17Nov
迷晴れボックス第127回、視聴者さんのトレードをテクニカルとメンタルの両面から深~く考察する代理学習シリーズ。
kkさんのトレード
お久しぶりです。KKです。今年に入ってから月ベースでは勝ったり、負けたりの繰り返しでトータルではプラマイゼロ付近をさまよっている状況です。
私のトレード方法は、日足で売りと買いの攻防を見極めて、4時間足でトレーディングレンジを3つに分け、1時間足でどの波動をとるかイメージをつけて、15分足の切り上げ、切下げライン抜けでエントリーをしております。
ラインは50ピプスの刻みのラウンドナンバーと先週足の4本値、先週足に対するフィボナッチのみ、インジケーターは25SMAのみを使用しております。
今回の負けトレードでは、MTF分析を行い、根拠ある損切りと利確目標を設定してエントリーをしたので自分の中では納得をしております。
しかしながら、今後のトレードスキルアップと客観的なご意見をいただきたいのでこの相場の見方で正しいのか。マヨ晴れ様、コメント欄の方々のご意見を聞きたく投稿させていただきます。よろしくお願いいたします。
相場背景とシナリオ
AUDUSD W1
手前の押し安値が意識され、0.710(Fibo78.6%)で強く反発。
AUDUSD D1
- 補足1:先週足高安とはFibo0%~100%の下降波。
- 補足2:右から5つ目の赤陽線が今週の月曜足。
- 補足3:8.27金曜陽線でのショート・エントリー。
0.710強反発の原因は週足を見ないとわからない。
AUDUSD H4
黄色枠内が先週下降波ハラミ。金曜時点では先週下降波の戻り売りと今週上昇波の押し目買いにフォーカス。週明けからのV字反転は買い手の強さを示唆、先週下降波の戻り高値も僅かに更新。
AUDUSD H1
売り手は青ブロックから先週下降波の戻り売り、買い手は青ブロックの戻り目崩れを狙い、結果、下降3波が崩れて上昇していった。
エントリーとイグジット
AUDUSD M15
1時間足チャートでみた青ブロックからの下降3波が崩れ、ショート損切りを巻き込み急騰、これは”転換3波崩れ”のよくあるパターンです。
トレード考察
相場背景とシナリオ
AUDUSD W1
黄下降波下目線のハラミ内、白高値抜きで0.812までの限定的上目線。
0.812と0.699のトレーディング・レンジ。
0.699が意識されてか、今週明けからV字反転、日足等上位クラス・トレーダーの介入サインともとれる。
AUDUSD D1
赤ブロックVS青ブロックの構図、日足クラスは上目線。
黄安値強反発をみれば0.699付近に日足クラスの買い手気配を察することができる。
AUDUSD H4
ボクなら今週のトレーディング・レンジ中段を先週足高安に決め、青戻り高値を意識する。(KKさんは三分割)
売り手は先週陰線の戻り売りに注目。
買い手は戻り目崩れと先週安値への下値試しに注目。
AUDUSD H1
金曜日の売り手シナリオは青ブロックから先週陰線の戻り売り。
金曜日の買い手シナリオは青ブロックの戻り目崩れを狙う。今週のV字上昇+水曜終値が戻り高値を更新してる事実は買い手に有利。
逆接の勝ちパターン、転換3波崩れを狙え!/週ナビ#318でも紹介したが”転換3波崩れ”はよく起こるパターン。
AUDUSD M15
黄色高値更新をフェイクとみれば、ネック抜け×天井試しからのショートは定番の勝ちパターン。
しかし、この局面で考えるべきは戻り売りの失敗。
日足上目線+今週明けからの電車道上昇+水曜終値が戻り高値を更新してる事実から想定できる。
誰もが戻り売りしたくなる景色だからこそ、売りポジションも溜まりやすく、崩れれば打ち上げ燃料にされる。
今週上昇波の押し目買いではなく、”戻り目崩れ”を意識できれば青1でもロングできただろう。
まとめ
AUDUSD H1
KKさんは今回で3回目のご投稿なので、過去の経過も踏まえてみていきたい。
初回投稿は小さな持ち合い中に短期足で何回もエントリーを試みるという初心者あるあるだった。
そこから比べると明らかに、今回のトレードは進歩してます。
これはひとえに、MTF分析が上達した恩恵です。
今回のトレードは誰もが戻り売りしたくなるレートで売れているので、正しく負けたといえるだろう。
チャートの読めるトレーダーが売りたがるからこそ、崩れれば、おいしい買い場になる。
しかしながら、上位足を含め、複数の買い手有利要素が揃っていたにも関わらず”戻り売り失敗”への備えが甘かったことで反応ができなかったようだ。
前回2回目の投稿は、週足や日足4本値とラウンド・ナンバーを使ったトレードで、今回と似たプロセスだったが、今回も前回と同じような違和感を感じてしまった。
相場分析の方法なんて人それぞれですが、個人的に感じた違和感の中身を掘り下げてみます。
