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ドル円
今週の見通し
概要
大局は上昇相場。150.00円に触った瞬間に介入が入るかもしれない恐怖感から、誰も高いところを買えない状況が続く。
- 大局は上昇相場だが、150.00に3週間連続で頭を押さえられ、3週前陰線がハラミ足+2本を形成。
- 重要経済指標:米国GDP・米国PCEデフレーター
売り手の注目
ベア派は150.00で3週連続レジスタンスから、2週前安値への下落で、150.00円Mトップを期待。
買い手の注目
ブル派は150.00円ブレイクに期待。大局は上昇相場で150.00を上抜けば、2022年高値まで200ピプスの値幅がある。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 151.00 |
TR中段 | 3週前ハラミ高値と2週前安値 |
TR下段㊦ | 3週前ハラミ安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
150.00の3週連続レジスタンスを重視。150.00を試して抜けなければ、2週前安値を目安にショート。
4時間足ブルの視点
150.00ブレイク期待で買う。①150.00の二番天井崩れ。②4時間足上昇チャネル付近の安値切上げ。③日銀の介入等で2週前安値を強襲すればスパイク狙い。
今週の値動き
火曜日の下押しを”きっかけ”に、水曜日の陽線が150.00円を更新、金曜日に150.00でのレジサポ転換はなく、日足MA21+4時間足上昇チャネルまで押された。
今週の攻略ポイント
下押しを受け150.00円更新を狙う。
150.00張り付き状態から買うのは怖いので、火曜日の下押しを受けて150.00抜きを狙い、目論見通りに動いてくれた。
150.00を越えると、日銀介入の期待感から、ロング組の利確や逆張りショートが入ってきそうなので、なるべく安く買いたかった。
もし、この”上昇スパイク”が失敗すれば、水曜日以降は逆に売られやすくなったと思う。
来週の日銀会合でYCC修正があれば、押したところで買いたい。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.150.00抜きの1波発生。
フェーズ2.下値試しの2波深押し。
10/23月曜
150.00に張り付いて二番天井を形成中。
ベアの視点:150.00高値周辺にブロック形成後、下放れで4時間足上昇チャネルへショート。
ブルの視点:4時間足上昇チャネルへの下値試しがあればロング。
NY時間、150.00から売られ始めるも、買いを受けてからでないと売りづらいのでノーポジ。
10/24火曜
150.00から少し売られ始めた。
ベアの視点:10.18安値+日足MA21のサポート崩れで、4時間足上昇チャネルへショート。
ブルの視点:①10.18安値+日足MA21サポートから二番天井崩れを狙ってロング。②4時間足上昇チャネル付近の安値切上げでロング。
- ロンドン時間、3本目の4時間陰線、10.18安値+日足MA21サポート、スパイク狙いで青1ロング。
- 翌日のNY時間、150.00到達で半決済。
- 金曜日のロンドン時間、下押し2波が始まる前にアウト
10/25水曜
昨日の下値試しから150.00円にアタック中。この値動きで上抜けなければ、一旦、ブル派が諦めて下がり始めるかも。
ベアの視点:150.00のレジスタンスで前日安値抜きショート。
ブルの視点:前日安値+4時間足上昇チャネルのサポートでロング検討。
150.00に張り付きノーポジ、深夜になって上抜けた。
10/26木曜 米国GDP
- 前日陽線終値が150.00円を更新、この値動きがダマシにならないかを注視。
- 10/31の日銀金融政策決定会合での”YCCの修正観測”があるので、このまま買われるかもしれない。YCC修正があればドル円が暴落するので、そこを買いたい。
ベアの視点:150.00更新がダマシになりそうならショート検討。
ブルの視点:前日の150.00抜き陽線を押し目買い。
- 東京時間、黄1前日高値抜けロングは、下押し2波を警戒して見送り。
- ロンドン初動の急落はすぐに回復。
- NY時間、3週前高値の試すも乱高下して買えなかった。
10/27金曜 米国PCEデフレーター
前日に急落・急騰はあったが、150.00円と3週前高値を日足終値が更新。
