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迷晴れFX

2018年を「達成」の年にするために。

2018年を「達成の年」にするためのメソッド。昨年思うように成果が出せなかった方に向けた記事です。

人より成果が出にくいのは何故なのか。

新年あけましておめでとうございます。

昨年最初のテーマは「沼から抜け出す」でした。それには「絞り込み」が大切なことをお伝えしました。

腹筋を鍛えるならお腹、背筋を鍛えるなら背中と、鍛える部位を意識することが筋トレの常識ですが、トレードの筋力も、基準(意識する部位)を決めて、検証や実践を積み重ねることで、圧倒的に成果が出しやすくなり、これを続ければいづれ…という、学びの方向性に対する自信にもつながります。

トレードに関する情報は、有償・無償問わず膨大です。それゆえ、選択に迷い「インプット中毒」になります。

ボクも最初の1年くらいはそうでした。自分では試行錯誤のつもりでしたが、今から思えばジタバタしていただけな気がします。

今でも試行錯誤は繰り返していますが、それはニュアンス的なことで、基準がフラフラしているのとは違います。

このサイトでは「投資家心理」によるチャートの分析と洞察に重きを置いています。

ボクのいう「分析」とはチャートをみやすく分けて整理すること、「洞察」とはみるべきところをみれることです。これ以外のことは、手法を含め、そこまで重要とは思ってません。

人は損得勘定なしで相場と向き合うことができません。

誰もが、少しでも得をしたく、少しでも損したくありません。

そういう感情からくる行動がチャートに現れます。

テクニカル分析だろうが、ファンダメンタル分析だろうが、この行動原理が変わらない限り、人の感情を基準とした「エモーショナル・トレーディング手法」は普遍的に機能します。

これは、FX(外国為替取引)に限らず、株、先物、ビットコインなどの仮想通貨でも、クセの違いはあるでしょうが、本質的に同じことなので、あらゆる相場に応用可能ということです。

昨年、こんなコメントを頂きました。

一を以って万を知る。

根幹となる考え方は2つも3つも信じることは出来ません。矛盾してしまうからです。
一つを信じれば、エントリーが決まり、損切りが決まり、それ以外行動する必要がないのですから、つまりは、勝ち負けは別として、万を知ったということになるのではないでしょうか。

長々書いてしまいましたが、今回気付いたことは、一つを信じれば、知ることに終わりが来るということです。

山崎 さん

ボクは、「知ることで終わりが来る」というフレーズが、とても好きになりました。

今年を「達成」の年にするには、こういうことを意識して、やる抜くことです。

年末に1週間ほど、このブログや動画をお休みしました。買っただけで読めなかった本をまとめて読んだり、これからの人生をどう生きるかなんてことも考えました。

読んだ本のなかに、GRIT「やり抜く力」アンジェラ・ダッグワース著があります。面白くてためになる内容でしたので、この本も参考に話をすすめていこうかと思います。

昔から「あきらめなければ成功する」といいます。

理論的にはその通りですが、「雨ごいの踊り」も雨が降るまですれば必ず成功するように、時間に制限がなければという条件付きです。

ボクの周りにも、凄いやる気になっていた知人が、半年後に会ってみると、もう冷めてしまっていたなんてことが度々あります。

このブログにしてもスタートから3年以上たっていますが、その間にも、身近にそういう人が結構いましたし、このブログや動画で出会って去っていった人たちも、おそらくたくさんいるでしょう。

続かないのが普通なんだと思います。

この記事を読んでいるということは、昨年、目に見えて成果がなかったが続けた、あおれだけでも、粘り強さがあると思います。

読者のなかには、このブログのスタート当初からお付き合いいただき、トレードに勝てるようになった今でも、ときどき、このブログを通じて、まるで旧い友人からの手紙のように連絡をくれる方がいらっしゃいます。

そこには、トレードとあまり関係ないことが書いてあったりしますが、また、それがよくて、とても懐かしい気分になります。

旧友は、きまって、今回のような季節の節目ごとの雑談系の話が好きだといってくれます。

ボクは、そういう方を少しでもふやすため、このブログや動画を続けていきたいです。

才能がないわけじゃない、正しい努力が足らないだけ。

アニメ「弱虫ペダル」の主人公は、初めて乗ったロードレーサーでいきなり山岳コースを走りトップ優勝しますが、あれは、学校帰りに千葉から秋葉原までママチャリで通っていた練習があったからです。

