5Mar
週刊チャートナビ(2022.02.28~2022.03.04)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。
ドル円
今週の見通し
概要
100日移動平均線に支えられ、21年度の上昇トレンドが継続中だが、1月高値Wトップがこれに抵抗している。
- 1月高値から安値へ日足クラス下降波ハラミのなかを、4時間クラス上昇波が高安を切上げてる。
- 1月高値Wトップ(15年高値ネック由来)VS.21年度日足上昇トレンド
- 先週は4時間クラス押し目買い候補(114.5Wボトム)で買われたが、5週前大陽線はらみ高値で反発してクローズ。
売り手の注目
- 1月高値Wトップ(15年高値ネック由来)
- 21年高値を5週連続で更新できてない。
買い手の注目
日足クラスの上昇トレンド(100日移動平均線サポート)
TR上段㊤:1月高値
TR中段:先週高安
TR下段㊦:4週前4時間クラス押し安値
4時間足ベアの視点:1月高値Wトップ重視①先週高値レジスタンスで先週安値へショート。②1月高値まで買われればショート検討。
4時間足ブルの視点:先週安値114.5Wボトム×100日移動平均線を4時間クラス押し目買いとみて1月高値へロング。
今週の値動き
先週高安の持ち合いがどうなるのかに注目。先週安値(4時間クラスの押し目)からの押し目買いで2日水曜が大陽線になるも、先週高値を更新できず、4日金曜は押し目が崩れて急落、持ち合いが継続。
毎日の見通し
02/28月曜
先週高安の持ち合い、高値側は1月高値Wトップ、安値側は4時間クラス押し目(114.5Wボトム)。
1時間足ベアの視点:先週高値への上値試しから金曜安値へショート。
1時間足ブルの視点:①先週高値Wトップ崩れで1月高値へロング。②金曜安値まで売られればロング検討。
03/01火曜 24:00米ISM製造業景況指数
- 1月高値から先週高値への切下げVS.21年度の上昇トレンド背景の先週安値サポートで先週高安持ち合い。
- 先週高値Wトップネックを割り込んだ。
1時間足ベアの視点:先週高値Wトップからの3波戻り売り。
1時間足ブルの視点:114.5(先週安値付近)Wボトムの3波押し目買い。
03/02水曜 22:15米ADP雇用統計 24:00パウエルFRB議長発言
- 引き続き、先週高安の持ち合い。
- 先週高値Wトップ降3波戻り売りは下値が重い。
1時間足ベアの視点:前日安値の押し目崩れで先週安値抜きショート、100日移動平均線に注意。
1時間足ブルの視点:①前日安値サポートで先週安値Wボトムからの3波押し目買い。②先週安値まで売られればロング検討。
03/03木曜 24:00米ISM非製造業景況指数 24:00パウエルFRB議長発言
先週安値Wボトムからの押し目買いで、目標値の先週高値にほぼ到達。
1時間足ベアの視点:前日高値Wトップでショート検討。
1時間足ブルの視点:前日大陽線を先週高値抜け期待で押し目買い。
03/04金曜 22:30米雇用統計
先週高値でレジスタンス、先週高安の持ち合いが継続。
1時間足ベアの視点:①前日下降波を115.2付近へ戻り売り。②先週高値Wトップでショート検討。
1時間足ブルの視点:前日安値、または、115.2付近サポートで先週高値へロング。
毎日の値動き
02/28月曜
東京+ロンドン時間、先週高値のレジスタンスを確認。
NY初動、15分キリアゲL抜けで赤1ショート、金曜安値2回目の反発でアウト、深夜に安値を更新。
03/01火曜
東京時間、戻りを待ってネック×15分SMA21抜けで赤1戻り売り。
NY初動、15分SMA21上抜けでアウト。
03/02水曜
東京時間、前日安値サポートからの安値切上げ+ネック抜けで青1押し目買い。
ロンドン時間、火曜戻り高値更新でホールド。
NY時間、21年高値+115.5到達で半決済、その後、パウエル議長発言でスパイクして高値を更新、5週前はらみ高値到達でアウト。
03/03木曜
東京時間、15分キリサゲL抜けで青1ロング、5週前はらみ高値(前日高値)を更新。
ロンドン時間、先週高値到達で半決済。
NY時間、先週高値更新を狙ったが、1時間SMA21下抜けで撤退。
03/04金曜
東京時間は戻り待ち。
ロンドン初動、115.5×1時間SMA21反発で赤1戻り売り、安値を更新できず撤退。
NY時間、1時間SMA21反発からの高値切下げで赤2ショート、雇用統計はほぼ注目されず、前回安値到達でアウト。
ユーロドル
今週の見通し
概要
21年度の下降トレンドが継続中、先週はロシアによるウクライナ侵攻で1月安値を強襲。
- 1月高安のレンジ相場。
- ロシアによるウクライナ侵攻で1月安値を強襲してWボトムになった。
売り手の注目
- 日足クラスの下降トレンド(100日移動平均線ガイド)
