15Jun
週刊チャートナビ(2019.06.10~2019.06.14)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。
今週の視点
今週は5月最終週高値からの”下降波戻り売り”と”108.0サポート”のブルベア攻防を疑えていたかがポイント。
2月安値の”浅い戻り売り候補”から赤高値で2回目の売りが入ったが、戻りが浅いことが原因か”追随者を得られず5月安値でモメンタムを消失、108.0に買い手サポートを期待したが届かず小刻みなレンジとなった。
市場参加者の注目が集まるレートはよく反応するし、再現性が高いのでトレードが成功しやすい。
反対に、注目度が低いレートを基準にしても、すぐに反転する確率が高く、勝てても偶然性が高い。
注目度が低いなかでも波は立つので、1分足など短期足を使えばトレードできるが、すぐに反転する可能性もあるのでピプスをかせげない。
今週は、フィボナッチ61.8%辺りの売り手と108.0辺りの買い手に期待できたが、そこに至らなかった。
注目度の高いレートには、過去からの流れをみないと判定できない部分もあるが、一例を挙げれば、重要な節目をブレイクさせた”強者の値”がある。
ドル円
今週の見通し
状況:
5月最終週下降波戻り売りと108.0サポート押し目買いで競りそうな雰囲気。
5月最終週下降波は108.0+5月高値下降波N値でサポート。
先週金曜の米雇用統計は108.0を割れなかった。
先週月曜のラス戻り目を少し上抜いてるが108.5でレジスタンスされていて上抜けたとも言い難い。
本命の戻り目は109.0付近のフィボ61.8%。
TR上段:5月最終週下降波高値から先週安値。
TR下段㊦:4月高値下降波N値+2018年3月高値ネックライン
売り手目線:109周辺戻り売り。先週安値を下抜ければ売り。
買い手目線:108サポートを背中に、109戻り目までのあや戻し。
今週の値動き:2月安値+浅戻し38.2%から売られたが、底値108に届かず5月安値との50ピプスに挟まれた。
今週の流れ
JUN.10 Mon.2月安値+浅戻し38.2%から底値試し。
JUN.11 The.2月安値+浅戻し38.2%への2回目のアタックから、底値108.0を目指す売りの流れが出た。
JUN.12 Wed.2月安値+浅戻し38.2%始点の戻り売り続きが窓を埋めたが、108までの売りは続かなかった。
JUN.13 Thu.10日安値ネックライン割れからの戻り売りも5月安値で止められて膠着状態になる。
JUN.14 Fri.前日に引き続き膠着状態を維持。
JUN.10 Mon.
状況:先週安値と108.5の底値圏からスタート。
売り手目線:2月安値+浅戻し38.2%から底値試しショートで窓埋め狙い。下抜けば、108.0までの下げ幅が狙える。
買い手目線:2月安値+浅戻し38.2%崩れから、次の戻り目までロング。あるいは、2月安値でレジされて窓埋め完了後に押し目買い。
月曜日の値動き:NY時間、2月安値+浅戻し38.2%から売られたが窓埋めレートに至らなかった。
JUN.11 The.
状況:2月安値+浅戻し38.2%から底値試しショートが入ったが窓埋めレート手前でクローズ。
売り手目線:108.0への底値試し続きをショート。あるいは、2月安値+浅戻し38.2%への2回目のアタックで戻り売り。
買い手目線:窓埋め完了後、2月安値への上値試しロング。上抜けば、次の戻り目まで狙う。
火曜日の値動き:東京時間、窓埋めレートには届いてないが、切り下げライン抜け青1で、2月安値抜け期待ロングできる。
NY時間、2月安値+浅戻し38.2%への2回目のアタックが失敗したのは、赤1打ち消し線で確認できるので、赤1ショートできるが、すぐに買い手が攻めている。
JUN.12 Wed.
状況:2月安値+浅戻し38.2%への2回目のアタックからの戻り売りは弱く10日月曜安値を更新できずクローズ。方向感がでるまで緑ブロック形成を待ってトレードすればいい。
売り手目線:2月安値+浅戻し38.2%からの戻り売り続きで108底値試しショート。
買い手目線:108底値試し後のロング。
水曜日の値動き:欧州初動、緑ブロック・ブレイクで赤1ショートできる。窓埋めレートで下げ止まり、底値108.0までは届かずに戻り始めた。
JUN.13 Thu.
状況:窓埋めは完了したが、まだ108.0まで下げ幅がある。
売り手目線:10日ネックラインが割れたので、108.5戻り売りで底値108.0まで。
買い手目線:108底値試し後のロング。
木曜日の値動き:東京時間、108.5戻り売り候補の黄ブロックから戻り売りできる。安値を切り上げでしまい108をとらえることができなかった。
JUN.14 Fri.