ただ、生まれながらに天賦の才を持ったモーツアルトのような天才もいます。いわゆる、教わってもないのに、いきなりプロ級に出来てしまうタイプが世の中にはいます。

「GRIT」では、成功するか否かの要素は、才能ではなく「努力」、才能が成功を決めるわけじゃないとありますが、ボクは、「才能」とは一括りにできないもので、さらに、努力ではどうにも追いつけない反則的な人がいるのも事実です。

ただし、そういうミュータントXのような一部の人を除けば、才能というよりも、センスがあるかないか、その程度の「差」があるだけではないかと感じていて、それくいらいなら「努力」で何とでもなります。

例えば、歌に天賦の才がなくとも、歌のセンスがある人はゴマンといるので、そのなかで抜きんでようとすれば、相対世界に組み込まれ、相当な努力がいります。

センスは力の入れ具合のようなものだと思うので、センスのない人というのは、変なところに力が入っているだけで、練習で矯正可能だと思っています。

ただ、宇多田ヒカルや小田和正、サラブライトマンのような声は反則…いや、比類なき天賦の才だと思います。努力でなんとかできるものではないでしょう。

なので、センスがある程度の才能なら、センスがあるのに努力しない人より、センスはないが努力できる人のほうが、うまくいきやすいのは当たり前だと思ってます。

トレードの才能ってなんでしょうか。

ボクは「壊れた金銭感覚」と思ってます。

脳の偏桃体に障害があって危険を察知できない人がいますが、そういう人は、バンクした崖を命綱を付けづに登れるそうです。まさに、努力ではなんともならない才能です。

トムクルーズには、読み書きができないディスレクシアという学習障害がありますが、50才を越えてなお危険なスタントに挑戦できるのも、脳内が常人とは違うのではないかという人もいます。

トレードの才能が、壊れた金銭感覚だとするとボクにありません。それができる人が、トレードで大成功できる人だと思います。スキルは真似できても、才能は真似できません。

才能×努力=スキル

スキル×努力=達成

「GRIT」では努力を2回掛けることで達成までいくとありました。どの程度の「才能」なのかにもよりますが、この公式は成り立ちそうです。

要するにセンス1の人が、センス2の人と同じスキルレベルになるには、2倍努力すればいいということで、そこまでくれば、達成まで同じ土俵に立てるということですね。

世界最高年収を誇るマッキンゼーの年収は、20代後半で1000万円越え、50歳で8000万円だそうです。

どこを「達成」とみるかは人それぞれですが、後半になるほど、高いレベルの才能が問われる気がします。

哲学と使命を帯びる。

いままで何度か紹介していますが、イソップ寓話に「イタリアのレンガ職人」という有名なお話があります。

旅人が3人のレンガ職人に「何をしているか」と問いかけるのですが…それぞれこう答えます。

  • 1番目のレンガ職人:「レンガ積みに決まっているだろ」
  • 2番目のレンガ職人:「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」
  • 3番目のレンガ職人:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」
  • 1番目のレンガ職人は、特に目的もなく嫌々レンガを積んでいます。
  • 2番目のレンガ職人は、家族を養うためという目的があります。
  • 3番目にレンガ職人は、後世に残る一大事業に参加しています。

ひとつのことに長時間取り組むには「人生をどう生きるか」「人生で何がしたいのか」といった哲学が必要です。

実は、このブログや動画にも、ボクなりの哲学があります。ボクにとって、このブログや動画は大聖堂ですし、そう思っているから3年以上続けられます。内容はトレードがテーマですが、それはレンガ・ブロックであって、それを積み上げることで、トレードとは別のもっと素晴らしいものが築けると信じています。

昔、努力量がハンパではない友人がいて、ある先輩からこういわれました。

「人間、努力できることが一番の才能だよ」

なるほど、そう思います。ジャンルによっては、努力が必要ない天才もいるでしょうが、努力そのものが才能で、それにも、レベルがあります。

彼は一日数時間しか寝ずに、スキマ時間なんて存在しない感じで働いていましたが、確かに成功しました。

達成には努力は必要です、そして、努力は辛いものです。

ストイックになれる努力の才能がないなら、なるべく楽しくできるように工夫をするしかありません。

ボクは文房具フェチで、ボールペンの種類にもコダワリます。

普段使いにおすすめなのはペンテルのJETSTREAM0.7mmで、裏映りせず、液だれもしないボールペンです。ノートはコクヨの黒キャンパス方眼罫5mm(ノ-201S5-D)を使います。

