13May
一日の中でも天下分け目の歴史的瞬間があります。そのポイントに出くわすまで待つことができれば、そこからの大きな流れに乗ることができます。
今週の視点
どの時間足スケールでトレードするかにもよりますが、デイトレードなら、天底を除けば一日の内で一回は天下分け目のブルベア攻防に出くわすので、そこからなら利益を延ばせることが多いです。一日中スキャルピングしかできない日もありますが、損小利大を基本とするなら、利益は延ばせるものなら徹底的に延ばしたいものです。
ドル円はチャネル上限をブレイク
8日に赤チャネル上限をブレイクしたことで上昇しやすくなりました。基本的に買い目線ですが、ブレイク箇所への試しで下落する可能性に注意したいです。
4時間足橙水平線114.50付近まで上昇してダブルトップになり、現在、下降中ですが、113.00や赤チャネル上限を試してから再上昇するかもしれません。また、チャネル内に潜る可能性もあるので、焦らず短期足で反転個所を確認をしてから行動したいところです。
赤チャネル上限への試しに警戒しつつ、4時間足橙水平線113.56を上抜けば、114.50まで狙うことができます。114.50での高値形成時間ですが、目安として、上昇波の時間幅とほぼ等しいと考えれば、10日にかけてのダブルトップも想定できます。
8(月)チャネル上限をブレイクなるか。
8日は赤チャネル上限に達しました。ここで反発するか、抜けていくか、抜け期待でロングするなら、逃げ切れる値幅を確保するため、なるべく安いところ(青〇逆三尊右肩)から買うべきです。緑□と緑〇でダブルトップになった可能性もあります。
9(火)サポートへの試しに警戒しつつロング選好
前日に赤チャネル上限+先週足高値をブレイクしたので、ロング選好です。
一旦、先週足高値や赤チャネル上限のサポートを試しに下落する可能性に注意しながら、下がらないようなら押し目買いです。緑□でブルベアが合戦していますが、このプライスから三尊天井になって、下がり始めた可能性もあります。緑□で決着がついてからは、一切目線が切り替わることなく、達成目安である4時間足水平線114.50付近まで上昇しました。
未来を当てる必要はありません。なぜなら、紙一重で行き先が分かれることだってあるからです。デイトレなら、その日の中で、大きな合戦の起こりやすいゾーンを想定しておけば、それを基準にいくつかのトレードプランが立ちます。
10(水)114.50高値圏周辺
達成感のあるプライスまで上昇すると天井圏レンジぽい動きをしますが、まだ、高値を更新するかもしれないので、それまでは押し目買いでいいでしょう。前日9日足の半値+4時間足橙水平線付近で下げ止まり、押し目をつくり始めました。
ダブルボトムの谷は橙〇で、ここからロングもありますが、4時間足橙水平線に若干届いてないので入れません。ただし、緑□レンジを上抜けば、上がりやすくなりますが、もともと、上昇達成感があり、売りたい人もいるエリアなので、緑〇での押し目買いは不発に終わりました。ボリンジャーバンドを表示している方は、こんなナマコ型をしているとき、トレードは見送るのがいいでしょう。
11(木)114.50+ダブルトップで売り選好
114.50周辺で、ダブルトップ(ピンク〇)になりました。こうなるとベア軍が勢いをつけてきます。押し目買いサポート候補(緑□)までの値幅があまりないので、10日足終値を背中になるべく高いところ(赤〇)から売ります。押し目サポートに注意しながら、ネックライン候補(10日の安値+4時間足橙水平線)まで売っていきます。
12(金)114.50高値圏
11日緑□下にブレイク+114.00レジスタンスで緑□のハラミになりました。114.00を背中になるべくハラミ上限に引き付けて売れば(赤〇)いいでしょう。
ユーロドルはチャネル上限で反発
チャネルラインを越えることなく反発。
5日のコマ足で、1.10000+チャネル上限でレジスタンスされた感じがしましたが、月曜日、上に窓を開けてスタートしました。
チャネル上限でレジスタンスされたとみて、ショート選好で考えても、緑□やキリ番など、いくつものサポートがあって、大きな利幅は狙えません。サポートからサポートまで値幅がないところは見逃し、それ以外は買いの逃げや損切りをトリガーにして短期的に入っていきます。そういうところは、ロウソク足のカタチでいえば、ヒゲになったり、コマ足や十字線になっていて、1分足ならレンジになっています。
ユーロ円は天井乱高下
今週足は日足水平線124.00を少し上抜き陰線で確定しましたが、抜けたかどうかの判断は難しいです。強く反発しての乱高下になっているので天井になる可能性もあります。