状況:2月安値+浅戻し38.2%からの売りが弱く108底値をとらえることができない。
売り手目線:2月安値+浅戻し38.2%からの売りモメンタムが弱まっていて売りづらい。
買い手目線:前日安値を割れず108まで下がれない判断ができればロング、あるいは、108へのスパイクでロング。
金曜日の値動き:NY時間、米国指標も絡んでの急騰。底堅い値動きから108に届かないと判断していたので、切下げライン抜け飛び乗り青1ロング、108.5アウト。
ユーロドル
今週の見通し
状況:上昇波発生中、先週終値が4月高値をブレイク。押し目Nゾーンは1.130から雇用統計安値の間。
TR上段㊤:2月終値
TR中段:雇用統計安値から4月高値。
TR下段㊦:ECB安値
売り手目線:2番天井から押し目Nゾーンまでのあや押しができる。雇用統計安値を割れば、ECB安値まで(安値ネックライン反発注意)の下げ幅ができる。
買い手目線:先週陽線押し目買い、雇用統計安値が崩れれば、ECB安値まで下がって上げ直しになる可能性アリ。
今週の値動き:先週陽線押し目買いシナリオ。1.130と雇用統計強者の値でも買われたが買い手がつかず。金曜日の米国指標がきっかけでECB安値まで急落した。
今週の流れ
JUN.10 Mon.押し目をつけに1.130付近まで下がってから、先週高値2番天井を目指して買われ始める。10日安値をネックラインに設定。
JUN.11 The.先週高値2番天井を目指したが4月高値で膠着状態。
JUN.12 Wed.先週高値2番天井に達した後、1時間上昇CH㊦をブレイク、ネックラインを僅かに割る。
JUN.13 Thu.先週高値天井部への試しは1.130でレジされて、雇用統計強者の安値で下げ止まる。
JUN.14 Fri.雇用統計強者の安値で押し目の素振りを見せるも買い手がつかず米国指標きっかけでECB安値まで急落。
JUN.10 Mon.
状況:1時間上昇CHのなか上昇中。
売り手目線:押し目Nゾーン㊤1.130までのあや押し。
買い手目線:先週金曜陽線押し目買い。押し目Nゾーン㊤1.130辺りまで下がってくれば買いを準備。
月曜日の値動き:東京、欧州時間に1.130から買われ始めた。青1逆三尊右肩はロングできるポイント。
JUN.11 The.
状況:先週金曜陽線押し目買いが1.130で発生、4月高値が2番天井になるか、上抜けて先週高値を目指すか。
売り手目線:4月高値レジスタンスからの1時間上昇CH㊦抜けでショートのセットアップができる。
買い手目線:4月高値を上抜いても先週高値までの値幅がなくて買えない。
火曜日の値動き:2番天井形成中、4月高値レジと1時間上昇CH㊦に挟まれたなかはトレードできない。
JUN.12 Wed.
状況:前日陽線終値は4月高値でクローズ。2番天井形成日になりそう。
売り手目線:2番天井から10日安値ネックラインまでショート。
買い手目線:2番天井崩れで先週高値を上抜けば2月終値までロング。
水曜日の値動き:NY時間、先週高値レジスタンスからの1時間上昇CH㊦抜けでショートのセットアップが完成、黄1で上値を試せば、赤1で戻り売りして、ネックラインまでとれる。
JUN.13 Thu.
状況:前日終値がネックラインを僅かにブレイク。
売り手目線:天井試しからの戻り売り、赤レジか1.130+H1-21MAの上げ止まりが売りのポイント。
買い手目線:天井への上昇は、レジスタンスが近すぎて狙えない。
木曜日の値動き:欧州時間、1.130レジからの切り上げライン下抜けで天井試しからの戻り売りセットアップ完成、赤1でショートできる。
JUN.14 Fri.
状況:雇用統計強者の安値まで下落。押し目買いのエリアに入っている。ここから買われ始めるか、1.125雇用統計安値を試す可能性もある。
売り手目線:1.125雇用統計安値を割ればECB安値までショート。
買い手目線:雇用統計強者の安値で買いのセットアップを待ってロング。1.125でスパイク上昇の可能性もある。
金曜日の値動き:欧州初動、雇用統計強者の安値で買いセットアップから青1ロングするも買い手がつかずに失速。1.125雇用統計安値へのスパイク上昇を期待したが、米国指標きっかけで雇用統計安値をブレイク後に赤1戻り売り、ECB安値でアウト。
ユーロ円
今週の見通し
状況:ラス戻り目を越えていてダウ買い目線。TRは、3月安値起点の下降波をラス戻り目で二分割。
売り手目線:仮ネックラインが決まれば、そこから2番底+5月安値を目指す流れを売る。
買い手目線:仮ネックラインまでの流れを買い。
今週の値動き:123.0周辺で仮ネックライン+ユロドル先週高値の2番天井確定後、5月安値へ2番底を目指す流れになった。
今週の流れ
3月安値起点下降波戻り売りを意識できればOK。数日かけて天井部をつくり、12日以降、2番底をつくりに5月安値を目指す流れとなった。
JUN.10 Mon.