- 1月高値のWトップから先週高値への切下げ。
買い手の注目
- 1月安値Wボトム+先週安値の猛反発
- 先週足ピンバー
TR上段㊤:1月高値
TR中段:先週高安(安値側は1月安値)
TR下段㊦:1.10(先週急落のN値付近)
4時間足ベアの視点:1月高値レジスタンス×100日移動平均線を重視。①先週急落波を1月安値へ戻り売り。②1月安値Wボトム崩れで1.10へショート。
4時間足ブルの視点:1月安値サポート+21年安値サポートを重視。①先週急落波の売りを受け、1月安値サポートで急落戻り目ボックスへロング。②1.10まで売られればロング検討。
今週の値動き
ウクライナ情勢によるユーロ売りが強く、いきなり戻り売られての幕開け。1月安値を3日木曜陰線終値がブレイクすると、目標値の1.10も更新、ウクライナ情勢激化で2020年5月25日の安値近くまでユーロが売られた。
毎日の見通し
02/28月曜
金曜高値から1月安値へ戻り売られた状態での幕開け。
1時間足ベアの視点:①1月安値サポート崩れで先週下降波N値1.10に向けショート。②金曜高値への窓埋めが完成すればショート検討。
1時間足ブルの視点:1月安値への下押しから、金曜高値へ窓埋めロング。
03/01火曜 24:00米ISM製造業景況指数
1月安値にWボトムを形成中だが、前日高値手前で4時間SMA21に頭を押さえられた。
1時間足ベアの視点:①前日高値付近×4時間SMA21に戻り目を形成すれば1月安値へ戻り売り。②金曜高値へ窓埋め完了後にショート検討。
1時間足ブルの視点:前日高値付近の戻り目崩れで金曜高値へ窓埋めロング。
03/02水曜 22:15米ADP雇用統計 24:00パウエルFRB議長発言
- 金曜高値への窓埋めには至らず、高値を切下げ、先週安値まで売られた。
- 前日陰線終値は1月安値上でクローズ。
1時間足ベアの視点:1.115へ戻れば、前日陰線戻り売り。
1時間足ブルの視点:前日陰線戻り売りを受け、1月安値+先週安値サポートで前日高値へロング。
03/03木曜 24:00米ISM非製造業景況指数 24:00パウエルFRB議長発言
1月安値サポートが効いてるせいか、前日陰線はピンバーになった。
1時間足ベアの視点:1時間キリサゲLまで戻れば、火曜高値下降波を戻り売り。
1時間足ブルの視点:1月安値サポートを重視。①1.11への下押しから1時間キリサゲLへロング。②1時間キリサゲL付近戻り売りを受け、前日安値切上げで火曜高値へロング。
03/04金曜 22:30米雇用統計
1月安値を前日陰線終値が完全にブレイク。
1時間足ベアの視点:1月安値裏付近まで戻れば戻り売り検討。
1時間足ブルの視点:①前日安値Wボトムで1月安値裏付近への戻りをロング。②1.10まで売られればロング検討。
毎日の値動き
02/28月曜
東京時間、1月安値サポートからの安値切上げで青1窓埋め狙いロング。
ロンドン時間、15分フラッグ安値で半決済。
NY時間、15分フラッグ安値2回目の反発でアウト。
03/01火曜
東京時間、前日高値付近に戻り目形成待ち。
ロンドン初動、前日高値への上値試しからミニMネック抜けで赤1戻り売り。
NY時間、1月安値下1.10、15分ピンバー高値抜けで半決済、このショートは4時間クラスの戻り売りなので1.10を狙ってホールド、金曜、1.10をブレイクさせた4時間大陰線クローズまで保有。
03/02水曜
ロンドン時間、1月安値+先週安値を4時間陰線終値が更新するも、前日陰線の1月安値サポートを警戒して、NY時間の戻り売りは見送った。
03/03木曜
ロンドン初動、1.11サポートが崩れたが、1月安値サポートを警戒してショートは見送ったが、NY時間に前日安値を更新。
03/04金曜
東京時間、1.10へ急落後、Wボトム待ち。
ロンドン時間、1.10Wボトム崩れで赤1ショート。
NY時間、1.09反発でアウト、雇用統計は全く注目されなかった。
ユーロ円
今週の見通し
概要
21年Wトップ由来の戻り売りが失速、12月安値から1月安値へ切上げ、10月高値目前に反落。
ロシアのウクライナ侵攻でユーロが売られ、4時間クラスの押し安値(1月安値)まで急落後に猛反発したが、週明けは下に大きく窓を開けた。
売り手の注目
2月高値から1時間クラスの下降トレンドが継続中。
買い手の注目
4時間クラスは押し安値(1月安値)サポート。
TR上段㊤:2月高値
TR中段:先週高値と1月安値
TR下段㊦:12月安値
4時間足ベアの視点:4時間(オレンジ)下降チャネルを上抜くまで、1時間クラスの下降波戻り売りで12月安値まで狙う。
4時間足ブルの視点:①4時間クラス押し安値(1月安値)サポートで急落高値へロング。②12月安値まで売られればロング検討。
今週の値動き