上に窓を開けてのスタートですが、124.50で強反発しました。50ピプス下に日足水平線124.00があるので注意深く観察したいです。8日のフラッグは別の解釈をすれば、ダブルボトムが、赤〇で崩れたせいで買いの損切りを巻き込み下落したともみれます。最後の攻防跡(赤〇)は15分コマ足ですが、1分足ではレンジになっています。
5日安値と8日安値切上げでダブルボトムになったので買いを考えます。買うなら8日の青〇のように売りがあきらめてポジションを手放すところです。
8日の赤〇高値は確かに急落の起点ではありますが、5日安値(123.00)は未更新なので、そこまで強いという見方はできません。それに、先週足終値もあるので戻ってきても安易に売れません。
8日と9日の高値でダブルトップになり、高値レジスタンスがより強く意識されています。123.00と124.50では150ピプスの値幅がありますが、方向感なく乱高下しています。橙□内はトレードを見送るか、11日の赤〇のようなわかりやすいところだけ狙うかです。
関ヶ原の戦いでは、徳川家康率いる東軍と石田三成などの西軍が戦い、東軍が勝利を収めました。まさにこの瞬間、歴史が動いたわけです。東軍と西軍は、戦力としてはほぼ互角だったそうですが、戦死者は東軍4,000~10,000人に対して、西軍は8,000~32,000人と、戦死者は遥かに西軍が多かったことになります。
相場も同じだなぁと思います。
多くの戦死者(損切りトレーダー)が出ることで、明らかな方向性が現れ、それが暫く続くことになります。
もちろん、スキャルピング、デイトレード・スイングトレードでは、スケールが全く異なるので、狙う値幅が違います。1分足トレーダーにとっての関ケ原は、日足トレーダーからみたら小競り合いにすらなりません。
デイトレードだと15分足ぐらいが、デイトレレベルの天下分け目の戦いを視認しやすいかもしれません。5分足でもいいですが、1分足になると、単なる小競り合いを「拡大解釈」してしまいます。なぜ、そうなるかというと、5分足や1分足ではロウソクを細くしても、せいぜい前日までしかチャート描画できないからです。
ボクは、5分足や1分足を使いますが、ルーペのように拡大している意識があります。1時間足や4時間足を見ていても、いつの間にか、5分足や1分足を見る時間の方が圧倒的に多ければ、そこで拡大解釈をしてしまいます。ビギナーの方は、意識的に、より大きな時間足をみて、短期足の「ガン見魔法」にかからないようにしましょう。
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コメント
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コメント (10)
いつもありがとうございます。
解説図の中にゴールド?オレンジ色?で水平線が引かれておりますが(ドル円だと111.500 112.212 112.874)
これはなんのラインになるんでしょうか?
4時間足で引いたラインです。
ご回答ありがとうございます。
迷晴れさん
こんばんは。ポンド円の話で恐縮ですが、今週は前半はフランス大統領戦直後のということもあり難しかったように感じました。
8日は守りに入りすぎてまともにエントリできず、超微益で終了。
9日はその反動?というか方向感が合わずにまぁまぁな額の負け。
10日は朝に立てたシナリオとはまったく逆に動き損切りしたのですが、欧州に入ってから目線変更してなんとか勝ち。
11日は英国の指標が集中してましたが17時台の指標はまったく忘れていて指値しっぱなしで損切り。逆にチャンスに見えてしまい。
無謀にも逆張り。微損のまま20時台の指標の時間を迎え、”大きめの指標前にはポジション解消”というルールを守れず。あえなく損切。
その後、タイミングを待ってエントリ。うまく下落に乗れて勝ち越し。
12日は一転、動かなかったですね。ドル円下落、ポンドドル上昇なのでドルが主役って感じだったと思うのですが、狭いレンジの中をやめとけばいいのになんとか今週の勝ちで月間プラテンにしておきたく、細かくデイトレ。結果、全勝で月間プラテンとなりました。
レンジをうまく取れたのは収穫だったのですが、ちょっと早めの利確癖がつきそうで怖いので、しっかり相場に合わせて目標まで取れるようにしていきたいと思います。(細かいレンジだとそうするか、入らないしかないと思うんですが、やっぱりポジってしまいます。。。)
なんだかんだでプラテン…素晴らしいです(^^♪お疲れ様です!
