15Mar
迷晴れボックスに寄せられた投稿をご紹介するコーナー、今回のテーマは”水平線”についてです。
各時間足の強弱関係とレジサポの定義
早速一つ目の質問なんですが、まず写真は最近のUSD/JPYのチャートを日足・4H・1Hと見てそれぞれの時間足から自分なりに水平線を引いた位置になります。
写真は4時間足ですが、自分なりに見たサポレジなんですが赤いラインが日足、黄色いラインが4時間足、水色のラインが1時間になります。
僕の解釈では今の現在地の113.442という位置は赤い日足の111.600付近でサポートされダブルボトムで反転し、その上の黄色い4時間足の112.500付近をブレイクし、4時間足でのレジスタンス付近で跳ね返され今はどちらに抜けるかといった動きをしてるように見えてます。
迷晴れさんの動画の中で大きい足のサポレジは小さい時間足よりも強い力を持ってるってよく言われてますが、それをもとに僕が分析すると、日足という大きいサポートで反転したからすぐ上の黄色い4時間足と 日足VS4Hで日足が勝って上にブレイク、次に4時間足のラインがまたあるのでここでまた、日足VS4Hという戦いになってるってことは、これも大きい力を持つ日足が勝って、一度115ラインで日足VS日足になるまでは上に行くのかな?と思ってます。
更に、でも115ラインまで行って同じ力を持つ日足VS日足になると、週足は僕には上昇トレンド中の調整入ったあとの押し目買いの買い目線、日足は下降トレンド中の戻り売りの売り目線に見えるので、ここでの僕の分析では週足VS日足で大きい力が勝つことを考えると週足での押し目買い目線になるので、今後115円ラインを上にブレイクし、高値を更新してくるのかな?といった解釈になってきます。もちろん、現時点でのチャートだけでの分析でファンダメンタルは一切考慮せずとして、力関係だけに絞った感じでの分析になります。
結局のところFXではよく大きい流れは継続しやすいとは言いますがどこかで流れが反転した起点となるポイントの時間足は同じ時間足のサポレジとの勝負になるまで波を作りながら進んで行き、その後はさらに上位の足の流れについていく方向に戻っていくということでしょうか?時間足毎の力関係の分析ってこんな感じで合ってますでしょうか?
2つ目の質問ですが、写真で引いていた3色のラインですが、4時間足を表示して拡大や縮小をするとどの時間足のラインも引けてしまう気がしてしまいます。各時間足毎のこれが日足ライン、これが4時足のラインと分かるサポレジの定義ってなんでしょうか?この2つの質問に対して自問してしまうと、なんだか自分の考え方が、硬く考え過ぎなのかな?と思ってきてしまいます。でも理解しないと先に進めないのも事実だと思っています。宜しくお願い致します。
H 様
波が先で、水平線が後。
まず、”ア”は、日足チャートより、さらに大きな週足チャートのネックラインで、戻り売り候補です。これに対して”イ”は、赤点線上昇波の押し目買い候補です。投稿時点、縦赤ラインまでのチャートはすでに完成しているので、115.000と112.000の2本のレジサポ(赤ライン)に挟まれたゾーン内にいることがわかります。縦赤ライン以降、ゾーン内でレンジ化、115.000上抜けで黄ラインを試す動きになる、112.000を下抜けで、深い押し目をつくる動きが想定できます。
デイトレードなら、このゾーン内の、小さな値動きを狙います。
安値4は日足チャートの”イ”に該当し、投稿者様のチャートは緑枠部分になります。
縦赤ライン時点で考えるに、トレードの判断をするのに重要な波がふたつあります。ひとつは、売り目線の波である、高値1からの黄点線下降波で、この高値1は、急騰起点(強者の値)でサポレジ転換していて、4時間足では少し上に抜けていますが、日足ロウソクは115.000で実体で止まっているので、日足チャートではレジスタンスされています。
この黄点線下降波が、安値2を更新したことで、戻り売りへの期待は高まっています。候補として有力なのは高値3、これは、安値2を更新させたプライスです。
もうひとつ、買い目線の波は、安値4からの上昇波です。日足チャートでみれば上昇波押し目候補であることがわかり、4時間足チャートでは、ほぼ112.000でダブルボトムをつくり下げ止まりました。こういうところから買い始める人がいます。
ゾーン上下限となる2本の赤ラインの強さは正直どちらが強いかわかりません。黄ラインでのレジスタンスを、さらに大きな波の転換と視ている人もいれば、日足チャートでみる上昇波の押し目買い候補でもあります。
相場では、上がる、下がる、に加えて、”わからない”というのもひとつの答えです。わからないことを無理やりわかろうとすると、簡単なことを難しく考える変なクセがつきます。
目線という各々の”真実”の衝突で、緑枠はカオス化しました。投稿者様は113円に1時間足ラインを引いていますが、ここから短期足タイミングで高値3(114.000)まで115ロングしてもいいですし、売り目線なら、114円から売るのもいいでしょう。
緑枠部分で”買い”が勝利しましたが、2本の赤ラインの強さが拮抗するなら、これはあくまで結果論です。プライスが緑枠内にいる間は、どっちに行くかはわかりませんし、わからないことをわかる必要はありません。
値動きを擬人化する
水平線はトレードプランを視覚化するための”道具”であって、引くことが目的ではありません。トレードがしやすくなるためなら、どんな引き方をしてもいいと思います。反対に、全く引かなくてもトレードに支障がないなら、それでもいいと思います。
”各時間足毎のこれが日足ライン、これが4時足のラインと分かるサポレジの定義ってなんでしょうか?”
