15Dec
週刊チャートナビ(2018.12.10~2018.12.14)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。
今週の視点
高値切下げ・安値切上げ・トレンドラインなどの斜めラインからブレイクを狙うなら、”直近高安”に注意したい。ブレイクが”フェイク”になるとき、直近高安で行く手を阻まれることがよくある。
日足レベルは上昇中、頭は押さえられているが、少々下方向へ抜けても”フェイク”になる可能性がある。
一時的に三角持ち合いを下抜けても、11月安値を割らなければ、本格的には下がらないと考える買い手が多ければ、下方向へのフェイクを疑う。
フェイクを疑うトレーダーが多ければ、必然的に売り手は少なくなる。
売り手が少なければ、11月安値のブレイクは、望み薄だが、それでも、月曜から戻り売りする人がいたので、11月安値までは下がった。
11月安値をブレイクできなければ、下降波売りポジ利確+11月安値逆張り+戻り売り撤退で、どんどん上昇する。(スパイク現象)
下方向へフェイクしてから、再び、三角持ち合いのなかに戻ってきたせいで、上昇に拍車がついたと観ている。
14日金曜日の下落も、直近安値で阻まれている。日足終値は1時間足上昇CH㊦で支えられている。
先週の話だが、4時間足下降CH㊤をブレイクしたが、直近高値で押さえられた。
1.130今年最安値という下値の支えがなければ、このブレイクは”フェイク”になっていたかもしれない。
ドル円
週明けの見通し
- 三角持ち合いの下限付近。
- 週足終値は4時間足強者の値でサポート、日足トレンドラインを微妙に下抜けてるようにも見える。
- 11月安値で強い反発アリ。
11月足ハラミ:11月足高安をトレード・レンジに、ネック2ラインで上下に分ける。
下げの目安:1時間下降トレンドが継続すれば、11月安値を目指す。日足トレンドラインを下抜ければ、日足トレンドライン裏への試しに注意。
上げの目安:下降トレンドが終焉(11月安値目安)すれば、抜けた日足トレンドライン裏、4時間足強者の安値裏、ネック2ラインを試すだろう。ネック2ラインを上抜ければ、三角持ち合いブレイクがフェイクになって、三角持ち合い㊤を目指すだろう。
今週の値動き:日足トレンドライン下抜けが”フェイク”になって、三角持ち合い㊤を目指した。
Dec.10.Mon.11月安値Wボトムで反転110ピプス上昇。
Dec.11.The.月曜110ピプス陽線押し目買いで45ピプス上昇。
Dec.12.Wed.火曜上昇押し目で35ピプス下降。
Dec.13.Thu.押し目買いで50ピプス上昇。、ほぼ三角持ち合い㊤に到達。
Dec.14.Fri.先週高値+9月高値Wトップから45ピプス下がって、1時間足上昇CH2を下抜き、直近安値で反発。日足は1時間足上昇CH㊦でサポートされている。
15分足に日足+4時間足ロウソク
Dec.10Mon.
流れ:先週終値+4時間足強者の安値に注目。1時間足下降CH内部は売り選好。
売り手の目線:先週終値+4時間足強者の安値が割れれば、11月安値まで売り。ただし、11月安値の強反発に注意。
買い手の目線:1時間足下降CH㊤を抜けば、ネック2ラインまで買い。
月曜日の値動き:東京時間、先週終値+4時間足強者の安値を下抜けた赤1で戻り売り、11月安値でアウト。
欧州初動、11月安値への戻り売り崩れ青1でロング。ここを逃せば、NY時間、1時間足下降CH㊤ブレイクの青2でロング、ネック2アウト。
月曜日にも関わらず100ピプスも動いた。
Dec.11The.
流れ:11月安値で強反発、再び、三角持ち合いの内側へ戻った。ネック2ライン(ラス高値)を上抜き、ダウ理論では、11月ハラミ内限定の買い目線になる。
売り手の目線:前日高値で上げ止まれば、押し目候補までの売り。
買い手の目線:三角持ち合いの内側へ戻ったので、三角持ち合い㊤を目指す流れを押し目買い。
押し目候補は、113.0、日足トレンドライン+1時間足ライン1、4時間足強者の安値や1時間足下降CH裏など、深押しの可能性もある。
火曜日の値動き:ネック2ラインで、高値切下げの2番天井をつくるかもしれないので、中途半端な高さでは入れない。
東京時間、113.0で下げ止まった、欧州時間のWボトムを待って、青1でロング、崩れても、一段下日足トレンドラインまでのショートでカバーする。
Dec.12Wed.