ユ-ロ売りの圧力が強く、いきなりの戻り売りで窓を開けてのスタート。1月安値を火曜陰線終値が更新すると、3日の戻り売り以降、ウクライナ情勢激化でさらにユーロが売られた。
毎日の見通し
02/28月曜
金曜高値から1月安値へ戻り売られた状況での幕開け。
1時間足ベアの視点:金曜高値への窓埋めが完成すればショート検討。
1時間足ブルの視点:1月安値への下押しから、金曜高値へ窓埋めロング。
03/01火曜
金曜高値への窓埋めに至らず、金曜高値から129.5へ高値を切下げた。金曜高値を三尊天井トップとみる。
1時間足ベアの視点:①金曜安値(三尊ネック)下抜きで1月安値へショート。②金曜高値への窓埋め完了後にショート検討。
1時間足ブルの視点:三尊肩崩れ(129.5上抜き)で、金曜高値へ窓埋めロング。
03/02水曜
- 1月安値サポートが崩れ、目標値12月安値まで売られた。
- 前日陰線終値が1月安値を更新。
1時間足ベアの視点:前日陰線の戻り売り、128.0付近が戻り目候補。
1時間足ブルの視点:前日陰線の戻り売りを受け、12月安値Wボトムで火曜下降波の戻りをロング。
03/03木曜
- 12月安値Wボトムから、火曜陰線の戻り目候補まで深夜に戻された。
- 1月安値は火曜陰線が更新済。
1時間足ベアの視点:①前日高値Wトップで火曜陰線戻り売り。②火曜高値まで買われればショート検討。
1時間足ブルの視点:12月安値への戻り売りを受けサポートされればロング検討。
03/04金曜
火曜陰線の戻り売りで、水曜強者の安値まで売られた。
1時間足ベアの視点:先週安値付近まで戻れば戻り売りを検討。
1時間足ブルの視点:目標値12月安値の反発で先週安値へロング。
毎日の値動き
02/28月曜
東京時間、1月安値からの安値切上げから青1ロング。
ロンドン時間、129.5の反発で半決済。
NY時間、129.5の2回目反発でアウト。
03/01火曜
東京時間、前日高値からの高値切下げを確認。
ロンドン時間、金曜安値(三尊天井ネック)下抜きで赤1戻り売り。
NY時間、先週安値反発で半決済、12月安値でアウト。
03/02水曜
東京時間、128.0での戻り売りは見送り、12月安値2番底での逆張りに備えた。
ロンドン時間、12月安値の強反発で青1逆張りロング。
NY時間、1月安値裏の反発でアウト。
03/03木曜
東京時間、前日高値にキリサゲWトップを確認。
NY時間、Wトップネック下抜きで赤1ショート、前日の強者の安値でアウト。
03/04金曜
東京時間、12月安値を貫く急落が発生、目標値12月安値をアンダーシュート狙い、安値切上げで青1ロング、15分陽線1本貰ってアウト。
ロンドン時間、127.0Wボトム崩れで赤1ショート、15分SMA21をガイドに保有して21年安値125.0到達でアウト。
今週の視点
ドル円攻略ポイント
今週の攻略ポイントは、日足クラスの上目線を背景に、先週安値の安値切上げで押し目買いできること。
先週高安の持ち合いといえども、日足クラスは上目線で、かつ、100日移動平均に支持されているので、この背景を根拠に1日安値のクラスターを足場に2日水曜のロングができる。
逆に考えると、1日火曜の戻り売りは日足や4時間クラスへの逆張りになるので、あくまで、押し目候補までのショートという認識が必要だ。
ユロドル攻略ポイント
今週の攻略ポイントは、日足クラスの下目線を背景に、1月安値へ戻り売りできることと、ウクライナ情勢からみてユーロ売りを中心に考えること。
そもそも、1月高値から先週高値へ高値を切下げたので、1月安値までは売られやすい環境だったが、1月安値のV字反転や先週のピンバーをみると1月安値付近でのもみ合いが想定できる。
しかしながら、ウクライナ情勢如何によってどうなるかわからないので、今はユ-ロのショートを中心にロングは慎重になるべきで、間違っても、ユーロを買ってのオーバーナイトなどは厳禁だ。
注目の1月安値周辺の値動きだが、2日水曜の1月安値ブレイクが曖昧だったため、そこからの下値追いは控えたが、その後、ウクライナ情勢激化で目標値1.10(N値)をすり抜け2020年5月25日安値手前まで急落した。
ケーススタディ
今回のウクライナ侵攻で「ロシア国債」の信用格付けが、BB+からCCC-(S&P社格付)へ8段階下げられた。これはもはや、デフォルト(債務不履行)の懸念すらある格付レベルです。
相場の起こる様々な事象には、複数の解釈がつけられますが、その解釈の信用度で、上に行くか、下に行くかが決まるなら、相場の解釈にも「信用格付け」があって、より信用度が高い解釈にお金が集まるっていえる。
つまり、自分が格付け会社になったつもりで、信用格付けAAA解釈を選べば勝ちやすいというわけです。
では、相場における、信用格付けAAA解釈って何でしょう?