MTF分析とは、上位足の相場背景から現在値を解釈、下位足の事実を基にエントリーポイントにつなげる作業です。
抽象度が高過ぎると現在値が解らず迷い、逆に、具象度が高すぎると選択肢が多すぎて迷う。
なので、抽象化と具象化の絶妙なブレンドがトレードの完成度を上げます。
今年に入ってから月ベースでは勝ったり、負けたりの繰り返しでトータルではプラマイゼロ付近をさまよっている状況です。私のトレード方法は、日足で売りと買いの攻防を見極めて、4時間足でトレーディングレンジを3つに分け、1時間足でどの波動をとるかイメージをつけて、15分足の切り上げ、切下げライン抜けでエントリーをしております。ラインは50ピプスの刻みのラウンドナンバーと先週足の4本値、先週足に対するフィボナッチのみ、インジケーターは25SMAのみを使用しております。
月次ベースでプラマイ・ゼロを行き来する原因について。
値が止まる根拠をフィボナッチ・リトレースメント(Fibo)に依存する傾向が強いのを感じました。
勿論、物事を判断するシンプルな基準を持つことは重要ですが、Fiboは”目安をつける道具”であって”事実”ではありません。
もしかすると、ボクがFiboをよく使うせいで影響を受けてしまってるかもしれません。
しかしながら、ボクがチャート分析で重視するのはあくまで”波と節”です。
これらは”事実”として動かないからこそ基準にできます。
週足+日足4本値は事実ですが、Fiboは事実ではありません。
どうやら、チャート分析のプロセスで予測と事実が混在してしまっているようにみえます。
11.10のドル円4時間足。週明け時点で10月陽線半値押し目を意識してはいましたが、該当する10月上昇波に節目がないので、反発を確認してからオレンジ・ラインを引きました。
AUDUSD H4
KKさんは4時間足のトレーディング・レンジを3分割しましたが、ボクなら3分割せずに黄ハラミと戻り高値に1本引きます。
戻り高値を上抜けば買い選好になって黄ハラミ高値へ全戻しされそうだからです。
KKさんは先週下降波と今週上昇波で持ちあうイメージを持ちました。
これは正解なんですが、その持ち合いがTレンジ中段に収まるかわかりません、先週安値付近まで売られるかもしれません。
Tレンジ中段を今週の上昇波Fibo50%+0.720と先週の下降波Fibo78.6%+0.732と具象化したことで、このTレンジの高安にレートがきたときアクションを起こしたくなりませんか?
チャートを細分化するほど具象化されて行動基準がつくられます。
しかし、行き過ぎた具象化は無暗に手数を増やすリスクに繋がります。
やはり、最少の手数で最大の効果をもたらすのが理想ですよね。
花をバラバラにしたら、もはや花とは呼べません。
抽象化と具象化という異なった個性、その馴染み合った調和こそがMTF分析の極意なんです。
花の美しさや可愛らしさという体(テイ)を壊すことなく、花びら一枚一枚を観察するのがMTF分析という技です。
この例え、抽象的でわかりにくいですか?
物事の本質って抽象的なものなんです。
でも、理解してしまえば、深い納得を得られ、シンプルに思えてくるものでもあります。
熟練者にあって、初心者にないのもの、それは”直観力”です。
なんとなくわかっちゃうスキル。
論理や理性に基づいた正しい経験の反復、その先にあるもの。
これも、抽象と具象の調和がもたらすものかもしれません。
実はこれって機械学習の”パターン認識”と似ていて、正しい作業を淡々と続ければ、誰にでも身に付くスキルです。
機械学習では猫の画像を様々な角度から記憶させることで、次に猫を見たとき「これは猫である」と判断できるようになります。
チャートを見てなんとなく、ここで買われるとわかるのも、いつもとなんとなく違う違和感、これらも”パターン認識”ではないでしょうか。
実は、毎週土曜配信の”週刊チャートナビ”もこの類の学習効果が期待できるのでは、と続けています。
最近、負けなくなったとか、勝てるようになったとか、頻繁にコメントを頂けるようになりました。
勿論、ご本人の努力あっての成果ですが、もしかすると、毎回の”画像パターン”を動画で視聴することで、知らず知らずに”直観力”が磨かれているのかもしれません。
そうであったらいいな、と思ってます。
◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。
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コメント
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コメント (21)
動画・ブログ更新ありがとうございます。
8/27っていうと、ジャクソンホール会議では・・?
