1Dec
週刊チャートナビ(2018.11.26~2018.11.30)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。
今週の視点
もの凄く大雑把にみれば”三角持ち合い”の下から買って、上で売ればいい相場なんですが、デイトレやスキャルピングレベルの精度まで上げようとすると、さらに細かい分析が必要になります。デイトレなら、1時間足ぐらいでシナリオを立てるのが丁度いいかもしれません。
先週足の足型が”明けの明星”という反転サインになり、さらに、上抜いた1時間足下降CH裏を先週金曜に試し済ということで、先週安値を試すことなく、月曜日から安値を切り上げていきました。
ある意味、買い手の意欲をそそる証拠が揃ってましたが、先週安値を試したかもしれません。
仮に、1時足下降CHがピンクの位置にあれば、1時間足下降CHをブレイクしてないので、先週安値を試そうとする売り手の意欲の方が勝ったかもしれません。
先週安値を試す値動きと、先週高値戻り売りを警戒していたため、26日東京時間の上昇を見送りましたが、どっちかわからなかったので、これはこれで、ひとつの解釈です。
今週のユロドルは、1.130今年最安値が鬼門でした。ボクは緑□安値(週足サポート)をみて、1.130周辺が”逆三尊肩”になる可能性を疑っています。
未来のことは誰にもわかりませんが、少なくとも、この週足下ヒゲを意識している人は多いはずで、意識されていれば何らかのPアクションが起こります。
基本的には、4時間足下降CHのなか、高安を切り下げているので”売り目線”でいいでしょうが、やはり、1.130周辺での支持力が気になってました。
そのため、27日終値が1.130をブレイクしても、1時間足下降CH㊦を抜けるまでは、あまり売る気になれず、まぁ、そのお陰で、パウエル議長会見での急騰にうまく乗れたわけです。
その反面、26日高値からのショートは敬遠しました。売り手目線では、Wトップネック割れからの売り転換3波目でしたが、1.130を控えた1時間足強者の安値が強いかもしれないと思ったからです。
相場観がついてくれば、日足や4時間足で、もの凄く大雑把な、値動きを推測できるようになりますが、一週間のなかで、ザックリA地点からB地点へ向かうのがわかっても、その途中の道順まで、詳細に推測するのは難しいので、1時間足などを使って、日々のシナリオを立てます。
相場は上値や下値を試しながら、寄り道をしたり、サプライズや指標発表でワープをします。
よく、チャートの顔を見るといいいますが、相場が人の思考や感情でできていることを思えば、チャートに感情表情があっても、何ら不思議じゃありません。
チャートには、”晴れやかな表情”と”曇った表情”があるので、もし、表情が読み取れない状態が、世界規模で認知されていれば、どのみち強いモメンタムは得られませんし、手を出すと火傷します。
相場はお天気屋。機嫌が治るまで待つも相場です。
ドル円
週明け見通し
10月から11月へ高値をキリサゲ、安値は日足トレンドラインに支持されてキリアゲ、三角持ち合いの様相。目線はニュートラルで行こう。米中首脳会談の影響にも留意したい。
上段:上は11月現在高値
中段:先週高値~4時間足強者の値
下段:下は10月安値
売りの目安:10月高値未更新状態で、先週安値+4時間足強者の値を試す動きになれば、日足トレンドライン2を割る可能性もある。そうなれば、10月安値を目指すだろう。
買いの目安:日足Wボトムが強ければ、一旦、強者の値まで下がっても、日足トレンドライン2に支えられる。そうなれば、11月高値更新を目指すが、手前にある9月高値レジスタンスに注意。
結果:日足トレンドライン2を試すことなく月曜から上昇を始め、水曜日には、4時間足三角持ち合い㊤に到達。パウエル議長会見で、月曜からの上昇の半値押しまで下がった。
26.Mon.先週安値を試すことなく半値押しから先週高値をブレイク、1時間足天井ネックまで75ピプスの大陽線になる。
27.The.1時間足天井ネックでWトップのそぶりをするも、崩れて、1時間足上昇CH㊤に到達。
28.Wed.1時間足上昇CH㊤に張り付き上値の重い展開、深夜、4時間足三角持ち合い㊤からパウエル議長会見をきっかけに60ピプス急落。
29.Thu.パウエル議長会見急落からの戻り売りで45ピプス下がって、1時間足上昇CH㊦に達する。
30.Fri.1時間足上昇CH㊦に張り付き9月高値まで小刻みな上昇。
Nov.26 Mon.