これには様々な見方があるだろうが、日足クラスなど上位クラスの解釈ほど信用度が高いといえます。
天井ぽい動きもしているが、21年を通じた日足クラスの上昇トレンドが続いていつので「日足クラスは上目線」という解釈は信用でき、これに異論を唱えるトレーダーはほぼいないだろう。
つまり、この信用格付けAAA解釈を根拠に、一段下の4時間クラスの押し目を拾えば勝ちやすい。
つまり、2日水曜のロングは、信用格付けAAA解釈を使った押し目買いになる。
日足クラスは21年を通じて下降トレンド(下目線)だが、1月安値から前回高値まで一気に全戻しされレンジになった。これは1月安値が強いサポートであることを示唆しているので、今週は1月安値周辺の値動きに警戒した。
そして、やはり、1月安値周辺で揉み合ったが、揉み合いは「解釈の分断」を意味するので、自分の解釈を正当性するのは危険だ。
1日高値のショートを保有したのは、日足クラス下目線を背景にできる4時間クラスの戻り売りだからで、1月安値の揉み合いに捕まっても高みの見物できるから。
相場の解釈方法には、ダウ理論、チャート・フォーメーション、エリオット波動、フィボナッチ・リトレースメントなど様々なものがあるが、それら互いの信用度を比べても絶体的正解はない。
唯一、正解があるとするなら、相場はフラクタル構造になっていて、上位足の支配下に下位足があるということ。
つまり、日足など上位足の解釈は、それ未満の下位足全ての値動き影響を及ぼすので、日足Wボトムと5分足Wボトムでは、同じWボトムという「事実」といえども信用格付けレベルは雲泥の差なのだ。
事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。
ニーチェ
このニーチェの言葉は、相場にも当てはまる。
エントリーするには「目線の固定」が必要で、その目線を固定するには「信用度の高い解釈」が必要。
信用格付けの低いオリジナル解釈に振り回され、一目でわかる信用度の高い解釈を見過ごしてはいないだろうか。
来週の攻略ヒント
概要
- 100日移動平均線に支えられ、21年度の上昇トレンドが継続中だが、1月と2月高値Wトップがこれに抗ってる。
- 1月高値Wトップ(15年高値ネック由来)VS.21年度日足上昇トレンドで「2週前はらみ高安」のレンジ相場。
ベア派
- 1月+2月高値Wトップ(15年高値ネック由来)から先週高値への切下げ。
- 21年高値を6週連続で未更新。
- 1月+2月高値のWトップを意識。①2週前高値Wトップを使って戻り売り、2月安値を割るまで押し目買いに警戒。②2月安値を割れば1月安値へショート。
ブル派
- 日足クラスは上目線(100日移動平均線サポート)+4時間クラスも2月安値を割るまで上目線。
- 先週安値から2月安値までサポート・ゾーン。
- 日足と4時間クラスの上目線を意識。先週安値から2月安値のサポート・ゾーンで100日移動平均を絡め、2月高値更新を狙って押し目買い。
概要
- ロシアによるウクライナ侵攻激化でユーロが暴落、1月安値更新で21年の下降トレンドが継続。
- 1月+2月安値を先週陰線の終値が更新、日足チャネル安値も突き抜け1.09(2020/05/25安値手前)まで暴落。
ベア派
- 日足+4時間足+1時間足、売りのパーフェクトオーダーが成立。
- 下げ止まるまで先週下降波を戻り売り。先週安値から戻り始めればネックラインや2月安値1.11周辺の戻り目ボックスからショート。
ブル派
- 日足下降チャネル安値(アンダーシュートの疑い)
- 週足クラスのサポート(2020/05/25安値)目前。
- ①先週安値Wボトムで2月安値への戻りをロング。②先週安値を割れば50ピプス毎に下げ止まりを確認して戻りをロング。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (18)
動画・ブログ更新ありがとうございます。今週の週ナビで注目していたのはユーロ円です。
今週私はファンダメンタル分析によるスイングトレードにチャレンジしました。
考えた結果、(欧州)/(資源国)をショートすることにしました。
具体的には(EUR、GBP)/(AUD、NZD、CAD)のショートです。
月曜の午前にそれぞれ成り行きショート、今日土曜の朝のクローズ前に決済しました。
結果はチャートを見ていただければと思いますが、分母がAUD、NZDだと円換算で戻ってくるお金が
