週刊チャートナビ431回（2023.04.24～2023.04.28)前編はドル円・ユーロドル・ポンドドル相場のチャートを考察。後編の「今週の深堀り」では、今後のトレードに役立つケース・スタディをします。
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ドル円

今週の見通し

概要

128.00（＝22年陽線押し目買い）と12/20日銀高値のレンジに、週足レベルのＷボトムを形成中。

• ３月陰線の戻り目（＝135.00）と４時間チャネル内ブル・トレンドの攻防。
• 週足Wボトム二番底のネックライン（＝134.00）を更新。
• 重要経済指標他：米四半期GDP/日銀金融政策会合＆植田総裁発言/４月末リバランス

売り手の注目

• 12/20日銀会合高値＋200日MAレジスタンス。
• ３月陰線の戻り目（＝135.00）＋４時間チャネル高値レジスタンス

買い手の注目

• 128.0週足Wボトムの二番底ネックライン（＝134.00）を更新。
• 日足MA21+100日MAサポート

トレーディング・レンジ

TR上段㊤	137.00（ネック抜き高値）
TR中段	先週高安（高値側135.00）
TR下段㊦	132.00（押し安値）

今週のシナリオ

4時間足ベアの視点

３月陰線の戻り売り背景。①135.00Wトップ、または、高値切下げで先週安値抜きショート。②４時間チャネル内、ブル・トレンドの押し目（≒先週安値）崩れで132.00へショート。

4時間足ブルの視点

週足Wボトム二番底ネック（＝134.0）抜け根拠。①４時間チャネル内、ブル・トレンドを137.00へ押し目買い。②132.00付近サポートで押し目買い検討。

今週の値動き

先週から月曜＋火曜に135円三尊天井をつくり、水曜＋木曜に133円Wボトムをつくった。週足Wボトム背景から買い選好だったが、金曜の「日銀政策決定会合」がきっかけで押し目買いされ高値を更新した。

今週の攻略ポイント

ブルベア対戦の決着を待つ。

まだ、マーケットの進路が決まらないのに、自分のトレードを正当化するとロクな目に遭わない。

週ナビ後編の「今週の深堀り」で詳しく解説するが、誰でも勝てる局面を待つことが大切。

チャートが誰でも勝てそうな、わかりやすい顔になるまで待った方がいい。

毎日の攻略ポイント

１．進路が決まるまで短期決済を心がける。
２．ブルベア対戦の決着待ち。
３．勝ち馬に乗る。

04/24月曜

134.00を上抜いた波の押し目を探っている。

ベアの視点：金曜高値付近の戻り目から先週安値へ戻り売り。

ブルの視点：先週安値への下押しから135.00へ押し目買い。

• 東京時間、134.00サポートで金曜急騰波の青１押し目買い、前回高値到達、戻り売りリスクでアウト。
• ロンドン時間、134.5Wトップ否定で青２ロング、三尊肩ライン反発で撤退。

進路が決まるまで短期決済を心がける。
金曜急騰波の押し目買いで135円を狙ったが、三尊肩ラインで止められた。135円戻り売りのリスクもあるので短期決済を心がけるべきトレード。

