3Oct
週刊チャートナビ(2020.09.28~2020.10.02)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。
ドル円
今週の見通し
共通認識
- 7月安値104円+19年安値で猛反発、9月足が下髭ピンバーになりそう。
- 8月安値をブレイクさせた2週前強者の高値と先週陽線押し目買いの戦場。
- 2週前大陰線が先週陽線を孕む。
- 9月足陰線終値付近がレジスタンスになるかも。
売り手の材料
- 2週前高値発下降波のF76.4%戻り目に到達。
買い手の材料
週足が19年安値で2週連続サポート。
TR上段㊤:8月高値
TR中段:2週前強者の高値と先週安値+9月安値
TR下段㊦:103.0
4時間足ベアの視点:2週前強者の高値発下降3波戻り売り、19年安値を目安にショート。
4時間足ブルの視点:2週前強者の高値戻り売りを受け先週陽線押し目買い。
今週の値動き
2週前高値発下降波の戻り目形成で先週金曜ハラミ足のなかの値動きが続いた。
一度、30日水曜に1時間上昇CH安値を割るも売りが失速。2日金曜の米雇用統計待ちだったが、トランプ大統領コロナ陽性の報道で急落、半値を戻してクローズ。
毎日の見通し
09/28月曜
- 2週前強者の高値戻り売りと先週陽線押し目買いの戦場。
- 金曜高安を戻り売りブロックとみる。
1時間足ベアの視点:先週高値付近にて2週前陰線戻り売りセットアップ待ちつつ、金曜高値反発でショート。
1時間足ブルの視点:先週安値発上昇波押し目買い。押し目ボックスは105.5から金曜安値、1時間上昇CHミドル+4時間sma21反発でロング。
09/29火曜
- 2週前強者の高値戻り売りと先週陽線押し目買いの戦場。
- 金曜ハラミ高安に戻り売りブロック形成中。
1時間足ベアの視点:2週前高値下降波戻り売り。金曜高値への強い上値試し、または、1時間上昇CH安値割れで金曜安値までショート。
1時間足ブルの視点:先週高値戻り売りブロック崩し。1時間上昇CH安値、または、前日安値サポートでロング。
09/30水曜 米大統領選挙テレビ討論会(10:00) ADP雇用統計
- 2週前強者の高値戻り売りと先週陽線押し目買いの戦場。
- 先週高値(金曜ハラミ足高値)に戻り目ブロックを形成中。
- 金曜ハラミ高値と1時間上昇CH安値に挟まれた。
1時間足ベアの視点:金曜ハラミ高値レジからの1時間上昇CH安値割れで金曜安値までショート。
1時間足ブルの視点:金曜ハラミ高値ブレイクで2週前高値目安にロング、途中106円アリ。
10/01木曜
- 2週前強者の高値戻り売りと先週陽線押し目買いの戦場。
- 先週高値(金曜ハラミ足高値)に戻り目ブロック形成中。
- 1時間上昇CH安値を割るも売りが弱い。
- 4時間±1σはカオス。
1時間足ベアの視点:①前日安値割れから金曜ハラミ足安値抜け期待のショート、先週陽線の半値押し目まで狙う。②先週高値+金曜ハラミ足高値の強反発でショート。
1時間足ブルの視点:金曜ハラミ足安値サポート押し目買いで金曜ハラミ足高値更新を狙う。
10/02金曜 米雇用統計
- 2週前強者の高値戻り売りと先週陽線押し目買いの戦場。
- 先週高値(金曜ハラミ足高値)に戻り目ブロック形成中。
- 先週高値+金曜ハラミ足高値で強反発したが、その後売り手のフォローがなかった。
- 米雇用統計待ち
- 4時間±1σはカオス。
1時間足ベアの視点:①4時間-1σ×前日安値割れから金曜ハラミ足安値抜け期待のショート、先週陽線の半値押し目を狙う。②先週高値の強反発でショート。
1時間足ブルの視点:①金曜ハラミ足安値サポートで金曜ハラミ足高値更新を狙う。②金曜ハラミ足高値ブレイクでロング。
毎日の値動き
09/28月曜
東京時間、先週陽線押し目待ち。