たまに、書類にサインするときには、アンティークショップで購入したモンブランのヘミングウエイ(文豪にして冒険家だった)モデルのボールペンを愛用しています。この記事を書きながら、何気に価格を調べたら価格が20万円越えしていて驚きました。

お金に困ったとき、愛用のギターPRSカスタムとロレックスのエクスプローラーⅠを泣く泣く手放しましたが、このボールペンだけは手放しませんでした。

そんなコダワリの筆記具を使って、トレードノートをつけるのは気分的に楽しいですが、やり方を工夫するほうが、何倍も楽しくできます。

教科書をひたすら読みこむような練習は単調で飽きやすく、記憶にも残りにくいものです。過去問題集を解くような練習の方が、楽しむ要素が加わり、記憶にも残りやすいです。

ただチャートを眺めて、あーでもない、こーでもないとするより、「負けトレード」を徹底的に分析して、自分の弱点を解き明かすほうが遥かに楽しく勉強になります。

努力を続けるのに、今年の目標とかを立ててもあまり効果がなりません。出来なきゃできないで、まいっか…となるだけ、必要なのは目標よりも使命(ミッション)です。

人は意外にも、自分ではないことのほうが頑張れるものです。

To see the world,
things dangerous to come to,
to see behind walls, draw closer,
to find each other, and to feel.
That is the purpose of life.

世界を見よう、
危険に立ち向かおう、
壁の裏側を見よう、
もっと近づこう、
お互いを知ろう、
そして感じよう。
それが人生の目的だから。

LIFE社の社訓より

これはライフ社のスローガンですが、個人にもスローガンがあるとないとでは大違いです。

人間を切羽詰まった状況で最後に踏みとどまらせ、最後の力を振り絞れるのは、自分以外のものに対してで、自分の命と替えてもいいと思えるような使命感です。

意図的な行動にしか、成果はついてこない。

少し前の動画で「分かるとは分ける能力」というお話をしました。分析能力とは分ける能力です。

たとえばチャートをパッと観て、大・中・小の波が見分けられる人と、そうでない人では、次のアクションが違います。

見分けられない人は、Sサイズ波の挙動に踊らされては、何度もポジションをもって損切りを繰り返してしまうでしょうが、波を見分けられる人は、Mザイズの波が止まって反転サインが出るまで待ってからエントリーするでしょう。

分ける能力が低いと、手法に関係なく負け続けますし、たまに勝っても再現性がありません。

一年取り組んでも成果が出せない人がいます。

「1万時間の法則」によると、何事も一万時間の訓練を積めば一流になれるといいますが、それはカイゼンしながらという条件下でなら成り立ちます。

基準も持たずに、ただなんとなくやって1万時間(およそ10年)過ぎても、一流どころか、一人前にもなれないでしょう。

昨年、どれでけやっても良い変化がなかったなら、それはまだ、カイゼンの余地がもの凄く残っている証拠です、ムダな方法を続けていたことに気づけただけで、ある意味、大きな進歩です。

やってもムダなことをどれだけ続けても、やるだけムダです。

前述しましたが、やる前とやった後で、手ごたえや変化を感じられる方法は、負けトレードの分析です。エントリーの根拠を感情と相場環境の両面から炙り出すことです。

変化を感じのは楽しいことなので続けようとも思えます。

負けトレードには、あなたをカイゼンさせる具体的なヒントがたくさん含まれて、そのままで個別カウンセリングになってます。

わかってるつもりだった多くのことが、わかっていなかったことにも気づけます。

闇雲にエントリーするのは、テレビのシューティングゲームと同じ遊びです。それをする時間があるなら、まず、負けパターンの分析を、おでこに吹き出物ができるぐらいやるべきです(ちなみにボクはできました)