04/25火曜

先週高安の持ち合いが続く。

ベアの視点：先週高値→前日高値（三尊肩ライン）切下げで先週安値へショート。

ブルの視点：①前日高値Wトップ崩れで135.0抜きロング。②１時間チャネル安値サポートでロング。

• ロンドン時間、前日高値でＷトップ待ち。
• NY時間、１時間チャネル安値＋月曜安値を割ったが、先週安値までのバッファが小さくノートレード。

ブルベア対戦の決着待ち。
100日MA＋日足MA21周辺には、ブル派の伏兵が潜んでいそうで迂闊に売れない。

04/26水曜 

先週高安に三尊天井を形成したが、100日MA＋日足MA21とのランデブーが近い。

ベアの視点：先週安値付近のブル・トレンド押し目崩れで、４時間チャネル安値へショート。

ブルの視点：先週安値付近サポート、４時間チャネル内ブル・トレンド押し目買い。

NY時間、ブル・トレンドの押し目候補、100日MA＋日足MA21への強襲で青１ロング、前回急落高値でアウト。

ブルベア対戦の決着待ち。
このロングはネックラインまでを狙ったもので、まだ、ブルベア対戦に決着が着いたわけではない。

04/27木曜 米GDP速報値

• 100日MA＋日足MA21押し目と三尊天井で持ち合った。
• 前日は下髭ピンバー、先週安値で陰線終値がサポート。

ベアの視点：先週安値付近のブル・トレンド押し目崩れ狙い、４時間チャネル安値へショート。

ブルの視点：先週安値付近サポート、４時間チャネル内ブル・トレンド押し目買い。

• 東京・ロンドン時間、米GDP速報値の発表待ち。
• NY時間、133.0二番底を試して急騰、ネック抜きの１波は見送った。

ブルベア対戦の決着待ち。
133円にWボトムがつくられたことで、135円三尊天井とのブルベア対戦が見える化された。ここまでくれば、決着を待って勝馬に乗ればいいだけ。

04/28金曜４月末　日銀金融政策決定会合・植田日銀総裁会見

• 昨夜の米GDPによる133.0への下押しで押し目Wボトムを形成。
• 日銀金融政策決定会合で大きな政策変更が示唆されなければ、円売り続行とみている。

ベアの視点：133.0Wボトム、上昇３波押し目崩れで133.0へショート。

ブルの視点：133.0Wボトム二番底への下押しから135.0へ上昇３波ロング。

• 東京時間、日銀金融政策決定会合、13:00の下押しから、１分足の青１押し目で133.0Wボトム押し目買い。
• 日銀の会合結果は現状維持、大規模な金融緩和は継続、続く、15:30の植田総裁会見もサプライズはなかった。
• ロンドン初動、４時間チャネル高値タッチで半決済。
• NY時間、136.5到達でアウト。

勝ち馬に乗る。
一週間待ったが「日銀政策会合」がきっかけで、133.0への下押しから押し目買いされ、対戦相手の135円三尊天井を崩した。

ユーロドル

今週の見通し

概要

1.1000に二番天井を形成中、４月陽線終値が1.1000を更新できるか注目！

• 1.1000レジスタンスと４時間チャネル内ブル・トレンドの攻防。
• ２週前陽線ハラミ足＋１
• 重要経済指標他：米四半期GDP/４月末リバランス

売り手の注目

1.1000（トリプル・オー）レジスタンス。

買い手の注目

• 日足チャネル内＋４時間チャネル内にブル・トレンド発生中。
• 先週足の押し目期待（先週足の長い下髭が起因）
• ４時間チャネル安値サポート

トレーディング・レンジ

TR上段㊤	２週前はらみ高値
TR中段	先週高安（２週前ハラミ足内持ち合い）
TR下段㊦	２週前はらみ安値

今週のシナリオ

4時間足ベアの視点

1.1000レジスタンス背景。①先週足押し目崩れで先週安値抜きショート。②２週前高値付近まで買われればショート検討。

4時間足ブルの視点

日足チャネル内ブル・トレンド背景。①２週前安値から先週安値への安値切上げ（1.1000ブレイク）で２週前高値へロング。②４時間チャネル安値サポートでロング。③２週前安値付近まで売られればロング検討。

今週の値動き

４月末と1.1000が意識され、２週前高値にWトップを形成するも、４時間チャネル安値＋日足MA21の支持反発で、４月終値は1.1000を僅かに更新。

今週の攻略ポイント

1.1000更新の判断は４月足確定待ち。

1.1000はトリプル・オー、さらに、週足Wトップの二番天井候補となれば、易々とは抜けない。

例え、日足終値が1.1000を更新しても、それが押し目買いにつながるとは限らない。

マーケットが４月足確定を待つなら、今週は1.1000周辺で持ち合うことが想定できる。

毎日の攻略ポイント

１．1.1000周辺の持ち合いを想定。

04/24月曜

• 1.1000で二週連続レジスタンス。
• 先週高安の持ち合いが押し目になるかを注視！

ベアの視点：1.1000レジスタンスで先週安値へショート。

ブルの視点：先週高安の持ち合いを「押し目」と見て、1.1000ブレイクで２週前高値へロング。

• ロンドン初動、先週の動きを「押し目」とみて、強い支持反発から青１ロング、４時間陽線終値が1.1000を更新。
• NY時間、1.1000レジサポ転換で青２増し玉ロング、２週前高値を目安にホールド。
• 翌日の東京時間、２週前高値ほぼ到達でアウト。