ベアの視点:150.50Mトップ完成でショート検討。
ブルの視点:150.00抜き上昇波を151.00へロング。150.50Mトップ崩れ、あるいは、150.00を試せば押し目買い。
- ロンドン時間、3週前高値ネックを下抜き、150.50にMトップ完成。
- NY時間、150.00サポート崩れで赤1ショート、149.50+日足MA21到達でアウト。
ユーロドル
今週の見通し
概要
7月高値発の下降波が2023年安値のサポートされると、大きく戻されるかもしれない。
- 2週前高値をネックラインとする、2023年安値のWボトムが完成間近。
- 重要経済指標:米国GDP・米国PCEデフレーター・ECB政策金利(ラガルド総裁会見)
売り手の注目
ベア派の期待は、大局が下降相場であり、月足MA21のレジスタンスもあるので、ベア・トレンドの継続。
買い手の注目
ブル派は、2023年安値Wボトムが完成間近なので、8月安値への戻りを期待。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 8月安値(7月高値下降波FR38.2%) |
TR中段 | 2週前高値と3週前安値(底値圏) |
TR下段㊦ | 1.0300 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
ベア・トレンドをフォロー、2週前高値を分水嶺に2023安値のWボトムの崩れを売る。①2週前高値の売りが二番底を崩す。②2週前高値を上抜くも押し目が崩れる。
4時間足ブルの視点
2023安値Wボトム完成狙い。2週前高値が分水嶺に8月安値への戻りを買う。①2週前高値で売られて安値を切上げ。②2週前高値ブレイク後押し目買い。③2週前高値の持ち合い上放れ。
今週の値動き
月曜日の大陽線(ネック抜きの1波)が2023年安値のWボトムを完成させるも、大局が下降相場のため、下押しの下降2波が戻り売りとなって、4時間足レベルの下降フラッグ安値まで売られてサポート。
今週の攻略ポイント
フォーメーション変化への気づき。
月曜日の大陽線が2週前高値を上抜き、2023安値のWボトムが完成。月曜日の安値への下押しから、上昇3波押し目買いを狙ったが失敗に終わった。
そもそも、ユーロドルは下降相場のなので、安値切上げのWボトムは、フラッグになる可能性がある。3週前安値から1.0500への切上げ方をみて、フラッグを疑うべきで、それができたら、火曜日のショートを打てたかもしれない。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.ネックライン抜きの1波発生。
フェーズ2.上昇3波押し目崩れ。
10/23月曜
2023年安値Wボトムの完成間近。2週前高値のネックラインまで約30ピプスだが、月足MA21のせいか上値が重い。
ベアの視点:2週前高値周辺の抵抗を確かめるため様子見。
ブルの視点:金曜安値+1時間足上昇チャネルのサポートでロング。
- ロンドン初動、金曜安値の安値切上げを確認。
- NY時間、月足MA21の持ち合い放れで”ネック抜きの1波”を青1ロング、2週前高値ネック更新でホールド。
- 翌日のロンドン時間、15分MA21ブレイクを、下押し2波始まりのサインとみてアウト。
10/24火曜
2週前高値の上抜きで、2023安値Wボトムが確定。
ベアの視点:2023安値Wボトムが確定したので、一旦、売りは控える。
ブルの視点:①ネック抜きの1波続きをフォロー。②修正2波を待って上昇3波押し目買い。
- 東京時間、前日高値付近の持ち合い上放れ(青1)につく。
- ロンドン時間、上昇1波の上値追いは失敗。15分MA21のブレイクで損切り、下押しの2波は見送り。
10/25水曜
2023安値Wボトム確定後、下降2波が強いが、月曜安値を下に割るまで上目線を継続。
ベアの視点:2023安値Wボトム崩れ狙い。月曜安値の押し目崩れで2023安値へショート。
ブルの視点:2023年Wボトム基準、月曜安値付近のサポートで上昇3波押し目買い。
月曜安値付近の押し目待ちでノーポジ。
10/26木曜 ECB政策金利(ラガルド総裁会見)・米国GDP
月曜安値まで売られて押し目形成の動き。
ベアの視点:2023安値Wボトム崩れ狙い。月曜安値の押し目崩れで2023安値へショート。
ブルの視点:2023年Wボトム基準、月曜安値のサポートで上昇3波押し目買い。
- 東京時間、月曜安値の押し目崩れで赤1ショート。
