19Aug
週刊チャートナビ447回(2023.08.14~2023.08.18)は、今週のドル円・ユーロドル・ポンドドルの環境認識と攻略ポイントの解説。「今週の深掘り」ではトレードに役立つケース・スタディをします。
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ドル円
今週の見通し
概要
- 先週の大陽線が前回高値145.00を達成。
- 今週は145.00に頭を押さえられるか、前回高値を更新するかに注目が集まる。
- 重要経済指標:米国小売売上高・日本消費者物価指数
売り手の注目
2022年高値から145.00(=2022高値のネックライン)への高値切下げ。
買い手の注目
- 週足・日足レベルの上昇トレンドが継続中で、移動平均線が買いのパーフェクトオーダー。
- 先週の坊主大陽線(利確されてない)
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1998年高値 |
TR中段 | 145.00とCPI安値(=先週大陽線の半値押し) |
TR下段㊦ | 先週安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
145.00レジスタンス基準。①145.00二番天井形成の動きをフォロー。②CPI安値の押し目崩れで先週安値へショート。
4時間足ブルの視点
138.00上昇波をフォロー。①先週大陽線を押し目買い。②145.00をスンナリ抜けばついていく。
今週の値動き
先週安値上昇波の電車道が水曜日まで続き、木曜日のMトップで上昇クライマックスを迎え、現在、調整下落中。
今週の攻略ポイント
先週足の「陽の丸坊主」に注目。
陽の丸坊主は、買い手の強い期待感から、買い手の利確注文が見送られたことを示唆する。
大局は150.00を目指した上昇相場とみて、先週安値上昇波のクライマックスにも注意したつつ「買い選好」で攻めた。
毎日の攻略ポイント
1.先週安値上昇波の高値圏を意識。
2.4時間チャネル高値の二番天井崩れ狙い。
3.先週安値上昇波のクライマックス狙い。
08/14月曜
- 前回高値145.00に到達、2022高値から145.00へ高値を切下げる疑いがある。
- 先週大陽線は坊主なので、スンナリと高値を更新する可能性アリ。
ベアの視点:145.00付近で頭を押さえられれば、1時間チャネル安値+144.00へショート。
ブルの視点:144.00まで売られれば押し目買い検討。
ロンドン時間に安値を切上げ始め、東京高値をブレークしたが、4時間チャネル高値目前で黄1ロングは見送り。
08/15火曜 米国小売売上高
- 前日陽線終値がが145.00を更新、4時間チャネル高値に到達。
- 1時間足以上の移動平均線が買いのPOだが、先週安値上昇波の高値圏内なので調整下落に注意!
ベアの視点:4時間チャネル高値に、もうひと山つくればショート検討。
ブルの視点:①前日安値まで売られれば二番天井へロング。②4時間チャネル高値の持ち合い放れに付く。
- 東京+ロンドン時間、4時間チャネル高値に一番天井形成。
- NY時間、「米小売売上高」は4時間チャネル高値で反発して売られた。
08/16水曜
- 4時間チャネル高値に一番天井を形成。
- 4時間MAが接近しているが調整の下落にも注意!