1.1000周辺の持ち合いを想定。
４月足確定を待って、1.1000更新の判断はするつもりなので、伸びた先で貰っておく。

04/25火曜

前日陽線終値が1.1000を更新したが、今週足が上髭になる疑いもある。

ベアの視点：２週前高値付近にＷトップでショート検討。

ブルの視点：前日ブレイク陽線を２週前高値へ押し目買い。

• ロンドン時間、安値切下げで赤１戻り売り。
• NY時間、前日押し安値到達でアウト。

1.1000周辺の持ち合いを想定。
月曜陽線1.1000ブレイクのオーバーシュート狙いでショートを打った。

04/26水曜 

1.1000が意識され、２週前高値でV字天井になり、火曜陰線が月曜陽線を包んだ。

ベアの視点：①前日包み足根拠、1.1000への試しから先週安値へショート。②２週前高値を再び試せばショート検討。

ブルの視点：４時間チャネル安値サポートでロング検討。

• ロンドン時間、月曜安値で押し目買いされ、再び、２週前高値を試した。
• NY時間、２週前高値抜けをオーバー・シュートとみて赤１ショート、急騰安値でアウトしてＷトップ待ち。

1.1000周辺の持ち合いを想定。
1.1000オーバー・シュートを狙っていたため、この日の上昇は買えなかった。

04/27木曜 米GDP速報値

２週前高値を再び試して強く反発、４月終値の1.1000更新に注目！

ベアの視点：２週前高値Wトップで、４時間チャネル安値へショート。

ブルの視点：２週前高値Wトップ崩れで４時間チャネル高値へロング。

• 東京・ロンドン時間、米GDP速報値の発表待ち。
• NY時間、上値を試して1.1000へ急落。

1.1000周辺の持ち合いを想定。
２週前高値Mトップ二番天井から、米GDPきっかけで急落したが、1.1000でサポートされた。

04/28金曜4月末

• 一週間かけてWトップを形成中。昨夜は米GDPで1.1000へ急落。
• 1.1000を巡り４月足の閉じ方に注目！

ベアの視点：Wトップ完成狙い。二番天井への上値試しから、ネックライン＋４時間チャネル安値へ戻り売り。

ブルの視点：Wトップ崩れ狙い。①1.1000サポートで２週前高値へロング。②ネックライン＋４時間チャネル安値サポートでロング。

• 東京時間、二番天井ネックラインのレジサポライン抵抗反発で赤１戻り売り。
• ロンドン時間、1.1000で支持反発を受けたが、NY時間にWトップのネックライン到達、支持反発でアウト。
• NY時間、４時間チャネル安値＋日足MA21の支持反発で急騰、４月陽線終値は1.1000を僅かに更新。

1.1000周辺の持ち合いを想定。
４月末の金曜日なので、４月陽線終値が1.1000を越えずに閉じる見通しだったので、４時間チャネル安値＋日足MA21の支持反発では買わなかった。