これをすれば、今の自分の弱点が見えてきて、これを意識することで、同じ負け方をしなくなります、大前進です。

負け方を徹底的に潰すわけですが、負けなくなれば、自然に勝てるようになります。

負けパターンが克服できれば、その裏返しが、勝ちパターンになることがあるので、負けパターンから勝ちパターンもつくれます。

負けトレードを「迷晴れボックス」に投稿してもらえれば、ボクがお手伝いすることもでき、同じようなところで行き詰っている方に恩恵を与えることができます。

まだまだ、利用者が少ないのは、無料なのに申し訳ない、とか、タダより怖い物はないと思っているのかもしれませんが、動画として公開させてもらうので問題ありません。

悪戯やスパム防止のためメルアドを入力して頂いてますが、それを使って何かしようとは全く考えてませんのでご安心ください。

兼業でトレードされている方なら、一日のなかでトレードに関われるのは3時間程度かと思います。そう考えると、今年もあと1000時間しかありません。

ひとつのことを成果が出るまで続けるのは辛いですが、人間には「慣れる」という機能があるので「日課」になるまで続ければ、あとは勝手に体が動くようになります。

今日のまとめ

かつて「草原の椅子」という、中高年応援ムービーを紹介したことがあります。

この映画は、50代の男が母親に虐待されて育った少年らとともにパキスタンにある秘境フンザを目指して旅する物語なんですが、2つのセリフが記憶に残ってます。

ひとつは「人情の欠片もないものは、どんなに理屈が通ってても正義やおまへん」というセリフ。

この世は相対世界で、何事にもヒエラルキーが存在します。それゆえ、最も楽して儲ける方法は、自分より弱い人からお金を集めることです。

高齢者を狙ったオレオレ詐欺の類が、いつまでたっても、なくならないのは、それだけリスクリワード面でおいしい犯罪なのかもしれません。

法律的にOKなビジネスでも、本質的には同じ要素を含んでいて、そこに商品やサービスが介在してさえいればいいと考える輩もいます。

悪銭身につかずといいますが、そういう輩は、それすら計算づくで、次から次に、悪だくみを思いつくので厄介なものです。

ボクは過去に裏切られたトラウマからか「裏切り」に対して激しい嫌悪を覚えます、だから、その裏返しとして「義理と人情」は損得よりも上にくる人間になりました。

そのルールさえ守っていれば、自分らしくいれるので、一時的に損をしたとしても気分がいいです。トレードも人生も、そういう「損切りルール」が、自分をつくるんだと思います。

人間なんて、いつなんどき死ぬかもわかりません。

よく働いた日はよく眠れる、よく生きた人生はよく死ねる。

どんな「心根」を抱いて死ぬのか、どう生きるかを決めて生きることが、運命の女神に好かれるコツだと信じています。

もうひとつは「正しいやり方を繰り返しなさい」というセリフです。

パキスタンにある美しい自然に囲まれたフンザは「長寿の里」としても有名で、100歳を越えるお年寄りもいるそうです。

これは、物語のなかにでてくる、人の瞳の中に星を見ることができる101才の老人のセリフです。

ひたすら「同じこと」を続ける。

ひたすら「当り前のこと」を続ける。

当り前のことは、当たり前がゆえに軽く扱われがちです。

そんなことは知ってるよ、といわれてしまうような、誰でも知ってることだったりします。

でも…そういうことこそ、「真理」を単純に言い表したものであって、突き詰めていく価値のあるテーマです。

ボクたち大人は頭が固くて、事実をありのままに観ることが苦手です。

大切なことは、遠くの複雑さではなく、近くの単純さだったりします。

だれもがコトバとして知っているが、だれもが身についているわけではない。

それについて、深く潜って、膨大な観察を行い、考えを巡らす。

そういうことが相場の神に好かれるコツだと信じています。

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本来の学び場はチャートであり、当コンテンツは【考えるヒント】の気づき場とお考え下さい。自分で仮説をたてて、自分で考えることが勝つコツです。

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コメント

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  • コメント (23)

