30Sep
週刊チャートナビ453回(2023.09.25~2023.09.29)は、今週のドル円・ユーロドル・ポンドドルの環境認識と攻略ポイントの解説。「今週の深掘り」ではトレードに役立つケース・スタディをします。
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ドル円
今週の見通し
概要
- 新高値をつけたが150円が近づくにつれ上値の重い印象、日銀による為替介入への警戒感もある。
- 重要経済指標:月末リバランス
売り手の注目
上値の重さ(日銀為替介入の警戒からか、上値を買うことに市場が慎重)
買い手の注目
- 大局は上昇相場。
- 日銀植田総裁により年内マイナス金利解除観測が全否定された。
- 先週陽線が前回高値を更新。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 150.00 |
TR中段 | 先週高値と147.00 |
TR下段㊦ | 2週前安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
上値の重さが背景。先週高値レジスタンスで、下値試しの動きを147.00へショート。
4時間足ブルの視点
大局の上昇相場が背景。①先週高値のブレイクで150.00を目安にロング。②2週前安値上昇波を下値試しから押し目買い。
今週の値動き
月曜日に高値を更新後、電車道で150.00を目指した。木曜日に150.00手前30ピプスで調整が入り、金曜日の下押しから押し目買いされたが高値は更新できなかった。
今週の攻略ポイント
150円へ押し目買い。
ドル円の基本戦略は150円までの押し目買いでしたが、月曜日の高値更新から水曜日まで電車道で買われてしまい、金曜日の押し目買いを除けば、高値抜けで買うしかなかった。
高値抜けロングは、ダマシのリスクが伴いますが、高値の足場を損切りの目安にして、ダマシになれば押し目までのショートを組み合わせてリカバリーできれば、戦術として有効だと考えています。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.先週高値更新後の電車道相場。
フェーズ2.上昇トレンドの押し目買い。
09/25月曜
- 新高値をつけたが更新幅は小さい。
- 先週高安のハラミとみる。
ベアの視点:先週高値Mトップの反発で先週安値へ向けて逆張りショート(ドテンでロング)
ブルの視点:先週高値二番天井の崩れで149.00へロング。
- ロンドン時間、二番天井の持ち合い高値抜けで青1ロング(ダマシなら押し目までドテン・ショート)
- NY時間、149.00到達でアウト。
09/26火曜
前日陽線が先週高値を更新、149.00に到達。
ベアの視点:149.00Mトップで先週高値へショート。
ブルの視点:①前日陽線の押し目買い。②149.00更新で押し目買い。
ロンドン初動、149.00のブレイクはダマシになり、その後は様子見。
09/27水曜
前日陽線終値が僅かに149.00を更新。
ベアの視点:149.00付近で頭を押さえられれば、先週安値上昇波の押し戻しを先週高値へショート。
ブルの視点:①149.00付近のサポートでロング。②先週高値へ押されれば押し目買い検討。
NY時間、149.00周辺の持ち合い上放れで青1ロング、5本目の4時間大陽線クローズでアウト。
09/28木曜 米四半期GDP パウエル議長発言
149.00周辺の持ち合いを上放れ、150.00手前30ピプスに迫る。
ベアの視点:150.00到達後の強い反発で逆張りショート。
ブルの視点:149.00付近まで押されればロング検討。
押し目待ちでノーポジ。
09/29金曜 9月末リバランス
- 火曜高値で丸一日持ち合った。
- 月末のリバランスによる、ロンドン・フィキシングにかけての値動きに注意。
ベアの視点:①150.00の強い反発で逆張りショート。②149.00のサポート崩れで先週高値へショート。
ブルの視点:150.00へ押し目買い。149.00+1時間足上昇チャネル安値を試す可能性アリ。
- 東京時間、149.00と1時間足上昇チャネル安値を割り込む急落。これを待望の下押しとみて、ロンドン初動、15分ピンバー高値抜けで青1スパイク狙いの押し目買い。