ちなみにAUDUSDはさっき20時過ぎに0.72245ロングしました。日足安値切り上げに加えて
下位足全てWボトムがそろって、しかも日足ピボットS1だったので、
ここは買いで参加する人が多い場所かな、という判断です。最初の壁はH1SMA21。次の壁は0.7300
お陰様で月曜火曜とオーバーナイト、朝起きたらおやおやなかなか、でした。
考えてみれば欧州初動にエントリーして夜中まで放っておいているので、
NY初動からクローズまで放っておいても同じことですね。
ボクもオーバーナイトする日が多くなりました。精神的にも負担が軽減された気がします。
レート書き間違えていました。戻ってきたので建値撤退でした。
いつも動画ありがとうございます!
先週の週ナビで迷晴れボックス水曜配信!と伺っていたので楽しみにしていたところ、MTF分析が題名になっていたのでワクワクしながら見させていただきました!笑
最近迷晴れさんがいつもおっしゃっている予知と予測、抽象と具象の意味がやっとこさ分かってきた気がします。
パイナップルとパイナップルの輪切り、花と花びら。
別の言葉でいうと大局の流れを理解してから、局所的に大局へのチャートの形がでたらエントリー。
環境認識は大局を見極めること、セットアップは局所的な値動きを見極めること、これさえわかればトリガーは特になんでもいい。
過去に勝てる戦場を選べとおっしゃっていたのは、環境認識(大局)を見極めろということ。
強いレートから弱いレートに値は動く。
波が立ってからパドリングしなさい。
迷晴れさんがおっしゃっていた言葉の意味がやっと繋がりつつあります。
(今書いている迷晴れさんの言葉は、何も見ずとも勝手に思い浮かんできます涙)
気づく→知る→わかる→やる→できる
のプロセスのなかで、1年半は『知る』『わかる』で止まっていましたが、やっと『やる』段階まで這い上がってこれたなという実感が湧いてきています。
本当にありがとうございます!
過去に迷晴れボックスに取りあげていただいた『知識に溺れてる人必見!知識を『使える知恵』で、知識が繋がっていないとご指摘をいただき、今まで悩みながら毎日チャートを追いかけていました。
ここ半年は動画ではなく生のチャートを中心に『なんでここで反発したんだろ?』『反発してからの上昇のパターンはこのパターンが多いな』『でも週足レベルのラインに反応した時は激しい動きだな』『これが第1波でこれが第3波か!』『上位足のレジスタンスに到達したので、もうこのあたりからショートできないな』など分析してきました。
迷晴れさんがおっしゃっていた抽象と具象、言葉でいうと簡単ですが、非常に含蓄がある、理解するには多くの壁があると思います。
それがわかりつつあるので今はめちゃくちゃ嬉しいです。が、これが一過性のものかとしれないという不安もあります…
ここ一か月は週単位で負けがなくなりつつあるので、年内には納得トレード、負けトレードなど何かしら迷晴れボックスに投稿させていただくので、また御指南のほど、よろしくお願いします!!
凄くE感じですね~(^_-)-☆ボクも嬉しいです。今、たくやんさんがいる所は、訓練を正しく積み上げることでしか辿り着けない境地だと思います。
いつもご教授頂き有難うございます。代理学習シリーズを見る時は、自分ならどうするかということを考えながら見ています。自分はスイング目線でチャートを見てますので、マヨハレ先生のご指摘のように自分も大きなハラミの方しか見なかった思います。それと1時間足の左側にレンジ帯を下方ブレイクして大きく下落してることから、そこに向かってどこまで戻してくるかを注目したと思います。また投稿者さんは15分足ネックラインを下抜けしたことで戻りをショートしたとのことですが、自分の感覚では下に抜けてはいますがチョイ抜けという感じです。よくありますが、このチョイ抜けって癖者だと思います。これくらいの抜けでは決済注文、特に損切りが一気に入ってくるかを考えるとそうは思わないです。逆に戻り高値を上抜けしたところはギュッと上に突き抜けてますので、インパクトもありこちらの方が損切り注文が殺到しそうに思います。あくまでこれは今回のチャートだけを見た自分の見解ですが、実践ではマルチタイムフレームだけでなくドルに対するユーロやポンド等のドルスト全体の連動性や、豪ドルは米株の影響を結構受けますので米株チャートもチェックしながらトレードすると思います。また、エントリーの時間が書いてありませんが、エントリーする時間帯によってチャートの信頼性も大きく変わってくると思います。そうした複数の根拠が幾つか重なってるかどうかもエントリーする際には考慮したいと思います。
役立つコメントをありがとうございます!