流れ:11月高値は10月高値よりキリサゲていて、1時間足下降CHを上抜き、1時間足は上げダウになっているが、先週高値付近は、1時間足下降CHの戻り売り候補にあって、先週安値を試すかもしれない。
売り手目線:先週高値でWトップになれば、2番天井から日足トレンドライン2を目指して売り。
買い手目線:先週高値までの高値圏20ピプスは様子見、これを含む”売りN”を上抜けば1時間足ネックラインまで買い。又は、先週安値を試してから買い。
先週高値Wトップを疑っていたため、東京時間、20ピプスの急騰はとれなかった。
欧州時間、黄高値で売りN㊤を試したあと、NY初動、紫安値で東京安値サポートを確認。黄高値から強く売られたのに、東京安値を割らなかったので、青1でロング、これは抜け期待だが、そこに至るまでの流れで抜けやすいと判断した。1時間足ネックラインでアウト。
Nov.27 The.
流れ:4時間足三角持ち合い上部周辺、1時間足天井ネック周辺も戻り売り候補。11月高値までの上げ幅残り50ピプス、1時間足上昇CHを引く。
売り手目線:1時間足天井ネック(前日高値)でWトップになれば一度押しが入る。下げの目安は、先週高値、下抜けば、1時間足上昇CH㊦。
買い手目線:前日陽線の角度のまま上昇すれば、前日高値をブレイクして、114.0・4時間足三角持ち合い㊤まで狙えるかも。
東京・欧州時間、”買いN”まで落ちてくれば押し目買いするつもりだったが下がらなかった。動意づいたのは、LDN-FIX手前、黄安値で急反発して、前日高値を更新、これで先週高値のWトップが崩れた。
Oct.28 Wed.
流れ:1時間足上昇CHのなか小刻みな上昇トレンド継続中。前日終値は1時間足CH㊤でレジスタンスされていて、4時間足三角持ち合い上部付近にある。
売り手目線:4時間足三角持ち合い㊤+114.0まで僅か。売るなら短期足が転換フォーメーションに移行してから。この上昇ペースが崩れれば、1時間足上昇CH㊦からの上昇波半値押し(先週高値)まで売る。
買い手目線:1時間足上昇CH㊤をブレイクしても、114.0まで10ピプス程度しかなく高値を掴むリスクがある。先週高値まで下がるのを待つ。
114.0を試したあと、パウエル議長発言で米ドルが反落、直近安値割れの赤1ショート、113.5でアウト。続いて、赤2で戻り売り、113.5でアウト。先週高値までは下がらなかった。
Nov.29 Thu.
流れ:4時間足三角持ち合い㊤からパウエル議長会見で反落。現在113.5付近でサポートされてる。この前日安値がネックラインになって、先週足サイズのWトップ天井部を作り始めるかもしれない。急落後の調整を待ってトレード開始。
売り手目線:前日終値を試して上げ止まれば、前日安値に注意しながら、113.5ブレイク期待で売り。前日安値を割れば、先週高値+1時間足上昇CH㊦まで利を延ばす。
買い手目線:前日安値+113.5でサポートされれば、前日高値+Wトップ2番天井をつくる動きを買う。先週高値で下げ止まれば押し目買い。
東京時間、黄高値で前日終値を試し、2回目の試しが失速した赤1からショート、1時間足上昇CH㊦+先週高値でアウト。その後は様子見。
NY初動、先週高値にできた”ダマシ安値(青1)”をサインに逆張りロング。
Nov.30 Fri.