ベアの視点:4時間チャネル高値に、二番天井をつくればショート検討。
ブルの視点:4時間チャネル高値の二番天井崩れを狙ってロング。
- 東京時間、4時間チャネル高値に二番天井形成を観察。
- ロンドン時間、二番天井崩れ狙い(=前日安値切上げ+当日足陽転)の青1ロング。
- NY時間、4時間チャネル高値で1/2決済。
- 翌日の東京時間、15分MA21割れで全決済。
08/17木曜
4時間チャネル高値を前日陽線終値がブレーク。
ベアの視点:目標値の4時間チャネル高値を上抜いたので、上げ止まるまで売りは慎重。
ブルの視点:前日の陽線を基準にロング。電車道、あるいは、押し目を拾う。
- 東京時間、4時間チャネル高値で押し目待ち。
- ロンドン時間、4時間チャネル高値の押し目崩れで、前日押し安値+4時間MA21へ赤1ショート。
- NY時間、前日押し安値+4時間MA21の強い反発を受けてのスパイク狙い、22時足の陽転で青1ロング、5本目の4時間陽線が4時間チャネル高値にレジストされアウト。
08/18金曜 日本消費者物価指数
先週安値上昇波の継続、あるいは、4時間チャネル高値にレジストされ終末を迎えるかに注目。
ベアの視点:先週安値上昇波終末狙い。①前日安値+4時間MA21の押し目崩れで145.00へショート。②4時間チャネル高値への上値試しからの高値切下げでショート。
ブルの視点:先週安値上昇波の継続狙い。前日安値+4時間MA21のサポートで押し目買い。
- 東京時間、前日安値ネックライン割れを確認。
- ロンドン時間、戻り待ち、3本目の4時間ピンバーを見て、黄1戻り売りは見送り。
- NY時間、1時間チャネル安値裏+前日安値サポレジ転換、22時足陰転で赤1戻り売り、145.00到達でアウト。
ユーロドル
今週の見通し
概要
- 週足レジスタンス(=7月高値)VS.日足押し目買い。
- 二週間かけて日足の押し目ブロックを形成中。
- 重要経済指標:米国小売売上高
売り手の注目
週足レジスタンス(=7月高値)が、日足の押し目ブロックを崩すか。
買い手の注目
日足の押し目ブロック+100日MAのサポート。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 3週前戻り高値 |
TR中段 | 2週前ハラミ足高安(=日足押し目ブロック) |
TR下段㊦ | 7月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
週足レジスタンス背景の下降トレンドをフォロー。日足の押し目ブロック崩れを狙って7月安値へショート。
4時間足ブルの視点
7月安値上昇波を押し目買い。日足の押し目固めから、2週前高値ネック抜きの1波をロング、その後、上昇3波を押し目買い。
今週の値動き
2週前ハラミ足を日足押し目候補を見ていたが、安値を下抜いても、7月安値+日足ラス押し安値の影響を受け下値が重く、難しい値動きになった。
今週の攻略ポイント
日足ラス押し安値(=7月安値)のサポートに注目。
7月安値を割り込むと、日足レベルが下目線になるが、200日MAが下から巻き上がってることに注目。
今週は2週前ハラミ足を日足レベルの押し目とみていたが、これを割っても、7月安値が意識されるのでトレードに適さない荒れた相場になった。
7月安値での底値固めを待って買うか、底値崩れを売ればいい。いづれにしても、8月末のジャクソンホール会議以降になるかも。
毎日の攻略ポイント
08/14月曜
日足押し目エリア内。
ベアの視点:先週安値+100日MAのサポート崩れでショート。
ブルの視点:先週安値+100日MAのサポート確認後、2週前高値抜きの1波をロング。
- 東京時間、先週安値1回目のサポートを確認。
- NY時間、先週安値2回目のサポートがなく、スンナリ下抜けてショートは見送り。
08/15火曜 米国小売売上高
- 前日陰線終値が2週前ハラミ安値を僅かにブレ-ク。
- 2週前安値下の動き、ダマシに注意!