    • shimizu
    • 2018年 1月 05日

    昨年はお世話になりました 

    今年もよろしくお願いします

    自分でも  成長できた 1年になり 

    今年は楽しみでもある年になりそうです

    つづけていれさえすれば 達成できるとおもいます

    急に寒くなってきましたが  ご自愛ください

      • NoN
      • 2018年 1月 06日

      今年はギアが一段上がりそうですね(^^♪また、何かあればコメントください。今年もよろしくお願いします。

  1. 明けましておめでとうございます。

    マヨハレさんの動画を拝見すると元気が出ます。

    性格上、なかなか長期での目線が持てず苦戦しておりますが、今はデモでひたすら練習の日々です。

    今年は実践で少しでもトレードを楽しめるようがんばってみます。

    本年もよろしくお願いいたします。

      • NoN
      • 2018年 1月 06日

      デモで勝てるようになったら、小さな枚数からリアルに慣らしていってください。今年もよろしくお願いします。

  2. 明けましておめでとうございます。

    NoNさんの説明されている才能は器用さと言えるかもしれません。
    人により器用、不器用の差があるかもしれません。

    私はどちらかというと不器用な方です。
    不器用さの主な原因は説明されている通り余計な力が入ることです。
    私は何をやっても余計な力が入ります。

    私は左利きで、親は字は右で書いた方が良いだろうと習字を習わされましたが、筆を持つ手が震え半紙を汚してしまいます。
    字が上手い下手より、ほかの子はそんなことがないのに悔しくてよく泣いていました。
    それもある時から、震えも止まり上手く書けるようになりました。

    上手くやろうとして力が入り上手くいかず余計に力が入る感じですかね。
    トレードも同じような気がします。
    焦りもあってか本来入るべき所でないところでエントリーをして、含み損を抱えて何とか逃げたいという力んだ状態の時が続きました。
    当然勝ちようがありません。メンタルにも相当な負荷がかかっていたと思います。

    しかしその緊張が極度に達した時、「もう今週はマイナスでいいじゃないか、来週からやり直そう」とふと思い、体からスーッと力が抜けていきました。
    このときの感覚は今でも覚えています。確かパソコンから離れコーヒーを淹れに行った時でした。

    そして、「負けないようにしてやるから、言った通りにしろ」という声が聞こえてきました。
    具体的に指示も出ました。「次に陰線がでたらショートしろ」
    ショートを入れると値は逆行し含み損は膨らみました。やっぱりダメじゃないかと思ったら、すぐにまた声が聞こえてきました。
    「慌てるな、もう一度陰線が出たらもう一回ショートだ」
    指示通りにショートを入れると今度はスルスルと値が下がってきました。

    「負けないようにしてやる」の通り確かこの時は微益だったと思います。
    そして、最初の誤りと思えるようなエントリーも後から見ると結構ポイントとなるものでした。

    ウソのような本当の話です。今ではここまで具体的かつ鮮明な声はさすがにもう聞こえてきませんが、ここから上がるとか下がるとかエントリーだという感覚的なものは時折感じられ、全てそれによってエントリーしているわけではありませんが、理性的な考えに反していてもこちらの方が正確だと思います。
    そしてその時は見えていなくても後で検証したら割と合理的です。
    何れにしても相場は極めて合理的に動いていて、自分の理性が非合理的なのだと思います。

    この時から不思議に負けなくなりました。
    勝てるようになったというより負けなくなったという方が正確だと思います。
    なぜならミスも多くするからです。
    そしてチャートの見え方も鮮明になり、複数時間足の関係性も明確にとらえれるようになりました。
    勝つためのアイディアが次々に具体化され、ここまで来れば負ける気がしません。

    明らかに転機であったと思うのですが、その前後でそんなにスキルの差があるのかなと思います。
    ですから、心的態度が非常に大事だと思うようになりました。

    溺れるのも力みがあるからであり、相当水温が低いとか流れが早いとかでなければ人は溺れません。
    特に服を着ていたら体と衣服の間に空気が入りむしろ浮きます。パニックになりジタバタすると沈みます。
    水を飲み、足をつり助けがなければ確実に死に至ります。
    上手く泳ぐのにはそれなりの技術が必要ですが、変な力を入れなければ命を落とすことはないでしょう。
    トレードも同じように思いますがいかがでしょう。

    勝てるように必死に努力することも大事ですが、必死になりすぎて本来持っているパフォーマンスを活かしきれてという場合もあるかと思います。「気楽にいこうぜ、気楽によ」という感覚も大切だと思います。