- ロンドン時間、下値の固さから4時間足レベルのフラッグに気づき、3本目の4時間同時線確定で撤退。
- NY時間、ECB政策金利発表以降、10.18安値+4時間足フラッグ安値にサポートされた。
10/27金曜 米国PCEデフレーター
月曜安値の押し目崩れで、2023年安値を目指すかに見えたが、4時間足フラッグ安値でサポートされた。
ベアの視点:火曜高値下降波を月曜安値裏周辺から戻り売り。
ブルの視点:10.18安値+4時間足フラッグ安値のWボトムでロング検討。
- 東京時間、月曜安値裏に戻り目ブロックを確認。
- ロンドン時間、黄1戻り売りは4時間足フラッグまでサゲ幅がなく見送り。
- NY時間、安値を切上げて1時間足下降チャネルまで上昇。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
- 1.2000手前にWボトムを形成中。
- 重要経済指標:米国GDP・米国PCEデフレーター・ECB政策金利(ラガルド総裁会見)
売り手の注目
大局は下降相場なので、1.2000Wボトム二番底(=先週安値)の崩れから1.2000更新を期待。
買い手の注目
1.2000Wボトム完成を期待、ユーロドルの年初来安値サポートもブル派に有利。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2週前ハラミ高値(=1.2000Wボトム・ネックライン) |
TR中段 | 先週高安(先週高値は二番底のネック・ライン) |
TR下段㊦ | 3週前ハラミ安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
ベア・トレンドをフォロー。①1.2000Wボトム二番底(=先週安値)サポートの崩れを売る。②1.2000Wボトム二番底(=先週安値)からの3波押し目崩れを売る。
4時間足ブルの視点
1.2000Wボトム完成狙い。①1.2000Wボトム二番底(=先週安値)から、ネック抜けの1波を買う。②1.2000Wボトム二番底(=先週安値)から上昇3波押し目買い。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
今週の攻略ポイント
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
先週高値更新後の上昇3波押し目買い(失敗)
月曜日の大陽線が先週高値を上抜いたので、ユーロドルと同じく、月曜安値で押し目買いを狙ったが下抜けてしまい、その後は、ユーロドルが底固い動きになったためトレードを見送った。
毎日の攻略ポイント
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
フェーズ1.先週高値抜きの1波発生。
月曜日のNY時間、日足MA21レジスタンスの持ち合い上放れで、先週高値抜きの1波を青1ロング。翌日のロンドン時間、15分MA21のブレイクでアウト、その後、月曜安値への下押し2波は見送り。
フェーズ2.上昇3波押し目崩れ。
水曜日、月曜安値の上昇3波押し目候補が崩れたが、ユーロドルのサポート警戒から、黄1ショートは見送り。
今週の深堀り
今週のドル円は、火曜日の下押しをきっかけに、150.00円を更新しました。
ボクはこの急落+急騰の値動きを、大口の仕掛けと見て “スパイク” と名付け、重要な高安更新を狙える “勝ちパターン” のひとつと考えています。
今週のドル円相場で軽率にショートしてしまう人は、この「お決まりの展開」を知らないだけですが、知るか知らないかで、天と地の差がつくのが相場です。
今回はこの「スパイク」の狙い方について解説します。出現頻度も高いので、知っておくだけでも、負けにくい体質になれるはずです。
1.上位足の方向へ仕掛ける。
2.スパイクの前兆シグナル。
3.スパイクは大口の仕掛け。
1.上位足の方向へ仕掛ける。
まず大前提として、上位足の方向をみて、上位足が上昇相場なら、上昇スパイク、下降相場なら、下降スパイクを狙うようにします。
なぜなら、上位足の方向に従うのがトレードのセオリーであり、大口トレーダーも同様に行うであろうと考えるからです。
言い換えれば、上昇相場の急落や、下降相場の急騰をみて、反射的に手を出すべきではないといえます。
150.00を超えると、日銀の介入への警戒感は高まりますが、だからといって軽率なショートは危険です。大局では上昇相場なので、ショートはロングよりも慎重に行うべきです。