流れ:どうやら11月足は、10月陰線終値を更新できそうになく、10月足はハラミ足になりそう。前日足は先週高値+1時間足上昇CH㊤でサポートされた。土曜日に開催される米中首脳会談の結果待ちの人もいるだろう。
売り手目線:米中首脳会談を前だが、もし、先週高値を割るモメンタムが得られれば、一旦、月曜大陽線安値まで売り。
買い手目線:月末なので、先週高値+1時間足上昇CHサポートで、売りポジの利益確定を狙う。
前日安値の買いポジを保有していたが、米中首脳会談を前にして動き出すことはなかった。
ユーロドル
週明け見通し
1.130今年最安値で強反発後、上昇したが、先週、高値を切り下げた。10月陰線を下から上へ試したカタチになってるので、今週足は1.130を更新するかもしれない。
ハラミ:11月高安ハラミで見る。
売りの目安:1.130今年最安値をブレイクすれば11月安値を目指すだろう。
買いの目安:1.130今年最安値でサポートされれば逆三尊肩になって上昇するだろう。
結果:1.130を少し下抜いたが、パウエル会見で急騰、4時間足下降CH㊤に到達した。4時間足下降CHのなかを下がっているが、1.130今年最安値周辺が”逆三尊肩”になる可能性を疑って、単純に売り目線にはできなかった。
26.Mon.先週高値にできた天井部を下から試す動きになった。
27.The.1時間足強者の安値+先週安値が割れて、今年最安値1.130を日足終値がブレイク。
28.Wed.1時間足下降CH㊦から、パウエルFRB議長会見で米ドルが売られたことで急騰、1時間足CH㊤に達する。
29.Thu.1時間足下降CH㊤と4時間足下降CH㊤の狭小地帯で揉み合う。
30.Fri.4時間足下降CH㊤から1.130今年最安値まで下がる。
Nov.26 Mon.
流れ:10月陰線に対して、上値を2回試してから下がっているので、1.130今年最安値を守りきれるかどうかに注目。
売り手目線:1時間足強者の安値を割れば、1.130下抜け期待で売り。
買い手目線:1時間足強者の値サポート、あるいは、1.130でスパイクすれば、1時間足下降CH㊤まで買い。
東京時間、1時間足強者の値でサポートされたが、ズルズルと上昇を始めてしまい、欧州時間、すでに波の途中乗り感が強くノートレード。この日の高値で売れなかったのは、1.130今年最安値周辺でのサポート力がわからなかったから。
Nov.27 The.
流れ:1時間足強者の値で反発するも、1時間足下降CH㊤まで届かず全戻し。先週の値動きを右山下がりのWトップとみることもできる。
売り手目線:昨日に続き、1時間足強者の値を割れば、1.130下抜け期待で売り。
買い手目線:1時間足強者の値を割れなければ、このレートの支持力が高い証拠になる。1.130周辺サポート根拠で、1時間足下降CH㊤抜き期待のロングができる。
欧州初動、1時間足強者の値を下にブレイク、戻りを待って赤1でショート、ここでは下がらず一度撤退。NY時間、下降フラッグ下抜けの赤2でショート、1時間足下降CH㊦でアウト。
Oct.28 Wed.
流れ:前日終値が1.130を下にブレイク。前日の上値試しが弱かったことが、売り手をやる気にしたのかもしれない。
売り手目線:1時間足下降CH㊦を割れば11月安値目安の売り。
買い手目線:1時間足下降CH㊦でサポートされ短期足が買い転換すれば買い。
1時間足下降CH㊦で下値の重い展開。パウエル議長発言で1.130を上抜いたので、1分足の切り替わりで青1ロング、1時間足CH㊤でアウト。
Nov.29 Thu.