ベアの視点:前日陰線を7月安値へ戻り売り。
ブルの視点:前日安値からの安値切上げ(戻り売りの失敗)で前日高値へロング。
- 東京時間、1.0900サポートを確認。
- ロンドン時間、戻り待ち。
- NY時間、下値の強い反発をみてショートは見送り。
08/16水曜
前日のピンバーが2週前ハラミ安値をブレ-ク。
ベアの視点:当日足陰転で7月安値へショート。
ブルの視点:1.0900サポートで1.0950抜き逆張りロング。
- 東京時間、1.0900サポートを確認するも、高安の切下げ+4時間MA21を警戒してロングは見送り。
- ロンドン時間、先週安値+4時間MA21でレジスト。
- NY時間、7月雇用統計(=強者の安値)まで戻り売られた。
08/17木曜
2週前ハラミ足安値を完全ブレーク、7月雇用統計(=強者の安値)に到達。
ベアの視点:7月雇用統計安値サポート崩れで7月安値へショート。
ブルの視点:7月雇用統計(=強者の安値)のサポートでロング検討。
- 東京時間、7月雇用統計安値を下抜いたがダマシを疑い様子見。
- ロンドン時間、7月雇用統計安値下Wボトムネック抜け、青1スキャル・ロング、2週前安値裏+4時間MA21到達でアウト。
- NY時間、2週前安値裏+4時間MA21の戻り売りはV字になって入れなかった。
08/18金曜
2週前安値裏で強く戻り売りされたが下値が重い。
ベアの視点:金曜日で7月安値へのサゲ幅も小さいので下値追いはしない。
ブルの視点:今週足2週前安値下の下髭狙い。7月安値を強襲すればスパイク狙いの逆張りロング。
日足ラス押し安値=7月安値を目前に底堅い展開、7月安値には届かずノーポジ。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
日足の上昇トレンドが2022年高値を目指しているが、週足レベルの戻り売り候補(=7月高値)で強く反発。
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
- 1.2600上昇波のほぼ全戻し、2週前安値に日足レベルの押し目二番底形成を予想。
- 重要経済指標:米国小売売上高
売り手の注目
週足レジスタンス+7月高値下降トレンドが継続。
買い手の注目
2週前安値+100日MAに、日足レベルの押し目ダブルボトムを形成中。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1.3000 |
TR中段 | 2週前ハラミ足高安 |
TR下段㊦ | 1.2500 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
日足レベルの押し目二番底崩れで1.2500へショート。
4時間足ブルの視点
日足レベルの押し目買い。2週前安値+100日MAの二番底から1.2800ネックラインへロング。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
2週前安値への下値試しが二番底になり、1.2800ネックラインへ買われたが、日足MA21に頭を押さえられ上値が重い。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
日足押し目(≒日足ラス押し安値)二番底狙い。
日足のラス押し安値1.2600目前の2週前安値ダブルボトム二番底から買い始めた。現在の日足MA21のレジストを凌げば、上昇3波を買い増す予定。
毎日の攻略ポイント
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
日足押し目二番底打診買い。
月曜日、2週前安値への強い下値試しから、15分ピンバー高値抜けで青1打診買い、1.2750+4時間チャネル高値で1/2決済して、残りはホールド、1.2800Wネックを上抜き高止まったら利確予定。
今週の深堀り
相場は「上昇相場・下降相場・曖昧相場」の大きく3つに分かれています。
上昇相場は買い、下降相場は売り、曖昧相場は様子見。
これができれば勝てるようになります!
しかし、「曖昧相場」は時間軸ごとに異なるため、FX初心者にとって都合の良いバイアスがかかりやすいんです。
これを避けるコツとして、デイトレードなら「4時間足チャート」のサイズ感で、上昇相場・下降相場・曖昧相場に区別するのがおすすめです。
4時間足チャートを1/3づつに分けておけば「曖昧相場」を視覚化することができます。
FX初心者とベテラン・トレーダーの違いは「危険察知能力」のレベル差であって「曖昧相場」を見極める能力に他なりません。
2015年に『ギャンブル脳とトレード脳、勝てない人の7つの大罪』という記事を書いてますが、今回は別の切り口からFX初心者が警戒すべき、3つの危ない局面をケース・スタディします。
1.絶好の逆張りポイントに見える局面。
2.ブレイク・アウトを期待する局面。
3.相場の転換期
1.絶好の逆張りポイントに見える局面。
今週前半部分で4時間チャネル高値にMトップをつくりかけましたが、水曜日に「逆張り」してませんか?
この「逆張り」がなぜダメなのかを解説します。
大局は前回高値の145.00更新後に150.00を目指す流れ、日銀の為替介入がなければ、年内に到達するでしょう。
この「支配的な流れ」に迂闊に逆らわない!これが重要です。
さらに、4時間足MA21+日足MA21+100日MAのパーフェクトオーダーが、買い手の心理をサポートしてます。
水曜日のショートは、支配的な流れに逆らう取引であり、自分にとって都合の良いこと(=4時間チャネル高値のMトップ)だけを見て、都合の悪いこと(4時間MA21の下値支持)から目を背けてます。
Wボトム・Mトップなど、チャートのカタチだけで判断して負けてませんか?