ありがとうございます!
ほんとトレードって状況判断というかバランス感覚があらゆるところで要求されますね。動画の中でも言われてましたが、おもいっきり負けるときって一つの時間足(小さい足がほとんどですが)に影響されて自分の考えが偏った時に起こってる感じがしてます。
バランスを失わないように”負けてもともと”の動画のように負け前提で動けるようもっと練習していかないとですね。
こんばんは、
最近、セルフレジのスーパーも出てきましたが、今日TSUTAYAにDVDを借りに行ったら、ここでもセルフレジが導入されてました。
店からしたら、特に夜間の人手不足や人件費を考えたらセルフ化した方がメリットはありそうですし、私も結構セルフはいいなと思っていて、店舗と顧客の双方にメリットがあるようにも思います。無人の野菜売り場が成り立つ日本だからできることかもことかもしれませんが、AIやロボット技術、あるいは自動運転技術によって、今まで人が担っていた労働がこれからどんどん機械化・合理化されていくのは間違いないでしょう。少子高齢化で移民の受け入れが、と言う主張もどうなんだろうなと思ったりもします。
一方で最近、泳力アップに向けて筋トレを強化しようと参考にマッチョ系の動画を見たりしますが、マッチョ系のユーチューバーの人って結構キャラが立っている人が多くて面白いなと思いながら見ています。ボディービルダーというのは自分の理想の体を作るために増量と減量を繰り返すそうで、自分の体を作っていくという作業を淡々とやっていきます。筋トレで自分を極限まで追い込む、食事まで工夫して体重を増やすために生卵1日30個ほど食べたり、逆に減量のために塩分のない食事をしたり、まるで陶芸家が自分の作品やその材料である土に対してストイックに向き合うような感じにも見えてきます。ある人は、「オレは、毎日筋トレやって酒飲んで、機嫌よく過ごせたら、それでいいんだよ」と言ってましたが、あるきっかけで筋トレにはまって、会社も上司が嫌で辞めて、今はサラリーマン時代の収入を大きく上回り、ボディービルのコンテストに出るためにトレーニングに勤しみながらこれらのネタを元に動画配信をし毎日機嫌よく過ごされているようです。
私が中学を卒業する際は、結構年配の先生ではありましたが、「男は仕事、女は家庭」と最後に訓話をいただきましたが、こんな時代が来ようとはという感じですね。
特別な才能がなくても好きなことをとことんやった方が、堅実な仕事をやるより多くの収入や豊かな生活が得れる。
時代も相場のトレンド転換のように大きな節目にあるのでしょうか。その中で損切りのできる人できない人、人それぞれでしょうが、やはり面白いい時代なんだろうなと思います。
であるならば、より多く楽しんだ者勝ちということでしょうかね(笑)
好きなことで生きていく、すでにこれができる1億総クリエーター時代なんだと思います。もちろん、自分を発見してもらえるようなセルフプロデュースが必要ですが、それができる無料のプラットフォームも揃っています。
起業が大量の人の雇う時代は、とうに終わっている気がします。雇用者を増やすのではなく、企業から起業へ、働き方を変えていくのが自然な流れかもしれません。
1時間足に日足ロウソクの説明ですが、
114.56をぬければ114.50までねらえるとありますが、ショートで狙いですか?
113.56の誤字りです、失礼しました。