流れ:パウエル議長発言で米ドルが売られ、1時間足下降CH㊤に乗り上げ、レジサポラインで頭を押さえられている。急騰後なので、前日終値+1時間足下降CH㊤と前日高値で暫く揉むかも。
売り手目線:前日終値を割り込めば、前日陽線の半値押しまで売り。半値押しをすり抜ければ1.130今年最安値まで売り。
買い手目線:前日高値ブレイクすれば、一段上の戻り高値まで買い。前日陽線半値押しでサポートされれば買い。
4時間足下降CH㊤を現状に合わせ引き直すと上限に達していた。これと1時間足下降CH裏サポートの狭小地帯なのでノートレードとした。
Nov.30 Fri.
流れ:4時間足下降CH㊤に達していて、1時間足下降CH㊤、前日足高安40ピプスのハラミになっている。
売り手目線:11月末+米中首脳会談前ということもあって、前日始値を割れば、水曜陽線の利食いが入りそう、ひとます陽線半値まで売り、これを割れば、1.130まで利を延ばす。4時間足下降CH㊤抜くモメンタムが得られれば、”抜けの1波”高値から4時間足CH裏へのプルバックを狙う。
買い手目線:1.140+4時間足下降CH㊤を抜ける1波は適当なところで利食い。続いて、4時間足CH裏へプルバックすれば買い。
欧州時間、前日高値+4時間足下降CH㊤にできた天井を試した赤1でショート、水曜終値を注視していたが、これも割れたので1.130近くまで利を延ばせた。
ユーロ円
週明け見通し
11月高値と10月安値350ピプスのハラミが続いていて、現在値は、その中央付近にあって方向感が弱い。
親ハラミ:11月高値~10月安値
子ハラミ:先127.5 -129.17
売り買いの目安:子ハラミ内は方向感がないので他2通貨ペアを基準に。子ハラミをブレイクした方向へついていく。
ユロ円に方向感は弱いので、子ハラミ上下を意識しておいて、他の2通貨ペアを基準にする。
Nov.26 Mon.
流れ:子ハラミのなか方向感が弱い。
USDJPY:東京時間、先週高値まで急騰後に小競り合い、NY時間に、先週高値を上抜け、1時間足ネックまで75ピプスの上昇。
EURUSD:東京・欧州時間、1時間足強者の値に支持され50ピプス上昇するも失速、NY時間、戻り売りで全戻し。
底値を試せば買うつもりだったが、そのままズルズルと上昇。欧州時間には、道半ばまで上昇してしまってノートレード。
Nov.27 The.
流れ:子ハラミのなか方向感が弱い。
USDJPY:4時間足三角持ち合い上部周辺、NY時間、Wトップが崩れ1時間足上昇CH㊤まで40ピプス上がった。
EURUSD:欧州時間に1時間足強者に値を4時間足終値がブレイク、1.130手前でフラッグをつくるも、NY時間になると下抜けて60ピプス下がった。
ドル円は高値圏、ユロドルは1.130今年最安値を更新できるか否かの日。モメンタムが強くなったのはNY時間以降、ドル円・ユロドルは逆相関だった。
Oct.28 Wed.
流れ:1時間足下降CHのなか。
USDJPY:4時間足三角持ち合い㊤で上値の重い展開から、パウエル議長発言で米ドルが56ピプスの反落。
EURUSD:1時間足下降CH㊦で下値の重い展開から、パウエル議長発言で米ドルが売られて100ピプスの急騰。
東京時間、1時間足CH㊤から赤1逆張りショート、1時間足CH㊦でアウト。パウエル議長発言で50ピプス上昇したが、米ドル絡みの通貨を中心に見ていてノートレードだった。
Nov.29 Thu.
流れ:1時間足下降CH㊤をブレイク、子ハラミ㊤に到達。
USDJPY:東京時間から、前日急落の戻り売りで先週高値+1時間足上昇CH㊦まで下がった。
EURUSD:4時間足下降CH㊤と1時間足下降CH裏に挟まれてモミ合い。
子ハラミ㊤から、ドル円戻り売りタイミングでショート、ドル円タイミングでアウト。
Nov.30 Fri.