状況:3月安値起点の下降波の61.8%戻り目を越えて深く戻している。
売り手目線:3月安値起点の下降波戻り売りセットアップは月曜の段階では整わないだろう。
買い手目線:3月安値起点の下降波戻り目候補までロング。
月曜日の値動き:天井(白点線)形成日でトレードは難しい。
JUN.11 The.
状況:前日は天井(白点線)をつくった。
売り手目線:青ネックラインを割ってから天井を試せば売りのセットアップ完成。
買い手目線:天井部への試しから戻り売りが崩れれば、123.0までロング。
火曜日の値動き:東京時間、ネックライン下のヒゲからの青1モミ抜けでロングできる。間に合わなければ、上昇フラッグ㊤を抜けてからになる。
JUN.12 Wed.
状況:3月安値起点の下降波戻り目候補123.0に到達、上ヒゲ出現。
売り手目線:2番天井で売るか、ネックライン割れからの天井試しセットアップ待ちか。
買い手目線:123.0天井が崩れれば、3月安値付近までロング。
水曜日の値動き:欧州時間、ネックラインを下抜ける波を、次の安値まで赤1でショートできる。NY時間、天井試しから赤2ショートでもいい。
JUN.13 Thu.
状況:3月安値起点の下降波戻り売りが123.0で入った様子。
売り手目線:前日陰線戻り売り、候補は下矢印エリアだが、122.5から売られ始めるかもしれない。
買い手目線:戻り売り候補まで前日陰線のあや戻し。
木曜日の値動き:ミニWボトム崩れで赤1ショートできる。続くNY時間の緑1戻り売りは、強者の安値までの値幅が小さく、ドル円のサポートもあるので売れない。
JUN.14 Fri.
状況:強者の安値付近まで下りてきて、5月安値へ2番底を目指す流れと、先週陽線押し目がぶつかりそう。
売り手目線:強者の安値を割れば50ピプス下、121.5までショート。
買い手目線:強者の安値で先週陽線押し目買いのセットアップ待ち。
金曜日の値動き:欧州初動にハラミ発生後の緑1ショートは米国指標間際でスルー。結果的にこの日は60ピプス近く下降したがノートレードだった。
「再現性」について。
トレードに再現性の高さや低さがあるなら、トータルで利益を残せるのは、やはり”再現性の高い”トレードで、その方法としては、市場参加者の”認知バイアス”が売りか買いに偏るポイントを見つけることでしょう。
この偏りを見つけるのは一朝一夕とはいきませんが、まぁ、”再現”というからには、パターンが存在します。
反対に、市場参加者の認知バイアスに偏りが弱かったり、そもそも参加者が少ないところは再現性が低いので、スキャルみたいに短期決裁前提で小さなスキマを狙うしかありません。
勿論、バイアスに偏りがあるポイントだからこそ短期投機筋によるダマシも発生しやすいという側面もありますが、それすら、再現パターンのひとつにできると思います。
無益で学びのないトレードは、再現性のないポイントで、再現性のないやり方を、延々と繰り返してしまうことではないでしょうか。
初心者の頃はトレードで独りよがりの”自己表現”をしちゃいがちですが、見るべきものは、”他者再現”です。
サラリーマン時代、3年くらいプログラマーをしていたころの話です。
ソースコードがとても美しい人がいました。
彼は、プログラムを書くより前に、データの持たせ方、いわゆるデータベースの構造にこだわってました。
この先起こり得る可能性を予測してデータを整理整頓してからプログラムのコーディングを始めます。
そのおかげで、プログラムはとてもシンプル、第三者が見ても仕様がすぐに理解でき、変更や修正も容易でした。
これが、ツギハギだらけのプログラムだと、一から作り直した方が早いや…となります。
彼の仕事のやり方は、再現性が高く、ぼくも彼の真似をしてデータベースの構造にこだわるようになりました。
データの整理やパターン化にこそが鍵である、これって、環境認識と手法の関係によく似てますね。
それでも、再現性に重きを置くなら、必要不可避な作業だと思ってます。
さて、人生のなかで再現できない、同じようにやっても、同じようにならないことも多くあります。
出会いや別れなんてのもそうだし、物事がうまく運ぶときもそうかもしれません。
失敗パターンは再現可能ですが、成功パターンはなかなか同じようにやっても再現できません。まぁ、そこが人生をドラマチックにしてるわけですが。
仕事では再現性の高さが鍵かもしれませんが、人生は自己表現の場なので、同じことを繰り返すだけでは面白くありません。
たまには殻を破って、多少無茶な冒険に出かけるのもいいです。
