13Dec
迷晴れボックスは、ブログの「迷晴れボックス」より投稿された、負けトレードや、トレードのモヤモヤを、テクニカルとメンタルの両側面からスッキリさせようというコーナーです。
今年を象徴する負けパターン カノヤザクラさん
私のトレードは基本的にはドル円、ユーロ円、ユーロドルの3通貨です。時間帯は18時から22時くらい。トレンドフォローが基本、迷晴れさんを見習っていますので、考え方はそんなに違いはないと思います。
このたびは直近の代表的なトレードをPDFファイルにて、MT4のエントリー箇所の1時間足と15分足、その後の15分足3つを送らせていただきました。
【エントリールール】水色の長期MA288より上を推移で買い検討。(下推移で売り検討。)黄色の中期MA48はできれば上を推移してる地点でロング(下推移はショート)が理想だが、下回っていても水色の長期MAを上回っていればエントリーできる。水色の水平線Aをネックラインと考え、それをブレイクしたので押し目を待ってエントリーするタイミングを伺っていた。
【エントリールール】こちらは水色の長期MA192及び中期MA48を上(下)回っていれば理想だが、直近高値を更新した地点で、押し目を待ってロングできる。(直近安値更新なら戻りを待ってショートできる。)
水色の水平線Aを抜いた地点で直近高値を更新。押し目を待ってロング検討中。
11月22日20時15分頃に下髭を長くつけましたので次の足が陽線確定で約1.17530エントリーしました。LCは画像表示当たりの下髭を付けた15分あし直近安値のちょい下、1.17440あたり。利確目標はキリ番1.1800に置きました。
その後、すぐにLCにかかりましたが、翌日の仕事が早いため、見ることはできず、IFOロング指値1.17200 LC1.17090 利確目標1.18000を注文して眠りにつきました。
根拠はマイルールがLCを10pips前後にしているため、直近安値が1.1713付近だったのでこれより高い位置での注文は厳しいと判断したためです。その後、23日午前4時の段階で画像3になります。
ここで質問なのですが、まず、エントリーの位置が早すぎたのではないかという事。自分では意識はしていませんが、明日の仕事のことを思うと早く寝なくてはならず、多少焦っていたのかもしれないです。(あとから思えばですが)
もう一つは、例え起きていたとしてもエントリーするタイミングが私には見当たらないという事。1度LCにかかてしまうと、またかかるのではないか?という考えが浮かんでしまい、(実際によくあるので)中々入りずらいのです。(迷晴れさんの動画でも言っていました。ようやく想定通りの動きをしてもそれまでの損切でトントンになる)。
私はブレイクアウトが苦手なのでやらないのですが、どうしてもLCの幅が大きくなってしまうのと、髭にやられることが非常に多いので。もちろん迷晴れさんの動画は拝見しましたが、うまくいくことが中々ないです。
この場合、5分足や1分足でエントリータイミングを伺った方がよいのではないか?という事です。
迷晴れさんの言う通り、現場を見ないトレードはリスクが大きいです。なので私もできたら裁量で入りたいのですが、トレードができるのが仕事終わりで18時から遅くても22時ころ。
しかも携帯での取引はどうも相性が悪くてPCでないとエントリーできないのです。時間が限られている中でタイミングを伺い、勝てるようになるには相当の努力と辛抱が必要な気がします。
考え過ぎも良くないのですが、考えないでうまくいくほど甘くはないですよね。
今回紹介させていただいたトレードは今年の私のトレードの象徴とも言っていいです。
ほとんどこんな感じでした。運よく(運悪く?)IFOにひっかっかっても損切になって、それから想定通りの動きをするなんてのがザラでした。そもそものチャートの見方が悪いのかもしれない、という事で、迷晴れさんが推奨していただいたこともあり、投稿させていただきました。
環境認識の方法について
投稿者さんはレートが移動平均線の上か下か、あるいは移動平均が上向きか下向きかで環境認識しているのでしょうか?