すべての逆張りがダメだとは言ってません。先週安値上昇波が陽線続きなので、そろそろクライマックスを迎えて、下値を試す動きが出てもおかしくないです。
しかしながら、下値が支持されてる最中に売ってもヤラれます。
もし売るなら「買い手の諦め」を待つべきで、金曜日のMトップネックラインを割れを待って、そこから戻り売りを始めればよいでしょう。
2.ブレイク・アウトを期待する局面。
レジサポに向かって近距離から打ち込む「壁打ち」を含め、ブレイク・アウトを期待し過ぎるのも良くありません。
毎日チャートと向き合ってれば「壁打ち」は減りますが、改善されにくいのは、ブレイク・アウトの「ダマシ」にヤラれるパターンです。
FX初心者は、ブレイクする1波を見送り、3波を押し目買い・戻り売りするのが基本です。
しかしながら、2波の押し戻しが教科書通りにならず、その場の状況によって、極端に深かったり、浅かったりすることもよくあります。
ボクは過去の流れを見て、ブレイク・アウト手前から入ってしまうことがあります。
月曜の黄1ロングは見送り、水曜の青1ロングは実行。
この違い、わかるでしょうか?
どちらも、4時間チャネル高値への値幅は同じなので、見た目、どちらも「壁打ち」コースです。
月曜の時点で、まだ4時間チャネル高値を試してませんが、水曜の時点では4時間チャネル高値を2回試してMトップをつくりかけています。
4時間チャネル高値ブレイクには、4時間チャネル高値を意識する売り手の諦めが必要だからで、月曜の時点では、その条件が揃ってないからです。
よく動画のなかで「売りを受けてから買う」「買いを受けてから売る」と解説してるのは、まさにこのことです。
次に、「ダマシ」の回避方法についてですが、たとえば、火曜の高値抜けをブレイク・アウトと見なさない理由が3つあります。
①4時間チャネル高値の一番天井であること。②1時間チャネル高値目前。③4時間陽線終値が4時間チャネル高値を越えてない。
特に①と③が重要で、ボクは4時間チャネル高値(オレンジ)ブレイクの判断を、4時間陽線終値でするので、1時間陽線終値が抜けても「ダマシ」を疑います。
ブレイク・アウトの「ダマシ」にヤラれるのは、ラインとローソク足の時間足にズレがあるからです。
極端な話、日足のレジスタンスを15分足終値が上抜けても、誰がそれをブレイクアウトとみなすでしょう?
ブレイク・アウトの期待感を狩場にする「カウンター・トレーダー」もいるので、彼らの餌食にならないよう警戒しましょう。
3.相場の転換期。
ユーロドルは週足レベルのレジスタンスから強く売られ、日足レベルの深い押し目と攻防する難局でした。
200日MAが下から巻いているので、個人的に7月安値(=日足ラス押し安値)を割るまでは「買い選好」です。
7月安値上昇波の押し目候補1.1000を下抜け、ほぼ全戻しされてましたが、7月安値付近+日足ラス押し安値+200日MAでのサポートを重視しました。
7月安値付近は買い手からすれば最後の砦なので、週足レジスタンスから続く下降トレンドとの攻防で、カオスな荒い値動きになりました。
大きな時間足の押し目・戻り目の形成には時間がかかり、底値や天井を固めてる間は「曖昧相場」になることが多いです。
7月安値を割るまで支配的な流れを「上昇」とするなら、今から売るには安いが、買うにも根拠が薄いわけです。
7月安値付近で底値を固めるまで待つべき局面でしょうね。
さて、「危険察知能力」の高め方ですが、戦場に身を置けば嫌でも身に付きます。
- 危険な目に遭う。
- 痛い思いをする。
- 痛い思いを二度と繰り返さないと誓うが、それでも、繰り返す。
- 同じ過ちを繰り返さないための方法を真剣に考える。
何度も痛い目に遭って、同じようなパターンに気づくことで、危険察知能力が磨かれます。
「経験にしか人生を変える力はない」
ボクの動画にあなたのトレードを変える力はありませんが、あなたの経験を助ける一助になればと思います。
来週の相場観
ドル円
概要
- 大局は日足クラスの上昇3波が150.00を目指す上昇相場。
- 先週陽線終値が前回高値145.00を更新するも、22年高値ネック抜きの高値で反発、8月安値上昇波はクライマックス感あり。