この一週間、八ヶ岳をアチコチ歩いて廻りました。
体力の衰えたボクには、かなりの冒険でしたが、自分の体がいかにナマっていたか、その反面、まだまだ気力が残っていることを実感できました。
人生に適度な冒険を持ち込みつつ、再現性のある仕事を堅実に続けていく、このバランス感覚が大切ですね。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (13)
今週もありがとうございます、ただ水曜更新されていませんでしたので心配でした、なので毎日このページ見ておりました。
またよろしくお願いします。
一応、先回の動画で告知をしましたが、ご心配おかけしてすいませんでした。
はじめまして、毎週の動画を楽しみにしている者です。
迷晴れさんのように相場の波に上手くのれず、毎日四苦八苦しております。
今の自分のトレード方法としては、1時間足で押し目・戻り目を狙い、5分足のダウが切り替わり戻ってきたところでエントリーという方法でトレードを行っております。これは以前、迷晴れさんの動画を見て、これなら自分でも出来そうだ。と判断して実践している真っ只中です。
そこで、イマイチよくわからなくなってきた事があるのでご質問させてください。
1時間足で押し目を計る際(フィボナッチ使用)、15分足で見たほうが波が細かいので分かりやすいのではないか?と考えました。1時間足の押し目が4時間足の押し目と重なっている時とかもあるような気がしてきて、1時間足の押し目ってどこ?と悩んでしまって、混乱してきてしまいました。
15分足の押し目は、1時間足の押し目として考えるのは間違っていますでしょうか。
ご教授頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
1時間足チャートや4時間足チャートで視認できる波サイズをそう呼んでいるだけなので、あまり難しく考えないほうがいいです。
レンジでも足を小さくすればトレンドが発生してますが、トレードするに手頃サイズの波を視認するのに”1時間足”としただけなので、その辺は臨機応変でいいと思います。
1時間を細かくしたのが15分なので、どちらも同じ波を見れます。チャート上でトレンドを視認できれば、どちらでもいいと思います。
いつもご教授頂きありがとうございます。注目の値段と再現性とのお話しでしたが、まずは自分で注目の値段をしっかり見つけるのが大事だと思いました。そこがずれていたりわかってなかったたりすると、それ以降のシナリオも全部おかしくなってしまうと思います。注目の値段がハッキリわからなければマヨハレ先生がいつもおっしゃってる切り番でいいと思います。そしてそこを抜けるか背にするかで判断してエントリーして、そこを逆行で割ったら損切りという形にすれば、いつも同じやり方になって再現性もできるのかなあと考えています。それともう一つは簡単そうなところでやるということでしょうか?今週のドル円は値幅が限定されておりあまりトレードする場面はなかったと思いますし、ユーロドルも週足以上の大局は下なのに週の前半は1.13000より上にいて、日足のトレンドライン、日足200日sa、週の途中からは1.1350にオプションが設定される等強いレジスタンスが重なったものの、逆にそれを突破されれば更に大きく上昇すると思いなかなかショートできませんでした。とにかくわからなければ動かないことですね!来週はドル円は浮動中でよくわかりませんがユーロドルは1.12000の切り番に厚めの買いオーダーが入っており、そこで止まるか抜けるか注目の値段だと思いますし、自分が一番気になるのがポンドル週足で、大きなダブルトップ形三尊を作った後右側に逆三尊を作りに行きかけたところを今否定されにいってます。もしこの逆三尊の否定が決まればもうポンドルは死亡じゃないかとネットではいわれているようです。今週の週足は12/10につけた週足確定の安値に到達しており、最終ラインの正に注目の値段に来てると思います。ネットで囁かれてるポンドル死亡説現実になりそうですし、もしそうなった場合は鬼ショートなるだろうとのことなので期待はしてますが、前のめりのフライングや一方的な決め打ちにならないように気を付けます。
キリ番の再現性。キリ番だけで検証したことはありませんが、これが最もわかりやすく、かつ、理に適っているかもしれませんね。