ロンドン時間、金曜安値にWボトムを形成。
NY初動、先週陽線の押し目買い。Ww2番底で青1ロング、金曜高値の強反発でアウト。
09/29火曜
東京時間、1時間上昇CH安値2回目の反発で青1安値キリアゲの押し目買い、金曜高値への2回目アタックでアウト。
ロンドン時間以降は金曜高値と1時間上昇CH安値に挟まれノーポジ。
09/30水曜
東京時間、先週高値に黄ダマシ高値出現から1時間上昇CH安値割れで戻り待ち。
ロンドン初動、1時間上昇CH裏×先週高値で戻り売りセットアップを待ったが高値を切上げて静観。
NY時間、前回安値割れで赤1戻り売り、東京安値を更新できず105.5で撤退。戻り売りが安値を更新できずに売り弱さを察知。
10/01木曜
NY時間、先週高値ミニネック下抜けで赤1ショート、手前上昇波押し目買いが入ってきて建値カット。
適切な上値を試したにもかかわらず売りが弱い。
10/02金曜
東京時間、前日高値への試しから高値キリサゲ、15分キリアゲL+4時間-1σブレイク、急落、5分足安値抜けで赤1ショート、金曜ハラミ足安値を更新、105.0下髭でアウト
この急落はトランプ大統領のコロナ陽性によるドル売り。
NY時間、戻り売りを構えたが、米雇用統計はトランプ氏のコロナ陽性に注目が集まり動きも鈍く、売れるカタチになれなかった。
ちなみに、先回の動画のように、エントリーしたくて黄ラインを引いて黄〇ショートしてませんか?
ユーロドル
今週の見通し
共通認識
- 7月安値発半値押し目+週足下降CH高値1.160と4時間三尊ネックをブレイクさせた先週強者の高値の戦場。
- 先週は260ピプスの大陰線
売り手の材料
4時間三尊天井ネック割れの事実。
買い手の材料
7月安値発半値押し目+週足下降CH高値1.160サポート。
TR上段㊤:先週高値
TR中段:先週安値+7月安値発半値押し目と4時間足三尊ネックライン
TR下段㊦:7月安値発F61.8押し目1.150
4時間足ベアの視点:①4時間三尊ネックまで戻れば下降3波戻り売り。②9月陰線確定後、1.160を割れば、7月安値発F61.8押し目1.150までショート。
4時間足ブルの視点:①1.160から4時間三尊ネックへの戻りをロング。②7月安値発F61.8押し目まで売られればロングを考える。
今週の値動き
今週のレジサポは4時間三尊ネックと先週安値+7月安値半値からの押し目買い。
29日火曜、先週金曜ハラミ足高値での売りを突破した4時間三尊ネックで戻り目ブロックを形成。金曜日は1時間上昇CH安値裏と1.170で揉み合ってMトップネックは割れなかった。
毎日の見通し
09/28月曜
- 本日はトレンジ中段の戦場。
- 1.160での押し目づくりには時間がかかりそう。
1時間足ベアの視点:①1時間下降CHミドル+1時間sma21反発で戻り売り。②底値仮ネック(金曜高値ネック付近)まで買われれば戻り売り。
1時間足ブルの視点:先週安値サポートから金曜高値付近仮ネックまであや戻しロング。
09/29火曜
- 本日はトレンジ中段の戦場。
- 1.160の押し目づくりに時間がかかりそう。
- 金曜ハラミ高安を1番底に見たてる。
1時間足ベアの視点:1時間下降CH高値、または、金曜高値レジスタンスで先週安値までショート。
1時間足ブルの視点:①金曜安値+先週安値まで売られれば2番底からロング。②このまま金曜高値を上抜けば2週前安値までロング。
09/30水曜 米大統領選挙テレビ討論会(10:00) ADP雇用統計
- トレンジ中段の戦場。
- 1.160を1番底とみて、4時間三尊ネック1.175付近の戻り目ブロック形成に時間がかかりそう。
1時間足ベアの視点:1.175Mトップから前日陽線の押し目候補(金曜ハラミ足高値)までショート。