pipsの割にかなり目減りします。当たり前ですがドルストレートの7,8割ぐらいの感じです。
見立てはあっていたと思うのですがトレード的にはこれらのペアはよほど動く場合を除いて
見返りが少ないと思いました。
娘に、戦争で儲かってるのが凄く気分が悪い、と話したら、お父さんピュアなんだねとの事でした。
自分でも矛盾していると思います。どうすべきかは決まっています。
失礼千万を承知で、実験的問いかけ
①何故ポンドをショートされたのか
不安に煽られ下落し易いユーロ(単なるアノマリー)は兎も角、金利を上昇させているポンドをショートした理由は何でしょうか?
また、イギリスは産油国でもあるため一応資源国です。
それならばユーロポンドのショートも視野に入ってもよかったのではないでしょうか?
②ファンダメンタルズの定義とは何か
一般的にファンダメンタルズとは経済の基礎条件を指しますが、通貨は何に織り込まれるでしょうか?
今週、オーストラリア中銀はウクライナ情勢を受けて先行きの不透明感から利上げを据え置きました。
それでも、世界はオージードルをユーロよりは良いと見たのか、対ユーロでは買われています。
この理由は金利や経済や資源が理由でしょうか?
勿論、それに関連付けをすることは可能だと思います。しかし、「戦争に巻き込まれそうにないオセアニア通貨が欧州通貨より強かった」の一言で済んでしまいそうではないでしょうか?それは分析と呼べるのでしょうか?
③一週間のホールドをスウィングと呼ぶのか
私はその期間のホールドをスウィングトレードとは呼びません。全てのポジションを一週間で決済するのであれば、それは短期トレードだと思います。
前提条件として、資源国通貨の買いを理由にするのであれば、その決着は一週間では着きません。
資源は輸出される場合、大半は海運で行われ、その出発と到着にはラグがあります。
これはコモディティが先物取引される理由の一つでもあります。その間に実需が変化するという不確実性が利益を発生させます。そう考えると一週間という期間は、「ファンダメンタルズを用いたスウィング」というには短い気がします。
色々と思いついた質問をつらつらと書いてみました。
全くもって貴方に害意はありませんし、無視してもらっても構わないです。
しかし「批判」と「攻撃」ではあります。
これはヘーゲル的弁証法での意味です。「自己批判することにより内なる自己と闘い革命を起こす」的なやつです。
これらの質問と批判にロジカルに答えることができ、ご自身のポジション(自分がたどり着いた演繹的結論)に自信を持てるのであれば、もっと利益を伸ばせるのではないかと思います。
スウィングトレードとは戦略が定まった時点で勝っているのですから。
返信ありがとうございます。
最初は何を仰っているのか良くわからず端から端まで反論したくなりましたが
私を教育していらっしゃるのだと思い至りました。
反論するにもスペースを取るので(迷晴れさん的には二人で勝手にやってくれ、だと思いますので)
絞って書いておきます。
まずそもそも全ての欧州/全ての資源国をショートするとは言っていません。
今スイスフラン/ブラジルレアルをショートしますか。なんならロシアも資源国ですか。
ポンドを買わなかったのはベイリーさんの一連の発言が理由です。
ポンドはいずれ買うと思いますが今ではありません。
土曜の朝に決済したのは最初にそう決めていたからです。
今は戦争で動いているので
週末プーチンさんが天使に連れていかれたりしたら月曜朝のギャップでくらう可能性があるからです。
一つ質問よろしいでしょうか。
ポンドもダウントレンド、ユーロもダウントレンド
ユロポンを売る意義は何でしょうか。
もしもユロポンが先週のユーロオージーより伸びたら負けを認めます。
書き忘れました。先週の時点のGB10YとFTSEで
ポンドを買う気にはなれませんでした。
ちなみに今も先週と同じかどうかは分かりません。
お疲れ様です。
ご返信ありがとうございました。
ご真意と信念が聞けて、本当に嬉しく思います。
また、心の内を聞き出すために、失礼な言い方をしてしまったことをお詫び致します。
マヨ晴れさんのblogでこう言った話を繰り返すことは、失礼になるのかもしれませんが、ご本人曰く「hub」でありたいと仰っていますし、このサイトが「教育目的」と仰っておられるので、甘えさせて頂いております。
それにここで言葉を交わす方々は、所謂匿名掲示板の様な言葉遣いをされていませんし、煽り文句を投げる方もおられないので
安心して書き込んでおります。