流れ:子ハラミ㊤でWトップの様相。
USDJPY:1時間足上昇CH㊦に張り付いていた。
EURUSD:4時間足下降CH㊤から、欧州時間以降、1.130今年最安値まで売られた。
欧州時間、子ハラミ㊤反発+ユロドルの4時間足CH㊤反発で赤1ショート。
今年も、”迷晴れ動画アワード”の季節がやって参りました。目から鱗!気づかされた!激変した!などなど、ベスト動画をを教えてください。
2018年公開に限定せず、
人気のあるラーメン屋と、美味しいラーメン屋は必ずしも一致しません。
Youtubeの再生回数ではわからない、隠れた名作を発掘して、お伝えしたいと思います。
投票はブログのサイドバーにある”迷晴れ動画アワード2018 ノミネート作品投票所”からお願いします。なお、ノミネート作品は、2018年公開のものに限定しません。投票受付の締め切りは12/12(水曜日)までとさせていただきます。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (7)
いつもご教授頂きありがとうございます。11/29~30は残念ながらテレビ、ラジオの解説者のコメントに振り回される結果となってしまいました。まず、11/30のニューヨーク時間にユーロドルを1.1370でロングしてしまいました。理由は1.14000から下がってきて1.1320で最安値をつけ暫く横バイになった後上に抜け始めた点、ドル円も少しずつ上向きでポンドも売りが一服した後買われ始めたこと、そしてその日の解説者が米中首脳会談も結局は無難に終わるのではないかとのコメントもあり、押し目買いできると判断してしまいました。結果は1.13420を数回試した後揉み合いを逆に下方ブレイクし、マヨハレ先生ご指摘の1.13000寸前まで売られて止まりました。遺憾ながらまだホールド中です。米中会談の結果次第では週明け即刻損切りしなければなりませんし、こういうことをやっていたのではいつまでも勝てない止まり反省しています。もう一つは11/29NZドル円を77.890でロングし長時間はまりました。これも当日ラジオでオセアニア通貨が堅調とのコメントで買ったのですが、77.900をなかなか上抜けず捕まりました。結局は77.900指値で切り抜け即ドテンし5pips抜けましたが、二つとも解説者のいうことだけしか眼中になく自分の頭で判断しなかったのがいけなかったと思います。さっさと損切りして自分でチャートを見直してれば、別のいい結果が得られたかもしれませんね!今週のチャートナビでもありましたように予想通りにいかないことも多々ありますので、人のいうことに固執せず自分で臨機応変に対応するようにします。
ボクはテクニカル重視派なので、何ともいえませんが、情報過多は確実に負けやすくなります。解説情報をトレードに活かすのは、なかなか難しいのではないでしょうか。
価値の高い動画、ブログの作成ありがとうございます
先月は月の前半に体調を崩して寝込んでしまい、トレードも本業の仕事も一時停止してしまいました。深夜までチャートをガン見する日々、負け続けるストレス、心身の疲労が仕事にも悪影響。絵に描いたようなダメ野郎。悪循環という言葉を具現化したような毎日でした。
体調が回復してきた頃に『デイトレード』を読み返しました。
「今、手元にあるもので何ができるか」「負けることに耐えられなくなる時」
迷晴れさんのブログや動画も繰り返し見ました。
「このブログの目指すもの」「トレードの奇跡とその先にあるもの」「複雑なことを単純に、単純なことを深く」
その後、考えました。
「いまの自分で月トータルプラスにするにはどうすればよいのか」
単純だ。負けトレードを減らせばよい。でも簡単ではない。自分の中にあるハイドスイッチに触れないことが要だ。連敗したらPCから離れる。疲れている時、気分が乗らない時はトレードしない。ノートレードという判断も成果として受け止める。
「今、手元にあるもの、できることは何か」
躊躇ない損切り。
1日のうちトレードに集中できる22時からの2~3時間(これまでは睡眠を削って5時間程度)