1時間足ブルの視点:前日陽線の押し目買い、1時間sma21から金曜高値×1時間上昇CH安値が押し目候補。
10/01木曜
- トレンジ中段の戦場。
- 1.160を1番底とみて4時間三尊ネック付近で戻り目ブロックを形成中。
1時間足ベアの視点:4時間三尊ネックMトップから2番底1.160を目指すショート。
1時間足ブルの視点:4時間三尊ネックMトップ崩れを狙って、1時間上昇CH安値×1.170サポート(金曜高値までの下押しもアリ)で安値切上げの押し目買い。
10/02金曜 米雇用統計
- トレンジ中段の戦場。
- 米雇用統計待ち
- 4時間三尊ネック付近にてMトップ2番天井を形成中。
1時間足ベアの視点:4時間三尊ネックのMトップ2番天井からの1時間上昇CH安値割れで、先週金曜高値または1.170までショート、下抜けば、先週安値+2番底1.160を狙う。
1時間足ブルの視点:4時間三尊ネックMトップ崩れ狙い。1時間上昇CH安値サポートからの1.175上抜け、または、1.170または先週金曜高値サポートでロング。
毎日の値動き
09/28月曜
東京時間、先週安値サポート待ち。
ロンドン初動の安値キリアゲ、東京安値への下値試しからの1.165ブレイクで青1ロング、金曜高値ネックでアウト。
NY時間、1時間下降CH高値Mトップ形成に時間がかかりそうで ノーポジ。
09/29火曜
東京時間は金曜ハラミ足高値と1時間sma21に挟まれ静観。
ロンドン時間、金曜ハラミ足高値ブレイクで青1ロング、2週前安値でアウト。
09/30水曜
東京時間、4時間三尊ネック1.175×1時間上昇CH高値に1番天井確認。
ロンドン時間、1時間sma21小競り合い安値抜けで赤1ショート、金曜高値まで届かず1.170ミニWボトムでアウト。
NY時間、金曜高値×1時間上昇CH安値へのロースパイクで青1ロング、ロンドン初動の急落高値レジでアウト。
10/01木曜
ロンドン初動とNY初動の2回、4時間三尊ネックを試したが高値を更新したためノーポジ。
10/02金曜
東京時間、1時間上昇CH安値をブレイク、直近安値が気になり抜けの1波は見送り。
ロンドン初動、戻りを待って赤1ミニネック割れでショート、1.170を割れずにアウト。
その後はレンジに移行、4時間-1σと1時間sma21に挟まれノーポジ。
ユーロ円
今週の見通し
共通認識
- 4時間三尊ネックをブレイクさせた2週前高値発戻り売りと6月安値発半値押し目の戦場、
- 先週安値に日足レベルの大きな押し目ブロック形成なるか。
- 先週のユロ円はドル円とユロドルが逆相関して水平移動。
売り手の材料
4時間三尊ネックをブレイクさせた下降トレンド発生中。
買い手の材料
先週安値付近、日足レベルの押し目候補に到達。
TR上段㊤:2週前高値
TR中段:4時間三尊ネック+戻り高値と先週安値
TR下段㊦:6月安値発F61.8%押し目122.0
4時間足ベアの視点:①2週前安値裏×4時間下降CH高値で戻り売り。②4時間三尊ネック裏で戻り売り。
4時間足ブルの視点:先週安値サポートから4時間三尊ネックまでの戻りをロング。122.0(61.8%押し目)のロースパイクに注意。
今週の値動き
金曜までドル円に動きなく、ユロ円はユロドルの値動きとシンクロしていた。月火曜に4時間三尊ネックへの戻りが完了、水木様に戻り目ブロックを形成、金曜のトランプ氏コロナ陽性ショックによる円買いでMトップネックを割り込んだ。
毎日の見通し
09/28月曜
- 先週安値122.5が押し目になるか否か。
1時間足ベアの視点:①先週安値122.5ブレイクで122.0までショート。②金曜高値レジで先週安値122.5を目安にショート。
1時間足ブルの視点:①先週安値122.5サポートから金曜高値までロング、上抜けば、4時間下降CH高値までホールド。
09/29火曜