    今年もよろしくお願いします。

      • NoN
      • 2018年 1月 06日

      なるほど…なんとなくわかります、急に視界が開ける感覚。
      土の中で育っていた植物の芽が、土の上にぴょこっと顔を出すようなものでしょうか。

    • パイン
    • 2018年 1月 06日

    「知る」ということ、レンガ職人、法律的には白な商売、理屈の通っている言動。
    内側からしかわからない世界の違い、面白いです!
    努力も外側からみたら一緒でも、それぞれの努力の内側はいろいろ~遠回りしても正しい努力に気付けたならば(。>д<)

    年始めはうなずきからスタートしました
    いつも楽しいマヨハレありがとうございます( ☆∀☆)

      • NoN
      • 2018年 1月 06日

      パインさんのコメントは、エッセイみたいで恰好イイですね。今年もよろしくお願いします。

    • Anaguma 7
    • 2018年 1月 07日

    あけましておめでとうございます。

     以前からお尋ね指定と思っていたことなのですが、専業トレーダーとしてご活躍されるには、どのような心持で日々おすごしなのでしょう。私はサラリーマンをやりながらのトレードを行いますが、その精神的な負担はまったく違うものなのでないでしょうか。
     零戦の撃墜王、坂井三郎さんは、談話のなかで、優れた戦績の要因として、零戦の性能の良さを紹介し、エレベーターラダーの秀逸さと並外れた航続距離について話されていました。飛行時間の余裕はパイロットに精神的余裕をあたえ、独創的な戦術を編み出すことを可能としているのだそうです。
     マヨハㇾさんの心の余裕の源泉は何なのでしょうか。いかに技術が優れていても余裕がなければアイデアが浮かびません。トレードの中で見立てはよくても二の足を踏んでいる間にチャンスを見逃すこともあるかもしれません。トレードは心だ大事だと思います。トレードのもうけが収入のすべてであれば、指が震えて注文が出せなくなるような気がします。私の肩には家族の運命も載せています。それなのになぜマヨハレさんは平常心でいられるのでしょうか。専業トレーダは魅力的ですが、心の壁を感じます。
     よいインスピレーションを頂ければなと思います。

      • NoN
      • 2018年 1月 07日

      トレードは経済と心境の両輪に「余裕」が必要です。資金が多く、スキルが高ければ、最高に余裕があるでしょうし、その反対なら、余裕はありません。

      スキルと資金の丁度いいバランスを保ちながら、常に「余裕」を残すことが平常心を保つコツかと思います。

      専業トレーダーといっても、いろんなタイプがいるはずです。ボクは運命のいたずらで今があるので、最初から目指したわけではなく、今でも、コダワリはありません。

      専業でも兼業でも、結局は資金とスキルのバランスが大切なので、無理してトレードを生活の糧にすることを、はオススメしてません。生活の糧はサラリーマンなどの実業で得るほうが、生活費を引き出さなくていいので利殖もしやすいはずで、資金的に余裕が持てるはずです。

        • Anaguma 7
        • 2018年 1月 07日

        早速のお返事ありがとうございます。

    • kazuo Momiki
    • 2018年 1月 07日

    迷晴れさん、あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いします。

    年末年始と本業が忙しく、クリスマスの独り言にもお礼のコメントが出来ずにすみませんでした。

    でましたねmochaさんコメント話!!
    私もmochaさんの大ファンです、そういえば昔mochaさんのコメントにコメントした事もありました、迷晴れさんとmochaさんのやり取りで本が1冊出版できそうですね。

    「当り前のことは、当たり前がゆえに軽く扱われがちです」
    当たり前って人によって全然違いますよね・・ これまでの人生の積み重ねや環境で、全く違う「当たり前」が人の数だけあります、私の当たり前は迷晴れさんにとっては異常な事だったりするかもしれません、だからチャートは誰にも読めないのではないでしょうか? もしもみんなの当たり前が同じだったらチャートは一直線になるのかもしれませんね。