そうだとすると、それはボクのやり方ではないので、そこのところは何ともいえませんが、ボクも一通りインジケーターを弄った人なので、ひとつアドバイスがあります。
移動平均線のデフォルトピリオドは21~25が多く、多くの人がこのピリオドを使っていると思われますし、その時間軸の値動きにほぼ等しいです。
1時間足のma21は、1時間足のほぼ値動き軌道を描き、ma84は(21×4)4時間足の値動き軌道を描きます。これを応用すれば、1時間足チャートにma84=4時間足ma21とma504=日足ma21を同時表示することができ、1時間足チャートだけで4時間足と日足の動きをある程度監視できます。
もし、このような意図があって移動平均線をダブル表示しているのなら、それはそれで”環境認識”のひとつの方法なのでOKです。いずれにしても、その本質的な意味を理解して使うべきだと思います。
実はボクも移動平均線を複数表示していた頃がありましたが、上位足チャートを観たほうが一目瞭然だし、移動平均だけの情報ではアバウトすぎ、かといって手法で使う気にはなれなかったので消してしまいました。
移動平均線も機能しているときとしていないときがあって、機能し始めれば暫く有効ですが、いつの間にか、機能しなくなっていることも多く、その変化をとらえることは困難です。
ちなみに、投稿者さんは、1時間足にma288(H12のma24)とma48(H2のma24)を引き、15分足にma192(H2のma24)とma48(M30のma24)を引いています。
このピリオドを見る限り2時間足と30分足を基準にされている感じがしますが、何を根拠にそうしているのでしょうか。
もし、自分なりに考えた根拠があれば何も問題ありませんが、誰かの受け売りなら、少し考えなおしてもいいかもしれません。
シナリオを建てるために、ボクは移動平均線ではなく各時間足チャートの生情報をみます。単純に、そのほうが、簡単に物理的な力関係を把握しやすいからです。
日足をみれば、三尊天井ネックラインを抜けた波が、右肩まで上昇してきたのがわかります。ここから売られ安値を切下げてもおかしくない局面ですが、それまでの上昇トレンドの流れで上昇しました。
この2つの可能性によるプランAとBが日足チャートをみて事前準備できていればOKです。そうでないなら、シナリオを移動平均線頼みになってしまっていないかが気になります。
エントリータイミングについて
投稿者さんは、緑〇辺りで4時間足が陰線形成中にエントリーしてしまった感じでしょうか。この周辺からロングする考えそのものには問題ありませんが、三尊天井が成功する可能性もあるので、そこは意識しておかなければなりません。
緑〇1時間足が陽線形成中のタイミングでロングした感じでしょうか。
まず、エントリーの根拠が弱いです。15分足の下ヒゲ+白ネックライン(キリ番)ということでロングしたのかもしれませんが、まだ下がっている最中かもしれません。
もちろん、ここで反発上昇する可能性もありましたが、そうならない可能性も半分くらいあると思います(ネックラインでピタリ止まることは意外に少ないものです)
このポイントで、さらに短期足をみて、もうこれ以上売られない(売り手が諦める)状況を待つべきで、このパターンのエントリーを繰り返している限り、方向はあっているのに…という失態を繰り返します。
また、このチャートでは赤切下げライン(レジスタンス)をまだ上抜けてないので、緑□やキリ番1.18000キリ番で反発して下がってくる可能性もありました。
そもそも、押し目や戻り目を毎回100%言い当てることなんて不可能で、そこを”当てるのがプロ”と勘違いしてると迷宮入りします。
押し目が完了するまでのトレードを”ワンセット”と考え、途中で勝負を捨てないことです。
そのための方法はいくつかあります。
- 押し目と思ってロングしてダメなら損切りして、一段下の押し目でリトライする。
- 計画的ナンピンで数回に分割エントリーする。
- 押し目買いなら、短期の下降トレンド(レジスタンス)のブレイクを待つ。
それぞれ一長一短ありますが、”一連の戦術”なんだという自覚を持つことです。
もし、環境認識ができているなら、投稿者さんの問題はエントリータイミングの”雑さ”だけです。