- トレンジ中段の戦い。
- 先週安値サポートで金曜高値まで買われた。
1時間足ベアの視点:金曜ハラミ足高値レジからの1時間sma21割れで、先週安値122.5までショート。
1時間足ブルの視点:①先週安値への下押しからロング。②このまま金曜高値を上抜けば4時間下降CH高値までロング、上抜けば、先週月曜高値、4時間三尊ネックまでホールド。
09/30水曜
- トレンジ中段の戦い
- 金曜高値戻り売り崩れで4時間三尊ネック手前まで買われた。
1時間足ベアの視点:前日高値Mトップから前日陽線の押し目候補123.5までショート。
1時間足ブルの視点:前日陽線の押し目買い、123.5が押し目候補。
10/01木曜
- トレンジ中段の戦い
- 4時間三尊ネックにMトップを形成中。
1時間足ベアの視点:4時間三尊ネックのMトップ2番天井から高値ネック123.5×1時間上昇CH安値までショート。
1時間足ブルの視点:火曜陽線の押し目買い。高値ネック123.5サポートから4時間三尊ネックMトップ2番天井までロング。
10/02金曜
- トレンジ中段の戦い
- 4時間三尊ネックにMトップを形成中。
1時間足ベアの視点:4時間三尊ネックのMトップ2番天井から1時間上昇CH安値または123.5までショート、123.5を下抜けば、先週金曜高値までホールド。
1時間足ブルの視点:4時間三尊ネックのMトップ崩れを狙って、1時間上昇CH安値、または、123.5ネックサポートでロング。
毎日の値動き
09/28月曜
東京時間、先週安値122.5を4時間足がブレイクしたが、ここにはユロドルのサポート+日足レベルの押し目候補なのでロンドン初動まで静観。
ロンドン初動、Wボトム確認後ネック抜けで青1ロング、金曜高値でアウト。
NY時間、金曜高値に天井をつくり始めてノーポジ。
09/29火曜
ロンドン初動、金曜高値+2週前安値ブレイク、黄1ロングは4時間下降CH高値目前で見送り。先週月曜強者の高値などレジ連続でロングできなかった。
09/30水曜
東京時間、4時間三尊ネック1番天井、若干高値を切り上げてはいたが、赤1ダマシ高値後のネック抜けで1時間sma21押し目候補までショート。
ロンドン時間、高値キリサゲの黄1戻り売りは2番天井への仮ネック目前にて見送り。
10/01木曜
東京時間、火曜陽線の押し目買い、123.5仮ネックサポートから15分キリサゲL抜けで青1ロング、124.0強反発による高値キリサゲリスクからアウト。
ロンドン時間以降は高値圏にてノーポジ。
10/02金曜
東京時間、4時間三尊ネックM2番天井売り。124.0レジ×15分キリアゲL抜けで赤1ショート、トランプ大統領のコロナ陽性による円買いで急落、先週金曜高値でアウト。
ロンドン初動、金曜高値下抜けの髭をアンダーシュートとみて、ショート利確を狙って青1ロング、123.5でアウト。
今週の視点
迷晴れ視聴者さんのなかに、海外在住の方や、日本語がペラペラの外国人の方が数名いらっしゃいますが、今回のコメントを紹介させて頂く、すがやんさんは海外で忙しく活動されてる方です。
いつも更新ありがとうございます。かなり久しぶりのコメントとなりましたが、毎記事欠かさずに見ております。ずっと見る事が出来る環境であれば、トータルでマイナスはないと思えるようになりました。
1年前は「チャートに張り付いていても勝てる気がしない、むしろポジポジ病でどんどんマイナスになりそう」と思っていたので、本当に小さくコツコツやっている割には、ちゃんと進歩している実感があります。海外からの帰国と直前の旅で少しお休みした8月を除き、月トータルでプラスが続いております。(100pips以下ですが)
特にここにコメントされる方は、迷晴FXを活用して劇的に相場観を鍛えられたり、トレードが改善して短期で勝てるようになった方も多いと思います。