- NY時間、戻り売り候補到達で半決済、5本目の4時間足クローズで全決済。
ユーロドル
今週の見通し
概要
7月高値の戻り売りが強く、7月安値(日足ラス押し安値)と日足上昇チャネル安値を下抜いた。
- 5月安値(月足サポート)と下降トレンドの対決。
- 重要経済指標:月末リバランス
売り手の注目
日足ダウは下目線、下降トレンド継続。
買い手の注目
5月安値(月足サポート)のサポート。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2週前高値 |
TR中段 | FOMC高値と5月安値 |
TR下段㊦ | 3月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
下降トレンドが背景。①5月安値サポート崩れで3月安値へショート。②5月安値Wボトム形成後、二番底への下値試しショート。
4時間足ブルの視点
5月安値のサポートが背景。①5月安値サポートでFOMC高値へロング。②5月安値Wボトム確定後、二番底への下押しからロング。
今週の値動き
月曜日に5月安値の二番底が崩れ下降トレンドが継続。4時間足下降チャネル安値で暫く持ち合ったが続落。
木曜日以降は年初来安値が意識され、結果として、4時間足下降チャネル安値抜けがダマシになった。
今週の攻略ポイント
5月安値の更新で下降トレンドを継続フォロー。
ユーロドルは、日足上昇チャネル安値や200日MAを下回って売り選好だが、注意すべきポイントは2つあった。
ひとつは、4時間足下降チャネル安値付近でサポートされれば、5月安値を試す動きになる可能性があった。
もうひとつは、年初来安値サポート帯での強い反発を意識して、3月安値到達後の下値追いを避ける事。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.5月安値の二番底崩れ。
フェーズ2.4時間足下降チャネル安値崩れで売りが加速。
フェーズ3.年初来安値のサポート帯。
09/25月曜
5月安値に二番底を形成中。
ベアの視点:5月安値二番底崩れでショート。
ブルの視点:5月安値Wボトム二番底の反発で逆張りロング(ドテンでショート)
- ロンドン時間、4時間陰線終値の5月安値二番底ブレイクを確認。
- NY時間、ダマシ警戒から、安値抜けで赤1戻り売り、4時間足下降チャネル安値到達でアウト。
09/26火曜
前日陰線が5月安値を更新、4時間足下降チャネル安値に到達。
ベアの視点:①前日陰線を戻り売り。②4時間足下降チャネル安値割れでショート。
ブルの視点:4時間足下降チャネル安値のWボトムで5月安値へロング。
4時間足下降チャネル安値での底値固めを待ってノーポジ。
09/27水曜
4時間足下降チャネル安値で底値固め中。
ベアの視点:①4時間足下降チャネル安値の足場崩れで3月安値へショート。②前日高値付近まで戻れば、前日安値へ戻り売り。
ブルの視点:4時間足下降チャネル安値のサポートで5月安値への戻りをロング。
- ロンドン時間、4時間足下降チャネル安値の持ち合い下放れで赤1ショート。
- NY時間、3月安値の到達でアウト。
09/28木曜 米四半期GDP パウエル議長発言
- 4時間足下降チャネル安値の下放れで売りが加速、3月安値を前日陰線終値が更新。
- 2023年安値のサポート帯に到達。
ベアの視点:2023年安値を意識して下値追いはやめておく。
ブルの視点:①前日陰線の売りを受け、サポート確認後、4時間チャネル安値へロング。②2023年安値の強い反発で逆張りロング。
- 東京時間、Wボトムで下げ止まりを確認。
- ロンドン時間、1時間足MA21のレジサポ転換で青1ロング、4時間足下降チャネル安値で半決済。
- NY時間、前日高値で全決済。
09/29金曜 9月末リバランス
- 年初来安値が意識されたせかV字反発。水曜陰線が前日陽線に打ち消され、4時間足下降チャネル安値のブレイクがアンダーシュートにとれる。
- 月末のリバランスによる、ロンドン・フィキシングにかけての値動きに注意。
ベアの視点:①昨日の打消し線をみて前日高値での戻り売りは控える。②火曜高値から5月安値まで戻ればショート検討。
ブルの視点:①前日高値の戻り目崩れで5月安値を目安にロング。②前日高値の戻り売りがあれば安値切上げでロング。
- 東京時間、前日高値の戻り目崩れで青1ロング。
