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利益を最大化するエントリーポイントを普及曲線で考える。

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マーケティングに出てくる「普及曲線」は、相場のトレンドと同じような動きをします。商品やサービスの普及プロセスが相場のトレンドと似ているのは、どちらも大衆心理によって動くからだと思います。今回は普及曲線をヒントに利益を最大化するエントリー・ポイントを探ってみます。

photo credit: Damien Basile via photopin cc

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 流行も相場も大衆心理が創りだすもの。

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相場のトレンドも、商品の流行(トレンド)とおなじく、導入期→成長期→成熟期→衰退期という流れの中で成長していきます。ビジネスもトレードも仕掛けるタイミングは一緒で、導入期→成長期の堺目が利益を最大化できるポイントになります。

普及率16%の理論

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商品やサービスの普及プロセスを描いたものを「普及曲線」と呼びます。普及するかしないかの鍵はイノベーター(革新者)とアーリーアダプター(初期採用者)の合わせて16%の人たちが握っているとされています。目新しさを求めるイノベーターに対して、アーリーアダプターは新しい商品やサービスの価値に注目し、一般大衆に対して強い影響力がある場合が多いです。

フェイスブックが日本に上陸したときも、いち早く登録してビジネス展開した人たちがいました。彼らはのちにアーリーマジョリティ(前期追随者)やフォロワーズ(後期追随者)らを巻き込み、ビジネスを拡大していきました。ビジネスとして仕掛けるのなら、イノベーターの段階では早過ぎるので、アーリーアダプターのタイミングがベストです。ここで参入して、のちにブレイクすれば利益を最大化することが可能です。アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間には大きな溝があり、これはキャズムと呼ばれています。このキャズムをいかに乗り越えるかがブレイクさせるのに重要だとされます。

利益を最大化するアーリーアダプター的トレーダー

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イノベーター的トレーダーは、おそらく逆張りが大好きな天底トレーダーです。もし、そこが本当に底値になれば一番安いところから買うことができ、利を伸ばせれば大きな利益が得られます。しかし、この段階では早過ぎることが多く、下降トレンドが継続すれば損切りとなります。

アーリーアダプター的トレーダーは底値を打ったのを確認後、市場に参加してきます。ダウ理論でいえば戻り高値をブレイクする前なので、波の転換が失敗する可能性もありますが、もしこの転換狙いが成功すれば上昇トレンドの端っこから利益を積めます。あとからアーリーマジョリティ・トレーダーも追随してくるので、大きく利益を伸ばせます。

ただし、キャズムに入り、押しをつけにくるので、キャズム手前で利確、キャズムを越えたところで、再度エントリーするのもよい方法です。アーリーマジョリティの追随する波は、エリオット波動論の第3波になり、大きく伸びる可能性が高いです。ポイントはキャズムを乗り越えられるかどうかということなので、ダメそうなら柔軟に考えて逃げることができればベストです。

フォロワーズ(後期追随者)やラガード(遅滞者)になってはいけない。

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上図は実際のチャートですが、驚くほど普及曲線化しています。これを見ればフォロワーズやラガードが、いかに手遅れかがわかります。服の流行に乗り遅れるのは、本人の自由なので問題ありませんが、トレードで勝つためには、絶対に乗り遅れてはいけません。

どんなに遅くてもキャズムを乗り越えた時点で、アーリーマジョリティの最初の一団に加わるべきです。アーリーアダプターのタイミングでエントリーするのが難しいなら、ここで入っても全然遅くないです。タイミングさえ待つことができれば一番ラクに利益が乗るはずです。

■投資のリスクについて■この動画、ブログは、相場について個人の見解を解説したものであり、利益を保証するものではありません。投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分ご考慮の上、ご自身でご判断ください。

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  1. 4822242978
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    • かにずき
    • 2016年 6月 21日

    拝見させていただきました。

    相場のことを現実の相当するものに置き換えるととても理解が深まります。
    私も実感を大切にしていきたいので、自分なりに相場を現実のものに置き換えてとらえようと試みています。
    意外にしっくりくるものがなくって試行錯誤しています。

    ありがとうございました。

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