一方で、私のように毎日云時間というエネルギーを注いでいるわけではなく、コツコツ長く努力はしていて、なかなか伸びない…という方もおられるかと思い、正しく継続さえすれば、ゆっくりでも必ず「負けない」ような相場観は身に付いてくる。とお伝えしたいな、と思いコメントさせて頂きました。
ー 中略 ー
今回週ナビと比較して反省したのは、「あらゆる可能性は、シナリオを崩す or 矛盾しないか」という視点です。シナリオを立てたのであれば、その途中でシナリオと矛盾する「かもしれない」を考慮すべきでないし、その想定を強く意識している時点でシナリオとして破断している。優位性の根拠にしている事、またその時間軸・サイズが何か?を常に意識し、どの程度の可能性を実際のトレードに織り込むのか。これをしっかり意識していきたいと思います。
すがやん さん
本業を持っていて毎日数時間とか、チャートに向き合うことができなくても、1年間コツコツ正しく継続すればトータルでマイナスは無くなる。
時間がない・お金がない・才能がない。これがいつの時代も、「できない理由」ワースト3ですが、時間がなくても、お金がなくても、才能がなくても、できる方法なんかいくらでもあります。
まさに、「涓滴(けんてき)岩を穿(うが)つ」 ってやつですね。
正しき継続こそ聖杯、音大や美大の学生をみればわかります。
短期集中ドリル・コースなら、数か月で岩を穿つことができるかもしれませんが、ドリルの先端が折れてしまう人もいるでしょうし、対して、毎日の水滴が岩を穿つのも事実です。
「正しい継続法」を見つけてしまえば、あとは続けるだけです。
さて、このコメントに示唆に富む一文がありました。
「シナリオを立てたのであれば、その途中でシナリオと矛盾する”かもしれない”を考慮すべきでないし、その想定を強く意識している時点でシナリオとして破断している。優位性の根拠にしている事、またその時間軸・サイズが何か?を常に意識し、どの程度の可能性を実際のトレードに織り込むのか。これをしっかり意識していきたいと思います。」
道半ばで疑い始めるようなシナリオは、そもそもシナリオとは呼べない。そんなニュアンスでしょうか。
さて、このシナリオずらしの要因として、下位足への目移りがあります。
ボクは1時間足をみて「先週金曜高安」を2週前高値下降波の戻り目ブロックと見立てました。
まず、これでやれることが絞られます。
金曜ハラミ足高値で売り、上抜けたら買い、ハラミ足安値で買い、下抜けたら売り。基本はコレだけ。あとは、水曜の大統領選テレビ討論会以降、1時間上昇CH安値を割れば売られやすくなるだろうと考えました。
結果、テレビ討論会は単なる悪口合戦で終わり、1時間上昇CH安値ブレイク後の戻り売りは不発。金曜の雇用統計まで動かないかと思いきやサプライズ!トランプ氏のコロナ感染ショックで急落。
こんな流れになりましたが、これら事象は金曜ハラミ足高安とした戻り目ブロックが意識されるシナリオに変わりなく、やることは絞られたままでした。
今週のように動かないからといって5分足に目移りするとロクな目に逢いません。
動かないなら、そもそもトレードしてもおいしくないと考えるべきなのです。
上達を早めるなら、やれることを絞ります。
やれることを増やそうとしてはいけません。
写真が上手くなるコツは50mmという焦点距離を「標準画角」として身体で覚えることだといいます。
マクロレンズで花を撮りたい、広角レンズで絶景を撮りたい、いろいろ撮りたい気持ちを抑えて、50mm単焦点レンズで写真を撮りまくるのです。
主役となる値動きと背景を決め、やれることを絞り込む。
これで基準となる思考回路ができ、最適化された今ココに集中できる。
日常を切り撮るデイトレの標準レンズって何ミリ、いや、何時間足でしょう?