ボクは”人”を軸にチャートを視るようにしています。
例えば、4時間足で引けるラインとかいう表現をするときには、4時間足チャートを視ている”人”なら、ここで引くだろうというような意味合いで、言い換えれば”4時間足トレーダー・ライン”です。そういうラインで5分足が行ったり来たりしても、それは”4時間足トレーダー”という”人”がブレイクしたとみなさないという判断をしています。
あるいは、基準ライン上で、1時間足ロウソクだと形がグチャグチャだが、4時間足なら陰線陽線、規則正しく揃っているときなど、4時間足が確定するまで様子を視ることがあります。
ボクはそう考えますが、他にも色んな見方があって当然です。なので、市場の最大公約数的な”見方”はあると思いますが、定義はトレーダー各々が決めていしまうしかないのかなと思います。
ラインを引くのが目的ではないので、週足から5分足まで、時間足毎にラインを引かないと気が済まない感じだと、かえってチャートが見づらくなって、どこで何をすればいいのか迷ってしまうかもしれません。
ラインは、計画と実行にために引くものなので、それに貢献できないラインは全て蛇足です。
デイトレードなら、日足1本のロウソク足の一生に、どんなドラマがあるのか想像し観察します。
例えば、図の緑枠のような陰線なら、高い始値から安い終値まで動くわけですが、その途中はジグザグした波です。
この波に乗るのがデイトレで、途中、日足ロウソク内の、小さなレジサポで行ったり来たりしましたが、この日の、日足の運命は、上下を試して陰線になったわけです。これは、全てのロウソク足にいえることで、たとえ1分足にも”ティック”という微細な波があります。
全ての波には、スタートとゴールがある。ボクは、そういう前提にたって考えています。
多くのトレーダーは大なり小なり、波に乗ろうとしています。どのポイントでテイクオフ(エントリー)して、波がブレイク(崩れる)しそうなところでイグジットします。そういう視点でチャートを視れば、そういう風景をチャートが見せてくれます。
その波の便乗するもよし、波がブレイク(崩れた)ところを狙うもよし、引き波に乗るのもよしです。
今回のチャートなら、高値1にサーファーがいて、一早くテクオフしています。そこから次ぎ次にテイクオフしていき、安値4で波がブレイクしました。
反対に、この波のブレイクポイントとなった、安値4からテイクオフするサーファーがいます。
高値1からの波乗りを傍観していたサーファーは、安値4からの波を引き波と見たてて、高値5からテイクオフします。しかし、あっという間に、波はブレイクしてしましましたが、そうなったことに特別な理由づけをしても意味はありません。次の波を待てばいいし、次の波は、今の波とは全く別物です。
大きな波は力強く、ブレイク(崩れる)するにも、それ相応の”力”が必要と考えています。投稿者様も言われるように、大きな時間足サイズでチャートを視ているトレーダーの存在が、レジサポの強弱を司っていることになります。ただ、一方で、”自然”なので、計り知れないことが起こっても全くおかしくないということを受け入れた方が楽になれます。”自然”の摂理を解明するなんてできませんので。
波がなければ水平線は1本も引けません。波があるから水平線を引くことができます。完全に波が視えていれば、水平線すら引く必要がないかもしれません。
水平線を引くのに、波を意識するといいんじゃないかと思います。
波で考えれば、どの時間足であろうが、ヒゲや実体などの誤差はありますがユニークな存在です。1分足チャートの波は、日足という、1分足から見たらチャートに収まらないほど巨大なロウソク足の一部になります。
最近、77才になる妻の母が仔犬を買い始めました。若い頃、夫を亡くして以来、犬はずっと家族でした。今まで飼ってきたのは中型犬でしたが、今回は、1.4kgしかない超小型犬、”真っ白なポメラニアン”で、ひ孫より可愛いと言っています。