- ロンドン時間、火曜日の戻り高値到達で半決済。
- NY時間、火曜日の戻り高値のレジスタンスで全決済。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
7月高値での戻り売りが、日足上昇チャネル安値や200日移動平均線を崩して続落中。
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
- 100日・日足・4時間足・1時間足移動平均線のパーフェクト・オーダー。
- 重要経済指標:9月末リバランス
売り手の注目
1時間足MA21をガイドに続落中。
買い手の注目
下降トレンドの戻り狙い。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 先週高値 |
TR中段 | 5月安値と先週安値 |
TR下段㊦ | 1.2000(スパーキリ番) |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
下降トレンドをフォロー。①先週安値サポート崩れで下降波をフォロー。②5月安値への上値試しから戻り売り。
4時間足ブルの視点
下降波の戻りをロング。①先週安値のサポートで5月安値への戻りをロング。②先週安値を下回れば、下げ止まりを待って、先週安値への戻りをロング。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
月曜日に先週安値を下回ると、1時間足MA21をガイドに続落。木曜日に1時間足MA21でレジサポ転換して大きく戻したあと、金曜日に先週高値下降波の半値から売られた。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
先週安値更新で下降トレンドを継続フォロー。
先週安値の更新は下降トレンドの継続を示唆するので、下げ止まるまで売りだけ考えればいい。
1時間足MA21のレジサポ転換を下げ止まりのサインに定めておけば、途中の細かな戻りがあっても下がっていく。
28日の戻りを狙ったロングは、これまでも取り上げてきた「逆張りの勝ちパターン」です。
毎日の攻略ポイント
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
フェーズ1.先週安値のサポート崩れ。
月曜日のロンドン時間、4時間陰線終値が先週安値をブレイク。NY時間、黄1安値抜けショートは損切り位置が遠くなるので見送り。
フェーズ2.下降トレンドの継続。
火曜日の東京時間、前日安値抜けの赤1戻り売りは、1時間足MA21と1時間足下降チャネルをガイドに、木曜日の上抜けまで保有。
フェーズ3.下降トレンドの戻り。
木曜日のロンドン時間、1時間足下降チャネルと1時間足MA21のレジサポ転換で青1ロング、先週安値への戻りを狙ったが、NY時間の上髭をみてアウト。結果的に先週高値起点の下降波の半値まで戻した。
今週の深堀り
今週は目線を固定する重要性について。結局、目線付けこそが、FXトレードの核心部になると考えています。
1.FXは迷路の脱出法と似ている。
2.目線付けの基準は「ダウ理論」がおすすめ。
3.ケーススタディ
FXは迷路の脱出法と似ている。
迷路を脱出する方法には「左手の法則」と「右手の法則」があります。
左手の法則は、左手を壁に当てながら進んでいき、途中で壁にぶつかっても、そのまま進むとゴールにたどり着きます。
右手の法則は、右手を壁に当てながら進んでいき、途中で壁にぶつかっても、そのまま進むとゴールにたどり着きます。
この法則はゴールへの最短ルートを見つける方法ではありませんし、右手と左手で進むルートが違います。
しかしながら、どちらの方法を選んでも、ゴールにたどり着くことができます。
迷路の脱出では最後まで「ひとつの基準」を守ることが鍵になりますが、これはFXの「目線づけ」の持つ重要性と非常に似ています。
FXの目線付けの目的は「勝つこと」ではなく「途中で迷わなくなること」です。
人は判断に迷うと、「感情」に従って無意味な行動をしがちです。感情が介入すると、脳のリソースが「迷う」ことに使われ、シナリオを予測し、過去の経験を整理・統合し、準備を整えることが難しくなります。
では、脳のリソースを「迷うこと」に使わせないためには、どうしたらいいのか?
