8Feb
今週のユロ円はレンジをブレイクしましたが、ひとつ上の日足レジスタンスで上昇を阻まれました。売り買いの攻防が起こりやすい局面なので注意が必要です。
photo credit: Yosemite Magic via photopin (license)
大きな時間足をちゃんと見ていればリスクを回避できる。
130円からの上昇と今まで続いている下降とがぶつかりレンジ相場になりやすい局面です。波のターンも日足レベルで起こっているので、こういう相場で短期足をガン見しているとヒゲで狩られます。大きな時間足で環境認識しておくことがリスク回避につながります。
毎回、大きな時間足で戦略を立てる。
月足は巨大のハラミ内で高値Aを抜き上目線になり、その後130円でサポートされた。
日足は130円サポート後、今週はレンジを上にブレイクしたが、ライン(D1-S2)でレジスタンスされ上昇を阻まれた。このラインは押し安値であり、そこを下抜いてるので下落の勢いが残っていると考えられる。そのため130円からの買い圧力に注意しつつ、戻り売りも狙える。
ライン(D1-S2)をヒゲで上抜いているが、こういう現象は短期足では実体ローソクで抜けているので要注意。
作戦はレンジ下限からのロングと日足の戻り売り。
1時間足はレンジ(Range1)下限Aからの上昇がブレイク波となりました。レンジ・トレードは上限からショート、下限からロングが基本なのでA付近は是非狙いたいポイントです。また、レジスタンス(D1-S2)で日足の戻り売りも狙えます。
短期足を凝視しがちな人が冒しやすいミス。
15分足ではレジスタンス(D1-S2)を実体ローソク足で上抜いていて高値を切り上げていますが、このラインは日足の戻り売り候補です。
ヒゲの無いローソク足はほとんど存在しません、それが日足ローソクともなれば多少のオーバーシュートは誤差の範囲です。
1時間足以下で見れば高値を切り上げて上昇トレンド継続と見れますが、長期足で戦略を立てていればそうとも限らないと気づけます。RSIもしっかりダイバージェンスして反転シグナルを出しているので、ロングを打って引かされた人は、もっと長期足をしっかり意識しないといけません。
緑◯左から順に解説すると、レンジ下限130円サポート反発後ロング、戻り高値抜け押し目買い、押し目サポート確認後切り下げライン抜けロング、レンジ下限ロング、戻り高値抜け押し目買い、短期ダウ反転後戻り売り、戻り売り追撃。
Range1は抜けましたが、今度はD1-S1とD1-S2の間にはさまれてレンジになるかもといったところです。緑◯左から順に解説すると、トレンド発生後押し目買い、D1-S1サポートからの買い。
今日のまとめ
目線が定まらないということはトレードに迷いが生じること。そうなったら目線が決まるまで絶対にエントリーしてはいけない。1時間足未満はノイズが出る前提で、いつも「まてよ」の気持ちを持ちたい。
■投資のリスクについて■この動画、ブログは、相場について個人の見解を解説したものであり、利益を保証するものではありません。投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分ご考慮の上、ご自身でご判断ください。
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コメント
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コメント (8)
いつも参考にさせて頂いています。
貴重な情報をありがとうございます。
ズバリ。今週は初心者らしくレンジ上限ブレイク後の
押し目買い狙いで惨敗でした。(笑)
恐縮ですが、ひとつ質問させていただけたら思います。
相場に100%の正解は無いとは思いますが
日足の重要なラインなら、日足の実体終値で抜ければ
だいたい、抜けたと判断しても大丈夫でしょうか?
また、日足に週足レベルの戻り売りなどの役割を兼ねている
ラインなどはどう判断するべきでょうか?
いろんなケースがあるので一概には言えないとは思いますが…
初歩的な質問で申し訳ありませんが
ご見解をお聞かせ頂けると幸いです。
僕の場合、日足のラインなら、日足の実体終値で抜けたと判断します。それが週足と重なっているなら週足終値となりますが、そうなると一週間もかかるので、そういう場所であることを意識しながら1時間足や4時間足が天底パターンをつくる中を短期足でトレードします。時間足が長いほどラインでピタリ止まらないので、それより下の足の動きを見ないといけません。コメント有難うございます。
お返事、ありがとうございます。
「そういう場所であることを意識しながら」という事が重要なのですね。
いろいろな動画でも一貫して言われていることだと思います。
まだまだですが、焦らず頑張ります。
ありがとうございました。
こんばんは!
先週のトレードは1分足なんかも使ってみました。
ポジる前の入口の目安で何度も試しました。
視力が無くなる位、値動きをガン見した結果面白いことに気付き、結構納得ができるトレードができました…
今日…明日からの戦略をたてました!楽しみです…
でわ(^^)
絶妙なタイミングを取るなら、1分足もいいですね。「面白いことに気づき」よければ、教えてくださいね。コメント有難うございます。
とてもためになりました。
コメント欄をお借りして恐縮ですが、覚えておきたい重要なポイントをメモさせて下さい。
●日足の大きな上昇基点となったサポートがロールリバーサルでレジスタンスになる鉄板であった。(強者の値でしょうか)
●日足レベルではヒゲ抜けに過ぎない動きを、短期足で実態抜けのブレイクと勘違いしてはならない。
●日足のヒゲは20Pもあるので注意。
●レンジトレードは下限でロング、上限でショート、中途半端な所では入らない。
●レンジ下限での反発を確認できたらレンジ抜けをLCとして是非エントリーすべきである。
●レンジ上限下限の、9%、91%、レベルで反転する場合がある。(MT4のFiboラインに追加してみました)
●オシレーターのダイバージェンスに注意。心の高安が逆転していると反転の可能性あり。
●一気に急騰したゾーンがあると、山の反対側で急落ゾーンが発生する可能性があるので狙い目である。
以上です。本当に盛りだくさんな珠玉のヒントをいつもいつもありがとうございます。
Youtubeの講義は本当に便利で、何度も聴けるし、重要なところは繰り返せるし、メモ中はポーズできるし、至れり尽くせりですね。
今後ともよろしくお願い致します。
高晴れさんのコメント見ていると20分程度の動画の中で、結構いろんな話をしてるんだなと改めて思います。コメント欄も是非、ご活用ください。日本で一番わかりやすく結果の出せるコンテンツを目指して頑張ります。
拝見させていただきました。
正に自分がいつも短期足で抜けと判断して戻りをくらってしまっています。
毎朝複数時間足を見ていますが、いつもリアルタイムでは意識出来なくなってしまうことには気がついていました。
エントリーのタイミングを逃したくない一心で、もっと大事なことに目が向かなくなっていたと感じました。
要はエントリーするかどうかのタイミングの前に、やるべき事が足りていなかったのだと思います。
素晴らしい学びをありがとうございました。