6Jan
週間チャートナビ(2017.12.26~2018.01.05)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート解説です。
今週の視点
この年末年始にかけてユーロが買われた。ユーロ円も2017年の節目を上抜いている。ボクはクリスマスから3日までトレードをお休みしましたが、年末年始トレードしていた方は、思わぬボーナスになったかもしれませんね。
ドル円、年末・年始で行ってこい。
2017年から、114.50レジスタンスと108.00サポートに挟まれたレンジになっていて、現在のレートは、そのレジスタンス付近にあります。
波の方向感は弱く、緑ブロック内を上下に移動していて、ボリンジャーバンドはスクイーズしています。
年末年始、緑ブロック下限を試しましたが抜けなかったので、今のところは、この緑ブロック150ピプス幅の世界で考えておけばいいでしょう。
事実1:緑ブロック上限(113.50)で頭を押さえられて高値を赤切下げた。
緑ブロック下限を目指す流れが出るが、中央付近で買い手と攻防する可能性がある。
事実2:週足B陽線から買い手の抵抗
一旦、買い手が抵抗を受け、戻り売るか、買い手が諦めてから売る。
事実3:緑ブロック下限(112.00)でサポート反転
緑ブロック下限をブレイクすればWトップ完成だが、そうならなかったので、緑ブロック上限(113.50)からの「売りシナリオ」は、これでコンプリート。次は、緑ブロック上限を目指す「買いシナリオ」になる。
事実4:年末・年始下落波からの売り抵抗
一旦、売り手の抵抗を受け、押し目買い、あるいは、売り手が諦めてから買う。
事実1:緑ブロック上限(113.50)で頭を押さえられて高値を赤切下げた。
26日~28日にかけて、「事実1」を受け売り選好だが、黄色矢印部分15ピプスに注意したい、ネックラインと押し安値が近接していてチャートも曖昧という、よく見かけるパターンだ。いくら見立てが合っていても、こういうところで「ポジポジ病」が出ると進歩がない。事前に小競ることが想定できているかどうかがポイント。赤レジから売るか、決着のついた青サポブレイクで入るかの2択。
事実2:週足B陽線から買い手の抵抗
緑2ラインやキリ番112.50で買いの抵抗に遭うのは避けられない。ただ緑ブロック上限が出発点なので、ゴールは緑ブロック下限になる。28日の時点では売りの方が強いという判断なら、戻り売りすればいいし、そう判断しないなら、29日に28日安値をブレイクしてから売ればいい。ボクは、この日にトレードしてないが、やっていたら29日の東京時間に売る。
事実3:緑ブロック下限(112.00)でサポート反転
2日と3日で安値を切上げた。何を以って「サポート」と判断するかはマチマチですが、少なくとも「安値切上げ」の事実は確かめたい。青サポ付近から買い始めれば最安値で買えるが、Wボトムが崩れて下降フラッグになる可能性もあるので、そこは注意が必要です。
事実4:年末・年始下落波からの売り抵抗
緑ボックス下限でのサポートが確定すれば、売りシナリオから買いシナリオへと方針を変えた買い選好のトレーダーが増えるが、そこで、忘れちゃいけないのは、年末年始からの下落波、これに対して戻り売りをしようとする人たち。緑ブロック上限をWトップとみて、ネックライン・ブレイクを狙って売ってくる人たちがいる。赤矢印のような売りに注意したい。
Jan.4Thu.
売り目線
緑2ラインを根拠に売る人もいるが、ボクはこの時点で買い選好になっているので売らない。売るとしたら112.50を割ってから考える。
買い目線
緑ボックス下限で年初に安値を切上げて、3日にはネックラインをブレイク、さらには、前日終値+キリ番112.50に乗り上げたので欧州時間初動で、この青サポを試したところからロング(青1)
このロングは、まだブルベア攻防のなかなので赤矢印のように下がる可能性もあるが、買いが強いと判断すれば買える。もし、それが不安なら、赤レジを抜けたあと(青2)なら決着がついている
Jan.5 Fri.