- 4時間足と日足MA21の乖離幅が狙えそう。
- 重要経済指標:ジャクソンホール会議(24日~26日)でのパウエルFRB議長講演(25日午前10時05分・日本時間午後11時05分)
売り手の注目
- 22年高値ネック抜き高値の反発による、先週陽線のピンバー。
- 8月足の折り返し反転。
買い手の注目
大局が上昇相場、前回高値145.00の更新。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 1998高値 |
中段 | 先週高安(高値は22年高値ネック抜きの高値、安値は仮ネック) |
下段㊦ | CPI安値(=8月安値上昇波61.8%押し目) |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
8月安値上昇波の調整下落波狙い。①先週高値二番天井から先週安値抜きショート。②145.00と先週安値の押し目ボックス崩れでCPI安値へショート。
4時間足ブルの視点
8月安値上昇波の押し目買い。①145.00と先週安値の押し目ボックスから二番天井へロング。②先週高値二番天井崩れ(二番天井付近、あるいは、下降3波の失敗)狙い。③CPI安値まで売られれば押し目買い検討。
ユーロドル
概要
- 大局は上昇相場だが、週足の戻り目(=7月高値)からの売り圧力が強い。
- 週足の戻り目(=7月高値)からの売り圧力が、7月陽線終値がレジスト、8月足も下落中だが、日足ラス押し安値(=7月安値)サポートに到達。
- 先週高安を底値ボックスとする。
- 重要経済指標:ジャクソンホール会議(24日~26日)でのパウエルFRB議長講演(25日午前10時05分・日本時間午後11時05分)
売り手の注目
週足の戻り目(=7月高値)からの売り圧が強く、現在も下落中。
買い手の注目
- 日足ラス押し安値(=7月安値)と200日MAのサポート。
- 8月足の折り返し反転。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 8月高値 |
中段 | 先週高安(底値予想ボックス) |
下段㊦ | 6月安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
先週高安を底値ボックスとみたトレード。①先週高値から先週安値2番底へ戻り売り。②先週安値底値崩れでショート(※200日MAの反発注視!)
4時間足ブルの視点
先週高安を底値ボックスとみたトレード。①先週安値一番底から先週高値への戻りをロング。②先週安値二番底から先週高値へ抜きの1波ロング。③200日MAを強く試せば逆張りロング。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (8)
いつもご教授頂き有難うございます。初心者にとって危ない3つ局面はどれも安易な期待や予想が根本にあると思いました。ドル円の145.000は前回の上昇で頭を抑えられた場所で、尚且つここを目安に日銀の介入が入ってくるのではないかとの思惑もありましたが、結局ここを突破されてしまいました。いつ起こるかわからないことを当て込んでのトレード等はもっての他ですし、動画でもありましたように一方的な上昇局面に逆らった逆張りは危険かと思います。基本は買い場を探る局面ですしストップをしっかり設定すればいいことだと思います。ブレイク期待もそこにそれだけのエネルギーが溜まってるかを把握することが必要かと思います。簡単にスッカーンと抜けた場合は騙しを疑った方がいいかもしれません。相場の転換に関しても時間がかかるということを始めから認識しておくべきだと思います。相場のサイクルでボトムを打ったと思われても、そこから新たなサイクルを形成していくかどうかをしっかり見極めなければならないと思います。そして3つ共大事なことは事実を確認してから動くということです。そうしないと多くの人の損切りや利確が入ってこないからです。やはり結局は大衆心理を把握できるかどうかということに行き着くと思います。形だけとか自分勝手な思惑でつまらない負けをしないようにしたいと思います。
おつかれさまです!