これはシンプルに、FXなら「売るか買うか」、迷路なら「右手か左手か」を選び、選んだら変えずに進むことです。
つまり、「目線の固定」ですね。
もし、それが誤った選択であっても、脳のリソースから想像力や直観力を引き出すことを優先すべきです。
道を進むための基準が固定されれば、勝ち負けの原因を分析しやすくなるので「勝ちパターン」と「負けパターン」の早期発見にも繋がります。
FXを勉強していて、やる気が出ないのは、目線付けがうまくいかないからではなく、目線を固定した状態でトレードやり込んでないからです。
目線を固定すれば、気づきが増え、自然とやる気が湧いてきます。
たとえば、「今日は買いしかやらない」と決め、チャートを観察するだけでも勉強になります。
片方の視点を徹底的に分析することで、なんと、相対する側の視点を想像する余裕が生まれます。
FXは対戦ゲームのようなもので、「利益確定」と「損切り」がゴールです。
目線を固定することがFXの必勝法ではありませんが、「ひとつの基準」で進むことで、正しく勝ち、正しく負ける感覚を学べる意義は大きいです。
目線づけの基準は「ダウ理論」がおすすめ。
次に目線付けの基準をどうするかですが、「ダウ理論」をおすすめします。
ダウ理論はトレンドの発生を判断するものなので、目線づけの基準として有効で、愛用者もたくさんいます。
ダウ理論で覚えるべき基本法則は、この2つだけです。
高値と安値を切上げれば上昇トレンドで、最高値を付けた押し安値を下抜いたらトレンド終了。
高値と安値を切下げれば下降トレンドで、最安値を付けた戻り高値を上抜いたらトレンド終了。
上昇トレンドなら買い。
下降トレンドなら売り。
上昇トレンドで高値を切上げなくなったらレンジに移行。
下降トレンドで安値を切下げなくなったらレンジに移行。
ただし、ダウ理論をトレードの武器化するには、大きな波と小さな波のダウを、複合的に見れるようになる必要があります。
例えば、黒波はラス押し安値を割るまで「上目線」ですが、ひとつ小さな紫波は紫○から下降トレンドになっています。
つまり、紫波は実線黒波にハラまれた入れ子構造になっています。この「ハラミ」については、これまでも沢山動画を挙げていますが、ダウ理論をMTFに理解する秘訣です。
ケーススタディ
日足・4時間足ともに、高値と安値を切上げている上昇相場なので「買い選好」です。今週は、目標値の150円まで押し目を拾いたいと考えていました。
4時間足ラス押し安値(先週安値)なので、FX初心者の方なら、このプライスを下回るまで上目線で構いません。
ボクは149.00周辺の持ち合いも安値として使いますが、目線の切り替えがより複雑になります。
押し目が買えなかったので、25日と27日のロングは高値抜けですが、ご覧の通り上昇波の途中乗りになるので、大きく利を伸ばせません。日銀による為替介入の警戒感もあるので短期決済を心がけました。
29日の下押しで押し目買いできましたが、高値圏の急落に目線が泳いで売った人たちは担がれてしまったでしょうね。
日足・4時間足共に下降相場、移動平均線も売りのパーフェクトオーダーなので「下目線」です。
注意点は「年初来安値」に近づけば、強い反発が懸念されることですが、4時間足ラス戻り高値(9.26高値)を上抜くまで、4時間足ダウは下目線です。
今週は戻り目(26日高値)で売ることができなかったので、安値抜けのショートになりました。
28日の戻りを狙ったロングは、これまでも取り上げてきた「逆張りの勝ちパターン」ですが、初心者の方は狙わず、「4時間足ラス戻り高値(9.26戻り高値)」を上回るまで下目線固定がいいでしょう。
もし、下目線で戻り売りして負けても、それは「基準」に沿った正しい負け方であり、原因を追究する値打ちがあります。
基準を持たないトレードは、後から分析のしようがありません。
来週の相場観
ドル円
概要
- 大局は上昇相場だが、今週は150円到達後の値動きがテーマ。
- 重要経済指標:米雇用統計
売り手の注目
- 150.00の大きな節目。
- 日銀為替介入の警戒感。
買い手の注目
- 大局は上昇相場。
- 日米金利差において円安継続。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 151.00と日足チャネル高値 |
中段 | 150.00(先週高値を含む)と9.29安値 |
下段㊦ | 2週前安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
150.00到達後の値動きを注視して事実についていく。①先週高値に二番天井をつくれば9.29安値へショート。②150.00周辺で頭を押さえられればショート検討。③150.00のオーバーシュートでショート。
4時間足ブルの視点
150.00到達後の値動きを注視して事実についていく。①150.00周辺の持ち合い上放れで151.00へロング。②150.00を普通に上抜けば151.00へ押し目買い。③9.29安値付近まで押されれば押し目買い検討。
ユーロドル
概要
- 7月高値発の戻り売りが続いてる。下降トレンドだが、年初来安値が意識され強く反発、FOMC高値下降波の半値を戻した。
- 重要経済指標:米雇用統計
売り手の注目
下降トレンドが継続中。
買い手の注目
年初来安値のサポート。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | FOMC高値 |
中段 | 先週高安 |
下段㊦ | 2023安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
下降トレンドをフォロー。9.26戻り高値から先週高値にかけてが戻り売り候補。
4時間足ブルの視点
年初来安値のサポートを重視して大きな戻りを狙う。先週安値への下値試しから、FOMC高値に向けてロング。
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コメント (5)
今週もお疲れ様です!
波の途中乗りについて一点ご質問させてください!
