スキャルピングOK!短期トレード特化型FX口座。
約定レートがクリックした時のレートよりも常に数ピプス不利に動いてしまったり、約定拒否されたり…こんな経験はないでしょうか。FX業者を選ぶとき、「提示スプレッド」ばかりが注目されますが、実際に損益に関係してくるのは「約定スプレッド」です。つまり取引したい瞬間に約定できるかどうかがポイントで、取引スタイルや時間帯によっては提示スプレッドと約定スプレッドの差分である「隠れコスト」が発生しています。
国内FX業者の決済方法には「DD方式」と「NDD方式」があり、市場直結型のNDD方式はDD方式に比べ透明性が高く約定力や約定スピードの点で優れているといわれています。主にDD方式を採用する大手FX業者の狭いスプレッドも魅力ですが、短期売買や高回転のスキャルピングをするなら、ノンストレスで高速約定するNDD業者での口座開設を検討してみてはいかがでしょう。
FX取引にはDD方式とNDD方式がある。
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国内FX業者の取引方法には「DD(Dealing Desk)方式」と「NDD(No Dealing Desk)」方式があります。海外FX業者の標準はNDD方式ですが、国内FX業者の多くはDD方式を採用しています。DD方式はディーラー(人)を介して、顧客のオーダーを決済しますが、NDD方式はディーラーを介さず、直接カバー先の金融機関に注文を流し決済します。
FX業者が提示するレートは、実際の為替レートとは異なります。FX業者は提携するカバー先の金融機関からリアルタイムで為替レートを受け取りますが、それをそのまま顧客に提示するわけでは ありません。たとえば、カバー先の金融機関から貰ったドル円レートが101.100円だとすると、FX業者は売値101.098円/買値101.102円と提示し ます。この売値と買値の差分がスプレッドと呼ばれていて、FX業者の手数料となります。
日本独自の企業努力で低スプレッドを提供するDD方式
DD方式とは、顧客とFX業者との店頭取引(OTC取引)であって、すべての顧客のオーダーをカバー先の金融機関に流しているわけではありません。一定の注文量が溜まるまでカバーしませんし、その場で顧客の売り注文と買い注文を相殺させたりもします。為替市場に注文を出さないので、もともとスプレッドなど有って無いようなものなのです。
顧客のオーダーをカバーするかどうかは、専属プロディーラーの裁量や顧客管理システムのアルゴリズムに委ねられています。DD方式を採用するFX業者の経営が、極めて低いスプレッド(手数料)だけで成り立つはずもなく、全く別の利益構造が存在します。
それは顧客のオーダーをカバー先に流さずに呑んでしまうことです。FXでは市場参加者の7割~8割が負けると言われているので、呑んでしまえば顧客の負け分がそのままFX業者の利益になります。悪く言えば、お客が損すれば損するほど儲かる仕組みですが、これは世界的に見ても極めて低いスプレッドを提供するための日本独自ルールであり、良くいえば、企業努力ともいえます。
DD業者の配信レートは実際の為替レートやカバー先の提示レートですらなく、独自のレートを配信しています。FX業者によって提示レートが違うと感じるのはこのためです。また、取引量が少ない早朝や、注文が偏る経済指標発表時には、FX業者側のリスクを軽減するためスプレッドを拡げています。
FXを始めて暫くして気づくのは、クリック時点のレートから「スリッページ」して数ピプス不利なレートで約定してしまうことです。さらに、あまりに価格変動が激しく設定したスリップ許容値を超えると、「リクォート」といって、本来注文したレートではなく決済可能なレートを再提示してきたり、約定そのものが拒否されることもあります。
DD方式のFX業者がスキャルピングを嫌がる理由
スキャルピングとは分秒単位で、連続的に取引を行うトレード手法のこと。わずか数ピプスを瞬間的に抜くスタイルは、タイムフレームに囚われにくいため、兼業トレーダーにも人気がありますが、スキャルピング可能な国内FX 業者は稀です。
国内FX業者の多くはDD方式を採用しているため、基本的にスキャルピングを嫌います。国内最大手の「GMOクリック証券・FXネオ」や「DMMFX」も、取引規定のなかで過度なスキャルピングを禁止しています。
高回転スキャルピングを行うと、ディーラーのカバーが間に合わず業者側が損失を被ってしまうことがあります。顧客が損失を出し続けているなら問題ありませんが、スキャルピングで利益を出している顧客は口座を凍結される危険性があります。また、自動売買もプログラムの処理が追いつかないのでほとんどの業者は禁止して います。
これに対して、顧客のトレード頻度や取引量がそのまま利益となるNDD方式の業者では、一部業者をのぞきスキャルピングOK、自動売買(システムトレード)OKです。
約定力の高いFX業者はNDD方式を採用
NDD方式は、ディーラーを介さずに顧客のオーダーを直接カバー先の金融機関に出す取引方法です。複数のカバー先と提携し、提示されたレートの中から、最良の売値と買値を選択、そこに「手数料」を上乗せして顧客にレート配信しています。カバー先のレートは、インターバンク市場の実勢レートとほぼ同じになるので、「インターバン ク直結型」と呼ばれています。
お客が儲かれば儲かるほど取引枚数や取引回数が増え業者も儲かるという方式なので取引の透明性も高くなります。反対にDD方式のFX業者は、顧客の損失が利益となる方式なので、過去には意図的なレート操作もあったようです。
「NDD方式」にはSTP(Straight Through Processing)方式とECN(Electronic Communications Network)方式の2種類があります。厳密にいうと「STP方式」は、ディーラーが顧客注文を処理していますが、カバー先の提示レートで決済されるので、カバー先の多い業者の方が有利な取引方法です。これに対して「ECN方式」は電子商取引のことで、インターバンクで別の顧客注文とオークション形式でマッチングさせて取引を成立させています。「どの価格でどのくらい注文がでているか」といった板情報を参照することが可能です。STP方式に比べてスプレッドは低くなりますが手数料が付加されます。
NDD方式のココが凄い
- 市場直結型で約定力、約定スピードが安定しているのはスキャルピングでなくとも嬉しい。
- 値動きが激しい時間帯のスリッページ(注文レートと約定レートのズレ)が比較的起こりにくい。
- カバー先金融機関からのレートを加工しないので、ほぼ実勢レートで取引可能である。
- 人為的なレート操作がなく透明性が高い。
- 基本的にスキャルピングOK、自動売買OK。
- 変動スプレッド制ならマイナススプレッドもありうる。
スキャルピングOKを公表している業者
スキャルピングOKを公言している珍しい業者。原則固定スプレッドなのでNDD方式ではなさそうですが、小林社長自らがトレーダーなので、口座開設すると朝晩の相場観なども聞けます。これがJFXの大きな魅力となっています。スプレッドは取引枚数に関係なく一律で、一日の取引上限もありません。親会社が「ヒロセ通商」なので、お約束の食品プレゼントキャンペーンもあります。
その他のスキャルピング可能な業者
スキャルピング可能な業者はヒロセ通商・OANDA Japan・マネーパートナーズ(パートナーズFX)などもありますが、明確にスキャルピングOKを公表してないので除外しました。最新情報は各FX業者の公式サイトでご確認ください。