ポンドドル

今週の見通し

概要

GBPUSD 日足に月足ロウソク

22年陰線61.8%ポイントで上値の重い展開が続く。１月陽線が２月＋３月足を孕んでいて、４月足が１月高値を更新するか注目している。

GBPUSD ４時間足に月足＋週足ロウソク

• ２週前同時線高安のハラミ、１月高値が意識された気迷い相場。
• 重要経済指標他：米四半期GDP/４月末リバランス

売り手の注目

• １月高値レジスタンス。
• 月足MA21の押さえ。

買い手の注目

• ブル・トレンドの継続。
• 日足チャネル安値＋日足MA21の支え。

トレーディング・レンジ

TR上段㊤	1.2600
TR中段	２週前同時線高安
TR下段㊦	４月安値

今週のシナリオ

4時間足ベアの視点

１月高値レジスタンス基準。日足チャネル安値＋日足MA21を割れば４月安値へショート。

4時間足ブルの視点

１月高値更新狙い。①日足チャネル安値＋日足MA21サポートでロング。②２週前安値まで売られればロング検討。

今週の値動き

GBPUSD １時間足に月足＋週足＋日足ロウソク

木曜まで1.2500と日足チャネル安値の三角持ち合いが続いたが、金曜に1.2500高値をブレイク。この動きで４月陽線終値は１月高値を更新した。

今週の攻略ポイント

GBPUSD １時間足に月足＋週足＋日足ロウソク

１月高値を巡る三角持ち合いを注視。

１月高値レジスタンスが効いていて、さらに、４月足確定待ちの人もいるので、１月高値ブレイクには迂闊に飛びつけない。

火曜陰線がハラミ足になり、1.2500と日足チャネル安値で「三角持ち合い」をつくったので、金曜日はこれを発射台に、持ち合い放れについた。

毎日の攻略ポイント

GBPUSD 15分足に週足＋日足＋４時間足ロウソク

1月高値周辺の持ち合い放れにつく。

今週は１月高値周辺の持ち合い形成を待って、金曜日の上放れについた。４月終値が１月高値でレジスタンスされるリスクがあるので、三角持ち合いの高値、1.2500抜けを待ってロング、４時間足大陽線クローズでアウト。

今週の深堀り

FXは方向が決まってからエントリーする「後出しジャンケン・トレード」が高勝率でおすすめですが、そもそも、誰と誰とのジャンケンを指すのかわからなければ後出しなんてできません。

そこで今回は、後出しジャンケンで勝ち馬に乗る３つのポイントを解説します。

１．トレード・スタイルに適した「対戦カード」を選ぶ。
２．対戦カードが出揃うのを待つ。
３．上位足背景重視で勝ち馬に乗る！
４．まとめ

１．トレード・スタイルに適した「対戦カード」を選ぶ。

後出しジャンケンのトレードとは「ブルベア対戦」の決着を見てから、勝ち馬に乗ることです。

そのための事前準備として、ジャンケンの対戦相手を特定しなければなりません。

つまり、あなたのトレード・スタイルに適した「対戦カード」を選ぶことがポイントです。

相場では、いつもどこかで、ブルベア対戦が勃発しています。

日足をヘビー級、１時間足をミドル級、５分足をライト級とするなら、それぞれの階級に合ったブル派とベア派で対戦していて、階級ごとに対戦相手が異なります。

「ミドル級で戦っていたのに、いつの間にか、ライト級を相手にしてしまった」

こんな経験、ボクもありますが、これをやると、まず上手くいきません。

デイトレならミドル級の「対戦カード」を選びましょう。

おすすめは、上位足の方向を確認した上で「１時間足チャート」で対戦相手を選ぶことです。

また、対戦カードのブル勢とベア勢を「ライン」で分けるのでなく「陣地と陣形」で分けます。

そこまで分析しておけば、あとはブルの陣地と陣形、ベアの陣地と陣形をみて、勝ち馬に乗るだけです。

今週のドル円、デイトレ的ミドル級の対戦カードは「週足Wボトム由来の押し目買いと３月陰線135円戻り売り」でした。

今週のミドル級対戦カードは、先週から火曜にかけての「ベア陣形（135円三尊天井）」と、水曜から木曜にかけての「ブル陣形（133円Wボトム）」です。

つまり、ブル陣形とベア陣形が整い、対戦カードが揃うまでの「小競り合い」については、ミドル級のデイトレーダーは参戦する必要がありません。

２．対戦カードが出揃うのを待つ。

お疲れ様でございます。今週(24日〜)月火水と出だしがよくありませんでしたが、良いとき悪いときの差があって、何がダメなのかを考えたときに、結局、私は今、どこにいるんだろう？ていうのがわかってるときは良くて、わかってないときがダメだったと思います。今、夜中の二時ですが。。。一日考えていました。今週まだあと2日あります。自分がどこにいるのか、どこへ向かっているのかに気をつけてやってみます。