状況やボラにもよりますが、一日に1回から2回程度、利幅のあるシャッターチャンスを狙うなら1時間足や4時間足がベター。
5分足レンズで昆虫撮影、日足レンズで絶景撮影とはいきませんが、日常を切り撮るなら1時間足レンズは丁度いい画角です。
時間足をあまり大きくすると、今日やれることがなくなり、小さくすれば、今日やれることが沢山見つかりますが、そこが落とし穴なんです。
レンズを交換してるうちのデイトレ本来のシャッターチャンスを逃した~なんてないでしょうか。
今日やれることを、ひとつふたつくらいまで絞った時間足を標準レンズとするのがいいでしょう。
老氏いわく
上等の士は、天地自然の原理である道を聞いたら、努めてそれを行おうとする。(考動する)
中等の士は、道を聞くと、分かったようでもあり、忘れたようでもある。(わかったつもりになる)
下等の士になると、道を聞いて大声で笑い出す。(バカにする)
だが、笑われなければ、道とするには不十分である。
ボクの考える「相場観」とは相場の原理・原則がわかるチャートを読解力のことです。
相場分析とはチャートをトレードしやすく分けるということ。分けることさえできれば、現在値が高いか安いか、どちらでもないかが、わかります。
相場観を身につければ、値動きを原理・原則に従って分けることができます。
相場観は車両感覚のようなもので自動車運転の基礎力。
今からどんな技術を用いてトレードをするにしても、相場観とはその技術を支える根拠や基準になるものなんです。
手法を開発する上でも、これが身についていれば、大変有利になるでしょう。
技術やテクニックはゴマンとありますが、原理はひとつ・原則も数個。
肝心なことは目に見えない、といいますが、抽象的な概念にこそ、天地自然の原理があります。
100のテクニックを身につけても、原理・原則を知らなければ応用も効きません。
自分の得意な画角を極めることで、自然と「相場観」も身につきやすくなります。
◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。
記事へのレビューやご意見はコメント欄をご利用ください。コメントを「読者さまの声」としてブログや動画に掲載させていただくことがございます。
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コメント (16)
いつも動画解説ありがとうございます!
今週家族でディズニーシーへ行った際、久しぶりにカメラを持っていきました。
娘が生まれたのを切っ掛けに一時カメラにハマりNikonのDfというアナログ感漂うフルサイズ機を購入し、50mmの単焦点レンズを愛用しています。
カメラに詳しいわけじゃないですが、50mm単焦点レンズが基礎基本というのはよくわかる気がします。
人間の視覚・距離感に近い50mm単焦点が一番自然な気がするし、逆にこれを使いこなせないのに他のレンズに行くのは時期尚早でしょうね。
嬉しかったのは、小2の娘がこのカメラに興味を持ち、まだ上手に歩けない弟の写真をパシャパシャ100枚以上撮り、顔を撮るときは瞳に焦点を合わせるといいよ、とアドバイスすると真剣に聞き入れ、何枚かは単焦点ならではのボケの効いた写真も撮れてました。
やっぱ人間の好奇心は素晴らしいですねぇ、子育てはもちろん、自分自身も大事にしていきたいと改めて思いました。
実践編9週目はマイナス収支となりました。
5週間ぶり3度目のマイナス収支ですが、納得できるトレードが出来ていないのに今週はプラスだったとかマイナスだったなどと言っている時点で恐怖に取り込まれてますね。
気にしないようにと思えば思うほど気になり自然体でトレードできない悪循環、悩めるトレーダーです。
今は「ゾーン」に続きオススメされている「悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術」を読み始めています。まだ読み始めですが、具体的な処方箋が多数例示されていて脱出のヒントになりそうです。
加えて来週からデモトレードをリアルトレードと並行して開始して心の反応を観察してみます。改善が見られないようであればリアルトレードは一旦辞め、デモだけにします。
どうなるか。実験っぽくなってきた感じで楽しみになってきました!