因みに私の表示名「YuMasuki」は本名です。この表明は、匿名に対しての批判ではありませんし、承認欲求からくるものではありません。
単に自分の言ったことに責任を持とう、と意識しているだけです。
重ねて、匿名で発言される方への批判ではありません。私は匿名を尊重する民主主義を信奉しています。
仮説は、反証が立てられなければ仮説とは言えず、批判されなかった仮説は理論になり得ません。
十分に試しを受けていない理論は、トレーダーの真の根拠にもなり得ないと思います。
そして、その研鑽には終わりがない。
投資とはこの繰り返しだと考えています。
さて、私が先週ユーロポンドををショートした最も大きな理由は、現在の金利差です。極めてシンプルな理由ですが、地政学的リスクの上昇により混沌としている現在だからこそ、見るべきものはシンプルにすべきと考えました。
このポジションは既に2/3を決済しました。この根拠はユーロドルが週足チャートに於いて、コロナ安値に差し掛かったことと、ユーロポンドに於いてボリンジャーバンド日足期間20の-3σにあたったからです。
「結局テクニカルかよ」と思われるかもしれませんが、これは重要です。
何故なら相場は集団心理によって動き、事実(値段)で止まるからです。
また、±3σを買いの根拠にする私にとっては尚更この事実を重視しない訳にはいきません。
全ポジションを決済しないのは、重要な金利政策に変更が無いからです。
それならば、全決済する必要はない。
私は去年の暮れから、ECBは引き締めに傾くのではと予想しましたが、これは外しましたました(現時点では)。
故に反対方向へのポジションを試みた、と言うわけです。
「ユーロポンドが先週のオージーより伸びたら負けを認める」
いや、それは不毛では?
私は負けで構わないですよ。しかし、私が貴方の機会を損失させたら目も当てられない。
友の貴重な時間を奪ってしまうことになる。
私達は学者でも、ギャンブラーでもありません。私達が最も回避すべきなのは機会損失です。
私は、短期トレーダーにとって最も難しいことは「利確」であり、長期トレーダーにとって最も難しいことは「損切り」だと思っています。
長期トレーダーは短期トレーダーの売買を見て「何でそんなところで止めるんだ」といつも思っています。
反面、短期トレーダーは長期トレーダーを見て「逆に仕掛ければいいのに」と思っています。
このスプレッドを取ることが、私達に最大の利益をもたらすものだと考えています。
やはり私を導いて下さっていると理解出来ました。
ありがとうございます。
上の自分の文には怒りの感情が見えます。
もうちょっとなんとかすれば良いのに。
今の私はこんなもんです。
「今の」と書いたのは
ここでとどまるつもりは無いからです。
迷晴れさんには以前から、そして
YuMasukiさんにもこいつはこんなもんだと
見極められているのだと思いました。
少し前から急な価格変動が
試しかガチかを見分ける目的で
監視対象を大幅に広げていました。
以前コメント欄に書きました。
結果、理由の分からない価格変動が減り
視界が大幅に広がった気がしていました。
世界のお金がここからこっちへ流れている、と。
>このスプレッドを取ることが、
私達に最大の利益をもたらすもの
示唆を頂いたと思うので
今後ここを詰めていきたいと思います。
YuMasuki様
横やり失礼いたします。
>長期トレーダーは短期トレーダーの売買を見て「何でそんなところで止めるんだ」といつも思っています。
自分は短期トレードしかしませんので、この視点はなかったです。
何かこの言葉から何か色々自分の思考が広がっていくような気がしました。
連日暗いニュースばかりで気分が落ち込みます。確かに、この戦争とユーロ安に因果関係はありますが、トレーダーは淡々と高い通貨を売り、安い通貨を買う、それだけだと考えるようにしています。
ユーロドルが月曜のギャップダウンでコロナの安値という非常に硬い岩盤に到達したので、今週はまだ影も形もない仮ネックへのロングのチャンスを狙っていて、今日の欧州初動でロングしました。今週は二匹のブラックスワンがいると思っています。一つは明日木曜日のラガルドさんの会見、インフレ長期化を改めて認め利上げスケジュールの前倒しを宣言してユーロが爆上げ、もう一つはプーチンさんがウクライナで戦術核を使ってユーロが爆下げ。後者は単なるテールリスクだとは思いますがもしも起きたら一大事。どっちも無いように祈ります。