売り目線
高安を切り上げてきているので売りは考えなくていい。売るなら天井をつくってからでいい。
買い目線
日本時間に前日終値試した青1、あるいは、欧州時間に赤レジをブレイクアウトしてから買える。
ユーロドル、年末ユーロ買いのボーナス相場。
2017年ユーロは良く買われた。このまま、2017高値を越えるなら、新たな展開が始まり、越えられないなら、ネックラインとの攻防になりそう。
事実1:週足Bでフラッグを抜け、上限で反発。
これで上昇意欲が高まり、高値+キリ1.1950まで上昇する可能性アリ。
事実2:4時間足高値+キリ番1.1950を上にブレイク
これを抜けると2017年の最高値付近まで障害になるレートが、キリ番しかない。
事実3:年始になると2017年最高値を目前に上昇しきった感じになった。
事実1:週足Bでフラッグを抜け、フラッグ上限で反発。
4時間足のフラッグを上抜き、22日青サポで反発しているので買い選好になり、26日安値辺りが買い場になるが、その後も暫く横に動き、上昇を始めたのは27日以降になった。
この上昇に乗れれば、4時間足高値のある1.1950までは狙える。
事実2:4時間足高値+キリ番1.1950を上にブレイク
左に遮るレートがないので50ピプス刻みのキリ番に気をつけながらロングを持てばいい。年末にチャートを見ていた人にはボーナス相場になったと思う。ちなみにボクはクリスマスで2017年のトレードを終えてしまったので残念ながらボーナスは無し。
Jan.4Thu.
売り目線
2017年最高値近くにあって、2日高値に近づくほどに売られる可能性が高まるが、まだ売れる段階ではない。
舞い目線
2日高値を試す動きを狙う。欧州時間初動で1.1200を試す動きを待って買いたかったが、降りてこなかったので、赤レジ手前の小競り合いを足場にブレイクでロング(青1)
Jan.5 Fri.
金曜日の段階で上昇クライマックス感がある上、米雇用統計もあったのでノートレードとした。
ユーロ円、2017最高値の134.50をブレイク。
この年末年始に、2017年最高値のある134.50をブレイクしました。
事実1:週足Bは2017最高値134.50でレジスタンスされた。
この周辺を上限に、赤矢印のようなWトップで下がり始める可能性がある。
事実2:135.00を上にブレイク
これで2017年最高値頂点としたWトップは失敗、新たな流れが生まれる。
事実1:週足Bは2017最高値134.50でレジスタンスされた。
134.50を挟んでブルベア攻防していて、売るなら週足高値(赤)を試してからでないと売れず、かといって安値(青)から買っても134.50でレジスタンスされそうな感じ。
値幅はあるので134.50を基準にトレードはできる。
事実2:135.00を上にブレイク
134.50Wトップ説は崩れた。ここからは、50ピプスのキリ番を目安に買い選好でいい。
Jan.4Thu.
売り目線
3日安値の動きが135.00のネックラインを割ったのをみてブロックAができたが、これを上抜けたことでWトップからの転換が失敗したとみて売り手は逃げ始めるだろう。
買い目線
高値抜け(青〇)で、あまり良いポジションではないが、ブルベアの決着がついたとみれば買える。さらに2017年最高値134.50は週足レベルでブレイクしているのも買いやすい。
Jan.5 Fri.