スパイクの本質は「押し目買い」です。
ただし、動きが迅速で、押し目はV字底になるため、出現しそうなポイントで待ち構えないとポジションを持つことができません。
先週は、ほぼ150.00円に張り付いていましたが、トレード経験者なら、このような高値で買いに出ることはありません。
なぜなら、ここで買えば、積み上げられている買い注文の利益確定と逆張りショートのリスクがあるからです。
ボクは火曜日の下落を受けてロングポジションを取りましたが、この下落を見てショートするのは早計です。
なぜなら、150.00を単に局所的に見ても、ブルとベアのどちらが優勢かを判断できないからです。
もし売るのなら、一度売りを受けて買われるのを待ち、150.00のブロックにレジストされた後に売るべきです。
つまり、火曜日の上昇スパイクが150.00の突破に失敗してからショートするべきです。
2.スパイクの前兆シグナル。
150.00円に対する注目度は高く、先週の動きを見ても最高潮に達した印象がありました。そのため、この価格が守られるか破られるかについて、市場は半信半疑となり、上値が重くなります。
上昇スパイクの前兆シグナルとして、上位足が上昇相場なら、上値が重くなる傾向があります。
これを知っておくだけでも、急落に飛びつくことは避けるでしょう。
注目度の高い価格に達した後、上値が重くなる状況が続き、ひとつ手前の押し安値や強者の値に急落し、それから急騰して高値を更新します。
この上昇スパイクは、高値を更新できなければ、スパイク失敗となり、そこからベア派が優勢になることもあります。
上位足が上昇相場において、ミリミリとした押し目がない上昇も、上昇スパイクの前兆シグナルと考えるべきです。
「上がりそうだから買う、下がりそうだから売る」
このような考え方だと、大口の格好のカモにされます。
「上がらないと下がる、下がらないと上がる」
このように上値の重さや下値の固さを理解することができる人は、騙されにくくなります。
3.スパイクは大口の仕掛け。
今回のスパイクは、ベア・トラップやブル・トラップと同様に、大口トレーダーの仕掛けの一つと考えられます。
為替相場には大まかに、強者と弱者の二つのトレーダーが存在し、それぞれの戦略は大きく異なります。
“大口”と呼ばれる強者のアプローチは、弱者のポジションを活用して、彼らに都合の良い動きを形成することです。
対照的に、個人トレーダーなどの弱者の戦略は、大口トレーダーの動きを見極め、彼らの形成するトレンドに追随し、利益(おこぼれ)を得ることです。
我々は、鯨と鰯のような捕食関係ではなく、むしろイソギンチャクとクマノミのような共存関係を築かねばなりません。
大口トレーダーの操作(フェイク)により、青1ロングポジションが損切りされ、続いて、天井ブロックでの買いポジション利益確定や高値掴みの損切りが行われ、価格の急落が引き起こされます。
その後、価格が押し安値まで下がったところで、大口は新たな買い注文を入れ、赤1ショートポジションのクローズと新規押し目買いで高値を更新させる。
ミリミリ上昇の買いポジションの利益確定や高値掴みの損切りが急落を引き起こす。
その後、価格が押し安値まで下がったところで、大口は新たな買い注文を入れ、赤1ショートポジションのクローズと新規押し目買いで高値を更新させる。
誰もが150.00円突破を期待しますが、そこで、大口トレーダーはどのようにして安全に150.00円台に乗せるかを考えます。
もし、150.00円付近で買い注文を入れて一時的にレートを上げても、日銀の介入への警戒感もあるため、誰もついてこず、焼け石に水となる可能性が高いです。
その上、経験豊富なトレーダーなら、高値でポジションを持つリスクを避け、価格が下がったら買いたいと考えるでしょう。
したがって、大口トレーダーは、まず売りポジションを立てて、価格を下げることを検討します。
これにより、ミリミリと買われたポジションの利益確定注文や、高値でポジションを持つトレーダーの損切り、そしてこの下落に参加するショートポジションが発生します。
価格をある程度下げた後、大口トレーダーは買い注文を入れ、価格の動きを反転させます。
これにより、ショートポジションを持つトレーダーは急いでポジションをクローズし始め、この動きに新たな買い注文が追随すると、150.00円を突破させることができます。
要するに、150.00を超えるためには、買い注文ではなく、売り注文が必要なんです。