いつもご教授頂きありがとうございました。信用格付けをお話しがありましたが、何を信用するのかはいろいろな見方があったり、またどの時間軸でトレードしてるのかによっても違ってくるようです。ドル円に関しては解説のように安値切り上げで日足は上目線継続中ですが、上値も116.000が重いということで少しずつ値動きが収縮しながら揉み合ってるように見えます。デイトレ、スキャルの人はそれでも問題ないと思いますが、スイングで大きく狙っていくには難しいかもしれません。自分は4時間、日足、週足のサイクルを計測して天底を特定してからトレードしようとしてるので、今のドル円は4時間クラスのレンジでは全くサイクルは機能してないと思います。むしろ単純にレンジの上限下限に引きつけてトレードする方がいいかもしれません。一方ユーロ、ポンド、豪ドル等はハッキリとトレンドが出ており、サイクルトレードに適してると思いますのでそちらを優先に見ていきたいです。どんなやり方でもいいとは思いますが、優位性がハッキリしない中途半端なところでのトレードは避けて、しっかり自分のトレードスタイルに合ったチャンスを待ちたいと思います。
お疲れ様です。ドル円は21年高値を越えられずに天井ぽい動きをしているので大きくは狙えず、スイングトレーダーは様子見かもしれませんね。いづれにしても、自分のトレードする時間軸の優位性を確保するため、上位足を分析することは大切です。
今週もお疲れ様でした。
地政学的リスクが高まる中、バイデン大統領の演説とパウエル議長の議会証言があったため、ドルストレートは手を出しにくい環境だった様に思います。
バイデン大統領は演説の中でハッキリと「インフレ高進に対応する」と述べましたし、パウエル議長も3月利上げ(次期FOMCに於いて)に肯定的でした。
今年初めからドル円が116円のレートをつけた時には、ここまでの地政学的リスクは広がっておらず(しかし、昨年12月の段階でウクライナ国境に緊張は広がっていました)、米国株も続伸状態だったのでFRBは相当の強気姿勢で発言を繰り返していました。
しかしながら、現状では先行きの不透明感からハト派に傾くのでは、と観測されたのか、再び115円を割り込んで週足を閉じました。
天井圏らしい動きですね。
米国の雇用統計や失業率の改善を見るに、ドルへの需要は高まっているものの、先行きへの不安が価格を下げる。
これに対し無理やりファンダメンタルズで理解をしようすると、痛い目を見てしまいます。
ドル円に関してはしっかりと押したり、レジスタンスされたらスウィング一派を試みようと思います。
また、3月です。
株式市場は通常でも激しく動きます。それに引っ張られて通貨も狼狽してしまう損失を拡大させるだけになってしまいます。
今週は、ユーロポンドを安値更新と見てショート。
昨年はロングを考えていたのですが、現状のECBの姿勢を見るに利上げは遠のいたなと考えたので都展しました。
現在ホールド中です。
通貨は幻想。激しく時価を変える人々の切なる願いです。
私を始め、世界中の長期投資家の現金保有率は非常に高い状態にあります。カネが行く先を失っているのです。
この究極の一点に於いて、私は戦争を憎みます。
常に成長し続ける経済の中に於いてのみ、人類は戦争を根絶出来ると考えています。
21世紀に於いて、為政者達に戦争をすればどうなるか我々は分からせる必要があります。
今日に於いて勝利するのは、平和の中で公平なルールに基づき、利ざや(スプレッド)を抜く者であると信じています。
ボクにはYuさんのようなお話ができないので、いつも凄く勉強になります。また、毎回拝見することで、世界の流れや繋がりが少しづつ見えてきたような感じがします。しかしながら、生兵法は大怪我のもと。わかったつもりにならないよう気を付けたいとも思います(^_-)-☆
動画アップありがとうございます。
月曜 LDN ユーロドルロング +35pips
水曜 LDN ユーロドルショート 建値撤退
ユーロドルショート +12pips
金曜 NY ユーロドルロング -13pips(操作ミス)
ドル円ショート +32pips
月曜ユーロドルロングは窓埋め狙いでした、ヒト伸びでアウト。
火曜ユーロドルはマヨハレ様ショート場所付近で構えておりましたが、ミニ天井が試し完了と捉えきれず入れませんでした。
水曜ユーロドルは当日の日足が先週安値を下方ブレイクするイメージでショートしました(4時間ローソクが下方ブレイク)
ただし、まだブレイクしきれない目線も考えておりました。