    今年もブログ頑張ってください、毎週アップされる動画が私の当たり前になってきてる、図々しい思いをお許しください。

      • NoN
      • 2018年 1月 07日

      あけましておめでとうございます!
      mochaさん、毎回、凄いですよねぇ(^_-)-☆

      当り前がマンネリ化しないよう、今年は、当り前のレベル上げに努めたいと思います。今年もよろしくおねがいします。

    • 山崎
    • 2018年 1月 08日

    あけましておめでとうございます。

    損得勘定と義理・人情の話は興味深かったです。

    世界にはいろいろな絆があると思いますが、

    損得勘定は世界の2番目に強い絆だそうです。

    社会は経済により成り立っているので強い絆になるのは勿論ですが、

    私は、学校の先生ですら、損得勘定で仕事をしていたように思います。

    いい大人が普通に生活していれば、共通言語はお互いの利益です。

    一方、世界で最も強い絆は愛情だそうです。

    mayohareさんの過去の経緯から、義理・人情が損得勘定の上位に変わったように、

    人の瞳の中に星を見ることができる101才の老人も、すべきと思える当たり前や同じことに気づくために

    行動し、時間や愛情と正反対のことを通し、そして感じたのだと思います。

    このサイトに流れるゆったりとした雰囲気は秘境フンザに流れる空気に似ているのかもしれません。

    そして更新される記事は、FXにおける「真理」を単純に言い表したものであるとも言えます。

    今回の記事は総集編のようで、映画一本まるまる見たような気持ちになりました。

    いつもに労力を惜しまず、大切な気づきを与えてくれるサイトに感謝しています。

    ありがとうございました。

      • NoN
      • 2018年 1月 08日

      いつもながら素晴らしいコメント有難うございます。
      山崎さんの文体には、ムダな言葉がなく、詩的で歌のようなリズムがありますね。

      テレビに映画解説者がいた時代がありましたが、まるでそれを彷彿させる、山崎さんのような方がいるお陰で、動画やブログに心地よい余韻が残ります。

      動画で言い忘れたことを含め、このブログは書いてますが、このコメント欄を楽しみにされている方もいるようです。今年も、あまり負担にならない程度に、コメントを頂ければ嬉しいです。

    • Miya.263
    • 2018年 1月 08日

    初めて投稿させていただきます。
    昨年よりFXに興味を持ち今後年金生活になった時に備えて少しでも足しになればと思っています。その頃、一人の友人からもしFXをやるのなら一度はこのブログを読んでみたらと勧められました。
    そして今は、なかなか素人では難しく出来ないものかと考えています… 特に資金という点とそれに伴う余裕とが気になりました。
    去年からいろいろな処を見ているのですが、なかなかデモトレードすらよくわからずえんとりーできませんでした。
    これから、このブログを読んでまだまだ勉強させていただきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
    何も知らないど素人ですが、学ぶ音は好きなのでよろしくお願いいたします‼️

      • NoN
      • 2018年 1月 08日

      このブログや動画では、相場の構造や原理原則的なことを中心に解説しています。毎年開催している「動画アワード」を過去からみていただくのと、このブログの「3つのM」を参考に、迷晴れツアーを始めてみてください。

    • ruke
    • 2018年 1月 09日

    初めまして、こちらのサイトから失礼いたします。
    昨年10月から一つの収入だけでは不安になりFXと仮想通貨を始めました。

    本屋やネットでFX関連のやり方を学びデモトレードで利益を出せたので、少額ではありますが実践しています。

    しかし、実践ではデモとは違い資金の量や気軽さがなく真剣にやってるのですが負けてしまいます。

    そこで手法探しでネット商材をいくつか購入したのですが、なかなか身につかずうまくいきませんでした。
    仕事にも影響が出たほどです。

    ある時、YOUTUBEでFX関連のことを調べていたらまよ晴れさんの動画を見つけました。

    見ているうちにまよ晴れさんの手法、考え方、雑談などに興味を持ち2週間程前ですが毎日見ています。
    しかし、見すぎたあまり色々な知識が交差し右往左往してしまいます。

    手法よりライントレード

    これさえできれば勝てる確率が高くなる。

    今はこの手法で利益を少しずつですが獲得しています。

    教材はあくまで手法でしかないので、なぜこうなっているのかというのはないんですね。
    ただ言うとおりにすれば勝てる。

    甘く見ていました。そこでなぜ?と問いかけない自分がいるんですよね。
    なぜそうなったかは分かりませんが手法手法とそればかり目に行ってしまったんでしょうね。
    本当に悔やむばかりです。