このお決まりの展開が自然発生しているとは思えないので、ボクは大口の仕掛けと考えています。
いずれにしても、自分の建てたポジションが、大口の撒き餌になるのは悔しいものです。
「自分が買うと下がって、売ると上がる」
こんな目によくあうなら、大口の仕掛けにハマって”往復ビンタ”を喰らっているかもしれません。
来週の相場観
ドル円
概要
- 大局は2022年高値を目指す上昇相場だが、日足SMA21と100日移動平均線の乖離幅があるので、150.00でレジスタンスされると、日足上昇チャネル安値付近を試す動きになるかもしれない。
- 先週足終値は150.00を未更新、150.00のブレイクは”ダマシ”になる可能性アリ。
- 3週前安値をMトップの仮ネックと見る。
- 10月足終値と150.00の確定位置に注目。
- イベントの結果次第でシナリオ変更アリ。
- 重要経済指標:月末リバランス・日銀金融政策決定会合(植田総裁会見)・米国ADP雇用統計・米国ISM製造業景況指数・FOMC(パウエル議長会見)・米国雇用統計・米国ISM非製造業景況指数
売り手の注目
- 先週足終値は150.00でレジスタンス。
- 150.00更新が”ダマシ”になれば、一時的にベア優勢になる。
買い手の注目
- 大局は上昇相場、150.00を日足終値が更新。
- 日銀金融政策決定会合での急落に備える。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 2022年高値 |
中段 | 先週高値と3週前安値(仮ネック) |
下段㊦ | 10.03安値(BOJ介入) |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
150.00レジスタンスを重視、先週の高値更新が”ダマシ”になれば、3週前安値を目安にショート。
4時間足ブルの視点
大局の上昇相場を背景に下げ止まりから買う。
ユーロドル
概要
- 大局は7月高値からの下降相場が継続。
- 2023年安値付近で下降フラッグを形成中。
- イベントの結果次第でシナリオ変更アリ。
- 10月足終値と2023安値の確定位置に注目。
- 重要経済指標:月末リバランス・米国ADP雇用統計・米国ISM製造業景況指数・FOMC(パウエル議長会見)・米国雇用統計・米国ISM非製造業景況指数
売り手の注目
大局は下降相場。月足MA21・200日・100日移動平均線が上値を押さえているので、下降フラッグの成功で、2023安値の更新を期待。
買い手の注目
2023安値サポートから、8月安値への戻りを期待。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 8月安値 |
中段 | 先週高値と2023安値 |
下段㊦ | 1.0300 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
大局の下降相場が背景、下降フラッグを根拠に、2023年安値更新を狙う。
4時間足ブルの視点
2023安値サポートを重視。下降フラッグ失敗から先週高値へロング。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (2)
いつもご教授頂き有難うございます。動画内で解説頂いたようにチャートのスパイク現象は本当にアルアルだと思います。それをわかっていれば狙って取りにいきたいところですが、自分はまだ未熟なのでこのスパイクに刈られてしまうことの方が多いようです。実は金曜日もまんまとスパイクで刈られました。動画では上のレジスタンスに貼りついてからスパイクするケースでしたが、自分がよくやられるのがいい押し目にレンジができてジリジリ上げ出した後、一旦下にドスンと落とされて上がっていくパターンです。これも本当によくあるパターンだと思うのですが、動画内でも解説されてたようにジリジリ上げるチャートは注意した方がいいかも知れません。トレードではどのパターンを狙うかが極めて重要だと思いますし、短期足だけを見て固そうなレンジ帯ができたと判断しない方がいいかも知れません。大局をよく見て最低でも15足クラスのスパイクができたところをしっかり拾っていきたいと思います。
お疲れ様です。今回の動画では、スパイクを狙うことよりも逆張りの防止になればと解説しました。
「トレードではどのパターンを狙うかが非常に重要です。」
ボクも全てのスパイクをキャッチできるわけではなく、見過ごすこともあります。この考え方は本当に重要ですね。