「再現性を高める。」これこそが目指すべき到達点なのだと日々練習に励んでいます。これにはやはり、野球の素振りの如く正しいフォームを身に着けて、ひたすらバットを振り続けるしかありませんよね。押し目買い、されど押し目買いです。「ネックラインを抜けて押してきた所を買う」という練習も続けると、「どのような場所にネックラインを作りそうか」「押しが失敗した時の下げパターン」「ダブルボトムの右底で入れる時」「3波目の利確目標」「上位足のダブルボトム右底の中の下位足のダブルボトム右底エントリー」など、1つの技を磨き上げる過程で様々な気づきを得ることができます。もちろん大前提としては環境認識ありきですが、わかっていればみんなが怖そうな所でも「ダメな時は損切も小さくていっか」くらいにエントリーできることもあります。今週はドル円、火曜の切り下げライン抜けロング以外は売りと買いのどちらが強いのかよくわからなかったので手を出し辛い相場でした。ユーロドル天井圏での転換は、見事なまでのM15ネック抜いて戻ってきた所から下がるという典型的な教科書パターンでしたね。ああいう波がしっかり取れると日頃の検証や練習の成果を感じられプラスのスパイラルが生まれます。
ひとつのパターンを極める!このコメントに書かれたことを追究する練習するだけでも、勝ちトレーダーになれそうですね。とかく、手法やテクニックに走りがちですが、こういう考え方が大切だと常々思います(^_-)-☆
お疲れ様です。
迷い晴れさんが良く言われる、注目の高いレートでの表と裏のシナリオ。なかなかわかってるつもりでわかってなかったと最近気づきます。
検証の過程で、失敗トレードが短時間で良く伸びるのは分かっていましたが、活かせずいました。
ずっと売りと買いのシナリオを考えてはやってきましたが、例えば買いの方が優位性がある時は、まず押し目買いのシナリオを考えていました。その後に売りを考えるので、その時点で買いにバイアスがかかってたのです。
なのでまず失敗を考えるようにしました。現状優位なこの押し目買いを失敗させるためには、どのレートを背にどんな動きをすればフォローが入るか。どこを抜ければ完全決着か。
そう考え始めるとどこでどんな動きをすればとイメージできるようになってきました。
そして失敗のイメージにヨダレを垂らしながら、押し目買いをする事でしっかり待てるようにもなりました。
以前迷い晴れさんが言っていた、そこにエントリーをそっと置くイメージが腑に落ちてきました。
ただ最近、悪癖の再現性に嫌気がさし、久しぶりに昨日飲めないお酒を飲みました。
どうしても余裕がある時に損切りをくらうとそこからポジポジしてしまいます。
最初は勝ってる時だけだからと安易に考えていた事で、悪癖がしっかり身についてしまいました。
今週も順調に利益を伸ばしていたのに、金曜日にほぼ吐き出しました。
ずっとこればかりしてます‥
お酒飲んでる時は今更こんな事繰り返して‥自分には向いてない。もうやめようかなと考えたりもしましたが
朝起きると無意識にチャートを開き、今週のトレードを見返した後週刊チャートナビを見てました。
もう一度真剣にこの悪癖と向き合ってみます。
今週もありがとうございます^_^
失敗イメージがあるから待てる。
これって、とても深いことを言われてます。絶対成功させるという強い意気込みは、その反作用で失敗イメージを生み出します。ぜひ、このマインドセットを活かしてみてください。
早速アドバイスありがとうございます^_^
今週から、毎回トレード前にシナリオ通りのトレードを絶対成功させると言い聞かせイメトレする時間を設けるようにします。
この悪癖さえ直せたら安定して勝てると言えるとこまできてる自信もあるので諦めたくないです。
いつも更新ありがとうございます。
「再現性」の重要性。仕事も全く同じだな、と深く頷きました。
会社員時代、「本質」や「再現性」などを口癖にしていたのを思い出し、「仕事で出来た事・大事にしていた事をトレードに生かせば良い」と改めて感じました。
ついつい「トレード」という未知の領域を暗中模索で前進するという錯覚に陥りそうになりますが、幸い仕事で大切にしていた言葉や考え方で、迷晴FXでよく出てくる内容と共通点が非常に多いです。会社員時代にいかに成長したかを一般化し、学びの再現性を高めてFXの成長に活かす。これを意識したいと思わされた回でした。
八ヶ岳まわり、良いですね。ロジックだけでなく、人生での冒険要素を大切にされているバランス感覚が、とってもステキだと思います。こういったFX外の余談も、いつも楽しみにしております。
相場は人生の縮図。そう考えると、とても当てはまることが多い気がします。準備とチャンスが出会ったとき大きく成長する。これも似てますね(^_-)-☆