売り目線
売るなら青サポ(136.00)を下抜けてから。
買い目線
キリ番や高値を基準に買っていけるが、夜に雇用統計が控えているので深追い禁物。
今年の年末・年始は10日間相場を離れて、2017年にやろうと思ってできなかったことをいくつかやりました。
- 買っただけで読めなかった本を読む。
- アドビ・ソフトのオンライン講座を受講する。
- 人生100年時代のこれからをどう生きるかを決める。
10日間まとまった休みがあると、集中力が高まって、結構いろんなことができるもんだなぁと思いました。(その代りユーロは買えませんでしたが…)
それと日々、トレードと、このサイトの更新+アルファのことで、いっぱいいっぱいで、インプット不足なことにも気づきました。
今年は、物事を整理整頓して、この迷晴れのような続けるべきことはさらに磨きをかけ、中途半端になっていることは思い切って切り捨てていこうと思います。
ボクはひとりしかいないのに、どうも、3人位いる前提で、計画を立てて、やろうとしてしまう悪いクセがありますが、情熱はあっても体力がついていかなかったりします。
一応法人化しているので、会計的なこともすべて自分でやってきましたが、今年は、奥さんに、それらも含め、いろいろと協力して貰おうと思ってます。
このサイトにも、素晴らしく優秀な方がたくさんいらっしゃいます。一人でできることには限界があるので、今年は、そういった方々にもコメント欄などを通じて、参加協力を呼び掛けていきたいと思ってます。
それと、去年の年末に「ふるさと納税」をしました。ふるさと納税には「人道支援」などが目的なものも多くあることを知り参加しています。かねてから、納税先を、自分で決めたいと思っていたボクにはうってつけです。
今回の納税先は、広島県神石高原町のワンコの殺処分救済プロジェクトです。
ボクと奥さんで寄付しました。カニとか肉とかの「返礼品」はありませんが、それが目的ではないので別に要りません。ふるさと納税は住民税の一部を、好きな市区町村に支払えるというシステムですが、このように「目的別」で決めることもできますし、ワンストップ特例を申請すれば「確定申告」も不要で簡単です。
寄付はなかなか…という方にも、どのみち、税金として支払うお金なのでオススメです。今年は始まったばかりですが、ご興味のあるかたは「ふるさとチョイス」「さとふる」といったサイトを覗いてみてください。
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本来の学び場はチャートであり、当コンテンツは【考えるヒント】の気づき場とお考え下さい。自分で仮説をたてて、自分で考えることが勝つコツです。
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コメント
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コメント (11)
動画制作、本当にお疲れさまです。そして、日々感謝しております。今年も宜しくお願いします。
私も年末年始は相場から完全に離れていまして、漫画喫茶なんかにいって久々にドラゴンボールを読んでしまいました(笑)私は33歳なので少年時代はドンピシャ世代でしたもんで。ドラゴンボールを読んでいて、ふと気付いたのですが、敵の戦闘力を知るのには数値化できるスカウターか数値化できない気を感じとる能力を身につけるしかないわけですが、これって相場に通じるものがあるなと(笑)
スカウターはインディケーターみたいなもんで、分かりやすくて便利なんですが、相手の潜在能力みたいなのは見落とすことが多く、べジータはスカウターに頼ることを捨て気を感じとる能力を身につけようとします。やはり、相手のことをそのままシンプルに洞察しようとすることが大事だと気付くわけです。子供の頃はこんな風に感じる時が来るなんて思いもしなかったですが、やはりNONさんのように相場ときちんと向き合っておられる方の考え方はあらゆることに通じるのだなと思った次第です。
あまりにしょうもないことをコメントしてしまい非礼をお許しください。
ブルースリー主演の「死亡遊戯という映画で「考えるな、感じろ」というセリフがありますが、世代は違えど、大切な教えは共通してますね(^_-)-☆
迷晴 様
いつもYoutubeやブログの更新、ありがとうございます。今年も楽しみにしています。
昨年末、「初めてのクリスマス相場・年末年始相場を経験するので、様子を見てみようと思います。」とコメントさせていただいた者です。
チャートを見ながら、何度か「買いエントリーしたいな」と思う場面があったものの、「様子を見る」と決めていたので、未エントリーでした。