「このチョイ抜けって癖者だと思います。これくらいの抜けでは決済注文、特に損切りが一気に入ってくるかを考えるとそうは思わないです。逆に戻り高値を上抜けしたところはギュッと上に突き抜けてますので、インパクトもありこちらの方が損切り注文が殺到しそうに思います。」
この部分、凄く重要ですよね。自分なりに検証して理解すればエントリーの精度が格段に上がるでしょうね。
「BLUE FX 様 YOUTUBEコメントより転載。」
いつもわかりやすい動画ありがとうございます。
迷晴れFX視聴者さん達からも意見を聞きたいということでしたので、生意気に思われるかもしれませんが、アドバイスというか、私が迷晴れFXでトレードを勉強する中でどのような変化を得たのかについて書いてみようと思います。
迷晴れFXのコンテンツには理解するのが難しいと感じるものが結構ありましたので、とりあえずわかるところから始めて行こうと、私は考えました。すべてが理解できなくてもある程度理解できれば、トレードできるようになるのではと考えていましたが、この考えはどうやら間違いのようです。迷晴れFXで解説されていることは、NoN先生がトレードをされているときの思考すべてを語られていて、ほとんどのパーツが整っていないとトレードをしていて困難を感じるのではないでしょうか。
因みに、私は波から入りました。波から入りましたので、チャネルラインやチャートパターン、エリオット波動を中心に検証し、トレードを組み立てていました。ある程度、利益が出るようになりましたが、「迷いが晴れる」と言う感覚までは得られていなかったとおもいます。それでも、ある程度、利益が出ていたので「こんなもんだろう。」と思い、まだよくわかっていないところがあったのですが、そこと向き合えてませんでした。
ところが、損失を出したことで、やっぱり取り組むしかないと、一番理解が薄かった「相場心理」に向き合う決心がつきました。迷晴れFXのコンテンツで、相場心理について語ってあるものについて、隅から隅まで見ました。私も実は3回、迷晴れボックスで取り上げてもらっているのですが、その中で、ある動画をお勧めさせていただきました。
「これを意識すれば、いつものチャートが別物に見えてくる!」
https://youtu.be/DBL2GSSV9Ds?list=PLHPf5xkf5fZSfoAr0C6WEjult6xQZFH3Y
この動画を何度も見ている内に、値動きを分析する理由を間違えていたことに気付きました。チャート分析は、値動きの向こう側にいる他人を分析する為に行うものなのに、値動き自体を分析してチャートを見てる他人のことなんて考えていませんでした。
「え、なんでそんな当たり前のことがわからないの、石器時代から言ってることじゃん(笑)」とNoN先生や迷晴れの先輩視聴さんに笑われそうですが、迷晴れFXを見始めて数年は、値動き自体がわかるようになるんだと本気で思っていました(笑)
だから、今回のトレード解説でも、動画の11:00のところで、週足の下降波に対して、上昇波が発生しているのを見て「この辺から日足トレーダーの参入がわかるはずなんで、それがわかれば、水曜・木曜高値の崩れを狙ったトレードができる。」このようにNoN先生がいわれていますが、こういうところがさっぱりわからなかったところで、昔なら「なんでそんなことがわかるの?どうやったらそういうのが見えるようになるの?」と頭の中が?だらけになっていましたし、今でも、この辺についての説明を聞くと「ここがわからなかったんだよなぁ」としみじみ思います。
ところが、どこかの動画で、「水平線が最も大切だ。」と言われているのを聞いて、「あ、なるほど」と思えるようなシンプルな仮説を考え付きました。
“世界中のトレーダーが、表示しているインジケーターを自分のチャートに表示するとどうなるだろう?おそらくインジケーターでチャートが真っ黒になるだろう。そうなるとインジで、相場心理を推し量るのは、難しい。待てよ。インジでチャートが真っ黒になるなら、インジはないと同じ、そうなると、人々が全員で意識しているのは、値動きそのものということになる。ボリバンを使う人、RSIを使う人、インジによって解釈に違いがあっても、現在値は全員に等しいし、よく目立つ高安も全員に等しい。そして、誰にも意識されるような値段と誰にも意識されない値段ができる”