流れ:三角持ち合い㊤を目指す流れのなか、昨日の押し目買いで高値を浅く更新。
売り手の目線:前日高値を更新できずに、1時間足上昇CH1+ネック2ラインを割れば、113.0押し目候補まで下がるだろうが、そこはすでに”買いN”で下げ幅もない。本格的に売られるのは、三角持ち合い㊤への試しに達成感が出てから。
買い手の目線:113.0押し安値を割るまで”上げダウ”なので、押し目を拾う。前日高値を更新すれば、三角持ち合い㊤を目安に買っていける、仮に1時間足上昇CH1を割っても、113.0で反発して”三尊天井”になる可能性もある。
水曜日の値動き:欧州時間、1時間足上昇CH1+高値ネックライン(H1-2)を割ったが、ここはすでに”買いN”のなかでノートレード。
Dec.13Thu.
流れ:三角持ち合い㊤を目指し上昇中。昨日は1時間足上昇CH1を割ったので、月曜からの上昇ペースは崩れたが、ワンサイズ大きな波の押し目買いが入るだろう。
売り手の目線:前日安値+ネック2ラインでの”押し目崩れ”で113.0まで売れる。4時間足強者の安値を下抜いてしまうと、11月安値Wボトムが崩れるかもしれない。
買い手の目線:前日安値+ネック2ライン、あるいは、113.0周辺が押し目候補、月曜高値が”三尊天井肩”になる可能性もある。
木曜日の値動き:東京時間、前日安値+ネック2ラインでのサポートを確認して青1ロング、Wトップを警戒して、113.5でアウト。NY時間、113.5Wトップ崩れで、9月高値+先週高値付近まで上昇した。
Dec.14Fri.
流れ:三角持ち合い㊤にほぼ到達。金曜日なので利益確定の売りに注意。
売り手の目線:9月高値+先週高値付近で頭を押さえられれば、1時間足上昇CH2㊦まで売る。
買い手の目線:三角持ち合い㊦でフェイク後、11月安値で強反発して上昇してきたので、三角持ち合い㊤をブレイクする可能性もある。押し目を拾うなら、1時間足上昇CH2㊦まで下がったところか。
金曜日の値動き:東京・欧州時間のミニCH(Wトップ2番天井)を下抜いた赤1でショート、1時間足上昇CH2㊦でアウト。
ユーロドル
週明け見通し
- 週足終値は4時間足下降CH㊤をブレイク。
- 1.130今年最安値に支えられ安値を切上げている。
下段:11月足高安
上段:11月高値から10月高値
下げの目安:11月終値を割ると、1.130今年最安値更新の可能性が高くなる。1.130が割れれば、11月安値も突破されやすくなる。
上げの目安:1.130今年最安値を巡る攻防、先週は11月終値への試しがあった。
11月同時線をシグナルに買い手が積極的になれば上昇しやすくなる。
先週高値を上抜けば(11月終値を再度試すケースもある)11月高値まで。これを上抜けば、10月高値まで上げ幅アリ。
今週の値動き:先週高値ブレイクが黄高値でフェイクになり、11月終値+1.130を再度試して、12日水曜日から仕切り直し。
金曜日の欧州経済PMI指標の結果が、軒並み悪化、フランスにおけるデモの影響もあって、再び、1.130今年最安値を試す動きとなった。
今週足終値は1.130今年最安値でサポートされている。欧州経済指標の軒並み悪化でも、1.130を割れなかったと考えるべきか。
Dec.10.Mon.先週高値ブレイクがフェイクになって85ピプス急落、下げダウになる。
Dec.11.The.月曜下降波戻り売りで85ピプス下がり、11終値に到達。
Dec.12.Wed.仕切り直しで、11終値から70ピプス上昇。
Dec.13.Thu.火曜下降波戻り売りと11終値押し目買いが衝突。
Dec.14.Fri.欧州経済指標の悪化で90ピプスの急落。
Dec.10Mon.
流れ:先週高安のハラミでみる。11月終値で支えられて高安を切上げている。
売り手の目線:先週終値を試して”押し目”が崩れれば売り。
買い手の目線:先週終値を試して”押し目”をつくれば、先週高値まで買い。先週高値を上抜けば保有。
月曜日の値動き:東京時間、先週終値試し+三尊天井崩れから青1でロング、1時間足上昇CH㊤でアウト。
欧州初動、1時間足上昇CH㊤で3トップ、3つ目の山で赤1で逆張りショート。NY時間からなら、東京時間の天井を試した赤2でショート。
Dec.11The.