投稿者さんは緑〇ロングですが、ここはまだ下がっている最中で、売り手が諦めているとはいえません。せめて黄色ネックラインを上抜けてから押しを待たないと買うことはできません。
それに比べ、青〇なら、少なからず、その状況ができています。最も早いタイミングはここなのに、明日仕事だからということなのか、焦って買ってしまっています。もし、青〇で入れなければ、赤高値と青安値の決着がついたオレンジ〇になります。
タイミングが合わず損切りになって気持ちが折れ、相場が動意ずくところまでモチベーションの維持ができず、さらに、明日の会社のことが”焦り”を助長させているのでしょうか。
誰にでも生活があって、会社の仕事をいい加減にすべきではありませので、成り行き注文できないなら、IFO(IFD+OCO)しかないと思います。
別の方法としては、逆指値で入ってもいいかもしれません。逆指値は指値と違い、現在レートより高い値段でロングできるので、切下げラインブレイクや出来上がった高値のブレイクアウトでもロングできるはずです。
今のボクは成り行きで入れますが、投稿者さんと同じ状況なら、IFOで勝てる方法、あるいは1分足で数ピプスを抜くトレードをするかもしれません。
投稿者さんの抱える問題点、技術面では”エントリータイミング”ですが、その根底には”焦り”があると感じました。
焦りは人を勤勉にします。
締め切りが今日までなら、どんな人でも行動します。好きな女の子ができれば、なんとかして痩せようとします、目標から逆算して動くアファーメーションの手法も、この焦りを利用したものです。
焦りはあらゆる行動のトリガーです。
しかし、これが、トレードになると…
焦りほど、勝てるトレードを勝てなくする感情はありません。
焦りは諸刃の剣と言えるでしょう。
会社員である投稿者さんのトレードライフから、いかに焦りを消し去るか、その方法を考えるべきかもしれません。
焦らない方法はただひとつ…備えることです。
押し目買いワンセット思考も、そのテクニックのひとつで、初めから準備しておけば、どうということはありません。押し目買いなんて、数回買うのが当り前と思っていればいいだけです。
もうひとつ”諦める”ことです。
IFOで発注するなら、タイトな損切りはムリと諦めること、相場の突然的な方向転換もあきらめること、見ていれば対応できることも、見てなければ仕方ありません。
あきらめることを備える。
こうしておけば焦ることはありません。
物事には自分が頑張れば変えられることと、頑張っても変えられないことがあります。
24時間体制で監視できるなら、この”起こりうる事象”すべてに対応できますが、そんなことは専業でもムリなので諦めるしかありません。
あきらめて、受け入れれば、焦らなくなります。
だから具体的に何を諦めるのか、それを決めるのはどうでしょう。そうすれば、その代わりに、何かが、きっと手に入ります。
ボクは40過ぎで無職にななったとき、今までの延長線上で未来を考えることを諦めました、そして人と同じような方法をとることを諦めました。
諦めるとは”許す”という感覚にも似ています。きっとドン底の自分を、許せたので、生まれ変わる機会と思えたのだと思います。
鋼の錬金術師じゃありませんが、相場もトレードオフ、誰かが勝てば、誰かが負ける、売った人が諦めるから買える、その逆も真なり、人生も物事もきっと”等価交換”なのでしょう。
「焦」とは、小鳥を火であぶる様子。焦げることや、誰かに恋焦がれる意味です。
焦ってるときは、下から火をつけられてあぶられている状態、まともな判断をできるわけがありません。
「諦」の「帝」とは、神を祭る台のことで、明らかにする、悟る、真理、正しい道筋を理解する、そんな意味があります。
たとえば、他者が諦めたところでエントリーするというのは、他者が負けを悟ったところ、そこには、永遠に変わることのない真理があるような気がします。
”あきらめる”と聞くと、挫折や失敗をイメージしますが、ポジティブな諦めこそ、人生を豊かにする鍵なのかもしれませんね。
◆迷晴れFXの上手な活用法◆
この動画やブログを見るだけでトレードが上達することはありません。
本来の学び場はチャートであり、当コンテンツは【考えるヒント】の気づき場とお考え下さい。自分で仮説をたてて、自分で考えることが勝つコツです。