こういう前提から
“全員に意識されるような値段で売買のどちらか一方に偏りが発生し動きだしたのなら、その周辺にある意識されにくい小さな節目(値段)はどんどん破壊されて行く。”
と考えられますし、これについては、いろいろな動画で「こういうところから発生した波は、小さな節目をどんどん抜いて行く」「波がどこからきているのかそれを考えなければならない」「こういうところから動き出した時は、もたもたしているとおいて行かれる」など、様々に言われていますし、私の前提とも矛盾しません。
今回の場合であれば、0.699(0.7)には到達はしていないものの、上昇波のモメンタムの強さを見れば、(0.7)が多くの人たちに意識されて、動き出しているのでは?というのが想像つきます。仮に、0.7にタッチしてからの反発だったらどうでしょう。当時AUDUSDを見ていたトレーダーが10000人いたとして、どれぐらいの人が、0.7を意識していたと考えられるでしょう。おそらく、7000人ぐらいは意識してしまうのではないでしょうか。そして、その内、3000人が売り、4000人が買い、このように意識が割れていたとして、その結果、買いに軍配が上がり上昇してきているなら、相場の場合、負けた方が買った方の軍勢に加わってくるので、4000人以上のトレーダーが上を向いていることになります。
逆に、水曜日・木曜日にできた高値はどうでしょう、AUDUSDを見ているトレーダー10000人の内、どれぐらいの割合の人が、水曜・木曜の高値を意識しているでしょうか。少なくとも0.7よりは意識は小規模でしょう。例えば、それが1000人ぐらいの人たちだったとして、売り600人、買い400人と別れて戦っていたとしても、下からの、4000以上のブル兵が流れ込んでくれば、水曜・木曜の高値を意識した小さな戦場がどうなるか、想像に難しくありません。
今回は、0.7にタッチしていなかったので、モメンタムのみで、それを察知しなければならず、水平線がある場合より少しむずかしいですが、ただ、モメンタムを見れば、「あ、これは来ているかも」と予見できます。
これとよく似てるなと思うのが、花火大会が終わった後の人の流れです。私と奥さんは花火が終わると、自分たちが使う駅に向かう前に、焼き肉屋で人込みをやり過ごします。というのも私が使う駅は花火を見に来た人々が向かう方向とは真逆にあって、逆らって歩くのが大変すぎるからです。ところが、焼き肉屋から外を見ると、頑張って流れに逆行して歩いている人たちも見えます。待った方がいいんじゃないかなぁと、私は思うんですが、価値観は人それぞれですから。
ところが、相場ではこれが許されません。強いモメンタムを見たとき、それがどこからきているのか、つまり、どれぐらいの規模の意識が戦った結果生まれた波なのか、これがとても大切なのですが、もし、これに気づかないままだったら、今でも、花火大会が終わった後に、人ごみに逆らって歩くというようなことをし続けていたでしょうね。
迷晴れFXからは、様々な気づきをいただけましたが、相場の向こう側にある意識についての気づきはいままでいただいたもので最もインパクトのあるものでしたし、ここに書いたことを応用して考えることで、コンテンツ内にあるかなりの謎が解けました。例えば、「買いつくされた。売りつくされた。」これも、以前はよくわかっていませんでしたが、これについても相場心理を前提に考えていくと、「あーなるのど、だからそういうことが言えるのかぁ」と思えるようになりました。
長文、駄文ですが、何かのお役に立てれば幸いです。
BLUE FX 様 YOUTUBEコメントより転載。
「黒蜜様 YOUTUBEコメント欄より転載。」
考察動画UPありがとうございます^ ^
KKさん、3回目の考察なんですね!ねこ3さん同様、継続って素晴らしいことですね!