良いカメラをお持ちですね。ボクのはSONY α7Ⅲフルサイズです。景色を広く撮ろうと、はじめに広角レンズを購入しましたが、これがなかなか難しくて、思うように扱えません。それと、はじめてみて、広く撮るより一部を切り撮る方が向いていることにも気づきました。自分の得意な画角とトレードスタイルって似てます。
いつもご教授頂きありがとうございます。やれることを絞り込むことは今の自分にとっても最優先課題だと思いました。今週ボロ負けした原因も正にそこでした。自分はドルスト中心のトレードスタイルなのに午前中からエントリーする等全くの論外ですし、1時間足を基準にした場合1日に1~2回位しかエントリーチャンスがないこともしっかり自覚しないといけないと思いました。抜けた止まったの確認も今の自分は甘いとも思います。抜けの判断は1波目を見送って2波目がしっかりレジサポされたか、止まったかどうかは1時間足でレジサポラインを2~3回試す動きがあったのかどうか、そういうところをもっと綿密に確認していけばそう簡単にエントリーできる機会はなくなると思いますので、来週以降しっかり実践してやれることを絞り込んで行きたいと思います。
そういう、そもそも的視点て、忘れがちなんですよね。原因と結果の法則、砂漠に木は生えません。
いつも何もかもありがとうございます!
質問があります!
今週の週ナビでもボリンジャーバンドが常に出ていましたね、過去の週ナビをずっと見返しても常に出ている事はなく、利益を伸ばすときに短期のボリンジャーを使っている印象でした。
先回の「ポジポジ病を直すボリンジャーバンド」の動画で環境認識に使えるよという解説の延長で出して頂けてるのでしょうか?それとも、7月から4Hのボリンジャーが結構機能していたので、迷晴れさんが今は4Hボリンジャーが見られていると判断されて常に表示されているのでしょうか?
気になったのでご教授の方宜しくお願いします。
理由は①「ポジポジ病を直すボリンジャーバンド」の延長②MTF仕様のオリジナル・ボリバンの開発・修正テストです。
いつも更新ありがとうございます。
コメントご紹介ありがとうございました。ここにコメントしたりご紹介頂けると、監視効果で「そうは言っても、そろそろ具体的な結果を出して報告したい」と良い意味で背筋がピンとします。
今週のドル円は、解説と同じように先週高値上抜けか金曜安値下抜けの動きを狙う or 分かりやすいWトップとなりそうなら、先週高値レジスタンスから金曜安値までの右肩狙いのショート。というイメージでおり、トランプコロナ報道時はチャートを見ておらずトレード出来ませんでした。トレードが減る=本番での試行回数が減るので、ポジポジ病的な発想に陥ってしまいそうになりますが、今回の最後の解説で改めて「週の見立てを立てた時と週末で見方に齟齬が無いか」は重要で、それが出来ていた自分は現時点では〇と解釈したいです。
出来る事を絞って深掘り→武器となったら、必要に応じて次に出来る事を。迷晴で何度も聞いた「シンプル」「正しく継続」を、初心に戻って意識し続けようと思えた週でした。
素敵なコメントをありがとうございます。ひとりだと緊張感がなくなり、なかなか背筋がピンとなることも少ないので、ピリっとスパイスになれば幸いです。
いつもお世話になってます(*^-^*)
迷晴れさんのMTF-Candleを購入しました!