すると、どんどん上昇トレンドが発生し…(^^; とても、、、、な気分でした。
「クリスマスや年末年始」といった季節感は、ある意味、ファンダメンタルの一部分であり、「平均はすべての事象を織り込む」のだから、気にしないでテクニカルに集中しよう、と思えた経験となりました。
FXとは関係ないことですが、私は自治体職員をしているので、その関係で2点、迷晴様にお伝えしたいことがあります。
・神石高原町は「じんせきこうげんちょう」と読みます(^^)/
・ワンストップ制度について。FXをやっている人のほとんどは確定申告をすると思うので、確定申告をする人には、ワンストップ制度は適用されない気がします。
「ワンストップ制度に申請しているから、勝手に住民税から寄付金控除してくれる」と思っていたとしても、税務署で確定申告をされたら、その人の所得情報は確定申告の内容が優先されるので、その申告内容で所得税と住民税が決まります。あとから市町村が寄付金控除だけ適用することはないような気がします。
つまり、寄付金控除が適用されず、ふるさと納税した金額が、丸ごと普通の寄付になってしまうことになりますので、やはり確定申告をされる際に、寄付金証明書を添えて、税務署にする申告する必要があるように思います。
ただし、法人化されている人が、会社の法人としては税務署に申告するが、従業員(つまり自分自身や配偶者)の給与収入としては確定申告していない、などの場合は、もしかするとワンストップ制度が適用されるのかもしれません。
結論的には、「ワンストップ制度には頼らず、自身の確定申告の中に入れておけば、適用漏れは無い」のかなと思います。
税制は個々人の状況によってとてもややこしいので、念のためお伝えだけ(^^)/
長文、失礼いたしました。
ボクの場合は、ボクは法人化していて確定申告はしていないパターンに該当します。この前、会計士にも聞いてみたんですが、よくわからない様子だったので、今度、税務署に聞いてみますね。
ワンストップ申請をする際、確定申告云々の文言がありましたが理解不足でした。ご指摘感謝します。
はじめまして。
FX初心者のponと申します。
とても初歩的な質問で恥ずかしいのですが、NoN様は下げ止まりをどのように判断しておりますでしょうか。
例えば今回の動画の再生開始から10分頃の相場で、安値切り上げの場面があります。
「早い段階でロングするなら安値切り上げを確認したところ」や、
「ネックラインに当たって下がってきて、これ以上下がらないところから買う」ということですが、
その下げ止まりはロウソク足の形(はらみや十字線など)で判断するのでしょうか。
NoN様の判断基準などがございましたらご教授いただければ幸いです。
ひとことでいえば「試し」を確認してます。そういうレートで反転ロウソク足が出現すればサインになります。(ただしロウソク足は時間足で形状が異なります)今回のケースならWボトム1番底の小さなネックラインを数回試しています。
いつもご拝見させて頂いています。
この度、自分も迷晴れさんみたいに自分の好きなことを発信していこうと考えています。
もしよろしければ、このブログを何で作っているか教えて頂けますか?
よろしくお願いいたします。
wordpressです。
ありがとうございます!
いつも楽しみに欠かさず拝見しております。
お陰様で昨年は、年単位でプラス収支を実現出来ました!
以前のあり方、やり方をガラッと変えたのも良かったのかと思います。
しかし、安定して利益を上げ続けることは、難しく、不確実な相場の世界で
確実に利益を上げようとすること自体がナンセンス。ならば、その瞬間での決断に
責任を持つしかない。決済後、値がどっちに行こうがカンケーない。ただ、
ルール通りに同じ事を繰り返すだけ。責任を持つだけ。
この様な心持ちが、現時点での自分の答えであります。後は己のお金の器が
如何ほどかを試すべく、ロットを上げ続けてゆきたいと思います。
迷晴れブログに出会えてなければ、今の結論には至っていなかったと思います。
FXのみならず人生の指針をも教授頂ける最高のブログだと思います。
本当にありがとうございます。
最後に、数年間にわたり、FXで結果を出せずに、もがき苦しんでいる方がお読みでしたら、
お伝えさせて下さい。私がそうであったように、今までのやり方、コダワリを完全に
リセットされるのも一考かと思います。上から目線でごめんなさい。誰かの助けになれば
幸いです。乱文お許しください。
一からやり直すほうが早いのに、
今暫く続ければ結果がでるんじゃないか、いま、諦めたら後悔するかも。
今までやってきた自分を否定して壊せない。
だから、ズルズルと成果の出ない方法を繰り返してしまう、そういうことって確かにありますよね。
いつもコメント有難うございます!