お馴染みのお名前を聞くとほっこりします(*Ü*)
確かにここは売りたい場所ですね〜
15分&1時間の20SMAをローソク足終値が抜けて確定していたら私もショートしていたと思いますが、反発して22時の4時間足で上がっていってますね〜このNYの足は要注意なんですよね^^; Vで反転したりする時ありますからね〜
ここで大事なのは、たとえショートが失敗してもロングに切り替えができるのはシナリオがしっかりしてるからで、私はそこができてるつもりになっていて実はまだまだできてないんだなと、考察を観て思いました💦
迷晴さんのおっしゃるように、具象化しすぎるとそこに自分オリジナルの根拠を生み出し、売り買いしたくなってしまいますね。
私の直近のトレードでは自分の引いたチャネルタッチで利確してしまい、利を伸ばし損ねたことから、
「自己で引いたライン、インジ、チャートパターン」はあくまで二番手で、やはり大事なのは「MTFとローソク足の形成(プライスアクション)」だと改めて基準を再考しています。
損切りよりも利を伸ばせないことの方が私にとっての失敗なので^^;
あと、私と同じことをされてらっしゃる方もいるかもしれませんが…週ナビの迷晴さんのエントリー、利食い、損切りポイントを自分のチャート画面にもしっかり記録させてもらっていて、「あ、こういう場面はどうだっけか」と自分のトレードと比べたり、頻繁に振り返って確認させてもらっています。地味な作業ですが、これ非常に効果的です👍段々とポイントがリンクされてきますよ〜アナログ的機械学習ですねwww
私はずっとチャートを監視できる環境ではないですが、それでも迷晴さんの日々のトレードを参考に、自分のライフスタイルにあった時間軸にスライドさせて、少しずつトレードが固まっていってるのではないかなと思います。
迷晴さん、改めて感謝ですm(._.)m
黒蜜 様 YOUTUBEコメント欄より転載。
迷晴さん、転載いただきありがとうございます!恐縮ですm(._.)m
実は昨日、書いていて文章が長くなってきたから今週はブログの方にコメントしようかと思っていたんですよ〜^_^
ほんと、皆さんのコメントのクオリティが高くて、毎回勉強させてもらっています。
最近ではBell44さんがコメント投稿を小休憩に入られると書いてらしたので少し寂しいですが(哲学的で興味深かったです)、また楽しみに待ちたいと思います〜
昨日はオジ円&オジドルを17時の足でショート、ドル円が思いのほか落ちてきたので、オジドルはNY前に決済し、オジ円は朝半決済し、現在ホールド中です。
ストップを建値に置いたので、仮に戻ってきてもマイナスはありません。
最近はずっと円が売られていたので、大きな伸びは期待できませんが、未来は誰にもわからないので、なんならプライスアクションを見て、追加してもいいくらいの気持ちでいます。
コメントに明言した通り、早速、利を伸ばす機会がきましたので、今日はそろそろの買いが入ってくるのを警戒しつつ、現在の横ばいを抜けるか様子を見たいと思います〜
いつも素敵な動画をありがとうございます。BLUE FXさん、黒蜜さん、とても素晴らしいコメント内容だと思います。特に、BLUE FXさんのコメントはyoutubeで拝見していまして「おっ!これは・・・」と思っていたら翌日ブログにも転載されていました(驚)「チャート分析」と言っても何を持ってチャート分析とするかというその手段は千差万別です。その中でも「相場心理」を元にチャート分析するのが最も自分は合理的で納得解が得られるものだと思いますし、迷晴れさんが一貫して伝えてこられた肝の部分でもあると思います。Youtubeのコメントも拝見していますが、そういう本質を捉えてコメントされている方々の内容は本当に素晴らしく大きく共感する部分もあり「そうですよね!そうですよね!」なんて一人で嬉しくなったりしています笑。結局、目線がつけられレジサポに検討をつけ、短期足の攻防を見てエントリーを決める。シンプルにして奥は深いのですが、これが最強なのですよね。あと、週ナビについてですが、昔は迷晴れさんとエントリーポイントが重なっていれば嬉しくなっていましたが、いつからか、迷晴れさんがあえて見送ったポイントを自分も見送れた時にさらに一歩成長した感じがありさらに嬉しくなった記憶があります。
追記です、投稿者様のトレードの中で「ダブルボトムになったら逃げる・・・」というような表現がありましたが、ダブルボトムの本質についても考えてみたいと思います。ダブルボトムのチャートパターンができる背景には底からの上昇が上からの戻り売りを受け、再度底を試した際に底が抜けないという事実により売りの撤退と新規買いの参入による攻守交替の攻防の跡が結果としてダブルボトムというチャートパターンとして浮かび上がります。ただし場所によっては売りがもう一度下を試す余地がない場合などはV字で跳ね返ったりするのですが、これも結局は「その場所」が売りと買いの視点でどのような力関係となっているのかを把握する力が重要で、この力が無ければただ単に形だけを見てエントリーや撤退を決めてしまう事になり、システムトレードと変わらなくなってしまうのですよね。裁量の強みはやはり相場心理を考えて戦略を立てられる事。これってコンピューターには真似できません。
今回、Hさんが迷晴れボックスにご投稿頂いたトレードも、まさしく”相場心理”に基づくトレードといえますね。2021年最後の迷晴れボックスを飾らせて頂く予定です!