流れ:1時間足上昇CH内。前日足終値は先週高値をブレイクできずに急落した。
売り手の目線:先週足終値は、4時間足下降CHを上抜いている。1.130今年最安値サポートがあるので、せめて、1時間足上昇CHを下にブレイクするまでは積極的になれないはず。
買い手の目線:前日終値は先週高値を越えられなかったが、先週足終値は4時間足下降CH㊤をブレイクしていて、1.130今年最安値サポートで安値を切り上げてるので、そこまでモチベーションは下がってない。1時間足上昇CH㊦周辺から買い手が巻き返してくるかもしれない。
火曜日の値動き:東京時間、1.135サポートで上昇開始。
欧州時間、東京時間にできた下値を試してから青1でロング、1.140下降波半値戻しでアウト。
NY時間、1.140下降波半値戻し反発キリアゲライン下抜けで赤1ショート、1時間足上昇CH㊦までの狙いだったが、4時間足キリアゲライン(H4-1)+11月終値に達した。
この日は、想定より強いユーロ売りとなった。英議会投票を前にユーロポンドの下落の影響を受けているようだ。
Dec.12Wed.
流れ:前日足終値は11月終値+4時間足キリアゲライン(H4-1)に支えられたが、ここを割ると、1.130今年最安値の支えが怪しくなる。
売り手の目線:現状揉み合いを下抜ければ、1.130抜け期待で、4時間足強者の安値まで売り。戻せば、前日陰線戻り売り。
買い手の目線:11月終値でのプライスアクションをみて、前日陰線戻り売り候補(1.135周辺)まで買い。
水曜日の値動き:1時間足上昇CH㊦ラインを修正。欧州初動、11月終値が底堅さを、5分足下ヒゲ3本で確かめ、青1でロング、1時間足上昇CH内に戻った。
NY時間からなら、1時間足上昇CH㊦を抜き返した青2押し目買いでもいいだろう。
Dec.13Thu.
流れ:4時間足強者の安値+11月終値+4時間足キリアゲライン+4時間足下降CH裏で反発、火曜戻り高値付近で上げ止まった。現状、戻り売り候補ではあるが、先週足高安の真ん中で方向感を感じられない。
売り手の目線:火曜高値で戻り売りをするにしても、前日安値からの上昇波押し目買いが気になるところ。下げも小さく、高安も切上げ気味なので、あまり身がなく積極的にはなれない。
買い手の目線:昨日安値をWボトムと見て、そのネックラインや、ネックラインをブレイクさせた強者の安値まで下がってくれば買われるだろう。このまま前日高値を上抜くようなら、先週高値まで買い。
木曜日の値動き:予め想定した値動きではあったが、乱高下して値幅もなかったのでノートレード。
Dec.14Fri.
流れ:昨日戻り売りは、4時間足強者の安値(11月終値)からの押し目買いと衝突している。この決着を待って、勝ち馬に乗る。
売り手の目線:水曜底値が崩れる1時間足強者の安値を割ってから考えればいい。
買い手の目線:前日安値付近で下げ止まれば押し目買い。あるいは、小競り合いを上抜ければ買い。
金曜日の値動き:東京時間、前日終値を試して上値の重い展開から、欧州経済指標をきっかけに赤1でショート、4時間足強者の安値でアウト。
ユーロ円
週明け見通し
11月高値と10月安値の親ハラミ、なかに子ハラミをつくっている。子ハラミをブレイクするまで方向感なし。
子ハラミど真ん中スタートだったが、13日木曜日に子ハラミ㊤に到達。金曜日に欧州経済指標悪化でユーロが売られた。
Dec.10Mon.
USDJPY:11月安値でWボトムになり、東京時間から、およそ100ピプスの上昇。
EURUSD:先週高値を10ピプス上抜いたが、これがフェイクになり、深夜におよそ90ピプス急落。
月曜日の値動き:ドル円は上昇傾向、ユロドルは欧州時間以降、下降傾向にあって逆相関。
Dec.11The.
USDJPY:東京・欧州時間に113.0で押し目をつくり40ピプス上昇。
EURUSD:NY時間前日陰線戻り売りで90ピプス急落。
火曜日の値動き:東京時間、ドル円113円で支えられ、ユロ円も下値が重くなったが、ドル円はすでに高値圏、ユロドルの戻り売り候補も近づいていたのでスルー。
NY初動、ユロドル1.140前日陰線半値戻し+ユロ円129.0反発で赤1ショート、ユロドルのタイミングでアウト。
Dec.12Wed.
USDJPY:東京・欧州時間に天井をつくり、NY時間に押し目をつけに35ピプス下がる。
EURUSD:東京・欧州時間に4時間足強者の安値で下値の重い展開、NY時間から70ピプス上がる。
水曜日の値動き:ドル円は押し目候補への”あや押し”、ユロドルは節目サポートからの買い、NY時間になると逆相関し始めた。
Dec.13Thu.