値動きが走らないのを確認しアウト。結果的にうまく逃げれましたが、プラスでアウト出来たのは結果論だと考えております。
金曜は操作ミスで損失。
ドル円もみ合い下抜けでショート。
上手く入れましたが、利確が早過ぎました。
攻略ポイント
2日ドル円ロング。
クラスタを使ったタイミングで入れる波の絵を復習。
ユーロドル
1月安値の重要度は考えられましたが、ブレイクするか否かの判断箇所が難しい(大衆目線)
・ブレイクで値が走れば置いていかれるかもしれない
・下位足の上下でエントリー
これらの心理でエントリーしポジションが飲み込まれるのだと考えられます。
ケーススタディー
上位足の背景理解が全てであるとも言えることを確認。
個人的には、上位足支配下の中の下位足の波を見る事をテーマにしていると言えるでしょうか。
チャートを寄っても見ても、引いて見ても頭の中で明瞭に波が見え、
整合性がつけられる事に頭脳を鍛えていきます。
おつかれさまです。「上位足支配下の中の下位足の波を見る事をテーマにする」常にこの作業で現在値の解釈と目標値の目安をつけています。どの時間軸でトレードするにしても、この方法でわかるはずです。この作業を反復すれば凄く力がつきますよ!
今週も動画ありがとうございます!だんだんと迷晴さんのエントリーポイントに近づいてきました。
毎週の週刊チャートナビのお陰です。ありがとうございます!
4時間の節目(押し安値、戻り高値)での15分のボトム・トップのネック抜けは、基本にして奥義だなと腑に落ちてきました。
この形になるまで待つ。ひたすら待つ。
売り、買い以外に待つという選択肢を持つことはトレーダーにとって必須スキルです。
昔のスーファミのドラゴンボールのゲームでいうと気をためる感じですね。
気をためないと奥義も発動できないです笑
①ドル円の環境認識
★ベアの視点
・日足:116.200の日足ダブルトップの右肩を意識
・4時間足:115.500のレジスタンスを意識 ⇒ 日足ダブルトップ右肩の三尊右肩になる可能性を意識
★ブルの視点
・日足は上昇トレンド継続中
・4時間足は、先週115.150を上にブレイクしているため、押し目買いを意識
・3/1(火) 115.00付近のネック抜けからショート【迷晴さんショートポイント】
押し目が入る可能性が高いと思ったので、下げ止まったと判断し利確
・3/2(水) 114.950のボトムネック抜けでロング【迷晴さんショートポイント】
売りがいつ入ってくるのかわからなかったので、直近戻り高値である115.250でチキン利食い
迷晴さんは、半分決済してホールドしていた。⇒ 日足、4時間は買いが優勢であることを
ちゃんと認識していれば、115.500までホールドできたと反省・・・時間足の格付け判断が甘かった。
・3/3(木) 日足ダブルトップ右肩の三尊右肩になる可能性を警戒してノートレード
・3/4(金) 115.750の高値をつけた押し安値である115.500が下にブレイクされていたので、ショート狙い。
115.500でレジスタンスされていることを確認し、115.400でショート。キリバンの115.000でチキン利食い・・・
今週でチャートがだんだんと凝縮されており、値幅がなくなってきている感じがするので、トレードタイミングに要注意ですね。
「来週の攻略ヒント」にもお示ししていただいてますが、特に2月安値の114.150付近のレートは、買い勢力にとっては絶対にブレイクされたくないレートだと思います。
逆にここをブレイクされたら、4時間が下目線になるので、113.500の1月安値までは安全にショートできそうです。
なぜ2月安値の114.150付近のレートは意識されるのか?
2021年高値付近まで上昇し、前回高値をブレイクさせたレートだからだと思っています。
でも逆に言えば2021年高値はブレイクできず、ここ3週間は高値を抑えつけられている ⇒ 買いの圧力が弱まっている?
ここに買い勢力、売り勢力の分水嶺が存在しそうな気がします。
各レートにどのような意味があるのか?高値を更新させたレートなのか?更新できなかったレートなのか?
このような観測をしていくとだんだん波の行き先の選択肢が狭まってくるような気がします。。
逆に波の行き先の選択肢が多い場合は、トレードしないようがいいですね。
来週も頑張ります!
おつかれさまです!
チャー・シュー・メーン!ゴルフのスイングならテークバック、遠くに飛ばすことだけ考えても上手くいきません。「気をためないと奥義も発動できない」この感覚とても大切ですよね。