そーですよねっ!って私も嬉しく思っていました。
迷晴れFXでトレーニングすると、週ナビでうぷ主のトレードと自分がその週やったトレードがかぶるようになり、このチャンネルのヤバさに気づきます。
私は相場を俯瞰する人たちの事をイーグルアイズと呼んでますが、イーグルズの凄いところは、チャート通じて会話して、標的を捉えるところです。それに気づいてからは、イーグルさん達との会話を頑張っています**;
ちょっと、オカルト的ですが、、
コメントで触れていただきましてありがとうございました^^
コメントありがとうございます!伝えられている事に一貫性があるからこそ、週ナビを見た時に「やっぱりそこですよね~」となるのですよね。そのエントリーに至る背景を考えると全てが迷晴れエッセンス満載という事に気づけますよね。
オカルト的発想、私も大事にしていますよ。私の場合は反対ポジションを持っている人々の絶望や悲鳴の声に耳を傾けながらチャートを俯瞰するよう頑張っています。
素晴らしいコメント、勉強させていただきありがとうございました。
動画アップして下さりありがとうございます。
MTF分析とは目に見えないものだと言うことを改めて思いました。
数式のように答えが出るわけではない。
抽象・具象のバランスが取れる技術だからだと考えます。
では、抽象・具象のバランスはどうやって取るのか?
この答えも抽象度が高いものだと思います。
思えば、誰でも犬と猫の違いは簡単に判別出来ますが、
どうやって覚えたのか?
コツは?
など、説明がしにくいという事で共通するように思います。
おそらくは、MTF分析を習得すれば、犬猫を間違える事無く判別できるに近い感覚で、
相場を見れるようになるものと推測します。
以前、技術を一旦習得すれば落ちにくいとおっしゃておられたのは、こういったところなのかと思います。
自分の頭で考えてチャートに向き合い、マヨハレ様の解説付きの週ナビで学習を継続する所存です。
どうやって覚えたのか?覚えるコツは?
おっしゃる通り、簡潔に説明しようとするほど抽象的は表現になってしまうのがもどかしいです。「本当に大切なことは目に見えない」と云われますが、ハート(信念)を通じて、モノゴトを見る目を養うことが大切ですね。
今回も楽しく拝見させていただきました。
今回は、先週の週ナビで仰っていた、「直観」に関するマヨ晴れさんの見解とその培い方ですね。
前回の記事を読んで、おそらくそう来るだろうな、と予想していたことを展開されておられたので、予習したうえでとても楽しく見ることが出来ました。
なぜ、熟練者の直観はよく当たるのか?
そもそも熟練者とは「一定のプロセスを繰り返し、仕事を数多く完遂してきた者」です。
ある仕事を繰り返し行うと、成功と失敗を数多く経験することになる。
これは、仕事に於けるプロセス進行過程において、失敗したときどの段階でどのようなことが起きたか、成功したときのプロセス進行をどのような形で体験するか、を知性と身体を以って知ることになるということです。
これが長い繰り返しの末、最初は意図的に注意深く行っていた作業が、長年の経験の後、無意識に落とし込まれるほどルーチン化し繰り返せるようになる。
こうなると、熟練者の領域です。
熟練の領域に達したければ、とにかく正しい手順を繰り返せ、という事です。
しかし、ここで多くの人々が大きな疑問にぶち当たる。「正しい手順」は誰が定義しているのかという事です。
世の中には多くの投資書があふれており、手法や運用市場も星の数ほどある。
一体どれが正しい手順なのだ、となってしまう。
この疑問に対し、明確な結論を定義するために必要なのが、物事を抽象化する能力とそれを展開する具体的な手法です。
名著でも、悪書と呼ばれる投資書籍でも何でもいい、何冊か読んでみて、「どの本でも結局同じこと言っている」と思えたなら、投資に於ける抽象概念を概ねつかめているという事。
それは、「安く買って、高く売れ。」とか「押し目買いと、戻り売りをしろ。」とか「マーケットは不確実なので万事うまくいくことはない。」といった極めて単純なことです。
これがわかったら、そのあとは具体的な手法を展開する。
移動平均ブレイクアウトはどのくらいの確率で成功するか、とかRSIダイバージェンスを用いればどのくらいの値幅をどのくらいの確率で取れるのか、とかそういったものです。
正直言って個人的に、それが投信の抽象概念に基づいたものであれば、この段階は自分が最も楽に試行できる方法で検証すればいいと思っています。
なんせ私は、「1時間足でバックテストを試行するより、日足でやったほうが試行回数が少なくて楽。」及び「支配的な移動平均線の方向にポジションをとっていれば楽。」という極めてものぐさな理由でスウィングトレードを選択したのですから。
でも、それはそれでうまくいっています。これは立派な投資行為です。抽象論を軽視してはいけない。