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この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。
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コメント
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コメント (21)
今日の動画もありがとうございます
今
僕は迷晴さんの型を真似に行ってる最中です
同じように平均線とか使わずに覚えてます
動画で言ってましたが確かに2015年頃の動画では移動平均線使ってる動画がありますね
でも
その頃からも移動平均線がと言う説明はない気がします
付け足しの感じで出てきてる気がします
迷晴さんの動画で学ばせてもらうようになってから
世界が変わりました
今
楽しくて仕方ありません
推理小説の世界のような楽しさです
いつも
ありがとうございます
楽しいのは最高ですね(^^♪
すみません
ご質問なのですが読者の皆様がチャートを送って時々解説してくれてますが
凄く僕も聞いてみたいことがあるのですが
チャートが送れないので
ここで質問させてください
12/14
ユーロ円
1時間足で下降トレンド発生なのかな?と言う場所があります
21:00の1時間足です
21時の足で確定だと思ったのですが
22時の切り替わりの時に次の足が切り替わり後
直ぐに高値の確認で凄いところまで上昇してから
下降し始めました
この時
僕は下降トレンド確定じゃないんだと思い
エントリー出来ませんでした
自分的にはこう言う高値の確認もあるんだと思い
次回からは確定してるので自信を持ってエントリーしようと思うのですが
元から
下降トレンドではなかった感じでしょうか?
迷晴さんならここでのエントリーはどう思いますか?
無理でしたらすみません
差し支えなければ教えていただけると助かります
突然のご質問すみませんです
今週のチャートナビで解説します。
チャートの添付方法については、このブログの右サイドバー「迷晴れボックス」からご投稿ください。画面キャプチャーの方法については記事中に掲載してあります。
迷晴れボックス > http://mayohare-fx.com/mayohare_box/
ありがとうございます
今週のチャートナビ
楽しみにしています
本当にいつもありがとうございます
迷晴ボックス見てみますね
というか、なんかチャートおかしくないですか。
https://i.imgur.com/ZNIm6hw.png
下降フラッグが無ければ良いポイントだったと思います。
そうなんですよね。このチャートは使わないほうがいいですね。
この度は貴重なお時間を使って丁寧にアドバイス頂き、本当に有難うございました。この時間は今まで私が検証などに使った数々の時間より数段価値のある時間だったと思います。一つ一つのお言葉を大切にこれからのトレードライフを向上していけたらと思います。特にナンピンのお話は、なんでそんなことに気づかなかったのだと言うくらい自分が情けなくなりました。初心者の頃、よくナンピンして、こつこつドカンを繰り返していたので、よい印象がなかったので、そんなことは思い付きもしませんでした。ナンピンも考え方次第では使っても良いのだな、と新たな試みも増えて、ワクワクしています。移動平均線は、特になくてもよかったのですが、シンプルなルールを作らないと、変なとこでエントリーしてしまうので、ルールを分かりやすくするために使っています。環境認識はしっかり日足から見るようにはしていますが、まだまだ甘かったです。諦めと焦りをじっくりと見つめ直し、MT4チャートもあらため、また来年頑張りたいと思います。今まで迷晴れさんのような人に出会ったことがなかったので、とても刺激になります。来年はよい報告が出来るよう、頑張りたいと思います。また迷ったら投稿させて頂きます。
MAに頼らずに、環境認識ができていて安心しました(^_-)-☆
ぶっちゃけトレードは、環境認識ができて、エントリータイミングがつかめればゴールです。環境認識は大体できていると思うので、年末年始にかけて時間があれば、タイミングの練習をしっかりしてみてください。
今年の最後に、よいケーススタディの動画がつくれましたことを感謝します!!