というのも…先週チャートが固まってしまいまして(;^_^A
以前から他のCustomCandleを使っていたのですが、通信環境も手伝ってたまに動かなくなってたんです。
そこにきて、先週ピタッと止まってしまいました。
8時間位たってやっと動くようになったので、速攻で迷晴れさんのMTF-Candleを買いました。
動かなくなった時は、どうしようかと困りましたが、動かなくなったおかげで迷晴れさんのMTF-Candleを使うことになって本当によかったです。
軽い!!使いやすい!!ありがとうございます!!
先週は、ドル円動きそうになかったのでノートレードでした。
トランプさんコロナショックは、雇用統計まで動かないかな、と思っていたので出先から帰って何で今?と思ったのですが、そういう理由ならしょうがないな、と納得しました。
今週もいらんトレードをしないようコツコツ頑張っていきたいと思います。
今回も動画をありがとうございましたm(__)m
MTF-Candleは見た目シンプルですが、複数ロウソクを表示できるので強力な考具になります! ぜひご活用ください(^_-)-☆
動画・ブログ更新ありがとうございます。勉強に少々時間がかかって出遅れました。
一点だけ質問です。
ユーロドル29日火曜、15時過ぎてから17時過ぎまでH1SMA21に跳ね返され続け、
その後クラスターからローソク足が徐々に離れて行って、ああこれはアバランチ、そろそろ上に来るかもなって感じで
17:40から17:55までに少なくとも打診ロングは出来そうに思えましたが、
クラスター抜けでもなく、抜けて戻ってきた19:40でもなく
クラスター抜けの高値をもう一回抜いた青1までエントリーを待ったのは(これは有名なTFブレイクアウトですね)
金曜ハラミ足高値を抜くまでは下目線だから(=MAやローソク足のアクションよりダウ理論が優先される)
ということでよろしいしょうか?
ご推察通り、金曜ハラミ足高値をラス戻り高値と見ていたのと、RN1.170反発を予想したので金曜ハラミ足高値を上抜けたあと裏打ちを待ちました。
ありがとうございました。
先週からシナリオ作成を始め、待ちわびた週ナビでした。
ユーロ円のサンソン右肩のエントリー部分、似ていた箇所だったので嬉しかったです。
おかしいと思って早めの損切りが出来たのも自分の中で成果でした。
実践していくうちに、どんどん相場の見え方が変わってきたのが実感できます。
あと、負けても心の動揺が少なかったんですね、受け止めらるというか、落ち着けるというか。
MAの大切さも今週は実感しました。
迷晴さんの動画を拝見すると、1時間MAや4時間MAなどがサポートとなる場合にエントリーしていたり、
逆に抵抗となりような場面では静観したりと、
MAを表示して観察することで気づいたことが1つありまして、
全体のバランス感が大切なのかなと。
水平線が効いてる、切り上げ切り下げラインが効いてる、チャートパターンが効いてる、
というものにプラスして、
遅行するMAを追加することで、早すぎるエントリーを防ぐことが出来たり、
切り上げ切り下げラインと、MAが重なるような相場に気づくタイミングがあって、
そういう時はスムーズに値が伸びていく感覚があります。
今週は過去チャートを使って、MAを追加した状態で過去検証してみたいと思います。
いつ動き出すかでMA待ちって結構あります、水平線と併用すればさらに強力なレジサポとなります。それと今週水曜日にカズキさんの投稿を採用させていただきま~す。
え〜〜! 光栄というか、なんか恥ずかしいというか。でも、少しでもお役に立てるのであれば嬉しいです。楽しみです。