なるるん さん

今週の月曜日から水曜日にかけての値動きは、ミドル級のデイ・トレードには適しません。

今週のミドル級対戦カードは「週足Wボトム由来の押し目買いと３月陰線135円の戻り売り」なので、ブルベアの陣形が整うまで待てばいいのです。

月曜から水曜にかけては、ベア勢の陣形を整える値動きとなりました。

どこに向かっているのか、短期的にしかわからないので、このなかをトレードするなら、ミドル級より階級下のライト級になります。

ボクは月曜日に短期決済前提でロングしてますが、135円の戻り売りに攻められる前に撤退しました。

勿論、わかってやってますが、自分の階級を変更するのは、初心者の方には、あまりおすすめできません。

ライト級で軽やかに戦うには、ヒット＆アウェイ（短期決済）が鉄則で、ミドル級で戦うよりも難しいからです。

135円三尊天井、133円Wボトム形成で、ミドル級のブルベア陣形が整ったので、金曜日なら勝ち馬に乗りやすくなります。

わかりやすいところなら勝てるが、わかりにくいところで手を出すから、ト－タルで負ける。

わかりにくところを無理してわかろうとするから、うまくいかないだけなので、ブルとベアそれぞれの陣形が揃うまで待てばいいのです。

３．上位足背景重視で勝ち馬に乗る！

今週は週足Wボトム背景で「買い選好」だったので、133円に引きつけてロングしましたが、この時点ではまだ対戦中です。

今週のミドル級対戦カードの決着を待つなら、金曜日の「日銀政策決定会合」が狙い目でした。

「日銀政策決定会合」で下値を試したところで、これ以上下げないと判断、133円Wボトムへの下押しから上昇３波をロングしました。

ちなみに、133円は買いに有利な３つの優位性も揃ってました。

1. ダウ理論の優位性＝132円から133円Ｗボトムへの安値切上げ。
2. フィボナッチの優位性＝133円は61.8%押し目買いポイント。
3. 移動平均線の優位性＝100日MA＋日足MA21の支持。