今週は上値重くもう大分高いレート圏内なため、月水の高値抜けでのロングは騙しリスクが怖く見送ってしまい取れなかったのですが、
気になったのが迷晴さんは月水は高値抜けで仕掛け、火曜の149円ブレイクのロングを見送られていました。
波の途中乗りで仕掛ける前提として、意識される高値を抜ける手前に十分な足場クラスター形成を待って仕掛けるとした場合、
短期足(15分)だけ見ると、火曜の149円抜けも、2回試した後ヨコヨコになって足場を崩してるように見え、チャンスのようにも思えます。
ここで仕掛けられなかったのは月水と異なる前提背景があったということでしょうか。
月水は抜けで仕掛けられ、火曜は見送りと判断できる私の仮説としては以下
・月曜の高値抜けは先週時点で先週高値に4HレベルのWトップを形成し、その2番天井が十分なサイズ形成後崩れたので売り手が逃げ出してレートが上がるだけの十分なエネルギーが溜まっていた
・水曜の高値抜けは前日足終値が149円をブレイク、その後短期足でも149円レジサポがあったため抜けやすい状況ができた
・火曜は月曜足が149円を抜けなかったので、短期足で足場を作ってブレイクしても、上位で助けになる根拠が弱く騙しになる可能性が比較的高い
上記の認識であっていますでしょうか。考え方に違和感等あればご指摘いただけますと幸いです。。
波の途中乗り、1波のトレードが本当に苦手なので、
高値圏内なので途中乗りは捨ててしっかり押されたら買う、という原則自体は別に間違ってはないと思いますが、
やはりチャンスも限られてしまいますし極めれば途中乗りも十分有用な戦術だと思うので極めたいです。
お手数ですがご回答いただけますと大変ありがたいです。
おつかれさまです!
「月曜の高値抜けは先週時点で先週高値に4HレベルのWトップを形成し、その2番天井が十分なサイズ形成後崩れたので売り手が逃げ出してレートが上がるだけの十分なエネルギーが溜まっていた。」
Ans)ご推察通り。もし、ダマシになっても148.00へのショートが狙えるポジションでした。
「水曜の高値抜けは前日足終値が149円をブレイク、その後短期足でも149円レジサポがあったため抜けやすい状況ができた」
Ans)火曜高安に孕まれた安値切上げの三角持ち合いをみて、高値にできた「ミニ持ち合い」を足場にロングしました。この足場がつくられなければ見送っていたでしょう。
「火曜は月曜足が149円を抜けなかったので、短期足で足場を作ってブレイクしても、上位で助けになる根拠が弱く騙しになる可能性が比較的高い」
Ans)火曜の高値は149円(1円単位のキリ番)なのが大きな違いです。また、先週の木曜安値から2円近く上昇したので、一息ついてもおかしくないと考えました。ブレイクアウトを狙っていなかったわけではなく、東京時間の強者の安値を下回ったことで、様子見となりました。
お疲れ様です。
いつもご丁寧に解説いただきありがとうございます!
クラスター抜けの仕掛けの裏にある背景の解釈の考え方非常に参考になります。
バランス感覚のある背景解釈ができるよう、積み重ねてまいります。
引き続き何卒よろしくお願いいたします!
いつもご教授頂き有難うございます。目線の固定隠れた聖杯との解説でしたが、先週も同じコメントをさせて頂いたようにドル円買い、ユーロドル、ポンドドル売りのスタイルでずっといます。アメリカでは予算の問題で政府公共機関の閉鎖が騒がれており、来週はそのことでゴチャゴチャした値動きになるかもしれません。また通常通りならば来週は雇用関連の指標が続きますので上下イチイチ振らされる1週間になるかもしれませんが、それでもFRBの方針転換の思惑が大きくならない限りドル高の流れは変わらないと思いますので、今のところ目線の変更は考えなくていいかと思います。但し気をつけなければならないのは上下に行ったり来たりで方向感がないとか、日足に対して4時間足以下が調整に入る局面等は様子見した方がと思います。ダウ理論、あるいはその派生形のサイクル理論をよく見てしっかり調整が終わったことを確認してから本来のトレンドフォローを再開した方がいいと思います。完結に言ってしまえば大局に順張りが基本というですね。それを忘れずにトレードしていきたいと思います。
お疲れ様です。
チャート分析に慣れていない方は、「調整局面」でヤラれまくることがあると思います。
調整局面で値動きが予測しづらく、そのため、複雑な考えにとらわれるとリスクが増加します。
迷ったときは、上位足のチャートを見てトレードを単純化することが重要ですね。