母はまだまだ元気ですが、前の犬が亡くなったとき、年齢的にも、もう飼うのはやめようかと、かなり気落ちしてしまいました。ボクの母が、父の認知症や介護で気落ちして、一気に衰弱して亡くなってしまったのを目の当たりにしているので、母に万が一何かあれば、ボクの家族が犬の面倒を見る約束で飼うことにしました。
犬の神様が、母に使わせてくれた犬は、小さくて白くて、まさに”天使”ようで、クルミは完全に引き立て役になっています。
仔犬は”命”そのものです。見ているだけで元気を貰えます。クルミは9才ですが、仔犬と比べるとかなり歳を感じてしまい、少し寂しい気持ちです。
人生の最終章いる母の命と、始ったばかりの仔犬の命、その命の終わりは、だいたい同じタイミングになるのではないかと思うと不思議な気分になります。
人の一生は短いといいますが、犬の一生はもっと短く、虫の一生はさらに短いものです。寿命という絶対的な時間の”長さ”は、生き物で明らかに異なりますが、もしかすると、一生という時間の流れる”感覚”は、同じなのかもしれません。
相場はフラクタル構造ですが、生きとし生けるもの全ての一生も、そうなのかもしれません。日足は一日が一生で、1分足は1分が一生。お互いの寿命を全うする。もしかして、5分足に振りまわされるのは、5分足という時間の流れが一生に感じてしまうせいかもしれませんね。
人間は、朝生まれて、夜死ぬ。昨日と今日は繋がってないんだ。
細胞の新陳代謝レベルでは科学的にそう考えられますし、そういうつもりで生きれば、いつだってやり直せる気がします。
小学生の頃、ひどいイジメに遭ったとき、無職になったとき、そしてもちろん、損切りになったとき、そうやって凌いできました。
人は、一瞬、一瞬を、別の人間として生きることができる。引き継いでいるのは”記憶”だけで、それは時々、耳元で”やめとけ”と囁いてきますが、何の影響力も実行力もないことを信じて。
◆迷晴れFXの上手な活用法◆
この動画やブログを見るだけでトレードが上達することはありません。
本来の学び場はチャートであり、当コンテンツは【考えるヒント】の気づき場とお考え下さい。自分で仮説をたてて、自分で考えることが勝つコツです。
◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。
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コメント
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コメント (3)
こんばんは、
うちの犬はもうすぐ14歳、ご飯以外はほとんど寝ています。基本的には健康でしたが、先日、足に腫瘍ができて腫瘍の切除の手術をしました。
トレードの時は、いつもそばで寝ていますが、手術の日は当然家にいません。この日は簡単に目標の利益を得ましたが、何とも空虚な感じでした。
知り合いの飼い犬が最近、相次いで亡くなったこともあり、うちの犬も幸せなのだろうか、愛情を十分注いであげていただろうかとふと思い、犬のみならず、自分に関わる人に対しても愛情が足りなかったのではないかという思いに至りました。
このことを私に教えるために彼女(メスです)は、病気になったのかと考えると涙が出てきました。
さらに私の心の中にある怒りや恐怖、不安も解消されつつあり、これがトレードスキルの向上や家族や友人への絆に対して向き合う姿勢にも好影響を得ていると自覚しています。
たかが犬一匹の命に私は救われました。
いまは、彼女が全快し、残りのわずかな時間がなるべく健やかに過ごせることを日々祈っています。
クルミもご飯と散歩以外は、ほとんど寝ていることが多くなりました。慢性的な病気を抱え、薬漬けなので寿命は短いかもしれません。
生まれつき足が悪いのですが、この間、初めて浜辺を走らせました。犬には3歳児程度の知能があるといいますが、暖かくなってきたので、動けるうちに、クルミの喜ぶことをしてあげたいと思っています。
親は卵を産む事はできるけど、卵の殻を破って生まれるかどうかは自分次第(^。^)この記事を読んで毎朝、自分の殻を破って世に生まれる自分をイメージしてます。世の中案外楽しいもんですね(^ ^)