私はビギナーの頃、焦って重要な節目(ネックライン、サポートライン)にタッチした瞬間によく売買してものです。
それからは、買いの場合では売っている人が「あっ…もうダメかも」と諦めてきやすいポイントや最低でも下位足で二度試す動き(W、M)や安値を切り上げる動き、安全にいくならば安値切り上げ、高値更新してからエントリーすることを心掛けています。
兼業トレーダーの方の指値トレードでは反発を狙った指値注文が圧倒的に多いと感じます。
もし成り行きエントリーが厳しい環境ならば、迷晴れさんのおっしゃっていた指値注文(limit order)ではなく逆指値注文(stop order)でエントリーすべきです。
確かに指値注文は損切り幅が狭く、頭から尻尾までおいしいです。
しかし、これはトレンド方向に逆らった逆張り的なエントリーでもありますので、ローソク足のプライスアクションを見ることができない環境下ならば私は怖くて絶対にできません。
個人的にもトレンドを味方にした逆指値注文をおすすめします。ぜひ、検証してみて下さい。
PS.迷晴れ動画アワード投票させて頂きました!去年は手法系の動画が多くノミネートされていましたが、個人的には迷晴れ雑談が一番楽しみで一番大好きです♪
Rascal様
有難うございます。逆指値。実は試してみようと思ったことはあったのです。しかしできなかったのです。なぜなら、指値注文をしてたからだと、今知りました(笑)根本的に使い方がわからなかっただけでした。まだまだ素人だなと、反省しました。損切り幅が大きくなるのはある程度は仕方ないですね、そこは資金管理をしっかりして対応すればよい。今年は体調崩したり、身内の不幸があったりで本当に色々あった年ですが、最後にこんなにも素晴らしいプレゼントを頂けて、来年に希望が持てました。トレードで成功して、今度は私が迷える人達に教える立場になれることを目標に、頑張っていきます。アドバイス、しっかりと心に刻んでいきます。有難うございました。
長くお付き合い頂いている方は、やはり雑談系を好まれるようです(^_-)-☆ボクも個人的には、毎回、ラジオのような雑談でもいいかなぐらいに思っています。素晴らしいコメントを有難うございます。
こんばんは、
トレードの成績はメンタルによるところが大きいと言われますが、技術的にきちっとしたものを手に入れればメンタルは関係ないのではないだろうかと考えていた時期がありました。
メンタルというより心的態度と言う方が私としてはしっくりくるのですが、その心の在り方が勝てる技術をもたらすのではないかと最近は思います。
心的態度を改善する第一歩は、おっしゃる通り自分に対する許しですね。
そして結局はこれが全てであり、またなかなかできないことかもしれません。
言い方を変えると魂が許される。
本当にそういう状態になれれば、焦りは消えていきます。
そして、焦りが消えるとトレードにおいても、チャートそのものや勝てるアイディアと方法が面白いほどに見えてきます。
なぜこんなことに気づかなかったのか、こうなるのは当たり前じゃないかとか、
負けて当たり前のことを必死でやっていたのが滑稽にも思います。
それは技術をある程度習得したからそう言えるのではないかとも言えますが、
これはニワトリが先か卵が先かの問題と同じで、どちらでもいいことだと思います。
心に焦りがあるときは、全くと言っていいほど勝てませんでした。
知っているはずの知識や技術は全く役に立たず不思議なくらいです。
負ける→精神的に追い込まれ焦る→変なトレードをしてしまう→余計焦る→変なトレードから抜け出せない。
地獄のスパイラルです。
この時期がなければトレードスキルを身につけるのに相当な時間短縮ができただろうと思いますが、この経験により新たな心境が見出せたとも思いますし、ここら辺は何とも不思議ではあります。
何かに成功するには失敗したりどん底を味わうプロセスが必要であるという話もありますが、本当にそうなのかもしれません。
オリバー・ベレスが言うように、失敗や損失を必要以上に嘆く必要はなく、それがいずれ勝ちに道を譲るということでしょうか。
もしかしたら諦める許すとはどういうことなのかこれを突き詰めた方が、勝とうとか上手くなろうということに焦点を当てるより、上達する早道かもしれませんね。
「焦らなくても良い、焦らなくても良い」といくら自分に言い聞かせても、そう思えば思うほど焦りを引き寄せるように、いざ相場に向かうと結局焦ってミスをしてしまう。