バナナとリンゴの違いをいくら語ったところで、それは両方とも果物です。美味しくいただければどっちでも構わない。
そして、自身で研究したどり着いた、「抽象概念に基づいた具体的な手法」いわば「正しいやり方」を繰り返すうちに失敗したときに感じたこと、成功したときの感覚が整理されてくる。
こうなるとマヨ晴れさんの仰る「違和感」を感じ取ることが出来るようになる。
先ずは、「違和感」。資金を失ったときに感じるマイナスエネルギーは兎に角、記憶と記録に残す。
これが負けにくさを培い、マーケットで生き残ることを可能にする。ぶっちゃけ生き残りさえすれば気がついたら資金は増えている、というのがやってみれば経験上わかりえることです。
因みに、天下の大権化、徳川家康は三方原で武田軍に敗れた後に「三方原戦役像」という情けない肖像画を描かせています。これに対する私の解釈は「二度とこんなことしてなるものか。見て思い出そうこの体験を。」と我々トレーダーが負けトレードを振り返るときに心に戒めるように書かせたのだと思っています。
次は「楽勝ゾーン」選定。これはマヨ晴れさんの仰る「勝てるところだけやればいい」というやつですね。
検証結果を基に勝率が高い状況でトレードすればいい、という事です。
自分にとって簡単だと思うマーケットは繰り返すことに快感を感じる。これは生物としての「本能」に裏付けられている。「本能」を持ち出すとギャンブルの性質を帯びてしまうように思われるのですが、これなしではトレードは出来ないと考えています。
実際、トレーダーの脳波はギャンブル依存症の人のそれに酷似していると物の本で読んだことがあります。
食事、排泄、生殖、これらを行う際、私たちは快感を感じる。この快感が繰り返すことを可能にさせる。
作業を繰り返す経験による快感を糧とし、成功を続ける。金額は重要ではないと思います。それを繰り返す快感を繰り返す、とするほうが生物として合理的。
しかし、トレードはうまくいかない時がある。この時に負けの経験を引っ張り出し、撤退の理由とする。結果としてドローダウンを回避できる。というか回避するのはこの方法しかないと思います。
以上を繰り返してゆくうちに、段々と感覚が身についてくる。勝つときってこうだな、負けるときはこうだな、といったことが分かるようになってくる。これが他人からすると預言者のごとく映るみたいですね。
先日、このblogのコメ欄で「私(YuMasuki)のポンド予測が当った」みたいなコメントを見ました。
違うんです。断じて違う。
私はメジャー通貨の日足、週足をそれなりの年月を追ってスウィングトレードをやってきました。
成人してから直ぐに日経平均やドル円を取引していました。
その経験から、重大な日足曲面や大きく金の流れが変わるところで、世界の中銀の見解や金融ニュースがどのように、言い訳がましい嘘すれすれの言い回しをしてくるか、なんとなくわかるというだけなんです。
それに基づいてトレードをしてはいません。
私が今年の9月からポンドドル売りをした理由の大きく、ほぼ唯一の根拠は、「週足がブレグジット戻り高値(2018高値)を超えていない」です。後の説明は正直蛇足です。
権威の象徴たちは易々と弱気を見せることが出来ない。それをすれば威厳を失ってしまう。
だから、場合によっては威勢のいい口調で強気に語ったり、オブラートに包んだ弱気表現をしてくる。
私は彼らの言う事を字面通りに受け取らない。
その状況と価格との乖離を読み取っているだけです。預言が成就する能力を持っていればレバレッジ800でやってます。そうじゃないから、出来ない。それだけです。
今現在はECBが「2022年中に利上げはない。」と言っています。これも疑っています。
コロナが欧州で再び深刻化すれば、インフレとスタグフレーションを言い訳にやらかす可能性はあるな、と感じています。
長くなりましたが、これからも私自身の「直観」を磨く為、そして何より私如きから、インスピレーションを感じると言って頂けるマヨ晴れさんの為に、長文を残していこうと思います。
最近は減りましたが、コメントや投稿を拝見して「この人はトレード云々以前の問題だな、人としての未熟さが一番の障害かも…」と感じることがありました。壁に突き当たったなら、壁そのものではなく、壁の前に立つ自分自身の足元を顧みることが大切かもしれません、大切なのはそこじゃないって気づけるので。
この金言だらけの記事の蛇足になってしまうので、この辺にしておきます。
「脚下照顧」
先ずは靴を揃えなさいという禅語です。
貴方の心の乱れは靴の置き方の乱れに現れているのだから、それを正しなさい。そうすれば心が整う、と言うやつですね。
目に見えない「心の乱れ」を捉える為に、具象の「靴の散らかり」で説明する。
これも抽象と具象の関係です。
言語を高度化させてしまったが故、こういう言い回しをしないと伝えられない我々ホモ・サピエンスは、難儀です。