まとめ

人の能力開発には５ステップあります。

1. 知る（受動的）
2. 気づく（自発的）
3. わかる（問題解決）
4. できる（技術習得）
5. でき続ける（習慣化）

「知る」とは、受動的な行為であって、あまり頭と体を使いません。

「知る」先へ進むには、自分の頭で考えたり、体を使って練習するといった努力が必要です。

だから、生半可な覚悟の人たちは知るトコ止まりで、「できる」まで辿り着くのは、ガチ勢だけなのです。

正直、「知る」だけなら、頭も体も使わないし、お金で知識を買うことだってできます。

「知る」から「できる」に至るには「行動」や「技術」といった、乗り越えるべき壁があるからこそ、ガチ勢しか辿り着けないのです。

「今どこにいるのか？どこへ向かっているのか？これが、わからないときのトレードはうまくいかない。」

これは、かなり質の高い「気づき」ではないでしょうか。

そして、自発的に「行動」したらから得られた気づきです。

「相場分析では、現在値を理解することが大事」

これは誰でも知ることのできる知識ですが、実体験として「気づく」人数はグンと減ります。

なるるんさんと全く同じ体験をしても、知識と実体験が結びつかないと気づけないからです。

次のステップは「わかる」です。

月曜から水曜のような「対戦カード」が揃ってない局面は、今後もよく出現するでしょう。

そのときに、属性の同じ局面であることを「わかる」かどうかです。

わかれば、問題解決。ミスの回数が激減します。

さらに、これを反復練習すれば「できる」、つまり、ミスをしなくなり、最終的にはミスしないのが当たり前になります。

ミスがなくなれば、利益が残ります。

FXでお金を増やしたいなら、まず、ムダにお金を減らさないようにすべきですよね。

「FXは９割が失敗するからやめとけ」

よくこんな言われ方をしますが、ボクは１割も成功できるなんて凄いと思いました。

おそらく、成功率でいったら、スポーツや音楽で稼ぐより、遥かに簡単でしょう。

1/10000人の逸材にならないと成功できないならともかく、１/10人なら努力次第で何とかなるし、それくらいなら、なれる自信もありました。

「○○は９割が失敗するからやめとけ」

よくよく考えてみたら、全く諦める理由になりません。

来週の相場観

ドル円

概要

• 128.00週足Ｗボトムの完成（３月高値更新）が近い。
• 週足Wボトム背景のブル・トレンドが、135.0高値を更新。12/20日銀会合高値を目指す流れだが、12/20日銀会合高値＋200日MAの抵抗帯に警戒。12/20日銀会合高値到達後、暫く、持ち合う可能性もある。
• 重要経済指標：今週はイベント祭り。FOMC・ECB・米雇用統計などのビッグ・イベントが目白押し！

5/1（月）23:00	米４月ISM製造業景況指数
5/2（火）18:00	欧４月消費者物価指数HICP
5/3（水）23:00	米４月ISM非製造業景況指数
5/3（水）27:00	米FOMC＋パウエル議長会見
5/4（木）21:15	ECB政策金利
5/4（木）21:45	ECBラガルド総裁会見
5/5（金）21:30	米４月雇用統計＋４月平均時給

売り手の注目

12/20日銀会合高値＋200日MA周辺の抵抗帯。

買い手の注目

• 135円高値更新でブル・トレンド継続。
• 日足MA21+100日MAのサポート。

トレーディング・レンジ

上段㊤	3月高値
中段	137.00と135.00
下段㊦	4/28日銀会合安値

来週のシナリオ

４時間足ベアの視点

12/20高値周辺レジスタンス帯が背景。①上昇波の押し目を探る動きをショート。②12/20高値周辺にレンジを想定、仮ネックへのショート。

４時間足ブルの視点

128.00週足（キリアゲ）Wボトムサポートが背景。①135.00抜きの上昇波を12/20高値へロング、一旦、135.00を試すかもしれない。②12/20高値周辺の持ち合い放れにつく。

ユーロドル

概要

• ４月陽線終値が1.1000を僅かに更新。
• 1.1000を跨いでWトップを形成中に見えるが、３月足から４月足へ高安を切上げているため、崩れるかもしれない。
• ３週前ハラミ足＋２本
• 高値圏を形成した場合、２週前安値がネックライン、３週前安値がラス押し安値になる。
• 重要経済指標：今週はイベント祭り。FOMC・ECB・米雇用統計などのビッグ・イベントが目白押し！

5/1（月）23:00	米４月ISM製造業景況指数
5/2（火）18:00	欧４月消費者物価指数HICP
5/3（水）23:00	米４月ISM非製造業景況指数
5/3（水）27:00	米FOMC＋パウエル議長会見
5/4（木）21:15	ECB政策金利
5/4（木）21:45	ECBラガルド総裁会見
5/5（金）21:30	米４月雇用統計＋４月平均時給

売り手の注目

1.1000の抵抗で３週前高値にWトップを形成中。

買い手の注目

• ４時間チャネル内にブル・トレンド継続中。
• ３月足から４月足へ高安のキリアゲ。
• 日足MA21＋４時間チャネル安値の支持反発。
• 100日MA+日足チャネル安値の支え。

トレーディング・レンジ

上段㊤	22年3月31日戻り高値
中段	３週前ハラミ高値と２週前安値ネックライン
下段㊦	３週前ハラミ安値

来週のシナリオ

４時間足ベアの視点

1.1000背景のWトップ完成狙い。①３週前高値レジスタンスでショート検討。②４時間チャネル安値＋日足MA21を割れば、日足チャネル安値＋100日MAへショート検討。

４時間足ブルの視点

1.1000ブレイク狙い。①Ｗトップ二番天井の崩れを狙ってロング。②２週前安値サポートでロング検討。③３週前安値＋日足チャネル安値の押し目を待ってロング。

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