USDJPY:東京時間から、押し目買いで約50ピプス上がる。
EURUSD:ブルベア攻防地帯になって50ピプス上下に動いた。
木曜日の値動き:ドル円は押し目買いで上がったが、ユロドルは戻り売り候補が近く、押し目買いの衝突するところ、ユロ円はノートレード。
Dec.14Fri.
流れ:子ハラミ㊤に到達。
USDJPY:三角持ち合い㊤にほぼ到達、先週高値Wトップから売られた。
EURUSD:欧州初動、欧州経済指標の悪化で急落。
金曜日の値動き:欧州時間、安値ブレイクから、ユロドルタイミングで赤1ショート、ユロドルタイミングでアウト。
迷晴れ動画アワード2018へのご投稿、有難うございました。この日曜日に、アンケートを集計して、来週の水曜日に動画をアップロードします。
さて、無くて七癖、申しますが、年内に、克復すべきテーマを整理しておくために、来年こそは、絶対治したい悪い癖を教えてください。
整理して言語化するだけでも、問題解決の糸口、”ひとつめの足場”となります。
アンケート結果は、年明け早々に、動画化しようと思ってます。
話は変わって、ユーチューブ・コメント欄で、映画の話題がでたので、おすすめのイタリア映画をいくつか、ご紹介します。ご存知の方も多いと思いますが、クリスマスや年末に、ご覧いただければと思います。
※トスカーナの休日はアメリカ映画です。
◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。
記事へのレビューやご意見はコメント欄をご利用ください。コメントを「読者さまの声」としてブログや動画に掲載させていただくことがございます。
◆著作権について◆
当サイトは無料でご覧頂けますが、著作権は放棄しておりません。動画等のコンテンツを営利目的でお使い頂くことはできません。
詳細はご利用についてをご覧ください。
関連記事
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (4)
いつもご教授頂きありがとうございます。毎度くだらないコメントばかりで申し訳ありません。こちらで勝手に書いてるコメントですからどうぞ無視して下さい。動画のまとめに高安の解説がありましたが、金曜日ニューヨークのユーロドルの値動きは自分にはよいケーススタディになりました。1.12850で一度下げ止まり少し上げて揉んだ後1.13000を回復したのでトレンド展開したかに見えましたが、その後高値を更新せず再度1.13000を割り込み1.12700まで下げましたね!ニューヨーク初動の欧州ポジション狩りでしょうか?その後ロンドンフィッシングにかけて買い戻され1.13000回復。カップルアンドハンドルで最初の押し目で買った人の損失脱出の決済売りと、欧州勢撤収により上げ止まって停滞していると自分は分析しています。マヨハレ先生がおっしゃったように私も1.13000でサポートされ週明け以降も買われる可能性が高いと思いますが、すんなり上がるのか一旦また押し目をつけて上がるのかはわかりません。また必ず上がるとは限らずファンダメンタルズの要因で1.13000を背にして1.12000を目指して下げ始めるかもしれません。いずれにせよ一方的な決め打ちはせずチャートをしっかり確認し値段が動き出すのを待ちたいと思います。特に月曜東京時間の一時的な値動きには注意したいです。フライングに要注意ですね!
確かに!決め打ちはダメですね(^_-)-☆
こんにちは。
年の瀬ということもありさっきドル円年足をながめていました。今年は実体のつぶれた下ひげでおわる可能性が高いですね。現在は75.50(2011)から125.80(2015)にかけての巨大な上昇のはらみにあるわけですが、トレンドフォローとしてはまだまだ強気な印象をうけました。
引き続き大きな話になってしまいます。このサイトに出会ってから約1年になりました。
スピリチュアルな話題はまったく無頓着なほうですが、迷晴れFXを知って何か運気といいますか人生の潮流におけるレベルの大きなサポートラインにぶち当たった気がしています。
もしかするとこれから二番底が待っているのかもしれませんし、V字で駆け上がっていくのかもしれません。はたまたサポート失敗で抜ける可能性ももちろんあるわけです….(^^;
相場の決着はキッカケから”少し離れたところ”で判ります。キッカケ=ではないことはこのサイトから学びました。
であるなら引き続きの勉強が総体にとってより重要な意味をもってくるのではないかと2019年を前向きに警戒しています。
何はともあれ迷晴れFX自体が”サポートライン”として主体を成していることは自分のなかで確かに意識しています。
年足を眺めながらそんなことを想ってしまいました。
今年も残り少ないですがよろしくお願いいたします。
相場の決着はキッカケから”少し離れたところ”で判ります。
これ何気に名言ですね。いつかどこかで使わせていただきます。
来年は、押し目買いの年になるといいですね(^_-)-☆