そういう状況から抜け出すヒントはまたどこかで述べたいと思います。
メンタルが先か、テクニッックが先か。これ面白いテーマなので、いつか動画にしてみたいと思いました。いつも「気づき」を有難うございます。
今回の動画、自分のことにように視聴させて頂きました。
人生を左右するような大きな挫折を味わうと、そこから這い上がるには今までのことは諦めるしかないと思います。
私の場合とても長い期間が必要でした…。そしてNoN様が仰るように、また希望を抱けるようになったのは失敗した自分を許せたからなんですよね。
私も投稿者様と同じように兼業ですので投稿者様のお悩みがよく分かります。
以前のトレードは限られた時間でタイトなエントリーを狙うから頻繁に微損を繰り返していました。早く結果を出したくて常に心は焦っていました。
現在は4時間足で大きな波を意識して値幅も大きく取れるようなトレードを心掛けています。エントリー回数は減りますが、裏を返せばリスクも減っていると考えています。損切の値幅は広くなったりもしますが、リスクリワードを考えてリスクの方が大きい場合は見送ります(諦めます)。ある程度の含み益がある場合は建値までトレールしておけば、損も回避できます。やはり本業中は頻繁にチャートを確認出来ないので、このスタイルが自分には合っているように思われます。それと短期足で抜いていくのは私には難しかったです。
投稿者様の生活スタイルに合ったトレード方法が早く見つかることを切に願います。
最後に、もし…もしも…この先FXで結果が出なかったら、それもすっぱり許して、潔くやめようと思っています。
でないと次に踏み出せないですからね(^_-)-☆
NoN様、投稿者様、ありがとうございました。
貴重なご意見有難うございます。投稿者さんにとっても凄いヒントになっていると思います。トレードはひとりで問題解決しなければなりませんが、こういうフォロ-はとても心強いでしょう。
2wind様。こちらこそありがとうございます。トレードをするにあたり、孤独とどう戦うかという問題もありました。私はどちらかとうと一人で黙々というタイプなのでFXはあっていると思うのですが、こういう問題に直面した時に、やはり書籍や動画などでは解決するのは難しく、直接聞くのが一番だと思いました。厳しい意見を覚悟していましたが、迷晴れさんも読者様のコメントも皆様暖かいお言葉、親切丁寧なアドバイス、親身になって聞いていただき、本当にありがたいことです。この度は一言一言全てが私のトレード、または人生におけるヒントになりました。来年に向けてとても良いスタートが切れたので、今年残りわずかですが、皆様からいただいたお言葉を自分の中で少しかみ砕いて、トレードを頑張りたいと思います。
こんにちは。まだこちらのブログに出会ってから日は浅いですが、勉強させていただいております。
初歩的な質問で申し訳ないのですが、今回の質問投稿者さんのように、トレードを投稿させていただくのはどのようにするのでしょうか?
このブログの右サイドバー「迷晴れボックス」からご投稿ください。画面キャプチャーの方法については記事中に掲載してあります。
迷晴れボックス > http://mayohare-fx.com/mayohare_box/
お手数おかけし申し訳ございませんでした。
ありがとうございます!
今後ともよろしくお願いいたします。
NoN様
こんにちは。KaZです。
今週も『【迷晴れBOX#30】ネガティブな焦りとポジティブな諦め。』の文字起こしが完了しましたのでご確認ください。
PS
先週はFT3が不調で~などと詮無いことをコメントしてしまいました。トレーダーという研究職は目線、根拠、理などは継続的な検証なくして進歩することなどありません。一時的に実践で勝てていたとしても、所詮それは迷晴れFXで仕入れた知識がたまたま当てはまっただけでしかなく、本当の意味での実践力ではないと思っています。自分の知恵に昇華して相場で生き残っていくには、やはり地道な検証あるのみだと反省しました。様々な知識を検証というフィルターに通して知恵に変える。思えば、一昨年の年初動画のテーマですね。初心忘れるべからず。褌を締め直す良い機会となりました。今年はより一層の検証に注力し、アウトプットへの実感を得ていきたいと思います。
それでは、しっかりと検証を行ってから今週もチャートの荒波へ旅立ちますm(_ _)m