8Jul
押し目買いのエントリーや損切りポイントはわかってきたが、利食いはどこでしたらいいのだろうか。参考までにひとつアイデアをご紹介します。
利食いにもルールが必要。
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トレードスキルで一番むずかしいのが利食いだとよく言われます。理由は相場の成り行きは終わってみたいとわからないからだろう。せっかくいいポジションを取れたのに、建値撤退となって悔しい思いをした経験は誰にもあるはずです。
損切りと違って明確な基準やゴールがひとつではないことが利食いを複雑にしてしまっているのかもしれない。
相場はあくまで市場まかせ、自分の思い通りには動かないのが前提。そのなかで揺らぎないメンタルを維持するためには、損切りやエントリーと同じくルールを決めて対応するしかないと思う。利食い目標を複数用意しておいて、そこに達したときのプライスアクションを見て臨機応変に対応するのがいい。目標付近のプライスアクションにもルールを持たせれば、ポジションを持ちながら慌ててクリックしてしまうこともなくなる。
そこまでやっていれば、結果がどうあろうと納得できる、相場の動きを完全に読み切ることなどできないのだから。
直近高値の更新が第一関門。
例えば、黒波の片波を狙うとすると、第一関門は高値の更新だろう。これをブレイクすればブレイクアウト組のロングも加わってさらに上昇していく可能性が高い。高値付近のプライスアクションを見てホールドするもよし、建玉の半分を利食うもよし、戦術はマチマチでいいと思います。
ここを抜ければ次に目指すは、次のレジスタンスということになる。途中、目立ったレジスタンスが無ければN値を参考にしてもいい。N値とはひとつ前の片波と同じ値幅分伸びるというものです。
3つの高値更新パターン。
パターン① 勢いよく高値更新、そのまま浅く押して上昇。
下から買っていれば一番うれしいケースだが、抜けてから買うならサポートR1まで戻らずに上がっていってしまうので少し厄介。高値付近が重要なラインだった場合、損切り注文なども巻き込んでこういう動きになることがある。
パターン② レジスタンスがサポートになり上昇。
下から買っていれば、そのままホールドできる。プライスアクションの教科書通りの動きなので、抜けてからも買いやすい。
パターン③ 2回目のトライで高値ブレイクして上昇。
高値付近での判断が必要なケース。パターン④になることもあるので注視しないといけない。高値を切り下げ出したら利食っておくのも良い方法だと思います。
パターン④ 高値更新できず。
この後どうなるかはいろいろだが、押し目を試しにいく動きになると利益が無くなることになる。
大事なのは上位足との位置関係。
黒波の高値R1と、上位足の戻り売り候補が重なると、まず突破は難しくなる。勢いよく高値を更新しない限りは利食っておくのが得策。むしろこのポイントは様子を見つつ売る準備も始めるとこです。
自分のトレードしている時間足の上位足を常に意識することは本当に大事です。同じ押し目買いでも、利益が伸ばせるとこか否かを知らずにやるのとメンタル負荷がかかり誤った判断を招きます。
上位足も同方向目線なら利益を伸ばしやすい。とくに上位足がエリオット三波になりそうならチャンス。黒波の三波とタイミングを合わせれば、さらに上昇しやすくなります。
黒波の片波を細かく取るのもいいですが、こういうときは上位足の片波を取るつもりでポジションを持つのも良いアイデアです。上位足の勢いが加われば大きく利益を伸ばせるとこです。
今日のまとめ
何が起こっても想定内であるためにルールが必要です。
チャートの見方を知らず、ただ見ていても、それは目隠しをしているのと同じです。結果、プライスアクションに反応して後悔の残るトレードをしてしまいます。チャートがちゃんと見えている状態なら、何が起こっても慌てることがありません。なぜなら全てが想定内のことだからです。
こうなら、こうなる。ああなら、ああなる。相場の動きは意外にもワンパターンです。来年の相場のことは、さっぱりわかりませんが、数分~数時間先の未来なら、ある程度想定できます。そういうスキルさえあればデイトレやスキャルピングには十分だと考えています。
備えあれば憂いなし。備える力が自信となり、トレードを向上させます。
◆お断り◆
この動画は教育目的で制作されたものです。相場についての個人の見解を過去のチャートから解説したものであり未来の利益を保証するものではありません。売買取引についての判断は一切行っておりませんので、投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分に考慮の上、ご自身でご判断ください。
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コメント
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コメント (6)
迷晴れさん。今回もためになる動画をありがとうございます。
今回は利食いについての解説ということで、私なりの考えで利食いには主に2つの考え方があると思っています。
ひとつは目標管理型でもうひとつは利益追従型です。
私の中では迷晴れさんは利益追従型だと思いました。その中のチャートポイントでのプライスアクション
によって柔軟な対応ができるということで、目指すべきはここなのかもしれません。
でも、私はまだ会社員なので、自分の生活に合うように目標管理型に手法を変えました。
(大きく伸びるときはへこむこともありますが・・・)
今回の動画を見ているうちに、スイングトレードで応用することができるのでは?
ということを、今回の動画で気付くことができました。
課題はチャートポイントでのプライスアクションで伸ばすときと、逃げるときの見極めですね。
どうもありがとうございました。
利食いは個性の出る部分だと思います。完璧を求めすぎるといけないので、自分に合った利食いでいいと思います。1分足1本分で利確して勝ち続けている人もいるので、おっしゃる通り、一概に僕の考え方が全てではありません。
ここ一週間は利食いについて後悔ばかりでした。
損少利大を意識してやっているので結果プラスでしたがほとんどが微益で終わってしまいましました。
引きつけてからのエントリータイミングがわかるようになり、損切りが2〜3pipsで済むようになり、勝率も6〜7割程度と高くなってきたのですが、かなり浅い損切りで判断できるようになった結果、反面まだまだ伸びると分かっていながら、微益でもプラスだからと甘えてしまいチキン利食いしてしまいます。
ポジションを持つ前に利確目標を設定しても、少しでも怪しい動きをすれば焦って利確してしまいました。
上位足の流れと一致していればホールド、そうでなければ伸びきったところで貰っておいた方が良いなど理屈ではわかっているのですが実際にポジションを持つとまだまだ難しいですね。
来週からの一週間は利確について
拝見させていただきました。
利食いについては漠然としていて全く見当もつかないでいたので一つの明確な基準をいただき安心しました。
今の自分には利食いなど夢のまた夢ですが、そこまで考える余裕が持てるよう日々努力していきます。
素晴らしい気付きをありがとうございました。
mt5用のキャンドルインジケーター購入したいです。
購入ページを教えていただけませんか。
よろしくお願いします☆
すいません。MT5用はできてるんですがMT4にバグあって、ただいま最終調整中です。もうしばらくお待ちください。