    ですがまよ晴れさんの動画はいつも身に染みています。
    毎週雑談動画を投稿してほしいほどです。

    これからは単純なラインでのレンジブレイク、ダブルボトムを入念に調べ少しでも多く利益を出せるように励みたいと思います。

    いつもありがとうございます。

      • NoN
      • 2018年 1月 10日

      コメント有難うございます。そこでなぜ?その疑問はとても大切です。値動きにはちゃんと理屈があるので、それを理解した上であれば納得度がまったく違うはずです。リアルマネーを投入するには、そういう「納得解」が求められます。急がば回れで、しっかりテーマを決めて検証してみてください。

    • しま
    • 2018年 1月 24日

    今更ながらあけましておめでとうございます。久しぶりにコメントさせていただきます。
    私事ですが、年末に初めて肺炎になってしまいやっと治ってきました。年末年始はずっと寝たきりでトレードもできず動画も見ることができなかったので、見ていなかった動画を最近見させていただいております。

    個人的にはFXトレードも4年目に入り、なんとか安定して勝てるようになってきました。今年は月200pipsを一年間続けていくことを目標にトレードしていきたいと思ってます。

    最近では週間チャートナビからも卒業出来てきたかなぁと思って、少し寂しい気持ちになってます。毎週の振り返りを自分でして、まよ晴れさんならこーゆーところで入ったりするだろうなぁというのがわかるようになってきたからです。環境認識の能力がついてきて、自分にとってはすごく成長を感じています。

    何度もやめる機会があったのですが、続けてきてよかったとほんとに思います。まよ晴れさんのお陰だと思ってます。ありがとうございます。

    卒業と言ってもアップされた動画やブログは毎回見させていただいているので、今年もよろしくお願いします!

      • NoN
      • 2018年 1月 24日

      卒業しても、ぜひ、迷晴れOBとして遊びにきてください。

      これから始める方や、迷い中の方もたくさんいらっしゃるので、コメント欄でアドバイスをいただけたら、とても嬉しいです。
      今年もよろしくお願いします!

    • ron
    • 2018年 2月 08日

    初めまして。
    僕は昨年のちょうど1月頃からFXに興味を持ちトレードを始めたのですが、その時から迷晴れさんのブログや動画を参考にさせて頂いております。

    このような状況の読者はあまりいないのかなと思ったので少し自分語りをさせてください。
    僕は今大学に通っていまして、4月からは4年生になるのでちょうど昨年の秋頃から周りは就活に動いています。大学で昨今の社会問題について掘り下げて学んでいるのですが、企業で雇われて働くことによる制約や社会の実情を深く考えると、僕には就活を素直に受け入れて行動することができません。
    そんな中で20歳をすぎた頃にFXに出会い、学生の特権である大量の時間をここに注ぎ込み、収入源にできないだろうかと試行錯誤を始めました。結果、約1年弱ほどでそれなりに安定させることができました。
    そのFXの学びの過程で僕を導いてくれたのはこの迷晴れさんのブログでした。本当に感謝しております。クリスマスの動画で迷晴れさんもおっしゃっていましたが、社会に疑問を持ち、社会に馴染めない僕にとっても、FXがバランスを与えてくれました。僕は会社に勤めることは当たり前だと思っていないので、自分で今後このような活動をしていきたいという考えがいくつかあり、そのための時間を得ることが出来ました。

    具体的にFXに関して重要なことはやはり負けトレードと向き合うことかなと思いました。負けるパターンを徹底的にやらない。そして、売りと買いの力関係(ポジションの動き)を考えながらチャートを見ていれば、エントリーポイントは自然に現れるという感じですかね。ちょっと感覚的かもしれませんが笑

    迷晴れさんには多くの学びをいただき、迷いのない方向へ導いて頂いたと思っています。本当にありがとうございました。今、迷っている方々の力になれるブログだと信じております。これからも応援しています。

      • NoN
      • 2018年 2月 09日

      コメント有難うございます。己を知る=負けパターンをやらない、敵を知る=売買の力学、そして、エントリーポイントは自然に現れる、まさに、その通りですね。これからの時代は、生き方も多様化します。50才を越えて思うのは、人生、長いようで短い。思うように生きるべきだと思います。

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