日足・週足・月足の4本値、キリ番、チャネルライン、フィボナッチを使ったシナリオ作り。
強欲・傲慢・臆病・怒りという自分の特徴を踏まえた新しいルール。
押し目買い、戻り売りの分割エントリー(一段目が外れても落ち着いて対応でき、ハイド予防になる)
スキャルで10pips程度とること。
心許ないうえに目指しているトレードスタイルからは程遠いが、仕方ない。制約の中でなんとかしよう。
結果は、半年振りの月トータルプラスでした。100pipsにも満たないほどです。それでも過去最高益でした。技術や相場観などは何も変わっていません。プレイバッハさんのコメントを思い出し、今月は普段とマインドセットが違っていたのかな、と考えています。
まだまだ安定には程遠い状態ですが、今月の成果は素直にうれしく思っています。修正点や取り組んでみたいアイデアが沢山あり、その整理にも意欲的に臨めそうです。。
前向きな気持ちは本業にもよい影響を与えていると思います。
「勝ち」の後は「大負け」が潜んでいるのが経験則なので、ここから要警戒。今月も丁寧なトレードを行っていきます。
知識より意識ですね!知識ではなく、意識で勝つトレード、やはりコレなんですよね。今の状態が普通になってくれば負けが込むこともなくなるのではないでしょうか。
かとるさん、こんにちは。
一つ改善案をお教えします。
たった一つの手法でもぶれずに対応できれば、必ずトレードで成果を出すことができるようになります。
すなわち成果を出せないのは、手法が確立されていないか、もしくは心がぶれるからです。
両者は相互依存の関係にあります。
迷晴れさんは命名のすぐれた人ですが、私も自分用に独特な言葉使いをします。
「マインドセット」って、抽象的でよくわからない言葉です。
私は「マインドセットアップ」というさらにわからない言葉を使います。
投手がマウンドで投げる前の準備動作のことです。
トレードの「マインドセットアップ」とは、心の準備とイメ-ジトレーニング、さらに時間が許せる限りforex testerなどで試合前のバッティング練習を指します。必ず毎日やります。
今回はイメージトレーニングの具体的方法です。
自分の悪癖を書き出してください。
そしてそれを1項目ずつgoogleカレンダーに日程に書き込んでいきます。
1日の欄に好きな数だけ書き込めます。
そして、もちろんGmailに毎日通知メールが来るように設定しておきます。365日毎日です。
そして毎日メールでその項目を確認するごとに、「その時自分は何をするか」を明確にしておいた上でそれをイメ
ージすることです。365日毎日やれば、自分の悪癖は消えていきます。
こうすることで心はぶれることがなくなり、たった一つの手法でも安定的に利益を出せるようになります。
これが私の「マインドセットアップ」、すなわち「マインドを使う」の具体的方法の一端です。
スキルよりも「マインドを使う」が、私にとってのメインです。
参考になれば幸いです。
その時自分は何をするか。
いつも参考になるご意見を有難うございます。
迷晴れさん、プレイバッハさん、コメントありがとうございました。
先月の結果は、至らない点も含めて’今’自分にできることに全力を向けた結果かと考えています。
プレイバッハさんからは具体的なアドバイスもいただき、感謝しております。
悪癖の書き出し、試合前のバッティング練習、早速始めています。
悪癖は明文化すると共に、それが現れた際のチャートも添付した画像にして、より具体化しています。(不要なアレンジでしょうか・・・)
打席に出ない日もFT3での素振りは毎日続けています。ノートレードの日も有意義に時間を使えていけそうです。
プロ野球選手にすれば毎日の素振りは「当たり前のことで」努力のうちに入らない。素振りは、一回毎に、どんな場面でどんな球種がくるのか明確にイメージして行っているという話を聞いたことがあります。
私もトレードについて「当たり前」のレベルを上げていきたいと考えています。
プレイバッハさん、この度はアドバイスありがとうございました。