おっしゃる通り。
逆張り・ブレイクアウト・相場転換のいづれも、感情や思惑に振り回されず、事実に基づく行動が大事ですね。
猫チャギラさんのコメントはトレードの原則を示してます。
マヨ晴れさん今週も動画更新ありがとうございます。
曖昧相場に入っていることに途中まで気付かず、今週はわずかにマイナスで終わってしまいました。
ユーロドルの月曜陰線から日足の押し目崩れが起こるのかなと思ったのですが、すんなり起こらずようやく違和感を感じました。
7月安値の押し安値をみんな意識しているんだなぁと。。
危険察知能力、もう少し敏感にしていかないといけないですね。
環境認識から理論的に曖昧相場をもっと早く気付けるように励みます。
一つ質問させていただきたいのですが、ジャクソンホール会議などの日程はどのように仕入れているのでしょうか。
僕は証券会社が出している簡易的な経済指標のスケジュールはチェックしているのですが。。
まだまだ暑いですが、ほんのり夏が終わってしまう寂しさを感じてます(^^;
来週もまたよろしくお願いします!
おつかれさまです。
ジャクソンホール会議の日程はネット記事で検索しました。
ちなみに、パウエル議長の講演は、25日午前10時05分(日本時間午後11時05分)だそうです。
質問のご返答ありがとうございます!
指標発表のスケジュールにパウエルさんの発言があったので何かなと思っていたのですが、そこでネット検索すればよかったんですね。
今週も仕事にトレードに頑張ります!
マヨ晴れさんも残暑にやられないよう気を付けて下さいm(_ _)m
今回も週ナビありがとうございます。
安定して利益を出せる人は、相場環境を見極めてリスクの高い相場を見送ることができる人なんですね。
それにはやっぱり環境認識力が必要不可欠で、それさえあれば今の相場はどういう局面かを認識でき、トレードするのにふさわしい場面かそうではないか判断して、リスクの高い局面を徹底的に見送れば勝率は格段に上がると思いました。
そして心理的な部分では、このポイントは自信をもってエントリーできるという勝ちパターンを持つことで、曖昧局面で「エントリーしなくて、この後伸びたらもったいない」と感じてしまうプロスペクト理論の働きを抑制して、「ここを逃しても別にいい。それよりこんなとこでエントリーしたら負ける確率の方が高いのでは?」とリスクの高い相場でエントリーすることのリスクにフォーカスする心の余裕が生まれるんではないかと思いました。
曖昧相場を見極める力と、自信のあるパターン(簡単なやつでいい、カッコいいトレードじゃなくていい)を1つもつことが勝ちトレーダーの共通点なんだと思いました。
今のドル円は150円を目指す力が強そうですが、買いポジションをあまり長く保有するのもなんだか怖いので、戻したら買って直近高値あたりで利確するのが確実かなと個人的には考えています。週ナビでも言われてましたが、変に逆張りで売るとやられてしまう局面ですね。逆張り癖があるので気を付けたいと思います(笑)
おっしゃる通り、トレードでの成功には相場環境を見極める力と心理への洞察が不可欠です。
また、勝ちパターンはプロスペクト理論の影響を軽減します。自信をもてる場面以外では、無理に取引を行うことを避けることが重要ですね。
心理面で最近思うことは「不完全さを受け入れる」ことが重要だということです。一度の損切りが許せなくてなかなか損切りできなかったり、損切りしてもすぐ取り返そうと躍起になって更に損失を重ねてしまうのはコレなんじゃないかと。FXに限らず自分の不完全な状態を許せるかどうかは、色んな場面で人生に大きな影響を与えると思っています。何事も一歩前に進む為には不完全を受け入れることからスタートするのだろうと考えています。受け入れて頑張るのか、受け入れられないから頑張るのか、同じ頑張るでも雲泥の差があると感じています。